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2012年02月14日
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ナイキ VR PRO リミテッド エディション フォージド ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ナイキ VR PRO リミテッド エディション フォージド ドライバー です。

シャフトは FUBUKI K60 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.4、シャフト重量は63g、バランスはD2、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は314gです。

約1年ぶりに出会ったナイキのニュードライバーです。
前のモデルであるVRプロはとても印象的でしたが、このニュードライバーもデザイン的にすごく似ています。
赤い色が違うだけかな・・・?と思っていました。

この角度から見ても、やはり大きな違いを見つけることはできませんでした。
リミテッドエディションということで、『限定品』というように理解していいと思うのですが、このドライバーは限定発売なのでしょうか?
『限定』といわれると、どうしても急いで買わなくちゃ・・・。などと思ってしまいがちですが、このドライバーはそれほど慌てなくてもいいのではないかな・・・?と思ってしまいました。

昨年のモデルは、ネック部分にチューニング機能が付いていましたが、このドライバーにはそれが見当たりませんでした。
その代わり、ネックが他のメーカーのドライバーよりも長く感じました。
とてもシンプルさにこだわっていて、扱いやすくなっているのでしょうか?
高機能も、それが度を越してしまうと、却って邪魔に感じることもあると思いますが、こういったシンプルなクラブには挑戦意欲が湧いてきます。
便利な物に慣れ過ぎてしまっているところもあると思うので、こういったシンプルで便利すぎないクラブは一度フィットすると、長く付き合っていけそうな予感がします。
プレイヤーの苦手な部分をカバーしてくれるクラブにも魅力を感じますが、やはりクラブがプレイヤーの技量を問うているように感じると、頑張らなくっちゃ・・・。と思ってしまいます。
練習にも熱が入ります。

『顔』も、とても男前です。
本当にナイキのドライバーは一時期に比べ、とても顔が良くなりました。
ナイキ以外にも『キャロウェイ』や『つるや』など『四角形ドライバー』を発売したメーカーがありますが、私はどうしても最初のイメージが強かったせいか、四角形といえば、まずナイキを思い出してしまいます。
その頃のナイキのドライバーには、どうしても慣れ親しむことができなかったのですが、こういった顔をしたクラブを見せられると、思わず手に取ってしまいますし、ほくそ笑んでしまいます。
ヘッドも大きく見えたので、体積が『460㎤』だろうと思っていたのですが、430㎤なのだそうです。
シャロー形状だからでしょうか?
それほどコンパクト感は感じられませんでした。
私はもう少し『コンパクト感』や『ヘッドの厚み感』があってもいいかな・・・?と思うのですが、このドライバーの大きさに好感をもたれる方はとても多いのではないでしょうか?

ボールを前にして構えてみても、この絶妙な『逃がし顔』がたまりません。
私はすごく大きな安心感を得ることができました。
トゥ側が出っ張っていないクラブというのは、本当に美しいです。
弾道がイメージしやすかったですし、左方向へのマイナス的なイメージは何も湧いてきませんでした。
今のドライバーの過半数が『つかまえ顔』であるフックフェースだと思うのですが、こういった『逃がし系』の顔をしたドライバーにはすごく魅力を感じます。
余計な細工をしないで、気持ちよく振り抜いていけそうだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、昨年の記憶が蘇ってくるくらいのしっかりとした打感だと思いました。
やや硬いと感じてしまったのですが、特に嫌な感じはしませんでした。
ある意味、『ナイキらしい打感』だと思いました。
ややトゥ寄りで打つと、打感が少し硬く感じられました。
ある程度打点をつかみやすいフィーリングなので、私はそこが気に入りました。

『音』も予想通り、やや大きめでしたが、特にインパクトが緩むこともなく、自然に振り抜いていくことができました。
聞きほれてしまうような音ではなかったのですが、大きな不満を感じることはありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、このシャローヘッドらしい、敷居の低さを感じました。
ただ、高すぎる感じはせずに、どちらかというと『中・高弾道』といったところかな?と思いました。
スインガータイプの方よりは、明らかにヒッタータイプの方に合いやすいドライバーだと思いましたが、決してハードヒッター限定というように使い手を選ぶドライバーではないと思いました。

『安定性』という点では、なかなか高いものを感じました。
シビアな感じがしません。
『逃がし顔』をしたドライバーなので、球のつかまりが弱くて、フェースを滑って右へ抜けていきやすいのかな?と思っていたのですが、実際はそんな感じはしませんでした。
トゥ寄りでヒットしても大きくスライスすることはありませんでした。
球が途中から大きく曲がる感じもあまりなく、打出し方向さえきちんととれていれば、それほど大きなケガにはつながりにくいように感じました。
ラインを出しやすいドライバーだと思いました。
やはり『球筋の安定』には『心の安定』が必要不可欠なのだと、改めて感じました。

『飛距離性能』という点では、正直いって、昨年のモデルからどれくらい進化したのかが、よく解りませんでした。
特別によく飛ぶドライバーだとは思いませんでしたが、結構スピンを抑えて打っていける感じがしたので、スピンが多めの方には心強いパートナーになってくれるのかもしれません。
球が必要以上につかまり過ぎないので、私は安心して振り抜いていくことができ、それがいい結果をもたらしてくれたように思いましたが、スライサーの方には、やや合いづらく感じられるかもしれません。
無理につかまえにいく必要はないと思いますが、クラブが自然とつかまえてくれるタイプではないので、そこの部分で飛距離を伸ばしていきづらい・・・。と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

『操作性』という点では、思っていた以上にいい感じでした。
最初に構えたときに、ヘッドの大きさや『扁平感』から、何となく『安定性重視』のドライバーなのかな?と思っていたのですが、実際はとても操作しやすく感じました。
フェード系はもちろん、ドロー系も難しく感じることはありませんでした。
それはこのヘッドもいいと思うのですが、それ以上にこのFUBUKIというシャフトがいい味を出してくれているように思いました。
安定性も求めていきたいですが、その中にどうしても操作性を求めていきたい私にとっては、とても面白いドライバーに思えてきました。

約1年ぶりのナイキのニュードライバーでしたが、試打を終えて、昨年のモデルよりもどこが大きくバージョンアップしたのかが、正直よく解りませんでした。
ナイキの試打クラブはよく目にするのですが、そう何度も試打することがないので、今度前のモデルも目にすることがあれば、このドライバーと一緒に試打して比較してみたいと思いました。
『購買意欲』が湧くことはありませんでしたが、これからもナイキの革新的でカッコいいクラブに期待したいと思います。
これまでの既成概念に一石を投じるようなクラブ作りをして欲しいです。
コメント
No title
現在、ミライMK-06 attasT3 6xとアメリカ製のNike Vr Pro Limited ahina Xを所有しております。
練習場ではミライの飛距離はすばらしく、Nikeのドライバーはボールがスーっとまっすぐ伸びていくがそんなに飛距離が出ず、過去所有したドライバーでは飛ばない部類で正直売ろうと考えておりました。
そんな中先日コース球で2本を試したところ、ミライはボヨーンと飛び普通の飛距離で、Nikeはカメハメ波のようにズドーンと飛んでいきミライより20ヤードは飛んでました。H/Sは48~50位です。
golfdaisuki様の練習場のボールはコース球でも同じような球がでますか?
また、golfdaisuki様のヘッドスピードはどの位ですか?
よろしくお願いします。
2012-05-11 16:57 とら URL 編集
ミライのドライバーにはすごく興味があります
この度はコメントを寄せてくださいまして、ありがとうございます。
ナイキとミライのドライバーを所有されているのですか。
羨ましい限りです。
私はどちらもそれほど多く接してきてはいないのですが、特にミライのドライバーには興味があります。
私は複数の練習場に行きますが、練習場によってはコース球で打たせてくれるところもあるので、私はそういったところでドライバーやアイアンの弾道をチェックしています。
また、コース球でない、いわゆる『レンジボール』でも、ツーピースを使っているところも多く、昔よりはずいぶんと環境が整ってきましたね。
しかし、コース球とはやはりフィーリングや弾道も違うところが多いです。
レンジボールは飛距離はやや劣っても、ボールを曲げやすい特徴があるので、私はよく曲げて楽しんでいます。
私は最近ヘッドスピードを計測していないので、今度計測したら記事にてご報告させていただきたいと思っております。
この度は楽しいコメントを寄せてくださいまして、どうもありがとうございました。
とても楽しく読ませていただきました。
これからもよろしくおつきあいくださいませ。
それでは失礼いたします。
2012-05-14 23:08 golfdaisuki URL 編集