三浦技研 CB-1006 アイアン - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2009年09月03日
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三浦技研 CB-1006 アイアン

                 
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今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは 三浦技研 CB-1006 アイアン の7番です。



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シャフトはNS PRO 950GHです。

ロフトは34度、シャフトフレックスはS、トルクは1.9、シャフト重量は98g、バランスはD1、キックポイントは中調子です。



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初めて手にした、『三浦技研』のアイアンです。


以前、一度だけウェッジを手にしたことがあるのですが、アイアンは初めてです。


『研磨の達人』として名高い、三浦勝弘さんの作るクラブ・・・・。ということくらいしか、私はあまり知識がなく、自分の勉強不足を感じつつも、何故か新鮮な気持ちになりました。


初めて手にするメーカーのクラブというのは、どんな感じなのだろう・・・・?と、いつも興味津々です。


このアイアンは私の友人の物で、彼はとてもこのアイアンを気に入っています。


コースではもちろん練習場でもその日、使い終わったら、きちんと綺麗に拭いているので、彼のその姿を見るたび微笑ましくなってきます。


クラブを大切にする人は、私はとても好きですし、尊敬に値する人だと思っています。



全体的に『彫り』の浅い、『ハーフキャビティアイアン』だと思いました。


今は『軟鉄鍛造アイアン』でも、比較的もっと『彫りの深い』物が多いように思うのですが、このアイアンは、かなり浅く作られています。


かなり『マッスルバック』に近い感じなのだろう・・・・。と思いました。


昔は、こういったデザインのキャビティアイアンはたくさん見かけました。


その頃は、『キャビティアイアンの打感』には物足りない感じがした物が多く、それを少しでも補う為に『キャビティ』形状ではありながらも、できるだけ『肉厚設計』にしていたのではないか?と思います。


今は、『彫りの深いキャビティアイアン』でも、かなりフィーリング性能が向上してきていると思うので、こういった形状を見かけなくなったのかな・・・・・?などと考えていました。



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素振りをしてみると、これまでよく感じられた『NS PRO アイアン』そのものの『振り感』だと思いました。


全体的にやや軽くは感じたのですが、それ以外は特に難しく感じるところがありません。


こういった『軽量感』を感じるクラブはどうしても『打ち急ぎ』をしてしまう、私の悪い癖が出てしまうので、いつもよりもかなり『ゆっくり目』に振っていくことを心掛けました。


そして『手』よりも『足』のほうを強く意識して、丁寧に素振りを繰り返していきました。


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ボールを前にして構えてみると、すごく構えやすいです。


『和製アイアンの美しさ』とでもいうのでしょうか?


『日本独特の美』があると思いますし、『日本人好みの顔』なのだと思います。


やや『グース』がついているようにも見えたのですが、全くといっていいほど気になりません。


左へ引っかかりそうなイメージもしませんし、『自然体』で構えることができました。


このような美しい形状のアイアンは、ボールを包み込むイメージがしやすいので、とても『当たりが柔らかそう』な印象を受けます。


とても美しい形状のアイアンですが、決して『難しそう』とか『タフそう』といった感じはしませんでした。


すごく打ちやすそうな印象を持ちました。




試打を開始しました。

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まず感じたのが、予想はしていましたが、そのとてつもなく『良い打感』です。


すごく心地良く感じます。


軟鉄の良さが十分に感じられるアイアンだと思います。


私の低い技術では『軽量スチール』は、打ってみないと解らない、まさに『一か八か』的なことが多く、最近でも失敗したり成功したり・・・・。と、なかなか安定しません。


しかし、今日は一球目からいい感じの球を打つことができました。


『打感の厚み』も、『マッスルバック』と遜色ないと思いますし、ボヤけた感じはしませんでした。


このアイアンの所有者である、友人の話によると、『三浦技研』のクラブは『研磨』だけでなく、『鍛造』(つまり鍛冶やさんが刀を叩くイメージ)の技術が優れ、手間暇かけて作られているのだそうです。


それにより、鉄の密度が上がり品質の向上につながっているのだそうです。


やはり、ずいぶんとこだわりを持ったクラブメーカーなんだな・・・・・。とは納得しつつも、私の鈍い感性では残念ながら、その『鍛造技術』がどれだけ他のメーカーよりも優れているのか・・・・。ということを事細かに感じ取ることはできませんでした。


ひとつ確実にいえるのは、このアイアンの打感はとても優れている・・・・・。ということです。


ちょっと物足りない表現になってしまいましたが、打ち終わった後の正直な私の感想です。



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『球のあがりやすさ』という点でも、予想通り・・・・。といいますか、これまで出会ってきた多くのアイアンと同じ感じだと思いました。


『王道を行く』といいますか、全く不自然な感じがしませんでしたし、目新しいところは見えませんでした。


すごく『スタンダード』だと思いましたし、こうあるべきだ・・・・・。と、メーカーが主張しているように感じられました。


『程良い上がりやすさ』が感じられましたし、見た目以上に打ちやすいアイアンだと思います。


必要のない余分な工夫が施されているのではなくて、必要なものが高い技術でセンス良く組み込まれている・・・・。といった感じでしょうか?


きちんとポイントだけは押さえている感じがします。



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『安定性』という点でも、私はとてもいい感じだと思いました。


ヘッドが『当たり負け』してブレたりせずに、勢いよくボールを『押して』いける感じがしました。


今、ある意味、主流といえるかもしれない『高慣性モーメント』アイアンとは、はっきりと『一線を画す』アイアンだと思いますし、やはり『マッスルバック』に近い『キャビティアイアン』なのかもしれません。


『芯』もそれほど大きくないのかもしれませんが、『シビア』な感じは全く伝わってきませんでした。


何度打っても、打ちやすい印象しか残りませんでした。


正直いいますと、『ダイナミックゴールド』の方が、私にはもっといい感じがつかめたと思うのですが、『NS PRO』も高性能シャフトであることは間違いないですし、なかなか慣れることができない私自身が歯がゆく感じられます。


『常に100%』は無理でも『80%くらい』の満足度が得られるよう、練習を重ねていきたいと思いました。



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『操作性』という点でも、私はとても優れていると思いました。


『フック』『スライス』を打つのも容易にできましたし、打っていて飽きがきません。


隣の打席で、このアイアンの持ち主である友人が他の番手で練習していたのですが、すごく綺麗な『フェードボール』を打っていました。


私程度の者の『なんちゃってフェード』よりも、明らかに確実性の高い球を連発していました。


高さも揃えていけていましたし、彼はこのヘッドもそうですが、『NS PRO』を上手く使いこなせているな・・・・。と思いました。


彼は私と逆で、『ダイナミックゴールド』をやや苦手としているのですが、彼のこのアイアンでの素晴らしい打球は目を見張る物がありました。


『NS PRO』がどうしても苦手な私は隣で見ていて感心するとともに、彼のいいところを何とか学ぶことが出来ないかな・・・・?と思いながら彼のセットアップからフィニッシュまでを目で追っていました。



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『飛距離性能』という点では、やはり私は『ノーマルアイアン』だと思いました。


決して『飛距離追求型アイアン』ではありませんし、こういった形状の美しさがそれを物語っているような気がしました。


初めて試打したメーカーのアイアンでしたが、あらゆる面で『標準的』だと思いました。


すごく『確かな作りをしている』といいますか、『グレードの高さ』を感じました。


難しくてとても打ちこなせない・・・・・。という感じは全くせずに、アイアンを知り尽くした人が精魂込めて作り上げた『秀作』なのだと思いました。


あらゆる面でハイレベルでバランスのとれたアイアンだと思います。


早く彼にこのアイアンを返さなくちゃ・・・。とは思いつつも、『あと5球、あと3球』といった具合になかなか止めることができませんでした。


やはりいろいろなメーカーはあれど、いいクラブというのは球を打つのがとても楽しくなってくるものだなあ・・・・。と思いました。


先日試打してとても好印象だった『エポン AF-501アイアン』同様、これまで手にしたことがないメーカーのクラブでもいいクラブはたくさんあるものだなあ・・・・・。と改めて思いました。


日本メーカーのアイアンのレベルの高さを感じました。


できればもっと多く、この『三浦技研』のクラブに接する機会が増えて欲しいです。

                         
        

                         

コメント

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感性
golfdaisuki様、いつも楽しく拝見させていただいています。
先般のMP-37や今回の三浦アイアンの感想ですが、golfdaisuki様のクラブに対する感性は物凄いと思いました。私あたりが試打をし、コメントを残せと言われれば単に難しいとか、簡単だという類の試打コメントしか書けないと思います…。
よく道具はオーソドックスなものを選べとか、あんまり簡単すぎるものを選ぶとスイングに遊びが出来てしまうなどいろいろ言われています。それに関してはその通りだと感じますが、golfdaisuki様のようにある程度いろんなクラブを打ってみないと分からないのかもしれません。
私も感性を磨いて、クラブからの声を聞けるようになりたいと思いました。
追伸:パターの試打日記も書かれてみてはいかがでしょうか。また検討してみてください。
波乗り涼太様。こんばんは
波乗り涼太様。こんばんは。
そしてお久しぶりです。

この度は再びコメントを寄せて頂きまして、誠にありがとうございます。

そして私のような者にお褒めの言葉を頂きまして、嬉しいやら恐縮してしまうやら、恥ずかしい気持ちになってしまいます。

ただゴルフが好きで、そして色々なクラブを試してみるのが好き・・・。というだけであり、感性も鋭くなければ、ゴルフの腕前もたいしたことはありません。

ゴルフが好きだ・・・・。ということは、自信を持って言えるのですが・・・・。

パターの試打日記は思いつきませんでした。

なるほど・・・。と思いました。

今度パターの試打クラブを借りることができれば、試してみたいと思います。

これからもどうかお付き合い下さいませ。

それでは失礼致します。
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アイアンマン様。はじめまして!
アイアンマン様。はじめまして!golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せて下さいまして誠にありがとうございます。

さて、今回は三浦技研のアイアンについてのご質問を頂戴していますが、やはり三浦技研のアイアンはすごくいいですね。

私もすごく欲しいと思っているのですが、なかなか購入できずにいます。
既に所有しておられるアイアンマン様をすごく羨ましく思います。


ところで、ハーフキャビティについてですが、『難しさ』というのは、人それぞれ感じ方が異なる部分があるように思うところもありますが、一般的に言ってやはり『シビアさ』は感じられるアイアンだと思います。

『マッスルバック』を日頃使用しておられる方は、何の不都合もなく使っていかれると思いますが、『易しいアイアン』を使い慣れておられる方は、かなり難しく感じられると思います。


試打できるクラブが無かったので、私は試打はしていませんが、『CB-1005』を以前目にしたことがあり、その印象だけで比較して申しますが『CB-1006』は、決して敬遠すべきアイアンではないと思っております。

『CB-1005』を何不自由なく使いこなせておられるのでしたら、この『CB-1006』は、うまくマッチしやすいのではないでしょうか?

タフ過ぎるアイアンではないと思います。


ヘッドもそうですが、シャフトをご自分に合うようにフィッティングされますと、その難易度は大幅に軽減されますね。


これまでも他の読者の方から、同じようなご質問を頂戴したことがあるのですが、クラブの易しさはヘッドだけでなく、シャフトが大きくそのカギを握っています。

『CB-1006』にされましても、フィーリングの合うようにフィッティングを受けられますと、かなりいい感じに仕上がるのではないでしょうか?


フィッティングを受けることは上達過程において、とても重要なことですね。

以上を踏まえて、私は是非『CB-1006』をお勧めしたいと思います。

決して難しすぎるアイアンではありません。

そして長く付き合っていける素晴らしいアイアンだと思います。


以上が私の考えなのですが、お力になれましたでしょうか?


これからもお時間がありましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。

それでは失礼いたします。
ありがとうございます。
回答ありがとうございます、自分自身、試打クラブがないので正直言いますとかなり迷っていました。

でも、背中を押してくれたような気がして、今すぐではないのですが3~Pまで購入しようと決意しました。
これからもしっかり、素振りと練習していきます。

ありがとうございました。
お互い頑張りましょう!
アイアンマン様。こんばんは。

CB-1006はきっとアイアンマン様の素晴らしいパートナーになってくれると思います。

本格的なゴルフシーズン開幕の為にも、お互い練習を積んできましょう!

それでは失礼いたします。