クリーブランド CG17 ブラックパール ウェッジ - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2012年05月17日
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クリーブランド CG17 ブラックパール ウェッジ

                 
クリーブランド CG17 ブラックパール ウェッジ 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは クリーブランド CG17 ブラックパール ウェッジ です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは52度、クラブ長さは35.125インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は119g、トルクは1.2、バランスはD3、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は471g です。



正面
クリーブランドらしい、黒染めがよく似合うカッコいいウェッジです。


微妙な距離感や優れた高性能が要求されるウェッジには、やはり黒い色がよく似合います。


白などのような『膨張色』は『大らかさ』や『軽量感』を感じますが、黒い色は『精悍さ』や『重量感』を感じさせます。


いずれ、白い色のウェッジもポピュラーになってくるのではないか?と思っているのですが、改めてこの黒い色はウェッジやアイアンにはとても適している色だと思いました。



側面
このウェッジは新製品ということですが、これまでのクリーブランドのイメージに合う、研ぎ澄まされた形状だと思いました。


いいところは継承していく・・・。ということは、ゴルフクラブに限らず、とても大切なことだと思います。


まさに『温故知新』といったところでしょうか?



ソール幅
『ソール幅』は、まずまず・・・。だと思いました。


ロフトが52度ということで、『アプローチウェッジ』や『ピッチングサンド』といったポジションになると思うのですが、これくらいの幅だと、アイアン感覚でボールを拾っていけそうな感じがします。


最近はサンドウェッジ以外でも、結構バンスが効いているものが少なくないように思うのですが、このウェッジは比較的ノーマルな感じに見えました。


ウェッジを特別な存在として見るのではなく、あくまでも『アイアンの延長』といったところなのでしょうか?



ネック長さ
ロングネックなので、私にはとても魅力的に見えました。


やはりスピンを掛けやすくするには、ある程度の重心の高さがあったほうが有利だと思います。


今は殆ど見かけませんが、昔は私の周りにもプロのようにウェッジのソール部分を何か所か丸くくり抜いて、少しでも重心を高くしているウェッジをよく見かけました。


もちろんボールの進化などもあると思うのですが、クラブが最初からいい状態になるように設計されているので、今はそこまでする必要があまりないのかもしれません。


しかし、時々すごく改造されたウェッジを見かけることがあります。


どのクラブにもいえることだと思うのですが、特にウェッジは手を掛けたくなるクラブです。


手をかければかけるほど、スピンを効かせてくれたり、球をフワッと持ち上げてターゲットまで運んでくれるような気がします。



ミーリング
最近のウェッジの大きな特徴のひとつだと思うのですが、このクリーブランドのウェッジにも、フェース面に『細かな』というよりは、明らかに『はっきりとした』ミーリングが施されていました。


すぐにわかるほど目立っています。


今は各メーカーによって、このミーリングの形状も様々ですが、このウェッジはギザギザな感じになっていました。


確かに、こうすることによって、フェース面とボールの接する面積が少しでも大きくなるような気がします。


しかし、指でフェース面を触れてみたのですが、思っていたよりも『ザラザラ感』はありませんでした。



MILLED-LASER 
スコアラインのトゥ側とヒール側に、それぞれ『MILLED-LASER』と記されていました。


完全ハンドメイドである、いわゆる『手彫り』ではなく、オートメーション化による機械で正確に刻まれているのかな?と思いました。


大量生産されない、少数のハンドメイドのクラブに憧れますが、それは価格が高価になってしまうので、できるだけ機械で早く大量に生産したほうが、ひとつひとつのクラブの価格も安くなると思います。


私はクラブの性能や品質が高く保たれていれば、製造国はどこでもいいと思っているのですが、このクラブが日本製だと聞いて、ポイントが少しアップしてしまいました。


きちんとした品質管理の下で製造されているんだろうな・・・。と思いました。


スコアメイクやゴルフをエンジョイするということにおいて、どのクラブも重要ではありますが、ウェッジの比率は特に高いです。


そういったときに、信頼できる工程で作られたウェッジは、とても頼もしく見えます。


少なくとも、コースで裏切られるようなことはないだろうな・・・。と思います。



構え感
ボールを前にして構えてみても、とてもいい感じでした。


クリーブランドの『伝統』といっていいと思うのですが、このティアドロップ形状がたまりません。


『メイドインジャパン』のウェッジではあっても、これまでのクリーブランドの伝統を引き継いでいる『洋顔』のウェッジだと思いました。


クリーブランドがダンロップ傘下になって、すぐにスリクソンのウェッジが姿を消してしまったのですが、この顔の美しさは、これまでスリクソンのウェッジを使っておられた方も、満足されるのではないでしょうか?


勿論、これまでのクリーブランドユーザーの方にも、安心感を与えてくれる顔だと思います。


精悍さが感じられ、とても心強いです。


『黒(ウェッジ)と白(ボール)のコントラスト』が美しかったからでしょうか?


ボールとの『くっつき性能』も高そうだな・・・。と思いながら見つめていました。




試打を開始しました。

トゥ側
『高さ』も自然な感じで出していくことができ、とても自然体で打っていけるウェッジだと思いました。


グースネックを好まれる方には、やや扱いづらい部分があるかもしれませんが、私はこれくらいのストレートなほうが、ボールを拾いやすく感じるので、易しく感じます。


高さが安定しているので、自然と距離感もすぐにつかんでいくことができました。



フェース面
『打感』も、とてもソフトな感じで好感がもてました。


とてもよく目立つミーリングと、黒いヘッドの印象からか、打つ前はもう少し『食いつき感』があるのかな?と思っていたのですが、実際は喰いつき感よりもソフト感のほうが感じられました。


とても心地いい感触です。



スピン性能
『スピン性能』という点では、正直『激スピン』というタイプのウェッジではないと思いました。


勿論、スピン性能が劣っているとは思わなかったですが、強烈にスピンが掛かる感じはしませんでした。


店員さんの話によると、このウェッジは耐久性が優れているのだそうで、長い間高いスピン性能が維持されているということだそうです。


つまり、安定したスピンが長く続くということは、使い続けていけばいくほど、その感覚が手に馴染みやすいということになるのでしょうか?



Cleveland CG17 BLACKPEARL WEDGE
私はアプローチ練習やバンカー練習が大好きで、いつもたくさんするので、ウェッジ(特にサンドウェッジ)では、バンカーやベアグランドなどタフな状況で使うことがとても多いです。


悪いライを選んで練習することが多いです。


なので、バンカー練習をたくさんする前提で、ウェッジを見ることが多いです。


必然的にソールやスコアラインの摩耗が気になってしまいます。


購入したときは良くても、月日の経過と共に、その性能が落ちていくことは仕方のないことなのだと半分あきらめているところがあります。


しかし、このウェッジは耐久性が高いということで、そこにとても惹かれました。


私がたくさんバンカーやアプローチの練習をしても、それに耐えてくれるウェッジであるのであれば、とても魅力的に感じます。


新溝規制が施行されるようになって、確かに角溝の頃のような強烈なバックスピンは掛かりづらくなったのかもしれませんが、今の新溝規制適合ウェッジのほうが、距離感をつかみやすくなった・・・。と感じておられる方も実は多いのではないでしょうか?


特に私の周りにはそういった声をよく効きます。


本来はやはりもっとスピンを掛けたいと思うのですが、やはりみんなルールに則って上手く対応できているのだと思います。


『足』を使ったアプローチが上手い人が私の周りにはとても多いです。



バックフェース
『安定性』という点でも、すごくラインを出しやすくて、とても易しく感じました。


見た目はとてもシンプルでカッコいいですが、半分『オートマチック』的に打っていけるウェッジだと思いました。



飛距離性能
距離感も合いやすく、100ヤード以内がとても容易に感じられました。


52度のウェッジは、私は『ピッチエンドラン』で多用しているのですが、このウェッジもおそらく、その役目を担ってくれるだろうな・・・。と思いました。


きつく止まり過ぎないので、ランで入れにいきたいときにも重宝するだろうな・・・。と思いました。



操作性
『操作性』も高く、フェースの開閉も問題なくできました。


ウェッジでは色々な技を持っておられる方もたくさんいらっしゃると思いますが、このウェッジはそういった方々の高いテクニックを存分に引き出してくれるような気がします。


それでいながら、シンプルでワンパターン的なショットも打ちやすいところも魅力のひとつです。



ヒール側
クリーブランドらしい、高性能なウェッジだと思いました。


昔ながらの『いい風合い』は残しつつも、進化を止めない近代的な一面も見られました。


ウェッジの素晴らしいメーカーはたくさんありますが、やはり『クリーブランド』と『タイトリスト ボーケイ』の二大巨頭の存在感はとても大きいような気がします。


特にクリーブランドの功績はとても大きいように思います。


私はクリーブランドのウェッジでアプローチショットを学ばせてもらいましたし、いい思い出がたくさんあります。


これからも、このようなカッコ良くてフィーリングも良い、高性能なウェッジをたくさん発表して欲しいです。

                         
        

                         

コメント

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クリーブランド
golfdaisuki様、今回のCG17の記事は大変参考になりました。価格も鍛造より少し安いブラックパールの使い易さが分かり購買意欲に駆られています。
私は今日は有給休暇の消化日で早朝から近所のゴルフ場の6ホールのショートコースを1人で八周しました。バーディーも3つ取れたのですが、SWのトップからダボ、トリプルとなったホールも多数。私のCG15は14度のバンスでトップし易いのです。やはり、PWでは打ちにくいライからの寄せでは今回ご紹介のようなウェッジが威力を発揮するだろうなと感じました。
平日は練習場の料金が安いので、打ちっ放しでも練習して帰りました。
抜き手の感じが掴めてミズノMP53でも漸く番手らしい飛距離が出てきてホッとしました。
そこで今度はウェッジと、50度位の平底のCG17を買おうか?と現在、楽しみに考えています。
では、また楽しい記事をお願いいたします。
シャフトについて
ご無沙汰しております!
ゴルフ狸です!
ドライバーのシャフトについて質問なのですが、以前マイアッタスを試打されていたとおもうのですが、ファイヤーエクスプレスと比べて、どんな感じなのか参考までに教えて頂けないでしょうか?
田舎に住んでいて近くに試打する所もないもので・・・すいません・・・
ロングネックですね。
こんばんはです。
私は現在CG15フォージドウェッジを使っていて満足しているのですが
このウエッジはフェイスが大きいイメージがあったので敬遠していました。

ですがイメージと違ってロングネックで扱いやすそうですね。
軟鉄モデルもあるようですし次回ウェッジを買うときは候補に入れたいと思います。
今回も素晴らしいインプレありがとうございました!
やはりクリーブランドのウェッジはいいですね
たかし様。こんばんは。golfdaisukiです。
いつもコメントを寄せてくださいまして、ありがとうございます。

クリーブランドのウェッジはやはりとてもいいですね。
私はこのCG17という新しいシリーズのウェッジを手にしてみて、改めてそう感じました。
たかし様にも、是非このウェッジを試していただきたいと思いました。

これからもよろしくお付き合いくださいませ。
それでは失礼いたします。
ゴルフ狸様。お久しぶりです。
ゴルフ狸様。こんばんは。ご無沙汰しております。
golfdaisukiです。お元気でしたか?

さて、今回はシャフトについてのご質問を頂戴しておりますが、ファイヤーエクスプレスもマイアッタスも、かなり高価なシャフトですね。
特にマイアッタスの値段を初めて聞いたときはびっくりしました。
それと『高弾道シートフルレングス』というところも共通点だと思います。

この2つは、どちらも弾きがいいシャフトですが、あえてクセが少ないのがマイアッタスではないか?と思っております。

ファイヤーエクスプレスは『動くシャフト』なので、好き嫌いがはっきりと分かれると思います。
このシャフトの特徴を好まれる方には、爆発的な飛距離をもたらしてくれると思いますが、苦手に感じられる方には、タイミングのとりづらさや方向性のバラつきなどを感じられるかもしれません。

私はこのファイヤーエクスプレスは好きですが、同じファイヤーエクスプレスでも『プロトタイプ』という白いシャフトのほうが、球をまとめやすいので好きです。
飛距離もよく出ます。

黄色と赤のファイヤーエクスプレスとマイアッタスのどちらかを自分のドライバーに装着するか?と考えると、私はマイアッタスではないか?と思っております。
ファイヤーエクスプレスは1フレックス硬めでも、それほど硬すぎる感じはしません。
Xフレックスでも、結構動きます。
こういった感じが好きな方には、すごく魅力的なシャフトといえるのではないでしょうか?

ゴルフ狸様には、どちらが合っているかは、私は解りませんが、どちらもすごく高性能でいいシャフトなので、是非試していただきたいと思っております。

ただ、やはりなかなか試す機会がない・・・。ということもよく解ります。
私はどちらも何度か手にしているので、恵まれている環境にあるのかもしれません。

だからというわけではないのですが、私が日々出会ったクラブはなるべく記事にして紹介させていただきたいと考えております。

日本には有名メーカーではなくても、素晴らしいクラブを作るメーカーがたくさんありますね。
このファイヤーエクスプレスもマイアッタスも、『グラファイトデザイン』や『三菱ディアマナ』などと比べると知名度では劣るかもしれません。
しかし、性能は明らかに高いです。

有名メーカーでは、高弾性シートをシャフトのごくわずかな部分にしか使っていないのに対し、ファイヤーエクスプレスもマイアッタスも、加えてクレイジーも『フルレングス』使ってくれているところに好感がもてますね。
プロと同じ製品を私たちアマチュアが使うことができる数少ないメーカーだと思います。

ゴルフ狸様のお住まいの地域は解りませんが、メーカーも試打会を全国展開していることもあるので、もし機会がございましたら、是非参加してみられてはいかがでしょうか?
試してみられると、その良さを実感しやすいので、多少遠くても思い切って遠出されてみることも時には必要なことなのかもしれないですね。

シャフトに対する感じ方は、まさに『人それぞれ』です。
ヘッド以上に好みが分かれるのがシャフトだと思います。
なので、なるべくご自身の感覚で合うか合わないかを判断していただきたいと思っております。

以上が私の考えなのですが、お力になれましたでしょうか?
どちらも高価なシャフトですし、できれば慎重に選んでいただきたいと思っております。

これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
このウェッジはとてもいいです
クリブ好き様。こんばんは。golfdaisukiです。
いつもコメントを寄せてくださいまして、ありがとうございます。

今回のこのCG17ウェッジはとても扱いやすくて親しみやすく感じました。
是非クリブ好き様にも試していただきたいと思います。

これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
ありがとうございました!
質問に丁寧に答えて頂き、ありがとうございました!とても参考になりました!
ぜひ納得されるシャフトを
ゴルフ狸様。こんばんは。golfdaisukiです。
再びコメントを寄せてくださいまして、ありがとうございます。

ゴルフ狸様が納得され、後悔のないシャフト選びをしていただきたいと思います。

これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。