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2012年04月26日
ナイキ VR_S アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ナイキ VR_S アイアン の7番 です。

シャフトは NS PRO 950GH HT です。
ロフトは31度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.9、キックポイントは中調子、バランスはD0です。

いかにもナイキというデザインのニューアイアンです。
かなり高機能そうな感じがします。
今回も色々な創意工夫が組み込まれているのではないでしょうか?
しかし、こうして見る限り、これまで何度も出会ってきたタイプのアイアンだと思いました。

シャープというよりは、かなり丸っこい形状が目立ちます。
ナイキのアイアンは、
『マッスルバック=シャープな感じでハードそう』
『フルキャビティ=丸っこい感じのイージー系』
という両極端に分かれているので、とても解りやすいです。
いつか、また惚れ惚れするような美しいアイアンに出会いたいと思っています。

『彫り』も深くて、これまで出会ってきたアイアンと同様に感じました。

しかし、このポケットの部分のちょうど真ん中あたりが空洞になっていました。
これにより、さらに慣性モーメントが高められているのでしょうか?
こういった工夫は、これまでのアイアンでは見られなかったところです。
易しくする為に妥協しない・・・。といったところでしょうか?
しかし、こういった形状のアイアン自体がすごく易しいので、これ以上易しくする必要があるのか私には解らないのですが・・・。
それとも違う意味が込められているのでしょうか?

『ソール幅』は広めですが、それほど広すぎる感じがしません。
バックフェースのところについている物が、さらに重心深度を深くしているのでしょうか?

ネックの長さは、今のアイアンの中でも、比較的標準的な部類に入るような気がします。
しかし、こうして見ていてもグースが効いているのが、はっきりと解ります。

ボールを前にして構えて、まず思ったのが、
予想していた通りの構え感だな・・・。です。
ナイキのキャビティアイアンらしい構え感です。
極端すぎる個性をもったアイアンではありません。
角張った感じはせずに、やはり丸みを帯びていますが、この丸みに好感をもたれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
グースも目立ちますし、トップラインも厚めではありますが、こういったタイプのアイアンは、これまでもたくさん出会ってきました。
惚れ惚れしてしまうような美しさだとは正直思わなかったのですが、違和感などは感じませんでした。
『フィーリング』というよりは『経験』を活かして打っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、まずまずでした、
軟鉄アイアンとは大きく異なる打感ではありますが、大きな不満はありませんでした。
結構『軽い』感じの打感だと思いました。
私はこれまで軟鉄アイアンしか購入してこなかったですし、それはこれからも続いていくので、このようなタイプのアイアンを購入することはありませんが、このアイアンの打感が好きだ・・・。という方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?

球もあがりやすく、予想通りでした。
スインガータイプの方にも、かなりイージーに感じられるのではないでしょうか?

『安定性』という点でも、こういった形状の特長がよく出ているように思います。
インパクトエリアが少しでも大きい方がいい・・・。という方には、とても魅力的に感じられるのではないでしょうか?
このアイアンを初めて見たときに、かなりのイージー系のアイアンだろうな・・・。と思っていたのですが、やはり実際に球を打ってもその通りでした。
寛容性の高いアイアンだと思います。
反面、あまりミスを感じさせない部分があり、それを魅力的に感じられる方と、将来的に見て怖く感じられる方がいらっしゃるのではないでしょうか?
難し過ぎるアイアンを使う必要はありませんが、ミスしたらそれをはっきりと伝えてくれるアイアンのほうが、私はいいと思っています。
クラブの性能ばかりが高いのではなく、プレイヤーの技量や感性を高めてくれるクラブが、プレイヤーにとっての『いいクラブ』といえるのではないでしょうか?
ただ、メーカーからすれば、『売れるクラブ』が『いいクラブ』なのかもしれません。

『飛距離性能』も高くて、今の多くのゴルファーのニーズをしっかりとキャッチしているな・・・。と思いました。
アイアンでも『飛び』にこだわっていきたい方、最近アイアンの距離が落ちてきた・・・。という方には、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?
見た目カッコいいデザインのアイアンなので、いかにもアスリート用といった感じもしますが、実際はかなり敷居の低いアイアンだと思います。
これまでの経験から、『ナイキのアイアンは飛距離性能が高い』という印象がありますが、このアイアンもまさにそんな印象をもちました。

『操作性』という点では、どちらかというと『真っ直ぐ』に近い感じで飛んでいき、『曲げる』感じではなかったのですが、とりあえず曲げてみることもできました。
直進性が高いアイアンだとは思いましたが、変なクセがないので、左右どちらにも対応してくれました。
改めて『顔』はとても大切なパーツだと思いました。
ただ、やはりこのアイアンは、あまり曲げたくない方に合いやすいのだと思います。
はっきりとした『オートマチック系』のアイアンだと思います。

おそらく、今回もかなりの新しい技術が組み込まれているのだろうとは思うのですが、試打をしてみて、これまでのモデルとそれほど大きく変わった感じはしませんでした。
勿論、かなりの『高性能』な部分もあるとは思うのですが、前のモデルもずっと高性能だったので、大きな変化はみられませんでした。
『飛距離』『寛容さ』『球のあがりやすさ』が特に秀でている感じがしますが、正直、私はこのアイアンにあまり興味がもてなかったので、もっと深く知りたいとは思いませんでした。
興味深く感じていたら、もっと色々なことを感じ取ることができたのかもしれないのですが、私はこういったタイプのアイアンを手にするのは『練習場だけ』なので、実戦のイメージと重ね合わせることはできませんでした。

いい意味で、かなり『アバウト』に打っていけるアイアンだと思います。
それはこれまでのナイキの同様のアイアンにも共通していえるところです。
これがナイキの『カラー』なのでしょうか?
これからも、こういった『イージー路線』でいくのでしょうか?

ナイキのアイアンは、これまでもマッスルバックやハーフキャビティもありましたが、全体的に見れば、やはりこのようなタイプのアイアンが多いですし、今日は試打をしていても、『目新しい感じ』はしませんでした。
それは以前試打したフォージドアイアンにもいえるところです。
デザインをちょっと変えたり、またいくつかの新しい技術は組み込まれているのかもしれないですが、全体的に見れば、あまり大きな変化はないように思います。
こういったところをみると、やはり『出尽くしちゃった感』を感じずにはいられません。
ナイキも時々、とても個性的なクラブを発表することがありますが、テーラーメイドやプロギアのように、その個性が斬新かつ実用的なアイデアで私たちを楽しませて欲しいと思いました。
私は飛び過ぎるアイアンは苦手ですし、実戦的な練習がなかなかできないので、今日はやや少なめの球数で試打を終えました。
私には馴染みづらいところもありますが、このアイアンが劣っているとは思いません。
むしろ、色々な方に受け入れられるのではないでしょうか?
しかし、私はこれからの『イメチェン』したナイキのアイアンにも出会いたいです。
コメント
ナイキのアイアン
今日、一緒の組で回った職場の仲良しの同僚は、一人はスリクソン、もう一人はナイキのセットです。ナイキの彼は凄いパワーヒッターですので、ナイキのポケットキャビティーアイアンがその威力をフルに発揮していました。
所有して練習する楽しさを重視するスリクソンの先輩は見向きもしませんが、より、実戦での飛びを重視される方には、いささか趣に欠ける印象はありますが、ナイキのクラブもなかなかいいな、と思いました。
2012-04-28 20:11 たかし URL 編集
ナイキのクラブは好みがはっきりとしていますね
いつもありがとうございます。
ドライバーとロングアイアンの調子がいいようですね。
これからますますレベルアップしていかれると思います。
ナイキのクラブは、もうはっきりと好き嫌いが分かれるようですね。
私の周りにも手にすることすらしない人もいます。
私も周りには、あまりナイキのクラブを使用している人がいないのですが、飛び系アイアンを好まれる方には、こういったアイアンもいいものなのでしょうね。
記事にも書きましたが、私はコースでこのようなタイプのアイアンを使うことはありませんが、好きな方には、たまらない魅力があるものなのでしょうね。
これからもナイキのクラブには期待していきたいですね。
とても楽しいコメントを寄せていただき、ありがとうございました。
これからも何かございましたら、また近況などお知らせくださると幸いです。
それでは失礼いたします。
2012-05-01 23:07 golfdaisuki URL 編集