ダンロップ スリクソン NEW Z-TX ツアー P-420 ドライバー と ミズノ MP THE CRAFT611 ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


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2011年10月31日
  

ダンロップ スリクソン NEW Z-TX ツアー P-420 ドライバー と ミズノ MP THE CRAFT611 ドライバー

                 
SRIXON NEW Z-TX TOUR P-420 & MIZUNO MP THE CRAFT611 
<左>CRAFT611  <右>P-420
今日は、この2つのドライバーを比較試打してみました。

試打したドライバーは ダンロップ スリクソン NEW Z-TX ツアー P-420 ドライバー と ミズノ MP THE CRAFT611 ドライバー です。



QUAD for 611 カーボンシャフト&Miyazaki Kusala Indigo

<上>CRAFT611  <下>P-420





<右>SRIXON P-420のスペック

シャフトは Miyazaki Kusala Indigo です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、シャフト重量は69g、バランスはD3、キックポイントは中手元調子、クラブ総重量は318g です。





<左>MIZUNO CRAFT611のスペック

シャフトは クワッド for 611 カーボンシャフト です。

ロフトは9度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.6、シャフト重量は63g、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は315gです。





正面

<左>CRAFT611  <右>P-420

今日は今年後半を代表する、まさに『極上』といってもいい素晴らしいドライバーの2本を試打する機会に恵まれました。


ダンロップとミズノという日本を、いや世界をリードするメーカーのドライバーです。


ここにブリヂストンが無いのが寂しいと思いました。


今年はもうツアステの『Xシリーズ』は発売されないのでしょうか?


私も含め、全国のツアステファンが首を長くして待っていると思うのですが・・・。



側面

<左>CRAFT611  <右>P-420

こうして見ていても、まるで『JBEAM』と『EPON』のドライバーを見比べているような錯覚をおぼえます。


P-420もCRAFT611も、どちらも以前試打して、その美しさを充分感じてはいましたが、改めてその美しさに思わず見入っていました。


美しいクラブというのは、もうそれだけでかなりの高得点なのですが、この2つのドライバーはそれだけでなく物理的な性能も素晴らしいところが、さすが世界をリードする大手メーカーだと思います。


どちらも、いいドライバーの『お手本』のようなクラブです。



ネックの長さ

<左>CRAFT611  <右>P-420

こうして見ると、CRAFT611のほうが、やや『ディープ感』があるように見えました。


どちらもディープ系のヘッドだとは思いますが、このように比較すると細かな違いが見えてきます。


しかし、どちらもとても美しく、また叩きやすそうな形状です。


ちょっと前までの、あのシャロー過ぎるドライバーには、どうしても馴染むことができませんでしたが、こういったドライバーには、すごく魅力を感じます。


どちらも以前試打して、すごく好印象なドライバーなので、すごくテンションが上がってきます。



顔

<左>CRAFT611  <右>P-420

『顔』はどちらも正統派で、しかも『逃がし顔』なので、私はすごく好印象を持っています。


写真ではちょっと解りづらいのですが、実際にこうして見比べてみると、左の『CRAFT611』のほうが、少し『面長』に見えました。


右の『P-420』のほうが、ヘッド全体が丸っこい感じで、直進性も強そうな顔に見えます。


こういったところは、こうして実際に見比べてみないと解らないことでした。


しかし、ひとつ言えるのは、両方ともすごく美しい顔をしているので、手にするゴルファーに、いいイメージを抱かせてくれるドライバーだということです。


構えたときにいいイメージを抱けるということは、もうそれだけでナイスショットの確率が大幅にアップします。


逆に構えづらいクラブでナイスショットが出ても、それは単なる偶然に思えてきますし、満足感が得られません。


やはりいいイメージが浮かんで、それを忠実に実行するところに醍醐味があるような気がします。


この2つのドライバーの顔は、フックフェースを好まれる方以外は、すごく魅力的に見えるのではないでしょうか?


スライサーの方でも、フックフェースを苦手としておられる方が少なくないので、こういったタイプのドライバーで球筋を矯正していくのは、とても有効なことのように思われます。


易し過ぎるクラブは時として、ゴルファーの技量のアップを阻害してしまうように思います。


難し過ぎるクラブを使う必要はありませんが、悪いスイングをしたら、それを実感しやすいのが、いいクラブといえるのではないでしょうか?


それを修正することによって、ゴルファー自身がレベルアップできるような気がしますし、コースでは『オートマチックさ』が通用しないように感じる場面がたくさんあるように思います。


『オートマチックさ』よりも、ゴルファーの『技量』や『イメージ』『ニュアンス』など『マニュアルさ』を要求してくるホールがいくつもあるように思います。



P-420&CRAFT611 振り感

<左>CRAFT611  <右>P-420

素振りをしてみた感じは、どちらもすごくいいですが、敢えてどちらかが好みかといえば、私は『P-420』のほうが振りやすい感じがしました。


『CRAFT611』も好きですが、『P-420』に装着されている『MIYAZAKIシャフト』のほうが、感覚が馴染みやすい感じがしました。


ただ、こうして両方のドライバーで素振りをしていても、今日はすごく贅沢な日だと思えてきますし、とてもラッキーだと思います。


特に『P-420』は限定モデルということで、なるべく早く購入したいと考えているのですが、なかなか思うようにはいかないので歯がゆく思っています。


今年のスリクソンの、あのレベルの高いドライバーたちの中で、間違いなく『ベストドライバー』だと思います。


これは私の中で『確信』となっています。



DUNLOP SRIXON NEW Z-TX TOUR P-420 DRIVER

P-420

MIZUNO MP THE CRAFT611 DRIVER
 
CRAFT611

ボールを前にして構えてみても、やはりすごくいいです。


これが練習場ではなく、コースのティインググラウンドだったら・・・。と思ってしまいます。


P-420のヘッド体積が名前通り『420cc』、CRAFT611のヘッド体積が『410cc』ということだそうですが、こうして見ている限り、それほど大きな差は無いような気がしました。


P-420は今年のスリクソンのドライバーの中で最も『小顔』なモデルだと思うのですが、こうして『CRAFT611』と見比べていると、それほど小顔には見えなくなっていました。


ただ、先ほども書きましたが、『P-420』のほうがヘッド後方が伸びているように見えるせいか、直進性が高そうに見えました。


より繊細に左右のイメージを出しやすいのは『CRAFT611』でした。


どちらも私好みの『逃がし顔』をしたドライバーですが、こうして見比べてみると『CRAFT611』のほうが、より逃がしやすい感じがしました。


それは主に『トゥ側』の印象によるものでした。


両方とも以前試打をしていて初めてではないのですが、今日はまた見惚れてしまいました。


美しいものは、人の心を夢中にさせますし、同じゴルフを楽しむのであれば、やはり美しいクラブを手にしていたい・・・。と思ってしまいます。


『MP』と『SRIXON』のイメージにピッタリの素晴らしいドライバーです。




試打を開始しました。

フェース面

<左>CRAFT611  <右>P-420

『打感』は、どちらもすごくいいのですが、どちらがより『ソフト』か?といえば、ほんの少し『CRAFT611』だと思いました。


『P-420』も、すごくソフトなのですが、そのソフトさの中に『しっかり感』がある・・・。といったらいいでしょうか?


よりソフトなのは『CRAFT611』だと思いましたが、打感の好みの優劣は、はっきりとつけることができませんでした。



打球音

<左>CRAFT611  <右>P-420

『音』も、どちらもすごく耳に優しくて、優劣はつかない感じがしました。


とても気持ちよくショットさせてくれる音です。


フィーリング面でも、まさに『ハイレベルな争い』です。



トゥ側

<左>CRAFT611  <右>P-420

『球のあがりやすさ』という点では、こうして見ても『CRAFT611』のほうがディープであることが解りますが、それほど大きく弾道の高さに変化があるようには思えませんでした。


1球ずつ、打ち比べてみたのですが、それほど高さや浮きやすさなどに大きな違いはないように感じました。


ただ、それでも敢えてどちらが『タフ』か?といえば、やはり『CRAFT611』のほうだと思います。



バックフェース

<左>CRAFT611  <右>P-420

『安定性』という点では、両方とも決して『易しさ』を謳ったモデルではありませんが、よりシビアに感じたのは『CRAFT611』でした。


『P-420』も決してミスに大らかな感じはしませんが、『CRAFT611』よりは少し大らかさが感じられました。


それにトゥ側とヒール側のウェイトを交換することによって、もっと性能をアップできるのがいいと思いました。


ノーマルのままでもすごく高性能なのに、それでも敢えてチューニングできるということがすごくプラスに働くような気がします。


私が今愛用しているドライバーもウェイトを交換できるタイプなのですが、まだ取り外さすに使っています。


おそらくずっと外すことはないような気がします。



ヒール側

<左>CRAFT611  <右>P-420

『飛距離性能』という点では、どちらもかなりハイレベルですが、敢えて今日の感じでいいますと、やや『P-420』のほうかな?と思いました。


しかし、『CRAFT611』のほうも、気持ちよく叩いていけるので、かなりの距離が稼げます。


ドライバーの飛距離性能には『ボール初速の速さ』や『打出し角度』などの他に『バックスピン量』などが関係していると思うのですが、それ以外にも『気持ちよく振っていけるか?』という『フィーリング的』なことがすごく重要だと今日改めて実感しました。


この極上のドライバーを試打していたら、普段あまり感じないことがどんどん感じられます。


この2つのドライバーの魅力にどっぷりと浸かってしまいました。


いつも、色々なクラブを試打していて、時にはあまり集中できなかったりするときもあるのですが、今日は自然と集中できていたような気がします。


この精神状態をコースで発揮したいと思いました。



P-420&CRAFT611

<左>CRAFT611  <右>P-420

『操作性』という点では、どちらもかなり扱いやすいドライバーで、左右の打ち分けや高低もつけやすかったのですが、敢えていうなら『CRAFT611』でした。


どちらも『マニュアルタイプ』のドライバーだと思うのですが、それでもやはり『CRAFT611』の操作性は秀でているように思います。


その分、少しシビアに感じられ、敏感にショットの成否が表れやすいですが、とても楽しいドライバーであることに変わりありません。


ミスに易しいドライバーを求めておられる方には、どちらもあまり合わないのかもしれませんが、ミスに敏感で操作性の良いドライバーを使い続けることによって、自分のショットを磨いていきたい・・・。という上昇過程にある方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?


両方とも、私の購買意欲をかなり刺激しましたし、本当ならばどちらも欲しいドライバーなのですが、実際は難しいので、敢えてどちらかを選択するとするならば、私は『P-420』を選びます。


ただ、この2つの極上ドライバーを試打した、こんな贅沢な日はテンションが上がりっぱなしで、なかなか寝付けないだろうと思いました。


ドライバーの好みは、人によって色々と好みがあるとは思いますが、こういった素晴らしいドライバーは是非一人でも多くの方に試していただきたいです。


どちらも間違いなく日本を代表する秀作といっていいのではないでしょうか?


今日は超ハイレベルなドライバーを試打できた素晴らしい一日でした。

                         
        

                         

コメント

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No title
golfdaisuki様

僕がお願いをしていた事を叶えて頂き本当に有難うございます。

2回、3回と読ませていただきました中で、(悪いスイングをしたら、それを実感しやすいのが、いいクラブといえるのではないでしょうか)が大変印象に残りました。

毎日楽しみに読ませて頂いてますので、これからも宜しくお願いいたします。
両方とも素晴らしいドライバーですね
JUN様。こんばんは。golfdaisukiです。
いつもありがとうございます。

今回は以前、ご要望を寄せてくださってましたので、記事に書かせていただきました。
どちらもかなり素晴らしいドライバーですね。
改めて両方とも欲しくなりました。

ご要望には全てお応えすることは難しいかもしれませんが、これからもお付き合いいただければ・・・。と存じます。
それでは失礼いたします。