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2012年02月19日
ホンマ BERES S-02 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ホンマ BERES S-02 ドライバー です。

シャフトは アーマック6 49 です。
ロフトは10度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は50.5g、トルクは4.45、バランスはD2、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は286gです。

ホンマの新しいドライバーです。
ここ最近は本当に色々なメーカーのニュークラブに出会う機会が増えました。
本格的なゴルフシーズンが開幕する前に、こういったニュークラブに出会えることはとても嬉しいことです。
また、今日まで開催されていた『ジャパンゴルフフェア』に行かれた方もたくさんいらっしゃると思います。
こういった催しは楽しいですし、これからも盛大に開催して欲しいと思っています。

さて、今のホンマの2大ブランドといえば、このベレスとアスポートになると思います。
今日はそのベレスのニュードライバーです。
ホンマらしい高級感溢れる造りになっています。
アスポートもベレスも、ブランド間のクラブの違いはそれほど大きく感じられないのですが、ホンマらしい美しい仕上がりになっています。

トゥ側に『WING BLADE TECHNOLOGY』と表示されていました。
また新しいホンマ独自の技術が組み込まれているのでしょうか?

シャフトは『アーマック』という名の通り、この『甲冑模様』が特徴的だと思いました。
今、『4軸』はとてもポピュラーですが、アーマックが登場したばかりの頃は『3軸』が主流だったので、とても画期的なことだと思っていました。
しかし、今は『5軸』というシャフトも誕生しているのだそうです。
どんなシャフトなのか、とても興味があります。
色々なクラブに出会ってきて思うのは、やはり今は『ヘッド』よりも『シャフト』に注目すべきではないか?ということです。
シャフトはヘッドに比べ、まだまだ開発の余地が大きく残されているように思います。
クラブの性能を大きく左右するのは、ヘッドよりもシャフトです。

このような形状のドライバーも、とても多くなりましたし、今の主流といっていいように思います。
私にはかなりシャローに見えてしまうのですが、これくらいがベストに感じておられる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

『顔』は、まずまず・・・。だと思いました。
ヘッドは大きく見えますが、特に変なクセも感じられず、違和感などは感じませんでした。
見惚れてしまうほどの美しい顔だとは思わなかったのですが、ホンマらしい高級感が漂っていました。

素振りをしてみた感じは、正直、かなり難しい・・・。と思いました。
クラブ全体も軽かったのですが、シャフトがかなり軟らかくて、なかなかタイミングが合いませんでした。
試打クラブには、このドライバーの他にも『SR』があったのですが、こちらの『S』のほうが振りやすいだろう・・・。と思って、『S』にしてみたのですが、それでも予想以上に軟らかくて、とても難しく感じられました。
軽くて軟らかいので、これはかなり自分のスイングの質を問われそうだぞ・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、あまりいい印象はもちませんでした。
顔自体は異型ではないですし、違和感などは感じていなかったのですが、ボールを前にして構えた途端、難易度が増してしまったような気がします。
フェースも被っているようには見えなかったですし、初めて見る形ではないと思ったのですが、強い違和感を感じました。
それは『フェース面が見え過ぎ』なところに、大きな違和感を感じたのだと思います。
このドライバーのロフトは『10度』ということですが、明らかに違うと思いました。
一体本当は何度なんだろう?とか、高くあがり過ぎてしまうだろうから、抑えて打っていかなくては・・・。しかし、このシャフトではそれも難しいだろう・・・。
などと、普段あまり考えないようなことを考えてしまったり、余計な雑念が頭を駆け巡り、それがさらに難易度を上げてしまったような気がします。
構えやすいクラブだと、いいイメージが出せて、すぐにテークバックを開始することができるのですが、今日はちょっと躊躇してしまいました。
『すっきり感』はなく、何となく『もやもや』した感じが胸に残りました。
普段なら、コースでも練習場でも、いいイメージを頭に描いてからショットするのですが、今日はなかなかそういった感じにならず、いつまでたってもらちがあかないので、苦戦することを覚悟で、テークバックを始めました。
試打を開始しました。

『打感』は、正直もうひとつだと思いました。
いいフィーリングを得ることができませんでした。
本来ならば、こんなに美しいヘッドですし、きっと素晴らしい打感なのだろう・・・。とは思いますが、私はそれを感じ取ることができませんでした。

『音』にも、不満を感じました。
特別に大きくて甲高い音・・・。というわけではないのですが、この音はちょっと違うなぁ・・・。と思ってしまいました。
ヘッドの高級感にそぐわない音だと思いました。

球はとてもよくあがります。
あがり過ぎるくらいあがっていく・・・。といった感じです。
これくらい弾道が高いのであれば、日頃10度のドライバーを使っておられる方でも、全くタフには感じられないのではないでしょうか?

『方向性』という点では、最初からかなり苦戦してしまいました。
1球目から大きなフックボールを打ってしまいました。
先ほども書きましたが、フックフェースには見えなかったですし、それほど球がつかまり過ぎるタイプのドライバーではないように思ったのですが、私はミスショットを打ってしまいました。
やはり私の悪いクセが強く出てしまったのだと思います。
構えたときの『モヤモヤ感』をそのままストレートに表現したような打球だと思いました。
やはり打球は心を映す鏡だな・・・。とつぶやいてしまいました。
本来ならば、スイートエリアも広そうですし、何らシビアなドライバーではないと思うのですが、私の未熟なスイングが、このドライバーの性能を上手く引き出せなかったのだと思います。

『飛距離性能』という点でも、私はなかなかいい感じで打っていくことができませんでした。
たまに真っ直ぐ飛んでも、ボールが高くあがり過ぎてしまう感じで、そのロスを埋めることもできませんでした。
やはり『振り感』が合わなかったことや、構えたときの印象、そして『打感』『音』に全く馴染めなかったので、いい結果につながらなかったのではないか?と思いました。
普段なら、だんだんと叩く度合いを強めていったりもするのですが、今日はそのような気になれませんでした。
私のように大きく曲げてしまっては、せっかくの『46インチ』という長さの威力も充分に発揮することができないと思いました。

『操作性』という点でも、難しく感じてしまいました。
普通に打っているときでさえ、かなり苦戦してしまったので、なかなか操作しようという余裕も生まれませんでした。
何とか、このドライバー(特にシャフト)に馴染んでいこう・・・。と思っていたのですが、なかなか上手くいきませんでした。
『軽量』『長尺』『高弾道』のドライバーも、これまで経験を積んで、ある程度対応できるようになったかな?と思っていたのですが、今日はそれが私の思い上がりなのだと、このドライバーに強く叱責されたように思います。

大好きで、色々な思い入れのある『ホンマ』ということで、私も何とかいい内容のショットを打っていこう・・・。と思っていたのですが、今日は全く歯が立ちませんでした。
何球打ってもミスショットばかり繰り返す私自身をとても情けなく思いましたし、このドライバーに申し訳ないと思いました。

きっと様々な高い技術が組み込まれているのだろうと思いますし、このドライバーの質は本来はとても高いのだと思います。
『構え感』や『打感』『音』など、私には馴染めない部分があり、それが難しくしている大きな要因であったように思うのですが、一番の原因は『私の対応能力の低さ』だと思いました。
メンタルの弱さも実感しました。

私にはかなり手ごわいドライバーでしたが、本来は幅広い層に対応できるように作られていると思いますし、私以外の多くの方が、このドライバーにいい印象を抱かれるのかもしれません。
本来なら今日は30球くらいは、このドライバーの試打を楽しもうと思ったのですが、こんなに情けない球ばかりしか打てない自分自身に腹が立ち、10球で止めてしまいました。
もし、また出会う機会があれば、もう一度トライしてみたいと思いましたし、自分自身のスキルをもっと上げていこう・・・。と思いました。
コメント
時間を忘れるアイアン
この内容で、この頻度の更新は素晴らしいですね、もっと早く出会いたかったです。
golfdaisukiさんのコメントのとおり、打っている時間を忘れるほど魅力的で、ショートゲームの練習が疎かになっている程です。
大変恐縮ですが、2点ご指導頂きたいことがあります。
1点目ですが、練習場でクラブを振る回数が増えたためレンジボールの跡がフェースにベッタリつきます。
今まで溶剤で溶かして取っていたのですが、本来はどうすればいいのでしょうか。
手入れもしっかりやってあげたいと思いまして、教えて頂きたいと思います。
2点目に、ツアーモデルの限定品でもシャフトの入り方等を見てもらったほうがいいのでしょうか。
以前からツアーモデルが欲しくて、量販店にてやっと12年モデルが買えたのですが、さらに専門のショップに持ち込むとなるととても敷居が高いように感じられてしまいます。
念願のツアーモデルですので、長く大切に扱って行きたいと思います。
その他、クラブの扱いでアドバイスがありましたらお願いします。
まだまだ寒い日が続きますが、くれぐれもお体にはご留意下さいませ。
2012-02-20 09:38 としさん URL 編集
お久しぶりです!
先日のラウンドで、366ヤードのミドルで、グランプリプラチナを使用し、360ヤードのビッグドライブがあり、グリーンエッジ到達、あわやワンオンでした!このブログでグランプリプラチナの事を教えて頂いて本当に感謝です!
2012-02-20 10:01 ゴルフ狸 URL 編集
としさん様。初めまして
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして誠にありがとうございます。
としさん様はヤマハ インプレスX Vフォージド ツアーモデルを購入されたそうで、とても羨ましく思います。
私が昨年出会った数々の素晴らしいアイアンの中で、一番気に入ったモデルです。
私もこのアイアンを購入したいと考えているのですが、私の経済的な理由により、なかなか思うようにはいかないので、歯がゆく思っております。
この素晴らしいアイアンを手にされているとしさん様は、とても内容の濃い練習をされているように思いますし、来るべき本格的なゴルフシーズンがとても楽しみですね。
さて、頂いたご質問について、まず一つ目ですが、私が行っているクラブの手入れ方法は、コースでのラウンド後は、可能なコースでは、まず水洗いをしてブラッシングをし、クラブハウスに入る前に靴の汚れを落とす為に使うエアーガンで取れるだけ全ての土や汚れ・水気などを落とすようにいしています。
そして自宅に帰ってからは、専用のバケツに水を入れ、そこにクラブ(ヘッド)をつけて、クラブ用に買った歯ブラシでスコアラインや番手の刻印などをもう一度念入りに掃除します。
その後、すぐにタオルで水気を拭きとり、専用のオイルを塗ります。
このオイルは量販店などで売られている『ウッド専用』とか『アイアン専用』といったチューブに入ったオイルでもいいと思いますが、私はずっと『KURE 5-56』という製品を愛用しています。
よく使うので、いつもストックを多めに揃えています。
その『KURE 5-56』を軽くヘッドにスプレーし、ティッシュペーパーを細かく畳んで厚みをもたせ、オイルを刷り込むようにしながら拭き取っています。
ヘッドが終わったら、そのままシャフトも拭いています。
その後、別の乾いたティッシュペーパーで余分な油分を拭いています。
『KURE 5-56』はホームセンターなどで容易に手に入りますし、防錆効果も高いので、私はずっと愛用しています。
ウェッジなど調整の為に削ったクラブや『ノーメッキ品』は別として、普通のクラブ(ドライバーからパターまで)は、この方法で『錆び知らず』『汚れ知らず』です。
私はこの方法でクラブをいつも磨いています。
中にはサンドペーパーなどを使われる方もいらっしゃるようですが、私は使っておりません。
できるだけ、クラブには傷をつけたくないと思っているものですから・・・。
ただ、ショットした時にできた傷はある意味『勲章』だと思っているので、気にはならないのですが・・・。
特にアイアンやウェッジは、適度な傷があると、それがまたカッコ良く見えてくるものですね。
そして二つ目のご質問についてですが、ツアーモデルの限定品でも、シャフトの入り方や挿し方は他のアイアンを変わらない・・・。と思われてまず間違いないと思われます。
ツアーモデルの限定品といっても、それはあくまで『ヘッド』についてであり、それ以外はノーマルな製品と変わらないのが現状だと思います。
専用のショップというのは、おそらく工房などのことを言っておられるのだと思いますが、工房はそういった調整も主な仕事なので、他店で買ったクラブの調整を喜んで引き受けてくれると思います。
そのお店で買ったクラブしか、調整しない・・・。という工房は日本にはおそらく一軒も無いのではないでしょうか?
少なくとも、私の知っている工房は断ることはしません。
なので、決して敷居は高くないですし、お近くの工房を訪ねてみられてはいかがでしょうか?
シャフトの挿し方なども、一応きちんと確認されたほうが良いかと思われますし、せっかく工房を訪ねられるのでしたら、『ライ角』や『バランス』『振動数』などもチェックされることをお勧めしたいと思っております。
せっかく素晴らしい名器と呼べるようなアイアンを購入されたのですから、フィッティングをきちんと受けられることをお勧めしたいと思っております。
アイアンは大切に使えば、10年以上ずっと付き合ってくれるクラブです。
今回購入されたアイアンは、飽きが来ないタイプですし、もちろん『新溝ルール』に適合しているので、これからどの大会に出られても使うことができますね。
なので、どうかその素晴らしいアイアンをずっと大切にしてあげてください。
あと、クラブの扱い方についてですが、昔のパーシモンドライバーなどには、ヘッドカバーの中によく乾燥剤を入れたりしていましたが、今のチタンドライバーはそういったことは不要ですし、特に投げたり、地面に叩きつけたりしない限り、気を使われる必要はないかと思われます。
ただ、車のトランクに長く入れておかれないほうが良いかと思われます。
これは特にボールについて、よくいわれていることですが、クラブにもいえることです。
今はまだ寒さが厳しいですが、夏の車のトランクに入れっぱなしは良くないですし、クラブはなるべく立てて保管されることをお勧めします。
余計な重さがクラブにかかると、シャフトが曲がってしまったりすることもあります。
もし、運搬中などで、アイアン同士がぶつかって傷がつくのを気にされるのでしたら、今は個別のアイアンカバーなども売られているので、検討される価値はあるように思われます。
宅配便などでキャディバッグごとクラブを送られるときは、専用のバンドを使われるとカチャカチャ音がしないですし、折れたり傷がついたりすることも防げるように思います。
以上が私の考えなのですが、お力になれましたでしょうか?
また、私の体調にまでお心配りを頂き、ありがとうございます。
おかげさまで、風邪も引かずに元気に過ごさせていただいております。
としさん様も、どうか風邪などを引かれませんよう、ご自愛くださいませ。
これからもお時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いでございます。
それでは失礼いたします。
2012-02-21 02:00 golfdaisuki URL 編集
凄い飛距離ですね
再びコメントを寄せてくださいまして、ありがとうございます。
GPプラチナが威力を発揮しているようですね。
また、その性能を使いこなしておられるゴルフ狸様も、かなりスキルの高い方だとお見受けしました。
これからもその素晴らしいドライバーを大切にしてあげてください。
私の書いた記事が、ゴルフ狸様のお役に立てて、私も本当に嬉しく思っております。
私はまだ、この素晴らしいドライバーを購入出来ていませんが、なるべく早く購入したいと考えております。
これからもお互いゴルフをエンジョイしてまいりましょう!
この度はとても嬉しいコメントを寄せてくださいまして、本当にありがとうございました。
それでは失礼いたします。
2012-02-21 02:05 golfdaisuki URL 編集
ありがとうございます
クラブの取り扱い方についてアドバイス頂きありがとうございます。早速休みの日にKURE5-56を買ってみます。
本当にいいアイアンなので、長いく付き合って行きたいです。
あと、工房にてフィッティングにも挑戦してみようと思います。
目標シングルのレベルですので、ちょっと敷居が高いかなと思っていましたが、自分のレベルアップのためにもクラブの状態を確認してもらおうと思います。
それと余談ですが、マイドライバーのレガシーツアーのインプレ内容が良くて嬉しかったです。
周りではあまり評価が高くないのですが、中弾道で伸びていく球筋と顔が好きで愛用しています。
最近中古ショップにて投げ売りされているのを見かけて寂しい気持ちになっていましたが、持ち直しました(笑)
これからも楽しみに記事を見させて頂きたいと思います。本当に貴重なアドバイスをありがとうございました。
2012-02-21 20:43 としさん URL 編集
レガシーツアーは素晴らしいドライバーです
再びコメントを寄せてくださいまして、ありがとうございます。
としさん様はゴルフというスポーツにとても真摯に向き合っておられますし、向上心の強い方だとお見受けしました。
なので、これからもどんどんレベルアップしていかれると思いますし、シングルとおっしゃらずにスクラッチあるいはプラスハンディを目指していただきたいと思いました。
『自分にはとても無理』と思ってしまうと、不思議とそのようになってしまいますが、自分の向上心にブレーキを掛けずに高い目標を持ち続けられますと、その実現性が高まるように思います。
可能性は誰にでも平等ですし、際限がないものだと私は考えています。
近い将来、としさん様がイーブンパー以下のスコアでラウンドしておられるように思えてなりません。
いつか、大きな大会などでお会いできるといいですね。
それとレガシーツアーについてですが、ドライバーとしての性能は高いにもかかわらず、あまりにもハード過ぎたので、発売当初から爆発的に売れなかったのだと聞いたことがあります。
予想以上に売れ行きが伸びずに在庫が余っているので、思いっきりマークダウンしているのだと思います。
やはり今はイージー系のクラブが売れる時代なのですね。
メーカーにとっては『売れるクラブ』が『いいクラブ』といえるのだと思いますが、私たちゴルファーにとっては、必ずしもそうとはいえないですね。
私はレガシーツアーが大好きですし、とてもいい印象が残っています。
それと、私は人の評判を気にしない(といいますか、殆ど情報を入れない、入らない)タイプなので、いつも評価基準は自分自身の好みによるところが大きいです。
ゴルフは色々なものが大切ですが、あくまでも重要なのはその人なりの『感性』ですね。
例え他の人が良くない・・・。と言っていても、自分自身がいいと思うことができれば、それでいいのではないでしょうか?
なので、あまりマイナスに考えられないほうがいいように思われます。
これからもその素晴らしいドライバーとアイアンを大切にしてあげてください。
それでは失礼いたします。
2012-02-23 00:01 golfdaisuki URL 編集