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2011年11月06日
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タイトリスト MB フォージド アイアン 712

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは タイトリスト MB フォージド アイアン 712 の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは35度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は444gです。

タイトリストらしい、すごくシンプルで美しいマッスルバックアイアンです。
必要最低限の性能しか搭載していないような、このシンプルな形がとても魅力的ですし、挑戦意欲を掻き立てられます。
先日試打した『CB』と同様、このMBもサテン仕上げなのがとても良いと思いました。
ミラー仕上げのアイアンもいいですが、やはりこちらのほうが私は好きです。

このシャープさを何に例えたらいいだろう・・・。と思っていました。
この余分なものがそぎ落とされた『造形美』がマッスルバックの魅力のひとつだと思いますが、こうして見ていると、クラブは改めて『工芸品』といいますか、ボールを打つ以外にも、目で見て楽しませてくれる要素が充分にあるような気がします。
ドライバーなどは、その時代によって『流行』というものがあると思いますし、数年経つと『時代遅れ』に感じられる物も少なくありません。
それは見た目などにもよりますし、『機能』なども数年前と今とでは明らかに異なるような気がします。
それくらいドライバーは『進化』しているように思いますし、それは今でも継続中です。
しかし、アイアンはそうではありません。
何年経ってもいいものはいい・・・。といえるのがアイアンの良さのひとつだと思います。
タイトリストの名器といえば、私はまず『690MB』を思い出しますし、今でも私たちゴルファーの憧れのクラブです。
ただ、『新溝ルール』が適用されたので、今はそのルールに適合したアイアンを使わなければならないのですが・・・。
しかし、一般のアマチュアにとっては、アイアンを買い替えないといけないのはまだもうしばらく先のことなので、今の段階では、そのルールをそれほど気にしなくてもいいのかもしれません。

マッスルバックなので、一切『彫り』はないですし、ミスに対しての寛容さが全く感じられない形状です。
ここに魅力を感じられる方もいらっしゃると思いますし、逆に敬遠される方も多いと思います。
ただ、私はこうして見ていても、美しいなあ・・・。と見惚れてしまっていました。
こういった美しいクラブというのは、見ているだけで得をしているように思います。
『難しい』『易しい』は別として、心がすごく穏やかになってきます。
これまで培ってきたフィーリングがすごく伝わりやすそうな印象を受けます。
難しいとは解っていても、美しいクラブというのは、心を躍らせてくれます。
これまでたくさんのゴルフクラブを試打していて、とても楽しく感じる瞬間です。

先日試打した『CB』にもありましたが、このアイアンにも『712』の刻印がされています。
前のモデルは『710』だったと思うのですが、この数字にはいったいどんな意味があるのでしょうか?
単なるモデルナンバーに過ぎないのでしょうか?

ネックは、それほど長いとは思いませんでした。
むしろ、やや短い感じがしました。
こういったところは、前のモデルの『710MB』と似ているところだと思いますし、いかにも『今風のマッスルバック』といった感じがします。
マッスルバックの難しさは、『スイートエリアが狭い』などがあると思いますが、それ以外にも『高重心』というところに難しさを感じておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
マッスルバックが必ずしも高重心ではなく低重心な物もありましたし、キャビティアイアンの中でも高重心なクラブもこれまでもたくさん出会ってきました。
しかし、イメージ的にいっても『マッスルバック=高重心』という図式が成り立っているように思います。
そういった意味でも、ここ数年マッスルバックアイアンの敷居は少しずつ低くなっているように思います。
だからといって、このアイアンは低重心だとは思いませんが、昔のアイアンと比べると明らかにタフさが軽減されているように思います。

『ソール幅』は、さすがに細くてシャープです。
低重心アイアンのもつ、いい意味での『曖昧さ』を感じさせませんし、プレイヤーにヘッドを落とす位置の正確さを求めているような気がします。
正確にボールを拾っていかないと、ボールは浮いてくれないよ・・・。と、こちらに話しかけているようです。
『トップ』『ダフり』には、それがはっきりと答えとなって表れてくるような気がします。
ちょうど前のモデル(710MB)があったので、見比べてみたのですが、ほんのわずかにこちらの『712』のほうが、少しだけソール幅が広いようにも見えました。
しかし、それはわずかの差だったですし、『誤差』といえる範囲なのかもしれません。

ただ、色々な角度から見渡してみても、このサテン仕上げの効果が充分に感じられました。
光を大きく反射しないので、クラブの輪郭がボヤけないですし、引き締まって見えます。
構えたときも、天候に左右されずにイメージが出しやすいです。
そういった魅力に加え、サテン仕上げのアイアンは長く使い続けていっても、ミラー仕上げほど細かい傷が気になりません。
『美』が、より長く続いていく仕上げ方法だと思います。

ボールを前にして構えてみても、さすがにタイトリストらしい美しさを感じました。
かなり『小顔』なアイアンなので、ボールが大きく見えます。
それによって、こちらのイメージもすごく出しやすい感じがしました。
ただ、少し『グース』が効いているのが少し気にはなったのですが、構えづらい感じは全くしませんでした。
あくまでも私の好みとしては、もう少しグースが弱いほうがいいのですが、これくらいグースが効いていたほうが安心する・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
試打を開始しました。

最初の2球は、球がつかまり過ぎてフックボールを打ってしまいました。
やはり構えたときの『グース』が効いていたのでしょうか?
左方向を警戒しなければならない・・・。と思ってはいたのですが、今日はその意識がマイナスに働いてしまったような気がします。
これが練習場で良かったな・・・。もしこれがコースだと確実に1ストロークは損をしていたな・・・。と思いました。
しかし、それを教訓にして、再びショットをしました。

『打感』は極上で、『軟鉄鍛造の柔らかさ』と『マッスルバックの厚み感』を両方いっぺんに楽しむことができます。
これまで何度も味わってきた『楽しい打感』です。
これだから軟鉄鍛造アイアンの試打はやめられません。
メーカーが違っていても、この『共通項』は永遠に不滅のような気がします。
この繊細な打感があるからこそ、ボールの行方を感じやすいですし、ショットの成功率が上がるように思いました。

『操作性』という点では、最初の2球ほどフックを打ってしまったのですが、抜群のコントロール性能でした。
私が何も考えずに打つとしたら、フック系が出やすい感じがしましたが、それは私がフッカーであるからだと思いましたし、基本的に変なクセのない、ノーマルなタイプのアイアンだと思います。
スライスボールも難なく打つことができましたし、かなり敏感に反応してくれるので、色んな球が打ちやすいアイアンです。

『球のあがりやすさ』という点では、やはりこういったタイプらしいタフさがありますし、敷居の低いアイアンだとは思いませんが、誰もが一度は手にしてみたいアイアンといっていいのではないでしょうか?
ダウンブローを要求してくるアイアンですし、ヘッドスピードもある程度必要だと思います。
今は、このようなタイプのアイアンを使いこなせる方でも、やや性格の異なる、あまりタフでないアイアンを使っておられる方がたくさんいらっしゃいますが、一度このようなアイアンを手にされて『原点回帰』されるのもいいのではないでしょうか?
昔の懐かしいフィーリングが蘇ってくるかもしれないですし、また新たな発見があるかもしれません。

『安定性』という点では、本来はとてもシビアだと思うのですが、この美しい顔と、優れたシャフトのおかげなのでしょうか?
いくら打っても芯を外れる感じがせずに、ずっとラインを描いていくことができました。
少々暴れ気味に振ってみたりもしたのですが、今日は打点がブレる感じがしませんでした。
『易しいアイアン』というのは、確かに『スイートエリアの広さ』や『ボールのあがりやすさ』などが挙げられると思うのですが、今日のように『芯を外しにくい』アイアンというのも、また違った意味で易しいのだと思いました。
『ミスすることを最初から前提にしたクラブ作り』もいいですが、『ミスしにくいクラブ作り』はそれ以上にいいものだと改めて感じました。
ずっと極上の打感を味わうことができました。
シビアなクラブだからこそ、プレイヤーの調子を上げてくれることもあるのだと思いました。
このフィーリングを何度も味わって、身体全体に染み込ませておきたい・・・。と思っていました。

『飛距離性能』という点では、はっきりと『飛びアイアン』ではないと思いますが、正確な距離感をつかみたい方には、すごく勘が働きやすいのではないでしょうか?
ロフトを立てて飛ばすために、様々な工夫が施されているというタイプのアイアンではありません。
すごくシンプルで、最低限度の物しか搭載されていないアイアンだと思います。
それ以上はプレイヤーの技量が求められるのだと思います。
だからこそプレイヤーのフィーリングを出していけますし、プレイヤーの『色に染まってくれる』アイアンだと思います。
ドローヒッターにも易しいですが、特にフェードヒッターの方には、かなり魅力的に感じられるアイアンといっていいのではないでしょうか?

タイトリストらしい、極上のアイアンでした。
昔からタイトリストのアイアンは『名器』と呼ばれるものが多いです。
それはこの『美しさ』や『シンプルさ』がもたらしているように思います。
いくら高機能で打ちやすくなっていても、あまりにもたくさん手が加えられすぎているクラブは、その時はもてはやされても、あまり長くは続かないような気がします。
高機能過ぎて、プレイヤーのフィーリングを出しづらかったり、飽きてしまうことも早いのではないかな?と思いました。
プレイヤーのフィーリングを高めてくれるクラブこそが『名器』と呼ばれるクラブの条件なのではないか?と思いました。
そんなことを考えながら、このアイアンのフィーリングを楽しんでいました。

タイトリストの名器『690MB』は大好きなアイアンですが、顔の印象でいえば、私は今回試打した、この『MB FORGED 712』のほうが好感がもてます。
先ほども書きましたが、できればもっとストレートに近いネック形状だったら、まだまだ好感度がアップしたように思いますし、より購買意欲も刺激されたように思います。
あくまでも私の中では、先日試打した『CB』よりも、今回の『MB』のほうが好感度が高かったです。
必ずしもマッスルバックのほうがキャビティよりもいいとは思いませんし、最近のキャビティのクォリティの高さは、マッスルバックに肉薄しています。
そんなこともあって、最近はキャビティアイアンの試打もよくしているのですが、今回はこのマッスルバックのほうをコースで使ってみたいと思いました。
『CB』の試打クラブを借り『顔』を見比べてみた感じ、『CB』もすごくいいのですが、やはりこの『MB』のほうが、よりいいイメージを頭に描いていくことができましたし、好感度が高かったです。
今日はマッスルバックの難しさをあまり感じることはありませんでした。

タイトリストは大手海外メーカーですが、このアイアンは日本製ということで、日本人プレイヤーをかなり意識しているように思いました。
いわゆる『日本仕様』のアイアンといっていいのかもしれません。
タフなアイアンであることは間違いないのですが、今日はこの『美しさ』と『繊細なフィーリング』に、すっかり参ってしまいました。
予定の球数をはるかにオーバーしてしまい、なかなか止めることができませんでした。
このアイアンを初めて見て、そしてこうして試打を終えるまで、予め想像していた通りではあったのですが、この『当たり前な感じ』がいいのかもしれません。
だから、たとえ初対面であっても、まるで何年も使い続けているクラブのような感覚で球を打つことができたように思います。
『真新しさ』は殆ど感じることはありませんでしたが、この『当たり前感』をずっと大切にしていきたいと思いました。
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コメント
No title
710も素晴らしいアイアンですが、ミラー部分の小傷が気になり、712を注文してしまいました(><)
2011-11-10 11:46 ボギ男 URL 編集
ボギ男様。はじめまして
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして誠にありがとうございます。
仰る通り、710もすごくいいですが、私も712のほうが好感を持ちました。
712のご感想を是非お寄せいただければ・・・。と思います。
これからもお時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけるとありがたく思います。
それでは失礼いたします。
2011-11-13 00:53 golfdaisuki URL 編集
MBについて
私は現在テーラーメードのツアープリファードMBを使用しております。
今回の712MBは、サテンになりとても興味があります。
ツアープリファードも打ちやすくて、ベスト更新したクラブなのですが、バックフェースの独特なデザインが、何となく気に入らず。
恐らく、712MBの方がグースが強めではあると思うのですが、ツアープリファードと比べ、弾道の高さ等に違いはありますでしょうか?
当方、7番でキャリー165Yです。球筋はフック系です。
2011-12-01 13:39 DAISUKE URL 編集
どちらもすごくいいアイアンですね
この度はコメントを寄せて下さいましてありがとうございます。
そして、返事が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
さて、今回はアイアンについてご質問を頂戴しておりますが、今、テーラーメードのツアープリファードMBを使っておられるのですね。
とても素晴らしいアイアンですね。
私も大好きなアイアンですし、とても印象に強く残っています。
今回のこのタイトリストのマッスルバックと比べてどちらがあがりやすいか?とのことですが、実際に打ち比べてみて比較していないので、何とも申し上げにくいのですが、あくまでも今の私の印象ですと、グースが強くない分だけ、多少テーラーメイドのツアープリファードMBのほうが球を拾いやすくあがりやすいのではないか?と思っております。
どちらも性格的にそれほど大きく異なっているようには思えないですし、記事にも書きましたが、ツアープリファードのバックフェースにあるウェイトのような物がなくても、いいフィーリングが得られたように思いますし、却って無いほうが、すっきりしていてカッコ良さが増してきますね。
DAISUKE様は7番で距離も稼いでおられますし、かなりヘッドスピードが速い方だとお見受けします。
なので、どちらがあがりやすいか?ということはあまり気にされないでもいいのではないか?と正直思いました。
DAISUKE様のスキルですと、712MBでも充分にあがってくれると思われますし、今、市場に流通しているアイアンでDAISUKE様がタフに感じられるクラブは皆無といっていいのではないでしょうか?
ただ、球筋が私と同じフック系ということですので、このようなグースが多少効いているアイアンは少し難しく感じられるのではないでしょうか?
勿論、フッカーの方で、グースネックアイアンを使用しておられる方もたくさんいらっしゃいますが、球のつかまり過ぎには注意が必要かもしれないですね。
この2つのマッスルバックアイアンは、どちらもすごく好印象ですが、あくまでも構えた感じでいいますと、私はツアープリファードMBのほうが好きです。
以上が私の考えなのですが、参考にしていただけましたでしょうか?
これからもお時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いでございます。
それでは失礼いたします。
2011-12-04 00:40 golfdaisuki URL 編集
コメント返信ありがとうございます。
飛距離は、ずっと7番で165yを基準にしようと決め、
ずっと練習してきたので、概ね揃いますが、飛びすぎると頭が混乱してしまいます。
練習場で飛ばしている方を見ると羨ましいと思いながらも、友人に借りて飛ぶアイアンを打たせてもらうと、なんとなく不思議な気持ちになります。
ですので、7番で160y前後5y~10yで落とせるクラブが好きです。ですが、打ち分けられるほどの技術はありません!きっぱり!
使いこなせてはおらず、目一杯です。
マッスルバックのデザインが好きで、アドレスした時にシャープな感じがする方が、緩みがなくなる気がします。あくまでも気がするだけで、もう少し易しいアイアンの方が良いだろうなぁ、と思います。
見た目、も重要だと思っていたります。
今日、712mbを試打してきました。
あまりグースは気にならなかったのですが、なぜか重く感じました。カタログ上のバランスは変わらないと思うのですが、ヘッドが効いている感じです。
うまく表現できないのですが、TPMBも712MBもDGS200なのですが、712MBはNS950の様な感じがして、最後にヘッドの重みで走る感じがしました。
あくまでも「感じ」のレベルなのですが・・・
重みがインパクト前に感じるとやはりダフリ気味になります。
私のスイングの問題なのだと思いますが、TPMBの場合だと、クラブ全体が軽い感じで、振りぬき易く、フィニッシュまでを1つの流れにもっていけますが、712MBは、インパクトに力点が来てしまう、という感じです。
シャフトが0.25インチ長いからでしょうか?
飛距離も、TPMBより10yは落ちてます。
あくまでも、鳥かごと呼ばれる場所での数値なので、参考値にすぎませんが・・・
私は、難しいアイアンが好き?な人種だと思いますし、そういったアイアンが正しいスイングを教えてくれるのだと思っているのですが、上記の様な感じは初めてです。
これは、「慣れ」の問題なのでしょうか?
スイングを見ていただいた訳ではないので、コメントに困られると思うのですが、スイングの問題でしょうか??
2011-12-04 22:19 DAiSUKE URL 編集
ご自身の感覚を大切に
再びコメントを寄せてくださいまして、ありがとうございます。
このタイトリストのアイアンも試されたそうですね。
とてもいいことだと思いました。
ただ、『鳥かごのデータ』と『実際の球筋』などは大きな開きがあることを、もう一度確認していただきたいと思いました。
今は、そういった機械の精度も昔よりははるかに上がっているとは思いますが、なかなか鵜呑みにはできない部分が多いことも事実ですね。
しかし、実際にご自身が振ってみられたことはとてもいいことだと思います。
さて、今回頂いたご質問について、『振りぬき』など、色々な違いを感じておられるようで、総じてテーラーメイドのほうがいい結果が得られているようですね。
それは仰る通り『慣れ』という問題もあると思うのですが、それ以外にも『重量』や『バランス』『振動数』など、様々な点が挙げられるように思います。
誤解を恐れずに申し上げるとするならば、例えば同じ『ダイナミックゴールド』でも一本一本全くの『別物』であるということを知っていただきたいのです。
勿論、それは作っているメーカーは同じで、あくまでも同じ製品として作られてはいるのですが、実際に量販店など店頭に並ぶクラブのバランスや重量、振動数などは全くといっていいほどバラバラなのが現状なのです。
ダイナミックゴールドは昔から人気がありますし、私もゴルフを始めた頃からずっと慣れ親しんでいる高性能シャフトです。
しかし、『製品のバラつき』が多いのが欠点でして、昔から言われてきたことでした。
それはダイナミックゴールドに限らず、他のメーカーの量販店に並ぶクラブは殆どその傾向があります。
同じメーカーの同じシャフトで、その他のスペックが同じであっても、例えばAという店で買ったクラブと、Bという店で買ったクラブでは実際に計測してみると、違う数値が出てしまうものなのです。
それはアイアンに限らずドライバーやFW、UTなど全てのクラブに言えることです。
たまたま購入したアイアンセットが全て自分のフィーリングに合っていた・・・。ということもあり得ると思いますが、その可能性はかなり低いものになるように思います。
そういったことがあるので、最近ダイナミックゴールドは『ツアーイシュー』というシャフトを発売したそうですね。
といっても、私がいつもお世話になっているクラフトマンによるとツアーイシューでも、実際はバラつきが多いのだそうですが・・・。
ダイナミックゴールドを発売しているトゥルーテンパーは、昔は『ダイナミック』という名前でスチールシャフトを発売していたそうなのですが、その精度が低かったので、高い精度をもたせた『ダイナミックゴールド』というシャフトが発売されて現在に至っているのだそうです。
私はダイナミックゴールドからゴルフを始めたので、ダイナミックというシャフトは見たことはないのですが・・・。(そのダイナミックゴールドをいうシャフトを私は綿密にフィッティングを受けて、私に合うようにセッティングしてもらっています。)
同じメーカーのアイアンセットを買っても、そのセット自体がひとつのまとまりのあるセッティングになっていないことのほうが圧倒的に多いのです。
だから同じフィーリングで振っていけないですし、同じセットの中でも得意に感じる番手と苦手に感じる番手ができてしまうのですね。
なので『フィッティング』ということが必要になってくるのです。
もし、可能であれば、今お使いのアイアンセットをお近くの工房などで実際に計測してみられてはいかがでしょうか?
もうフィッティング済みであれば、問題ないと思いますが、まだのようでしたら一度フィッティングを受けられることをお勧めしたいと思っております。
そうすると、今回頂いたような疑問は全て解消されるのではないでしょうか?
『スイングの問題』ということもあるのかもしれないですが、まずはクラブにも、今一度目を向けられてはいかがでしょうか?
以上が私の考えなのですが、参考にしていただけましたでしょうか?
それでは失礼いたします。
2011-12-08 00:52 golfdaisuki URL 編集
MB712とZM Forged
私はレフティで現在、ZM Forgedを使用しておりますが、中古ショップでMB712の状態の良いものを見つけました。
当初、次の買い替えはMB714を考えていたのですが、左用は3番I、4番Iが発売されておらず、3番I、4番Iの設定があるMB712を購入しようと考えております。
(ZM Forgedに不満があるわけではないですが、今後3番I、4番Iが設定されたレフティ用のマッスルバックアイアンが発売されれなくなりそうなので購入したいと考えております)
クラブを手にとって構えたところ、ZM Forgedに比べ若干グースがあるのが気になりました。
もしよろしければgolfdaisukiさんのZM Forgedと比較したアドバイス(難易度、打感、操作性など)をいただければと思いコメントさせて頂きました。
どうぞよろしくお願い致します。
2015-05-26 14:34 masa URL 編集
712をお勧めしたいと思います
この度はコメントを寄せてくださり、ありがとうございます。
さて、今回はアイアンについてのご質問を頂戴しておりますが、レフティの方は大変なこともあるのだと改めて思いました。
私は右打ちなので、それほど不自由さは感じないのですが、もっとレフティ用のクラブが充実して欲しいですね。
私の友人にもレフティの人がいるのですが、なかなか思うようにいかず、『妥協』することも多いと聞きました。
最近はマッスルバック人気も復活しているようですが、キャビティと比べると圧倒的に数は少ないですね。
しかも、多くのメーカーが『セミグース』になっているように思います。
昔のように綺麗なストレートネックは少なくなりました。
712も714もマッスルバックの中ではグースが多少利いているタイプだと思いますし、これが『今のタイトリスト顔』なのだと思います。
masa様はZM Forgedを使っておられ、712をご購入の予定だということで、タイトリストだけが選択肢に入っておられるようですね。
ZM Forgedと712を同時に打ち比べたことが無いので、詳しい比較はできませんが、難易度は下がっているように思います。
つまり712のほうが敷居は低くなっているように思います。
打感や操作性などは、大きな差がないと思われます。
最近はマッスルバックでもセミグースタイプの人気が高いようで、712もそのようになっていると思います。
私もグースタイプは苦手なのですが、712くらいの『セミグース』であれば、苦手意識は芽生えてきません。
構えたときに少し気になるところがあるかもしれませんが、これくらいはすぐに慣れるような気がします。
なので、もし今のうちにレフティ用の3I4Iを手に入れておきたいと仰るのであれば、私は712をお勧めしたいと思いました。
714も試打したことがありますし、記事にも書いておりますが、712との大きな差は感じませんでした。
なので、712はお買い得だと思われます。
どうしてもグースが気になる・・・。ということであれば、ご購入は避けられたほうが良いのかもしれませんが、タイトリストにこだわっておられるようですし、少しのグースは『慣れ』ていかれるのではないかな?と思いました。
頂いたコメントを拝読すると、masa様はかなり技量が高く、感覚の鋭い方だとお見受けします。
クラブに対してのこだわりも強い方だと思います。
しかし、それと同時に、人間には『対応能力』といいますか、『慣れていく強み』も持ち合わせているのも事実だと思います。
私はタイトリストが今後、どのようなクラブを発表してくるか解りません。
なので、これからも3Iや4Iが発売され続けるのか解りませんが、おそらく今の流れのままでいきますと、レフティ用の3Iや4Iは発売されにくいのではないでしょうか?
今はユーティリティにどんどんシフトしていっているように思います。
ボールの低スピン化が顕著になって、ロングアイアンの必要性がどんどん下がっているのも事実ではないかと思っております。
今は優れたユーティリティが多くなりました。
私もmasa様と同じく、3Iからバッグに入れていますし、いい感じで上がってくれています。
もし上がらなくなってきたら、ユーティリティやFWを買い足そうと思っていますが、今のところその兆候は現れていないので、このままでいこうと思っております。
軟鉄アイアンなので、ロフトやライ角の調整は簡単ですが、グースの度合いを変えるのはとても難しいことですね。
あくまでも私の個人的な感想に過ぎないのですが、おそらくmasa様は712をご購入されても上手に打ちこなしていかれるのではないかな?と思いました。
多少のグースは気になりますが、masa様のもっておられる対応能力で対処できるのではないでしょうか?
できればタイトリストがこれからストレートネックのマッスルバックのレフティ用3I4Iを発売してくれればいいのですが、今の段階では何とも申せませんし、難しいのかもしれないですね。
私は中古ショップには殆ど行ったことがないのですが、いいクラブはすぐに店頭から無くなってしまうと友人から聞いたことがあります。
そのアイアンも状態が良いということで、あまりゆっくりはできないのかもしれませんね。
色々と書いてしまいましたが、以上のことから私は712をお勧めしたいと思いました。
長文失礼しました。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
2015-05-28 00:27 golfdaisuki URL 編集
お礼
コメントを参考にさせていただき、早速MB712の3I~9I、PWの8本セットを購入いたしました。
軽いグースも今のタイトリストの顔だとすれば使ってみようかなと思いました。
ZMForgedはストレートネックで構えやすく良いクラブなのですが、バックフェースはMBのほうがカッコよく、やはりかっこいいクラブを使いたいという願望もあり決心しました。
明日早速このクラブで初ラウンドしてまいります。
芝の上でどんなパフォーマンスを発揮してくれるか非常に楽しみです。
2015-05-30 00:03 masa URL 編集
MB712は素晴らしいアイアンですね!
再びコメントを寄せてくださり、ありがとうございます。
712を御購入なさったのですね。
タイトリストらしい、素晴らしいアイアンです。
傑作といってもいいアイアンだと私は思っています。
初ラウンドもおそらく大活躍だったことと思います。
やはり、いいクラブでラウンドすると楽しさが何倍にもなりますね。
これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2015-05-31 23:38 golfdaisuki URL 編集