テーラーメイド ROCKETBALLZ TOUR フェアウェイウッド - ゴルフクラブ試打日記。
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2012年07月05日
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テーラーメイド ROCKETBALLZ TOUR フェアウェイウッド

                 
テーラーメイド ROCKETBALLZ TOUR フェアウェイウッド 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは テーラーメイド ROCKETBALLZ TOUR フェアウェイウッド の5番です。



RBZ MATRIX OZIK XCON-7

シャフトは RBZ MATRIX OZIK XCON-7 です。

ロフトは18度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は76g、トルクは2.9、キックポイントは中調子、クラブ総重量は339gです。



正面

テーラーメイドRBZシリーズのフェアウェイウッドです。


記事には書いていないのですが、以前、このツアーモデルではなく、『ノーマル』なモデルを試打したことがあります。


しかし、顔やシャフトが合わずに、あまりいい印象が残っていませんでした。


今回は『ツアーモデル』ということで、クセが解消されているのではないかな?と思いました。



側面

こうして見ていても、ノーマルモデルと、かなり似通っています。


ヒールの所に『TOUR』という文字が無ければ、ノーマルタイプと見間違えそうです。



溝

この独特な溝も、共通する大きな特徴です。


このRBZシリーズは、フェアウェイウッドやユーティリティには、この溝があるのに、ドライバーには無いのが面白いです。


おそらく強度の関係などで溝を入れられなかったのではないかな?と勝手な想像をしています。


いくら反発力が高くて弾きが良くても、ヘッドが割れてしまっては元も子もありませんし、SLEルールに違反していれば使うこともできません。


ただ、SLEルールはあくまでも『ロフト15度以下』のクラブに対して適用されるので、このFW(ロフト角18度)はいくら反発力が高くても、強度さえ問題なければ、いくらでも反発力を高められると思います。


しかし、この18度というロフトが、いわゆる『リアル』であればいいのですが・・・。


このクラブの所有者でもある友人の話によると、この溝が大きな効果を発揮しているのだそうですが、これから他のメーカーも同じようなタイプのフェアウェイウッドを発売するのでしょうか?


ソール部分に溝があるのは、テーラーメイドが初めてではないと思うのですが、これだけ強いインパクトを残しているところが、さすがはテーラーメイドだと思います。



ネック長さ

ネックの長さは、ノーマルモデルと大きく変わっているところは無いように見えます。


『TOUR』というと、これまでの経験から、どうしても『ディープ』をイメージしてしまいますが、このヘッドはシャローな印象を受けます。


クリークということもあるとは思うのですが、とても球があがりやすそうな感じがします。



顔

『顔』は、とてもすっきりとしていて好感がもてました。


ノーマルモデルよりも、私はいい顔だと思いました。


ノーマルモデルはフェースが少し被っているように見えていたのですが、このヘッドはそのように見えません。


いわゆる『トライアングルヘッド系』であるところは共通するところだと思います。


強い違和感を感じさせないで、ある程度の直進性を求めていくには、このトライアングルヘッドは適しているのかもしれません。


丸型でオーソドックスな形状だと自然と『フェースの開閉』がイメージできるのですが、こういったタイプの顔だと、あまりイメージできません。


あくまでもクラブの性能を発揮する為に、こちらがあまり動き過ぎないほうがいいのかな?と思ってしまいます。



TAYLORMADE SPEED ENGINEERED
 
トゥ側には『TAYLORMADE SPEED ENGINEERED』と記されています。


これは、これまで試打してきたユーティリティなどにも見られました。


それだけ、この設計には自信があるということなのだと思います。



振り感

素振りをしてみると、想像していたよりも、しっかりとした感じがしたので、少し安心しました。


ノーマルタイプはシャフトがかなり軟らかくて、ソフトスペック過ぎる・・・。と私は思っていました。


せっかく高性能なヘッドでも、シャフトが合わないと、全くいいイメージが出せないので残念に思っていたのですが、今回のツアーモデルは少なくとも全く違う印象を持ちました。


友人の話によると、このクラブは『米国仕様』なのだそうで、やはり『日本仕様』と『米国仕様』の違いなのかな?と思いました。


このシャフトは結構しっかりとしていますが、決して硬いとは思いませんでした。


ノーマルモデルに標準装備されていたシャフトよりも、しっかりとした感じはしましたが、このシャフトも少しタイミングが取りづらい感じがしました。


これまでのテーラーメイドのクラブに感じていたことですが、『海外仕様』『日本仕様』に関わらず、せっかくヘッドがいいのに『標準装備』されているシャフトがもう少しだな・・・。と思うことがよくあります。


そういったところが勿体ないと思うこともありますし、最初から『リシャフト』が前提になっているのかもしれません。


シャフトが合わないと、どんないいヘッドでも、その高い性能を発揮することができません。


今回のこの『RBZ TOUR』にベストマッチしているシャフトは、もっと他にあるのではないかな?と思いました。


ただ、このシャフトがすごくいい・・・。と感じられる方もいらっしゃるとは思うのですが・・・。



構え感

ボールを前にして構えてみても、すごくいい感じです。


ノーマルなタイプは少しフェースが被っているように見えましたし、実際に打ってみても球がつかまり過ぎてしまい、私は難しく感じていたのですが、このツアーモデルはそんな難しさを感じさせません。


ラインも出しやすそうですし、左への不安を感じずに、気持ちよく振りきっていけそうな感じがしました。


今は白いヘッドが大流行していますし、私も白いヘッドは好きですが、できたら黒い同型モデルがあっても面白いのではないかな?と思ってしまいました。


この独特の艶消しな光沢感に好印象を持ちました。


こういったところは、さすがテーラーメイドだと思います。


先日、他のメーカーで白いヘッドのドライバーを試打したときに、プラスチックのような光沢感を感じたことが強く印象に残っているのですが、あくまでも私の好みとしては、白いヘッドには、このクラブのような艶消しな感じのほうが好きです。


光沢感以外にも、いわゆる『バルジ』も殆ど真っ直ぐに近い感じで、『球を曲げる』というよりは、真っ直ぐに飛ばすイメージのほうが出しやすいです。


左へつかまり過ぎてしまうイメージが湧かなかったので、私はとても楽な気分で構えることができました。


『構えやすさ』という点では、ノーマルモデルよりも、明らかにこちらのほうが好感を持てました。


打つ前から、既に『一歩リード』しているな・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』は予想していた通りで、好感がもてました。


ノーマルタイプの全くといっていいほど、同じようないいフィーリングです。


つかまり過ぎる感じはしませんが、しっかりと球の重さをつかみやすいです。


弾き感を強く感じられます。


こういったところは、テーラーメイドのクラブらしいところだと思います。



打球音

『音』も、小気味いい感じで、心地良く感じました。


決して小さくなく、ややはっきりとした音ですが、私はこういった音は好きです。



トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、最近のクリークの中では、ややタフなほうかもしれません。


勿論、クリークなので、あがりづらい感じはしませんが、ノーマルタイプを愛用しておられる方には、タフに感じられるのではないでしょうか?


それはシャフトの違いも大きく影響していると思います。



バックフェース

『安定性』という点では、かなり好みが分かれると思いました。


スライサーの方には、やや難しく感じられるかもしれません。


私はフッカーなので、ノーマルタイプよりも、こちらのほうがラインを出しやすいですが、スライスに悩んでおられる方には、球がつかまりきらずに、右へ抜けていきやすいかもしれません。


自然と球がつかまるタイプではないので、クラブに球をつかまえて欲しいと思っておられる方には、難しく感じられるかもしれません。


決してシビアなクラブではありませんが、『合う』『合わない』が、はっきり分かれるような気がします。


今は『TOUR』と名が付いても、すごく親しみやすいクラブが増えてきましたが、このクラブはそれほど敷居は低くないのかな?と思いました。


ただ、ノーマルモデルは球がつかまり過ぎて、標準装備されているシャフトも軟らかすぎて使いづらかった・・・。という方は、このツアーモデルを試してみられる価値が大いにあるのではないでしょうか?



テーラーメイド ROCKETBALLZ TOUR フェアウェイウッド

私はこのヘッドには好感をもったのですが、標準装着されている『RBZ MATRIX OZIK XCON-7』というシャフトには好感をもてませんでした。


『軽すぎる』とか『軟らかすぎる』というのではありませんが、何と言いますか『バラつき感』が大きい感じがして、一球一球の出来不出来が思っていたよりも大きくて、少し不安に感じました。


もし、私がこのクラブを購入するとしたら、間違いなく『即リシャフト』すると思います。



飛距離性能

『飛距離性能』という点では、なかなかいい感じで、このクラブが『クリーク』ということをしばし忘れていました。


『ノーマルなスプーン』といった感じで、球が力強く飛んでいってくれました。


ティアップせずに、マットの上から直接打ってもライナー系で頼もしく感じました。


パー5の2打目でも是非使ってみたいですし、レイアップしたいときのティショットでも、そのまま直打ちで使ってみたいと思いました。


ただ、シャフトが私には合いづらかったのですが、いい時とそうでないときの差が大きかったので、やはり『飛距離の安定』という意味でも、リシャフトは必須だと思いました。


今はすごい円高ですし、海外モデルが安く買えます。


スペックが合えばとてもお買い得ですが、リシャフトは勿論、バランスなどの微調整も必要になってくる場合が多いと思います。


しかし日本仕様でも、シャフトが合わなかったり、『組立の精度』などに疑問を感じることも少なくないのですが・・・。



操作性

『操作性』という点では、思っていたよりも好印象でした。


構えたときに、『フェースローテーション』は使いづらいのかな?と思っていたのですが、実際はいつも通りに使うことができて、易しく感じました。


ただ、球筋的にいっても、右が怖い方よりも、つかまり過ぎて左が怖い方に合いやすいクラブだと思います。


左右に曲げることもできましたが、あまり意図的に大きく曲げたいとは思いませんでした。


『球離れ』が速い感じがするので、できるだけ細工をしないで、ナチュラルに振り切ったほうがいいのではないかな?と思いました。



ヒール側

このクラブは今、とても評判なのだそうで、品薄状態が続いているのだそうです。


私はゴルフ雑誌などを読まないので、クラブ情報には疎く、そういった評判を知らないことのほうが多いのですが、このクラブの持ち主である友人にもリシャフトを勧めたいと思いました。


彼は私たちの仲間の中でも、素晴らしい『ショットメーカー』なのですが、それでも球がバラついていたので、もっと『精度の高い』シャフトにしたほうが、いい結果が待っているように思いました。


『クラブにスイングを合わせる』のではなく、『スイングにクラブを合わせる』のが正解だと思いますし、ゴルフが易しくなります。


勿論、素振りなどをして、日々スイングも磨いていかなければならないと思うのですが・・・。



TaylorMade RBZ TOUR FW

どちらかといえば、『ナチュラル系』といいますか、意図的にこちらがショットを作り出す感じではなく、クラブに任せて自然に打っていくほうがいいタイプのクラブだと思います。


いいクラブだとは思いましたが、シャフトにいい印象を持てなかったせいか、今日は購買意欲はそれほど強く刺激されませんでした。


しかし、違うシャフトにすると、またフィーリングが大きく変わってくるので、そうすると購買意欲が刺激されるのかもしれません。


今、大流行のホワイトヘッドですが、私はまだ所有しておらず、今すぐに購入することはないのですが、もし最初に購入するのであれば、この『RBZ TOUR FW』なのかな?と思いました。


ヘッドはノーマルモデルよりも、明らかに私にはいいように思いましたし、色々な高性能シャフトと組み合わせるとどんな感じになるんだろう・・・?と思うだけで、ワクワクしてきました。


色々なクラブを試打していて、


「これはあまり大きく変わったところはないな・・・。」とか、「今までにも出会った感じだな・・・。」と思うことが多々あります。


特にここ数年、そう感じることが多いです。


それはドライバーに限らず、アイアンやフェアウェイウッドなどでも変わりません。


そういった中で、テーラーメイドやプロギアなど、ごく限られたメーカーのニュークラブを試打するときはワクワク感が違いますし、驚いてしまうことも多いです。


今回も、そんな感じがしましたし、テーラーメイドの強いオリジナリティを感じます。


本当にテーラーメイドは『クラブ改革のパイオニア』といった感じがします。


ただ変わっているだけならば、それほど価値はないのですが、それが高い性能を持ち合わせているところが素晴らしいと思います。


このRBZフェアウェイウッドが人気が高いのも充分に頷けます。


明らかに『他のメーカーとの差別化』ができていると思います。


こういった新鮮な気分にさせてくれるテーラーメイドにはいつも感謝をしていますし、ニュークラブがいつも待ち遠しいです。


これからもクラブ業界の最先端を走って欲しいと思いました。

                         
        

                         

コメント

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お久しぶりです。
golfdaisuki様。

沢山の更新ありがとうございます。
毎回楽しみに拝見しております。
お身体にお変わりはありませんか?

今回のRBZは流行りのウッドですね。

自分は3、5ウッドは10年以上前のファイヤーソールを使ってます…。

新しいウッドを探してはいますが、距離も打ちやすさも申し分ないので、まだまだ使います。

練習場では若干恥ずかしい気もしますが。


たまには、懐かしのドライバーやアイアンの試打を(タイガーやシュワーツェルが使ってるSQのフェアウェイウッドなどなど)アップしても面白いのでは無いかと思います。


機会がありましたら、よろしくお願い致します。

お久しぶりです
ケイエヌ様。こんばんは。golfdaisukiです。
お久しぶりです。お元気でしたか?
私はおかげさまで、元気に過ごさせていただいております。

ファイヤーソールはとても素晴らしいクラブですね。
とても流行りましたし、私も大好きなクラブです。
発売されてかなり月日が経ちましたが、性能的にも今のクラブと比べて、全く見劣りがしません。

時々記事に書いておりますが、『最近のクラブ』=『最高のクラブ』ではないと私は思っています。
昔から、名を残す名器と呼ばれるクラブはたくさんあります。
ファイヤーソールはまさにそんなクラブのひとつといえるのではないでしょうか?

私は、コースや練習場でも、最新のクラブを使っておられる方よりも、何世代か前のクラブを使っておられる方もみると、「この方はやるな・・。きっと上級者に違いない・・・。」と思いますし、実際に上手な方が多いです。
やはり自分にマッチしているクラブというのを、充分にご存じなのだと思いますし、『ゴルフを知っておられる』方が多いと思います。

『流行のクラブ』よりも『相棒になってくれるクラブ』を使っていきたいですね。


また、懐かしのクラブについても、もし機会がありましたら、記事に書かせていただきたいと思います。
この度はとても有意義なアドバイスを頂きまして、ありがとうございました。
是非参考にさせていただきたいと思います。

それでは失礼いたします。