ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE GR アイアン - ゴルフクラブ試打日記。


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2012年03月15日
  

ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE GR アイアン

                 
ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE GR  アイアン 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE GR アイアン< の7番 です。



NS PRO 950GH WF

シャフトは NS PRO 950GH WF です。

ロフトは31度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、バランスはD1、キックポイントは中調子です。



正面

ツアーステージGRシリーズのニューアイアンです。


先日試打した X-BLADE GR FORGED アイアンとは、素材の違いからか、かなり雰囲気が違います。


フォージドアイアンは軟鉄らしい風合いが感じられましたし、ノーマルなタイプのキャビティアイアンでしたが、このアイアンは今の主流といっていいポケットキャビティです。


私はノーマルなタイプのキャビティが好きなのですが、ポケットタイプを好まれる方もとても多いのではないでしょうか?



彫りの深さ

彫りも結構深いです。


かなり大らかさが感じられる設計になっているのでしょうか?



側面

こうして見ていても、やや丸っこい感じがします。


シャープで尖った感じというよりは、明らかに丸くて柔らかい感じのするアイアンです。


こういった形状に親しみやすさを感じられる方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?



トゥ側のウェイトのようなもの

ソールのトゥ側のところがウェイトに見えました。


場所的にここの部分にだけ、タングステンが組み込まれていることは、やや考えにくいので、おそらくデザインの一部なのではないかな?と思いました。



ソール幅

『ソール幅』は、やや広い感じもしますが、今のアイアンの中では、それほど広いほうではないと思います。


私はソールが広すぎるアイアンは苦手に感じるのですが、これくらいまでならば、苦手意識は芽生えてきません。


ソールが跳ねるイメージも湧かないですし、上手く振り抜いていけそうな感じがします。



ネック長さ

ネックは予想通り、短めでした。


こういったタイプのアイアンばかりではなく、違うタイプの、いわゆる『アスリートタイプ』と呼べるようなアイアンにも同様にいえるのですが、最近のツアステアイアンは、かなりネックが短くなってきているように思います。


こういったところに『時代の流れ』を感じますし、またそれ以外にもメーカーの『狙い』といいますか『ポリシー』のようなものがあるのでしょうか?



構え感

ボールを前にして構えてみると、とてもすっきりとした感じがして好感がもてました。


形状はとてもオーソドックスですが、大きさでいえばセミラージサイズといっていいように思います。


少しヘッドが大きくて『面長』な感じもしたのですが、こういった顔を好まれる方はとても多いのではないでしょうか?


あくまでも私の好みなのですが、もう少し小振りで『フェースターン』をイメージしやすい顔だと、もっと構えやすいと感じました。


ただ、形としてはとても標準的ですし、この整った顔と適度な大きさに安心感をもたれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


グースも多少効いてはいますが、強すぎないのがいいと思いました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』は、まずまずだと思いました。


軟鉄アイアンとは異なる打感ではありますが、ソフトな感じでしたし、好感のもてる打感でした。


こういった打感は、打つ前からある程度予想していた通りでした。



トゥ側

球はとてもあがりやすいですし、タフな感じは一切しません。


かなり敷居の低いアイアンだと思いますし、それでいながら『カッコ良さ』も両立できているところがブリヂストンらしいと思いました。



操作性

『操作性』という点でも、まずまずだと思いました。


ややヘッドが大きいせいか、一球目はターンしづらく少し右へ抜ける感じがしたのですが、すぐに修正することができました。


私にはもう少しコンパクトなサイズのアイアンのほうが易しく感じられました。



飛距離性能
 
『飛距離性能』という点では、やはりよく飛ぶ感じがしましたし、なかなか7番アイアンとしての縦の距離感がつかみづらかったのですが、今はこういったタイプのアイアンでないと一般受けしづらいのかもしれません。


『よく飛ばす為のアイアン』といえる部分もありますが、それ以外にも年齢を重ねるうちに多少落ちてきた距離を、こういった『ストロングロフト』と『軽量スチール』が補っているのかもしれません。


見た目はとても洗練されたデザインですし、カッコいいアイアンなので、いかにもヤングゴルファーの方を対象にしているように感じますが、私は若い方にはこういった『飛ぶアイアン』よりも、できれば『ノーマルなアイアン』を勧めたいと、いつも思っています。



バックフェース

『安定性』という点でも、とても高く、ポケキャビらしい高性能が感じられます。


少々の打点のブレには対応してくれる感じがしますし、見た目通りシビアさは一切感じられないアイアンでした。


アイアンには『寛容性の高さ』をまず第一に求めていきたいけれど、不恰好なアイアンは嫌だ・・・。構えやすくてカッコいいアイアンが欲しい・・・。という方は、是非このアイアンを試してみてはいかがでしょうか?



ヒール側

ツアーステージGRシリーズのニューアイアンでしたが、正直言って、特に目新しさは感じませんでした。


これまでたくさん出会ってきたアイアンのひとつ・・・。という感じがします。


今は昔に比べ、『メーカーの個性』が薄くなっているように思いますし、このアイアンが、もしメーカー名やブランド名を変えて売られていても、それはそれで『らしくなっていく』ような気がします。



BRIDGESTONE TOURSTAGE X-BLADE GR IRON

ただ、基本的な性能や構えやすさなどがとても優れていると思いますし、メーカーがゴルファーのニーズをじゅうぶん調査しているからこそ、このようなバランスの良いアイアンが登場してきているのだと思います。


『タフさ』よりも『易しさ』。


『操作性』よりも『安定性』。


こういったものをまず第一に考えておられる方がたくさんいらっしゃるのだと思います。


そういった点で考えてみても、このアイアンはそういった方々の要求に見事に応えているように思います。


この高い性能で、ある程度抑えられた価格設定を見ると、とてもコストパフォーマンスが高いアイアンだと思いました。


やはり海外生産がなせる業(わざ)なのでしょうか?



BRIDGESTONE TOURSTAGE X-BLADE GR IRON

こういったタイプのアイアンも素晴らしいですが、私はやはり軟鉄アイアンがベストだな・・・。と思います。


軟鉄アイアンは難しい・・・。初心者が使うべきではない・・・。といった意見があることも知ってはいますが、私は決してそうだとは思いません。


今はとても易しい軟鉄アイアンが各メーカーからたくさん発売されています。


そういった素晴らしいアイアンを使われると、練習がより楽しくなり、結果的に速いペースでレベルアップしていかれるのではないでしょうか?


決して敬遠すべきではない・・・。と思っています。



ブリヂストン ツアーステージ エックスブレード ジーアール アイアン

とても高いレベルでバランスの取れたアイアンだな・・・。とは思いましたが、これまで同様のアイアンにたくさん出会ってきたせいなのか、とても淡々と試打をしていたような気がします。


どこか『ワクワク感』が欠けていたように思います。


前のモデルをちょっと変えて『マイナーチェンジ』をし、またその次のモデルでは前のモデルに近づけて『マイナーチェンジ』している・・・。といったことが繰り返されていることがとても多いです。


特にブリヂストンのクラブには、そういったことが多いように思われます。


ただ、それは決して悪いことではないですし、いわば当然といえることなのかもしれませんが、また昔のようにワクワクさせてくれるようなクラブに出会いたいです。

                         
        

                         

コメント

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アイアンの件はお世話になりました
アイアンの件はお世話になりました。あれから悩みましたが、結局現在持ってるウィルソンのアイアンとロフト角も同じくらいなのが決め手でミズノMP59アイアンDGに決めました。
納期までまだかかりそうですが、今から楽しみです!
本当にお世話になりました!これからも記事楽しみにしてます。
花粉症…。
いつもコメントありがとうございます。
自分は花粉症ではないので…辛いとは聞きますが、どんだけか辛いのか分からないですが、ご愁傷様です。。
少し前にブリジストンGRのニュードライバーを試打されておりましたが…私は未だに2008モデルのGRを使っております。
毎年毎月のように新商品出る中で、打ってみたいと思うドライバーは沢山あるのですが…。
2008の構えた感じや芯を喰った時の打感が好きです。
若干吹け上がる感はありますが、不満は有りません。
まぁ、変えない理由の一番は、ドライバーを買い替えるお金が無いのと、自分に合うドライバーが分からないって理由ですが…。

だから、今のGRをヘッドが割れるまで使い続けますよ。

素晴らしいアイアンに決められましたね
しもちゃ様。こんばんは。golfdaisukiです。
いつもありがとうございます。

MP59にされたのですね。
とてもいいことだと思います。
高性能なアイアンですし、ダイナミックゴールドとの相性もバッチリだと思います。

納期まで待ち遠しいですね。
私もその気持ちはとてもよく解りますし、手にしたらすぐにでも練習場へ行きたいですよね。

今回、とても素晴らしい相棒を手に入れられましたし、これから何年もずっと頼れる存在になってくれると思います。
その素晴らしいアイアンをどうか、これからも大切にされ、使い続けてあげてください。

しもちゃ様のこれからもゴルフライフがとても豊かなものになることは間違いないと思います。
この度はとても嬉しいコメントを寄せてくださり、どうもありがとうございました。

私はなかなかアイアンを購入できずにいますが、もし購入することができたら、またご紹介させていただきたいと思っております。
それでは失礼いたします。
2008年モデルは素晴らしいです
ケイエヌ様。こんばんは。golfdaisukiです。
こちらこそ、いつもコメントを寄せてくださり、ありがとうございます。

この時期は花粉症で辛いです。
ニュースによると、今年は昨年の3割程度の飛散量だと聞いて少し安心していたのですが、実際はかなりきついです。
目薬と点鼻薬、マスクが手放せません。

2008年のGRはとても素晴らしいですね。
記事にも書きましたが、私もすごく気に入っております。
仰るとおり、打感などもすごくいいですね。

私はフッカーなので、フックフェースのドライバーは苦手にしているのですが、このドライバーがおそらく初めて好印象を持てたドライバーではないかな・・・。と思っております。

毎年新製品を発売してくれるメーカーには申し訳ないのですが、私がこれまで出会ってきたGRドライバーの中で、この2008年モデルが最高だと思っています。
このドライバーの好印象が一番強いです。
これまで何度も記事に書いておりますが、『最新』=『最高』ではないと私は思っています。
今までたくさんのゴルフクラブに接してきて、強く感じます。

私がもし、これまでのGRドライバーの中でひとつベストワンを選ぶとするならば、間違いなく2008年モデルを選ぶと思います。

なので、その素晴らしいドライバーをこれからも大切に使い続けていってください。
フィーリング面でも性能面でも、間違いなく優れている名ドライバーといって過言ではないと思っております。

この度はどうもありがとうございました。
それでは失礼いたします。