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2011年11月19日
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マグレガー マックテック NV201 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは マグレガー マックテック NV201 ドライバー です。

シャフトは BASSARA NV-201DM です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は43g、トルクは4.6、キックポイントは中調子、バランスはD2、クラブ総重量は280gです。

約1年ぶりのマグレガーのニュードライバーです。
マグレガーのニューモデルは1年に1回しか出会うことはできませんが、このドライバーを一目見て、前のモデルよりもカッコよくなったな・・・。と思いました。
昨年のモデルは、あの『目』に似たデザインがとても個性的だとは思いましたが、正直あまりカッコいいとは思えませんでした。
これまでのイメージを変えているところは良かったと思うのですが、やはり今回のこのニューモデルのほうがマグレガーらしい、カッコいいデザインだと思います。

昨年のモデルは、ソールのほぼ中央部分に2つのウェイトがあったのですが、今回はオーソドックスに『ヒール側』にあります。
これまで他のメーカーでは『1つ』が多かったと思うのですが、昨年同様、このドライバーにも『2つ』付いています。
それだけ『球のつかまり』にこだわっているのでしょうか?
このヘッドの体積は『460cc』なのだそうですが、それほど大きすぎる感じはしませんでした。

この2つのウェイトは交換ができそうです。
手前(ヒール側)のウェイトには『10』という刻印がありました。
そしてもう片方には『3』という刻印がありました。
額面通り『10g』『3g』と捉えていいのでしょうか?
これだけ大きなウェイトが2つも付いているということが、とても珍しいと思いましたし、これくらいの重さがないと『球のつかまり』が弱い・・・。ということなのかな?と思いました。

ネックの長さもまずまずでしたし、思っていたよりも『シャロー』でない感じがしました。
これまでのマグレガーといえば、やはりどうしてもシャローなイメージが強いですが、このドライバーはそれほど薄い感じはしません。
かといって、『厚み』がたっぷりとある『ディープヘッド』という感じでもなかったですし、どちらかといえば、やはり『シャロー』といっていい形状だと思いました。

『顔』は、これまでのマグレガーのイメージに『則している』といってもいい、『美しいブルー』です。
何となく『海の青さ』を連想させる美しくて濃いブルーです。
昨年のドライバーはオーソドックスな黒いヘッドで、私はそこに好感をもったのですが、今回はマグレガーらしいカラーに戻っています。
形も非常に整っています。
フェースも大きく被っているようには見えなかったですし、だからヒール側に2つもウェイトが配置されているのかな?と思いました。

素振りをしてみた感じは、これまでのマグレガーのイメージ通り、かなり軽い感じはしましたが、まずまずタイミングを合わせやすい感じがしました。
軽量感による『頼りなさ』のようなものは、あまり感じませんでした。
シャフトのフレックスは『SR』ということでしたし、軟らかめだと思いましたが、ヘッドもビュンビュンとよく走ってくれる感じがしました。

ボールを前にして構えた感じは、すごくいい印象をもちました。
この美しいブルーを見ていたら、心まで澄んでくるような気がします。
形も整っていますし、楽な気分で構えることができました。
変なクセのないヘッドなので、色々と曲げてみるイメージも湧いたのですが、それよりも『真っ直ぐなライン』のほうがイメージが強く出たので、そのイメージが消えないまま打っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、ややしっかりめだと思いました。
硬いという印象はなかったですし、苦手な感じのフィーリングではなかったのですが、『心地よい柔らかさ』という感じはしませんでした。
まずまずの打感だと思いました。

『音』も、少し大きめだとは思いましたが、周りが気になったり、インパクトが緩んでしまう感じの音ではなかったので、自分のスイングに集中することができました。

『球のあがりやすさ』という点でも、昨年のモデルよりも親しみやすさが増したような気がします。
昨年は『青』『赤』『黒』という3種類があり、『赤』と『黒』はヒッター向けの印象がありますが、今回のこのモデルは昨年のモデルの『青』と『赤』の中間くらいかな?と思いながら試打を繰り返していました。
マグレガーのドライバーが好きだけど、昨年のモデルはちょっとタフだったので、もう少しイージーなドライバーがいい・・・。という方には、今回のこのニューモデルはとても親しみやすく感じられるのではないでしょうか?
見た目とても整っていてカッコいいドライバーなので、多少タフに感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は球があがりやすくて、とてもイージーなドライバーだと思います。
ちなみに、シャフトに貼られているシールには『40~43m/s』とありました。

『安定性』という点でも、かなり寛容さが感じられました。
シビアな感じはしません。
いい意味で『ごまかしていける』感じがしました。
極端なフックフェースになっていない分、2つのウェイトがよく効いているのかもしれません。
球のつかまりがいいドライバーだと思いました。
ただ、スライスを撲滅してくれるドライバーではないので、スライスに悩んでおられる方にとって『お助けドライバー』とはなりにくいかもしれません。
全体的にすごくイージーなドライバーではありますが、ある程度球をつかまえるスイングが要求されるように思いました。
極端に直進性が高いとは思いませんでした。

『飛距離性能』という点では、まずまず・・・。といった感じで、ある程度予想していた通りの性能でした。
極端な反発性能という感じでもなかったですし、これまで出会ってきたマグレガーのドライバーらしいところだと思います。
マグレガーのドライバーには、昔からすごくいい印象を持っていますし、このドライバーも好感を持ちましたが、驚くようなことはありませんでした。
うまくまとめていきやすいドライバーではないか?と思いました。

『操作性』という点では、なかなかいい感じでした。
球がつかまりやすいドライバーなので、フッカーの私が打つと、左方向へ曲げる球が打ちやすかったのですが、右へ曲げることも容易に行うことができました。
クラブ全体的にかなり軽かったですし、なかなかイメージを伝えづらい部分がありました。
聞くところによると、このドライバーのシャフトもすごく高性能らしいのですが、私には少し難しく感じてしまいました。
慣れるには、もっとたくさんの球数が必要だと思いました。

昨年の3つのドライバー(赤・青・黒)がとても印象的で、これからマグレガーのクラブはどういった方向性に向かっていくのだろう?と思ったこともあったのですが、今年のモデルは『原点』に戻ったような気がします。
これまでのマグレガーファンの方にも、すごく受け入れやすくなっているのではないでしょうか?
軽量ドライバーではありますが、結構しっかりとしているので、振りやすく感じられる方も多いような気がします。

昨年のドライバーは初めて試打した後も、たくさん目にしてきたのですが、『ギョロッ』とした印象から、あまり手にすることはありませんでした。
しかし、今年のドライバーはすごくカッコいいので、また機会があれば試打してみたいです。
カッコ良さとイージーさが両立されていて、これまでのマグレガーのイメージにピッタリと合っているので、マグレガーファンの為のドライバーだと思いました。
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