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2011年10月28日
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ホンマ BERES C-01 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ホンマ BERES C-01 ドライバー です。

シャフトは アーマック6 62 です。
ロフトは9度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65.5g、トルクは3.7、バランスはD2、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は315gです。

久しぶりに出会ったホンマのドライバーです。
ブルーがとても効果的に配置されていて、とてもカラフルな印象を受けます。
最近のホンマのクラブは本当にデザインが新しくなりました。
昔の面影は殆ど見当たりません。
しかし、昔からあるHONMAのロゴマークがあるのがとても嬉しいです。
ちょうど真ん中にある『ベレスのマーク』がとても特徴的でした。

このドライバーも、最近のホンマのドライバーらしく、とてもシャローな感じがします。
やはり今の流れに乗っているのでしょうか?
といっても、最近は他のメーカーからもディープなタイプのドライバーも発売されてきているので、いずれホンマもディープヘッドを発売するのではないでしょうか?
ホンマのディープヘッドドライバーといえば、最近ではTW914が真っ先に思い出されます。
タフなドライバーではありましたが、すごくいい印象が残っています。
かなり距離を出していけるドライバーでした。
2年前のモデルなので、今の『ディープ化傾向』よりは少しタイミングが早かったのでしょうか?
あの頃はまだ、今のようにディープヘッドドライバーは多くなかったように思います。

流行は巡り巡ってくるものなので、いずれまた『シャロー化』が進むと思いますが、私にとっては今の流れはすごくいいように思っています。
ここ何年かは購買意欲を刺激するドライバーにたくさん出会い、その都度後ろ髪を引かれる思いでしたが、その前は試打をしても購買意欲が刺激されることが少なく、予定の球数をこなしたら、すぐに返却できるドライバーがたくさんありました。
こうして見ていると、多少立体的に見えなくもないのですが、やはり全体的にシャローなドライバーだと思いました。
あまり『叩く』というイメージは湧いてきませんでした。

『顔』は、とても整っていて好感をもちました。
すごくシャープで男前・・・。といった感じではないのですが、『ほんわか』した感じ・・・。といったらいいでしょうか?
どちらかというと立体的というよりは、平面的な顔をしているので、球があがりやすそうな印象をもちましたし、多くの人に親しみやすさを与える顔をしているな・・・。と思いました。
ホンマらしい高級感を感じますし、おそらく日本製だと思いますが、この光沢感がとても美しいと思いました。

素振りをしてみた感じは、予想していたよりも『しっかり感』を感じました。
適度に重量感も感じられるので、見た目の印象と違った感じがしました。
こうして振ってみるまでは、やはり『ソフトスペック』を全面に出した、これまでの多くのドライバーと同様のフィーリングではないか?と思っていたのですが、実際はもっと『骨のある』ドライバーでした。

聞くところによると、このシャフトは『6軸構造』になっているのだそうです。
シャフトの『軸構造』といえば、昔のフジクラスピーダーの『3軸構造』を思い出しますし、その何年か後に発売された、このホンマアーマックの『4軸構造』を思い出します。
私はどちらのシャフトも発売されてすぐにマイドライバーに装着したので、よく覚えています。
しかし、今はその頃よりもはるかに技術が進んでいるように思います。
ヘッドよりもシャフトの進化のほうが著しいと感じておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『6軸構造』ということで、かなり複雑な構造になっているのでしょうか?
やはり、このシャフトもOEMで、あのシャフトメーカーが作っているのでしょうか?
今は『4軸構造』が主流だと思いますが、いずれ『6軸』が主流になっていくのでしょうか?

ボールを前にして構えた感じは、これまでたくさん出会ってきた感じの顔をしたドライバーだと思いました。
こうして構えてみても、やはりシャローに見えますし、ボールがよくあがりそうに見えます。
左右に色々と曲げてみる・・・。というよりは、真っ直ぐセンターに振り抜くイメージのほうが出しやすい感じがしました。
直進性が高そうな雰囲気に加え、シャフトがしっかりとしているので、振りにいっても暴れにくい感じがしました。
あまりフェースローテーションは使えない感じではありますが、まずは気持ちよく叩いていってみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『安定性』という点では予想通り、かなり高性能でした。
球筋がなかなか大きく乱れる感じがしません。
普通にアドレスして、飛ばしたい方向をイメージするだけで、そこに忠実に運んでくれる感じがしました。
余計なサイドスピンもかなり少なかったのかもしれません。
途中から曲がりだすこともありませんでした。
私はフッカーなので、1球目は少し捕まえすぎてしまうかな?と思っていたのですが、意外に思えるほど、ボールが真っ直ぐ飛んでいきました。
『ライン』を出していくのが、すごく易しいと思いました。
第一印象はとてもソフトな感じがしていたのですが、実際は叩きにいっても上手く対応してくれる感じで、意外とヒッター向けだと思いました。
ヒッターの方が左右の曲がりを気にせずに、気持ちよく叩いていけるドライバーといえるのではないでしょうか?

『打感』は、まずまず・・・。だと思いました。
特にソフトという打感ではなかったのですが、適度にボールを重さを感じることができたので、インパクトを充分に感じることができました。

『音』は、少し大きめではありましたが、特に不満は感じませんでした。
インパクトが緩んでしまうこともありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、ある程度想像していた通りでした。
見た目の印象以上にしっかりとしたドライバーですが、『タフ』という感じはしなかったですし、球は自然と高く上がっていきました。
高いキャリーを稼いでいくことができましたが、『高~くあがって終わり』という感じでもなく、しっかりと前へと進んで行ってくれるところがいいと思いました。
弾道の高さでいうと、『中高弾道』といったところでしょうか?

『飛距離性能』という点では、やはりヒッターの方に大きなメリットをもたらしてくれるドライバーだと思います。
ヘッドもシャフトも、せっかく高い安定性があるので、できれば少し叩いていきたいタイプのドライバーです。
決してハードヒッター限定というドライバーではなく、むしろ『親しみやすさ』のようなものが感じられやすいので、かなり幅広い層に対応しているのではないでしょうか?
こういった形状のドライバーに共通しているところだと思いますが、『弾き感』が強く感じられましたし、ボール初速も速まるような気がします。
やはりボール初速が速く、真っ直ぐ飛ばせるドライバーは距離を出すということで考えてみても、とても有利にはたらくと思います。

『操作性』という点では、まずまずでした。
こういったヘッド形状で、しかもフェースが被っているようには見えなかったのですが、球もつかまりやすいので、右へプッシュすることもありませんでした。
構えたときに、なかなか左右へ曲げるイメージが出せなかったのですが、何とか曲げてみることができました。
しかし、それはやはりすごく不自然に感じましたし、できれば真ん中に一本太いラインをイメージして、その範囲内の『誤差』として、微妙に曲げていく感じかな?と思っていました。
これまで、同様の形状のドライバーだと、シャフトがしっかりしていない物が多かったのですが、このドライバーは意外なほどしっかりしていて、すごく振りやすいので、この直進性の高さを利用すべきだと思いました。

私はこれまで、こういったシャローでラージサイズ(460cc)のドライバーを少し苦手にしているところがありました。
それは『球のあがりすぎ』だったり、『扱いづらさ』だったり、何より『暴れやすい』という印象がありました。
しかし、このドライバーには過去の同じような形状のドライバーとは違う印象をもちました。
このヘッド自体もすごく高性能だと思いますが、それ以上にシャフトが素晴らしいと思いました。
ヘッドとシャフトが上手く調和がとれていると思いました。
おそらく、このヘッドにも色々な工夫が施されていて、物理的性能も優れているだろうと思うのですが、もしシャフトが頼りなかったりすると、途端に難易度がアップしていたと思います。
しかし、今日は最後まで難しいとは思いませんでした。

ホンマは、ここしばらく『イージー路線』を歩んでいるような感じがしていたのですが、その中で『骨のある』ドライバーに出会えた感じがします。
しっかりとしてはいるのですが、敷居は決して高すぎることはないですし、幅広い層に対応してくれると思います。
シャローで、これだけ叩けるドライバーは久しぶりのような気がします。
ただ、あくまで私の好みとしては、できればもう少し『立体感』を求めていきたい気もしました。
そのほうが弾道のコントロールがしやすかったような気もします。
去年と今年出会ったホンマのドライバーは、私には少し合いづらい印象を持っていて、時々目にしてもあまり試打をすることはなかったのですが、このドライバーはまた機会があれば、是非試打してみたいです。
とても易しくボールをまとめていきやすいドライバーだと思いました。
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