クレイジー CRZ-435&CRZ-435II ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


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2012年02月04日
  

クレイジー CRZ-435&CRZ-435II ドライバー

                 
クレイジー CRZ-435&CRZ-435II ドライバー 
<左>CRZ-435II   <右>CRZ-435

今日は、この2本のクレイジーのドライバーを試打しました。

試打クラブは クレイジー CRZ-435 と CRZ-435II ドライバー です。



CRAZY Black CB-50

<上>CRZ-435II   <下>CRZ-435

シャフトは クレイジー ブラック CB-50 です。





<左>CRZ-435II のスペック

ロフトは10度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスは7.4、シャフト重量は68g、トルクは3.3、キックポイントは中調子 です。





<右>CRZ-435 のスペック

ロフトは10度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスは7.4、シャフト重量は68g、トルクは3.3、キックポイントは中調子 です。






正面

<左>CRZ-435II   <右>CRZ-435

どちらもクレイジーの高性能ドライバーです。


私はCRZ-435を今、メインのドライバーとして使っているのですが、シャフトなどのスペックが異なるので、今日は両方とも試打クラブを借りて、比較をしてみることにしました。



側面

<左>CRZ-435II   <右>CRZ-435

どちらも『叩ける』ドライバーです。


こうして見ていても、すごくいい雰囲気が伝わってきます。


私は黒いヘッドが好きですが、こうして見比べてみると、『艶消し』な分だけ、『CRZ-435』のほうが、少しだけ好感をもちました。


しかし、それは性能には関係のないことだと思いますし、好みによるところが大きいように思います。


ただ、『新品』の時はともかく、『数年間使い続けていったら・・・』ということを連想すると、『CRZ-435』のほうが、数年経ってもいい風合いを残しているんじゃないかな?と思いました。



ネック長さ

<左>CRZ-435II   <右>CRZ-435

ウェイトの向きや、その周りの凹んでいる部分などの違いはありますが、基本的な形状はほぼ一緒だと思いました。



顔

<左>CRZ-435II   <右>CRZ-435

『顔』の印象はほとんど変わらな感じでした。


どちらも、とてもいい顔をしています。



CRAZY CRZ-435&CRZ-435II DRIVER

<左>CRZ-435II   <右>CRZ-435

素振りをしても、同じシャフトで、しかも同じスペックなので、同じフィーリングで振っていけます。


タイミングも取りやすいですし、変なクセのないシャフトなので、特に気を使いすぎるところがないのがいいです。


できれば『CB-50(W)』を・・・。と思ったのですが、あいにく見つけることができませんでした。


しかし、この高性能なドライバーに出会えただけで、とてもラッキーなことなので、あまり贅沢をいってもいけないな・・・。と思いました。



CRZ-435

CRZ-435

CRZ-435II

CRZ-435II

ボールを前にして構えてみても、やはりどちらもすごくいいです。


日頃見慣れているせいか、とても居心地がいい感じがします。


いいイメージも湧いてきましたが、それ以上に『慣れ親しんだ感覚』が、私を楽な気分にさせてくれたように思います。


読者の方から頂くコメントの中に時々、「どのドライバーがお勧めか?」といったご質問を頂戴することがあります。


今はたくさんの素晴らしいドライバーがあるので、迷われることは仕方のないことだと思います。


しかし、それでも『使い続ける』ということがとても大切なことなのだと、私はこれまでの経験で実感しています。


自分に合ったドライバーを購入する・・・。ということと同等に、使い続けて慣れ親しむ・・・。ということがとても重要だと思っています。


『以心伝心』とでもいいましょうか?


こうして構えているだけで、ゴルファーとクラブの意思の疎通ができるようになると、しめたものだと思っています。


この2つのドライバーを構えていたら、ふとそんなことを考えてしまうくらい、自然体で構えることができました。


『スイートエリア』でヒットしたら、ゴルファーにはいいフィーリングが残りますが、それはクラブにもいえることだと思いますし、クラブの立場になって考えると、いいところでヒットしてあげたい・・・。と思えてきます。


ゴルフライフを支えてくれる大切な相棒だからこそ、同じ喜びを分かち合いたい・・・。と私はいつも考えています。


そういった考えは、より長い時間を共に過ごしてきたクラブだから持てるような気がします。




試打を開始しました。

フェース面

<左>CRZ-435II   <右>CRZ-435

『打感』は、どちらもすごくいいですが、敢えて言うなら『CRZ-435』のほうが、私は好きです。


適度な柔らかさに加え、球を押し込んでいける感じが気に入っています。



トゥ側

<左>CRZ-435II   <右>CRZ-435

『球のあがりやすさ』『弾道の高さ』という点では、どちらもほとんど差がないように思われました。


ロフトなどもそうですし、シャフトも同じスペックなので、なかなか大きな違いは見られませんでした。


しかし、それでも敢えて優劣をつけるとするならば、ニューモデルである『CRZ-435II』のほうが、少しは敷居が低くなっているのかな?と思いました。



バックフェース

<左>CRZ-435II   <右>CRZ-435

『安定性』という点でも『CRZ-435II』のほうが、少し易しくなっているように思います。


若干『スイートエリア』が拡大しているのではないでしょうか?


私が使い慣れている『CRZ-435』も、それほどシビア過ぎるドライバーだとは思いませんが、こうして打ち比べてみると、ニューモデルのほうが、イージーに感じられます。




ヒール側

<左>CRZ-435II   <右>CRZ-435

『飛距離性能』という点では、私は『CRZ-435』だと思いました。


ニューモデルの『CRZ-435II』も高性能ですが、前に進む力の強さは『CRZ-435』だと思います。


それほど大きな差ではないように思いましたが、何球か打ってすぐに結論が出せるくらいはっきりしていたように思います。


何と表現していいのか解りませんが、アイアンに例えると『同じロフトや長さ』で、同じボールを打って『芯』を喰った場合、スイートエリアの広いキャビティのほうが易しい反面、力が分散する感じ・・・。といったらいいでしょうか?


マッスルバックを『100』だとすると、キャビティはその形状にもよりますが、『90~60』といったところかな?と思いました。


易しくなった分だけ、力が『凝縮』されずに、分散されるように感じられました。


もちろん、実際はそういったことを、クラブの長さを長くしたり、そうすることにより難しくなることをヘッドを大きくしたりしてカバーしているのだと思いますが、こうしてほぼ同じスペックだとヘッドの違いが感じやすいと思いました。


『CRZ-435』が元々『超・激飛びドライバー』なので、それよりも多少飛距離が変わる感じがしても、それはかなりのハイレベルなところでの競い合いなので、一般のドライバーと比べたら、ニューモデルのほうも、かなり優れている・・・。というのが私の実感です。


この『飛距離の違い』よりも、『打ちやすさ』が向上しているメリットのほうが大きい・・・。と感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?



クレイジー CRZ-435&CRZ-435II DRIVER

<左>CRZ-435II   <右>CRZ-435

『操作性』はどちらもとても良く、ほぼ互角でした。




試打を終えて、改めてCRZ-435の良さを実感しました。


このドライバーを購入して良かった・・・。と思いました。


ニューモデルのほうも、すごくいいですが、それでも私にとって、よりマッチしているのは前のモデルであるCRZ-435でした。


ニューモデルというのは、その前のモデルの足りなかったところを改善したり、より性能がアップしていることがこれまでも多かったですが、最近は昔ほど『ニューモデル』と『ひとつ前のモデル』との差が大きくないように思いますし、むしろ前のモデルのほうが良い・・・。と思えることも少なくありません。


私にとっては、今回のクレイジーのドライバーがそれに当てはまりります。


大手有名メーカーのドライバーは、新製品が出ると、前のモデルがプライスダウンすることが多いですが、こういったクレイジーのようなメーカーでは、そういったことはあまり期待できないのかもしれません。


しかし、それでもその価格以上の性能を持っていることは事実ですし、色褪せないところが、またいいのだと思います。


何年も使い続けていける、愛着をもてるドライバーです。


毎日寒さが厳しいですが、今日はこの2本の素晴らしいドライバーのおかげで、ホットな気分で楽しい時間を過ごすことができました。

                         
        
                         

コメント

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No title
ご無沙汰です。435と435Ⅱですが、435Ⅱはなんとなくインパクトの音が気になります 打感も少しボケるような感じをいだきます。友人は435にTJ80を挿しているので 借りて打ったことがありますが前に強い球がでるように感じます。非常にいいヘッドですよね。
私はミライ460のCB46に加えエポン102のCB50を組み使用しております。腰の調子しだいなのですが、gorfdaisuki様の試打を参考にクラブを組む参考にさせていただいています。飛距離でいうならエポンもミライもクレイジー435もかなり高性能でいいですよね。どれも左に行かないのでおもいっきり叩けます。
冬はまだまだ続きますgolfdaisuki様も身体に気をつけてください また参考になるレポートを期待してます
確かに音が少し気になりますね
shin様。ご無沙汰しております。golfdaisukiです。
お元気でしたか?
いつも楽しいコメントを寄せてくださいまして、ありがとうございます。

クレイジーのドライバーは本当にいいですね。
仰る通り、CRZ-435IIの音は、私もちょっと気になっております。
全ての面において、CRZ-435のほうが私は気に入っております。

ミライのドライバーも本当にいいですね。
私も購入したいと思っているのですが、なかなか思うようにいかないので、歯がゆく思っております。

また、私の体調にお心配りをいただきありがとうございます。
shin様もどうか、風邪などを引かれませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは失礼いたします。
No title
golfdaisuki さま

いつもブログ興味深く拝見しています。
ドライバーの変更を検討しています。
現在はテーラーメイドのR510TPというかなり古いモデルを使用しています。
そろそろ次のクラブをと検討していたところ、golfdaisuki様が使用されているCRAZY435を思い出し、コメントを読み直し投稿させている次第です。
このクラブを選択するにあたっての注意点(向く人向かない人、ロフト選択、安定性等)について、数多くのクラブを試打されているgolfdaisuki様のご意見をいただけると幸いです。
ヘッドスピード45程度のアベレージゴルファーですがせっかくゴルフをするのですから気にいたクラブでプレーしたいと考えています。ご多忙中のところよろしくお願いします。



 
yuki様。はじめまして
yuki様。はじめまして。golfdaisukiです。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして誠にありがとうございます。

さて、今回はドライバーの買い換えをご検討中ということで、CRZ435を候補に挙げておられるのですね。
このドライバーは本当にすごくて、私はいつも助けてもらっています。
構えやすさや打感などもいいですが、その飛距離性能は他を圧倒しますし、操作性もいいです。
私はすごく気に入っています。

このクラブを選択するにあたり、向く人、向かない人・・・。ということですが、まず第一に『ある程度のヘッドスピードを要する』ということです。
シャフトにもよりますが、ヘッドスピードは47以上はあったほうがヘッドの特性を活かせるような気がします。

しかし、ロフトを選べばもっと多くの方に合いやすくなるように思います。
ロフトはあくまでも目安として、今お使いのモデルよりも『一段階寝ている』物をお勧めしたいと思います。

例えば、今お使いのドライバーのロフト(リアル)が『9°』であれば、このドライバーであれば『10.5度』のモデルをお勧めしたいと思います。
このメーカーのロフトは他のメーカーのロフトと違い『リアル』です。
『表示ロフト』ではありません。
なので、より低めの弾道になります。
球が浮かなくて、却って飛距離が出ない・・・。ということにもなりかねません。

実際、このモデルは『ロフト10.5度』が一番売れているのだそうです。
発売から数年経っていますが、今でも人気が衰えないのは凄いことですし、それだけ性能が優れているからだと思います。

球がつかまりやすいタイプではないので、スライサーの方には厳しいかもしれません。
しかし、このヘッドは『フェースアングル』を指定できるので、幅広い層に対応できているように思います。

ただ、私の経験として、こういったタイプのドライバーはフックフェースでつかまえるのではなく、あくまでもニュートラルなフェースアングルで、ゴルファー自身のスイングの中でつかまえていくべきだと思っております。

安定性という点でも、今たくさん流通している寛容性のあるタイプではありません。
そういったクラブを使い慣れておられる方でしたら、シビアに感じられるように思います。
しかし、実際はある程度融通の利くところもありますし、芯もそれほど狭い感じはしません。
あくまでも私の感覚で、ある程度の『アバウトさ』で打っていけるドライバーでもあります。

このドライバーはすごく飛距離性能が優れているのですが、風がアゲていて、低めの弾道で軽く振っていきたいときは、やや上目のトゥ側でヒットするのですが、これが本当によく飛びます。
自分で打っていて、こんなに飛んじゃったんだ・・・。と驚くようなこともたくさんあります。
距離をある程度抑えて、『ライン出し』に意識を置いてショットしても、思っている以上に距離を稼いでくれる頼もしいドライバーです。
今は『低スピン系』のドライバーが脚光を浴びていますが、その『最たる物』のひとつが、このCRZ435ではないか?と思っております。

yuki様がどういったタイプの方なのか、頂いた情報だけではよく解りませんが、ヘッドスピードが45程度ということであれば、ロフトは10.5度~11度くらいがいいのかもしれません。
繰り返しますが、このヘッドはあくまでも『リアルロフト』なので、『真実』が浮き彫りになります。
これまで他のメーカーで9.5度を使っていたから、このCRZ435も9.5でいい・・・。と思われると、ちょっと失敗されるかもしれません。
ちなみに、私はこのドライバーでは9.5度を使用しておりますが、この前のモデルは『8度』とか『8.5度』を使用しておりました。
そういったことからも、このドライバーの特性がご理解いただけるのではないか?と思っております。

シャフトにも充分配慮いただきたいと思います。
せっかく素晴らしいヘッドを購入されるのですから、シャフトにも妥協したくないですね。
これまでの私の経験から、やはりクレイジーシャフトとの相性がいいように思われます。

私は『CB50W』というシャフトを愛用しておりますが、『TJ-46』などの人気が高いようです。

このヘッドとクレイジーのシャフトを合わせると、軽く10万円は超えてしまいます。
なので、どうかくれぐれもフィッティング等を受けられ、ご自身の合ったスペックの物を選んでいただきたいと思っております。

以上が私の考えなのですが、お力になれましたでしょうか?

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いでございます。
それでは失礼いたします。
No title
golfdaisuki 様

丁寧なお返事をいただきありがとうございます。
ロフト選択が大事だということがよくわかりました。
現在使用中のドライバーのリアルロフトは以前ショップで計測したところ9°だったと思います。
弾道は高いほうではなくロースピンの棒玉です。ストレートから若干フェード気味の球筋がよく飛んでいるようです。フック気味の球筋は失速気味ですのでロフトが足りないのだろうと思います。
いただきましたお返事からロフトは10.5°から11°程度が適正なのかなと感じています。
シャフトについてはクレイジーのシャフトが魅力的です。CB-50のSRあたりに魅力を感じますが、かなりハードそうですので悩むところです。
飛距離、操作性についてはgolfdaisuki様のお墨付きですので間違いないと感じています。
あとはスペック次第だと思いますのでアドバイスを参考に慎重に検討していきたいと思います。
この度は貴重なアドバイスをいただきありがとうございました。また質問させていただくことがあるかもしれませんがその際はよろしくお願いします。
今後もすてきな試打日記が続きますことを期待しています。
素晴らしいドライバーになるといいですね
yuki様。こんばんは。golfdaisukiです。
再びコメントを寄せてくださいまして、ありがとうございます。

素晴らしいドライバーに組みあがるといいですね。
これからもよろしくお願いします。

それでは失礼いたします。