テーラーメイド GLOIRE ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2012年03月14日
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テーラーメイド GLOIRE ドライバー

                 
テーラーメイド GLOIRE ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは テーラーメイド GLOIRE ドライバー です。



GLOIRE GL550

シャフトは GLOIRE GL550 です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は53g、トルクは4.7、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は289gです。



正面

テーラーメイドらしい、白が美しくて品のあるドライバーです。

このドライバーのことは、発売前から私も知っていましたし、とても興味を持っていたので、今日は試打する機会に恵まれて嬉しく思いました。

『GLOIRE』という単語を辞書で調べてみたのですが、私の持っている辞書には載っていませんでした。

テーラーメイドが新しく作った造語なのでしょうか?

それとも英語以外の言葉なのでしょうか?



側面

『GLOIRE』というテーラーメイドの新しいブランドではありますが、こうして見ている限り、これまで出会ってきた『バーナー』や『R11シリーズ』と大きく変わらないような気がします。

白いヘッドといえば、今はすっかりテーラーメイドのイメージが強くなりましたが、これからもこういった流れは続くのではないでしょうか?

それにしても、年が明けてからのテーラーメイドの新製品ラッシュはすごいものがあります。



シャローヘッド

このシャロー感は、『今のスタンダード』といえるのではないでしょうか?

こういった感じは、『R11』や『バーナー』『RBZ』などにも通ずる部分があるように思われます。



ヘッド後方のウェイト

今はドライバーにウェイトが付いているものがたくさんありますが、このドライバーには後方のややヒール側にひとつだけありました。

この位置に配置されているということは、『球のあがりやすさ』と『つかまりやすさ』が求められているのでしょうか?

チューニング機能の高い、テーラーメイドのドライバーなので、このウェイトもおそらく交換できるのではないかな?と思いました。



ADVANCED DISTANCE TECHNOLOGY

『ADVANCED DISTANCE TECHNOLOGY』と表示されていました。

ADVANCEDとは、『高度な』という意味なので、このまま直訳すると『高度な距離の為の技術』が組み込まれている・・・。ということになるのでしょうか?

形状的にはとてもオーソドックスに見えるヘッドではありますが、このように表示されているところにメーカーの大きな自信が伺えます。



ライオンのようなマーク

ソール部分のヘッド後方と、クラウンマークには、このライオンの横顔のようなマークが記されていました。

とてもカッコいいと思いました。

これがこの『GLOIRE』のトレードマークなのでしょうか?



FORGED

フェース面のトゥ側のところに小さく『FORGED』と刻印されていました。

飛距離だけでなく、製造法やフィーリングにもこだわっている・・・。ということなのでしょうか?



ネックの調整用ビス

テーラーメイドのドライバーらしく、このドライバーにも調整機能が付いています。

これはもうテーラーメイドのドライバーでは『常識』のようになっていますし、メーカーが変わっても、ひとつのものが受け入れられれば、追随していくということになるのだと思います。

新たなアイデアとそれを実現させる技術が一旦できてしまえば、あとはそれが量産されていくのだと思います。

アイデアや製造法の『金型』を創ることができれば、それを活かしていくことは比較的容易なのではないでしょうか?



STD LOFT

ポジションは勿論『スタンダード』です。

R11を見慣れてきたせいか、このドライバーの調整機能がとてもシンプルに思えてきました。
 


ネック長さ

予想通り、ショートネックですし、こういったところは予め予想通りでした。



顔

顔は比較的オーソドックスな感じがしました。

『異型系』の顔ではありません。

『シャローさ』が充分感じられる顔をしていますし、ヘッド後方が少し膨らんではいますが、これは『今のトレンド』といったところだと思いますし、変わっている感じは全くしません。

好感のもてる顔です。



振り感

ただ、振った感じがあまりにも軽すぎる感じと軟らかい感じがして、なかなか気持ちよく振りきることができませんでした。

他のスペックも探してみたのですが、試打クラブはこの『SR』と『R』の二種類しかなかったので、今回は、この『SR』で試打してみることにしました。

素振りを繰り返していて、ヘッドの『白』というのは、確かに残像効果などもありますし、いい色だと思いましたが、あくまでも私には、これまでの『ノーマルな黒』のほうが振りやすいな・・・。と思いました。

これは好みの問題なので、どちらがいいというものでもないと思いますし、これからも『白』や『黒』のヘッドは比率がどうなるか解りませんが、共存していくのではないでしょうか?



構え感

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じでした。

顔を見ていただけのときは、あまり感じなかったのですが、こうしてボールを前にして構えてみると、ややフェースが被っているのかな?と思いました。

ただ、強い違和感を感じることもなく、こういったタイプのヘッドはこれまでもたくさん出会ってきていますし、大型ヘッドでありながら、球をつかまえ易くするには、こうして工夫は必要不可欠なことなのかもしれません。

極端なフックフェースには苦手意識を感じてしまうのですが、これくらいまでならば、それほど意識しなくても良さそうな感じがしました。

『ドロー』『フェード』でいえば、どちらかというと『ドロー系』のイメージが出しやすかったのですが、これまでもドロー系の顔をしていながら、実はフェード系が打ちやすかった・・・。という経験もしているので、果たしてこのドライバーがどういったタイプなのか?は実際に打ってみないと解らないと思いました。

すごくナチュラルに感じられるドライバーだと、こうして構えたときに、ある程度球筋を自分の好みに『限定』させることができるのですが、今日はそういった感じではなく、あくまでも『出たとこ勝負』的なところがありました。

これがもしコースだとちょっと困ってしまいますが、今日は練習場なので、結果を恐れずに振っていくことができます。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』は、いわゆる『弾き感』が感じられ、とても好感がもてました。

割としっかりとしている打感だとは思いましたが、硬すぎない感じで、何球打ってもストレスを感じることはありませんでした。

何といいますか、『海外量産型リーズナブルドライバー』のなかでは、打感はいいほうだと思いました。



打球音

『音』も、割とはっきりとしていましたが、嫌な感じは全くしませんでした。

どちらかというと『爽快感』が得られる音だと思いました。

インパクトが緩んだり、詰まったりすることもありませんでした。

周りが気になることもなく、自分のショットに集中することができました。



トゥ側

球はかなりあがりやすいです。

これはもう打つ前から解っていました。

ロフトが10.5度ということもありますが、これがもし9.5度であっても、かなりあがりやすいタイプだと思います。

シャフトもかなりよくしなりますし、何と言いますか『インパクトで上を向きやすいタイプ』のシャフトだな・・・。と思いました。

できれば、もっと低く抑えていければ・・・。と思いました。



バックフェース

『安定性』も高く、かなりラインを出していきやすいドライバーだと思います。

スイートエリアも広い感じがしますし、シビアな感じは全くしません。

球もつかまりやすく、右へプッシュする感じがしませんでした。

これくらい直進性が強いドライバーに出会うと、数年前の『異型ドライバー』は一体何だったんだろう?と思ってしまいます。

おそらく『数値的』には、異型にしたほうが高いのではないか?と思いますが、『結果』で考えると、あくまでも私の場合ですと、このドライバーのほうが安定感が出せました。

やはり、これは『構えやすさ』が大きく影響しているのだと思います。

『心理的な部分』は、なかなか数値で表すことができないように思います。

『数値上(理論上)の慣性モーメント』<『数値には表せない精神的な安心感』

ではないか?と思っています。

ただ、この純正シャフトが私にはやや振りづらく、タイミングが取りづらかったので、違うスペックだともっといい結果が得られたような気がします。

少し気が緩んでしまうと、どうしてもつかまり過ぎな感じもしました。



飛距離性能
 
『飛距離性能』という点では、明らかにヒッタータイプというよりはスインガータイプの方に適したドライバーだと思います。

『弾きの良さ』『弾道の高さ』『球のつかまりの良さ』で強く飛ばしていけるドライバーだと思います。

ヤングゴルファーというよりは、どちらかといえば、ベテランゴルファーの方に人気が出そうです。

右へ抜ける感じはしないですし、気持ちよく振り抜いていくことによって、飛距離を伸ばしていかれる方も多いのではないでしょうか?

この弾道を見ていると、かなりの工夫が施されているんだろうな・・・。と思ってしまいます。

一見シンプルなヘッドではありますが、目に見えないところで、かなりの技術が注ぎ込まれているのではないでしょうか?



操作性

『操作性』という点では、はっきりと操作するタイプではないと思いますが、一応左右に曲げることにもトライしてみました。

どちらにも曲げることはできましたが、あまり実戦で使えそうな球は多く打てませんでした。

もっと球数をこなしていけば、ある程度クセなどもつかみやすくなるような気もしたのですが、やはり少し不自然に感じられた部分もあるので、自然に振り抜いていく感じが一番なのだと思いました。

『操作性』というよりは、明らかに『安定性』が優れているドライバーだと思いますし、こういったところは多くのゴルファーのニーズにマッチしているところだと思います。



ヒール側

テーラーメイドらしい、よく考えられていて、高い技術が組み込まれたハイレベルなドライバーだと思いました。

ただ、私にはやや難しく感じられる部分もありますし、今年出会ったテーラーメイドの『ホワイトヘッドドライバー』の中では断然『RBZ』に魅力を感じました。

しかし、この『GLOIRE』が『RBZ』に劣っている部分は全く感じませんでした。

あくまでも色々なゴルファーの好みによって選べるように、メーカーが造り分けているのだと思います。



Taylor Made GLOIRE DRIVER

テーラーメイドは、その『発想の斬新さ』や『先進性』が他のメーカーと違う個性が感じられますが、それ以外にも『宣伝』がとても上手だな・・・。という印象がとても強いです。

特にこの『GLOIRE』という名のクラブには、発売前から興味を持っておられた方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

テーラーメイドだから信頼と実績がありますし、どういったクラブなのか?ということがすごく人間の『知りたい』という欲求を上手くついているな・・・。と思いました。

実際に試打をしてみて、思っていたよりも『スタンダード感』が感じられ、奇をてらった部分が全くなかったので好感をもつことができました。



Taylor Made GLOIRE DRIVER

購買意欲が湧くか?と聞かれれば、あくまでも私の場合は湧きませんでしたが、このドライバーはとても人気が爆発するのではないでしょうか?

これから本格的な春に向けゴルフシーズンが到来したときに、練習場やコースで、このドライバーをたくさん見かけるような気がします。

この『ファーストモデル』が好評だったら、おそらく『セカンドモデル』も登場してくるのではないでしょうか?

このドライバーを試打してみて、大よその対象となるゴルファー像が見えてきたように思うのですが、一般的にハードルの低いドライバーだと思いますし、かなり幅広い層に受け入れられるのではないでしょうか?

これからもテーラーメイドが、どのようなアイデアで、どんなクラブを発表してくれるのかが、とても楽しみです。
                         
        

                         

コメント

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今さらですが
遠藤製らしいです。初代グローレという事で気合いが入っていたんでしょうが、DRからUTまですべてがチタン製さらにUTにヘッドの調整機能が付いているのは初代だけです。評判をきいて軽堅のディアマナ、アヒナやWにDR、3W、5W,7Wすべてリシャフトしました。最近OBを打った覚えがありません。散々飛べヘッド飛ぶシャフトで色々組んできましたが実戦では文句なく「最強です」5年前のヘッドですがシャフトを替えると化けます。。
とても勉強になりました!
素振り大臣様。こんばんは。
golfdaisukiです。

ご無沙汰しております。
お元気でしたか?

そうですか、遠藤製ですか。

グローレは高性能ですし、人気も高いですね。
私はグローレFが気に入っているのですが、私の周りには初代グローレが一番好きだという人もいます。

いい物はいつまで経ってもいいものですね。

このクラブは今はもう見かけなくなりましたが、もし機会があれば違うシャフトでも試してみたいと思いました。

このクラブについて、詳しい情報を教えてくださり、ありがとうございました。
勉強になりました。

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。

それでは失礼いたします。