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2012年03月24日
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ミステリー Proto 453 BLACK ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ミステリー Proto 453 BLACK ドライバー です。

シャフトは コンポジットテクノ クアドラ ファイヤーエクスプレス 65 です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはX、シャフト重量は69g、トルクは3.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は319gです。

久しぶりに出会った、ミステリーのクラブです。
特に昨年出会った、『C-HT411』というフェアウェイウッドはとても気に入っていて、昨年の私の中での『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー』に輝いています。
私は今、このフェアウェイウッドを購入したいと考えています。
フェアウェイウッド同様、ミステリーのドライバーにも、まだそれほど多く出会ってはいないのですが、こういった黒いヘッドは初めてです。
とてもシブくてカッコいいです。
この何とも言えない『重量感』といったらいいでしょうか?
この重量感がパワーを感じさせてくれますし、『球の重さ』を連想させてくれます。

ソールの中央部分がほんのちょっとだけ凹んでいて、ロイコレのキャビティソールを思い出しました。
ただ、かなり浅い『彫り』ですし、特に変わっている感じはしませんが、この独特のソール形状にも、色々な意味があるのでしょうか?

ヘッド後方に『CCR』と表示されていました。
これにはどんな意味があるのでしょうか?

また、珍しいところに『Accracy&LongerDistance』という文字が刻まれていました。
『正確性』と『より長い距離』ということでいいと思うのですが、グラファイトデザインの『ツアーAD』を思い出していました。
このドライバーも、かなり飛距離に自信があるということなのでしょうか?

シャローヘッドが主流の今とあっては、結構厚みが感じられる『セミディープ形状』だと思いました。
それほど『厚い』という感じでもないのですが、たくさんのシャローヘッドに出会っていると、このドライバーには、少し厚みが感じられます。
私はあまりシャロー過ぎるものよりも、こういった厚みが感じられるヘッドのほうが安心できるので、とても好感がもてました。

『ネックの長さ』は普通といったところです。
特に変わった感じはしません。

『顔』が、かなり男前です。
ミステリーのドライバーなので、ある程度予想できていたところではありますが、この顔の良さは、かなりの高得点です。
どんどんやる気が出てきます。

素振りをしてみた感じも、なかなかいいです。
大手有名メーカーの通常のセッティングだと、なかなか320gに近いドライバーを振ることができませんが、そういったところは、こういった最初からカスタムできるメーカーの強みだと思います。
好きなヘッドと好きなシャフトを組み合わせる・・・。ということが、通常モデルよりも何倍も性能がアップするように思います。

ボールを前にして構えてみても、抜群の構えやすさです。
ヘッドの大きさは多少感じますが、とても扱いやすそうな雰囲気をもっていました。
今は、こうして構えているときに、かなりシャロー感を感じさせるドライバーが多いですが、このドライバーはどちらかというとディープな感じがしました。
叩いていけそうでしたし、フェース面を縦に使えるということに安心できます。
左右へのイメージも鮮明に浮かんできました。
とてもリラックスして構えることができました。
花粉に悩まされっぱなしの毎日ですが、今日はとてもいい日になるな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、とても良いと思いました。
黒いヘッドなので、硬そうな印象もありますが、実際はソフトな部類の打感だと思います。
この打感ならばいくらでも打っていけそうな感じがします。

『音』は、ややはっきりめな感じもしたのですが、とても心地いい感じで耳に届いてきました。
気持ちよく叩いていくことができました。

球はあがりやすいですが、それほどスピンが多すぎる感じがしないところに、好感がもてました。
こうして見ていると、結構『厚み』を感じられる方もいらっしゃるかもしれませんし、タフそうな印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。
どちらかというとスインガータイプの方よりはヒッタータイプの方に合いやすいドライバーだと思います。
しかし、見た目の印象よりはずっと球があがりやすい・・・。と感じられる方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『中高弾道』の打球が打ちやすいドライバーだと思いました。

『安定性』という点では、高いと思いました。
かなりラインを出していくことができました。
このヘッドもそれほどシビアな感じはしなかったですし、装着されているシャフト『ファイヤーエクスプレス』は、どちらかというと『動くシャフト』といえると思うのですが、フレックスがXということもあり、適度なしっかり感が感じられました。
動きすぎてタイミングが取りづらい・・・。ということもありませんでした。
構えたときのイメージに沿ってラインを出していくことができました。
私が今、メインに使っているドライバーのシャフトのフレックスもいちおうXではあるのですが、このファイヤーエクスプレスのほうが、少し軟らかく感じます。
決してタフ過ぎるシャフトではないと思いました。

『飛距離性能』という点では、かなり好印象でした。
このヘッドの性能の高さも感じますし、ファイヤーエクスプレスというシャフトは、改めて飛距離性能に優れているシャフトだと思いました。
一気にボールを弾き飛ばしてくれるような感覚を今日はもちました。
キャリーもじゅうぶん稼いでいくことができましたが、高くあがりすぎず、力強く飛んでいってくれるので、とても心強く感じました。
吹き上がり感を抑えて『低スピン』ではなく、『適スピン系』といったらいいでしょうか?
いい意味で、『棒球』に近い感じの打球に、思わず頬が緩みました。

『操作性』という点でも、なかなかいい感じです。
構えたときのイメージそのままの曲線を描いていくことができました。
難しく感じる要素が全く見当たりませんでした。
扱いやすいドライバーだと思いましたが、どちらかといえば、今日は安定性の方が強く感じられました。
球がつかまり過ぎず、フェード系が打ちやすいので、とても安心して打つことができました。

『とても楽しいドライバー』というのが、試打を終えての私のまず率直な感想です。
不満に感じる部分が全くありませんでした。
色々な角度から見ても、かなりレベルの高いドライバーだと思います。
とても楽しいので、ついつい時間を忘れて打ちすぎてしまいました。

ただ、このドライバーの価格を聞いて、シャフトも合わせると10万円を超えてしまうそうなので、私には敷居の高いドライバーだと思いました。
性能的にはとても親しみやすいですし、このドライバーをコースで使えば、かなりのアドバンテージが期待できそうですが、肝心なところで私は敷居の高さを感じてしまいました。
今の私ではちょっと手の届かないドライバーだと思いました。

ミステリーのクラブは有名ですが、なかなか出会う機会がないのが残念に感じるところでもあります。
私は色々なクラブを試打して、好感をもつと仲間たちにすぐ伝えたくなるので、明日早速、このドライバーのことを紹介してみようと思いました。
『幅広い層に対応している』とはいいづらい部分もあるように思いますが、かなり好感をもたれる方が多いだろうと思います。
これからもこういった素晴らしいクラブをミステリーには期待していきたいです。
最初から最後まで、とにかく『エンジョイ』できるドライバーでした。
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