ヤマハ インプレスX クラシック ST-Long ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。
モウダス
スコッティキャメロン専門店【Himawari】

Post

      
2011年07月21日
PR
  

ヤマハ インプレスX クラシック ST-Long ドライバー

                 
ヤマハ インプレスX クラシック ST-Long  ドライバー 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ヤマハ インプレスX クラシック ST-Long ドライバー です。



orbit TBX-411D III Draw Impact Design

シャフトは orbit TBX-411D III です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは47.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は49g、トルクは5.7、バランスはC3、キックポイントは先&元調子、クラブ総重量は272gです。


正面

ヤマハインプレスの黒がとても目立つ、カッコいいドライバーです。


記事には書いていないのですが、ひとつ前のクラシックモデルも以前、試打したことがあり、それに比べ、今回のこのモデルはかなりの長尺のようです。


『47.5インチ』ということですが、おそらく私はこれくらいの長さは初めてだと思います。


確かルールでは、パターを除くクラブは『48インチ』を超えてはならない・・・。となっていたと思うのですが、そういった意味では、このドライバーはかなりルールギリギリに近くなっているのだと思います。


ヤマハのドライバーは、他のメーカーに比べ、長尺化を早くから進めてきた感じがしますし、『46インチ』を初めて試打したときは、とても長く感じたのを憶えています。


今でも46インチは、私にとってはかなり長く感じますが、このST-Longというドライバーは、その遙か上をいっています。



側面

デザイン自体は、かなり高級感が感じられ、美しくなっていますが、かなり飛距離にこだわった設計になっているのでしょうか?


こうして見ていても、これまでのヤマハのドライバー同様、とても洗練されている感じがします。


ヤマハのクラブには、ずっと以前から好感を持っていますし、新製品に出会う度に購買意欲を刺激されることが多いです。



ヤマハのマーク ウェイトのようなもの


ヒール側のウェイトのようなもの

ヘッド後方にある、このヤマハのマークが付いたものと、ヒール側にある、この丸いものは、それぞれウェイトの役目をしているのでしょうか?


もし、そうだとしたら、デザイン性を損なうことなく配置されているので、とてもセンスがいいと思いました。


どうやら、交換などはできないようですが、物理的に大きな役目があるのだろうと思いました。



顔

『顔』も、とてもまとまっている感じがして、ヤマハらしい『品がある』ヘッドだと思いました。


少しフェースが被っているようにも見えたのですが、これまでの大型長尺ドライバーは概ねこのようになっていたので、特に珍しく感じることもありませんでした。


『顔の美しさ』にこだわりながら、『球のあがりやすさ』と『直進性の高さ』が求められているように思いました。


どちらも『いいとこ取り』といえますし、この『質感』から、おそらく日本製なのではないか?と思い、店員さんに尋ねてみると、その通りだったので、やはり日本製のクラブはいいな・・・。と改めて思いました。


振る前の、こうして見ている時間が、どんどん好感度を上げていきました。



振り感

しかし、素振りをしてみると、途端にこのクラブの長さや軽量感などを強く感じてしまいました。


かなり長いな・・・。と思いました。


なかなかタイミングが合わず、バラバラのインパクトを迎えてしまいそうだと思いました。


『長尺』というと、『ドラコン選手使用モデル』または『ベテランゴルファー』の方を対象としたモデルの2通りがあると思うのですが、このドライバーはスペック的に言っても、後者のほうだと思いました。


振りながら、今日はかなり苦戦しそうなことが容易に想像できたのですが、まずは試してみないことには、何事も始まらないので、このままトライしてみることにしました。



構え感

ボールを前にして構えてみても、やはり『フェースの被り』がまずは目に入りましたが、特に構えづらいということはありませんでした。


ただ、やはり左へ行きそうなイメージばかりが先行してしまうので、もっと自分のイメージ力をフル稼働させて、できるだけいいイメージラインを頭に描いていこうと思いました。


数年前ならば、こういった顔をしたドライバーには、かなり苦手意識が芽生えていたと思うのですが、今はかなり改善されてきたように思います。


これはやはり、これまでたくさんの同じようなドライバーに接してきて、なんとか自分なりに対応していこう・・・。としてきた成果なのかな?と思いました。


勿論、私の好みでいえば、フェース角『0°』か『オープンフェース』が好きなのですが、このようなスペックのドライバーは多少フェースが被っていたほうが一般的な難易度が下がっていくことも、これまでの経験で分かっているつもりです。


色々ないいイメージが次から次へと湧いてくることはなかったのですが、まずは右から回してみよう・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』は、まずまず・・・。だと思いました。


これまでのヤマハらしい、広範囲の反発エリアを感じました。


弾きの良い打感を楽しむことができるドライバーだと思いました。


インプレスXの『X』がフェース面にデザインされているのが、これまで通りとてもカッコいいと思いましたし、打感も、これまでのヤマハのドライバーらしい感じがしました。



打球音

『音』に関しても、まずまず・・・。だと思いました。


割とはっきりとした感じの音ですし、こういった音はプレイヤーに『飛んでいる』ということを感じさせてくれているように思います。


結構叩いていっても、音が邪魔になることはありませんでした。



トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、予想通りの高弾道で、私にはかなり高すぎる感じがしたのですが、こういったスペックはこれくらいのあがりやすさが標準だと思いますし、あくまでも私には合いづらいだけであって、このドライバーの高弾道性はとても大きな魅力のひとつだと思います。


最近のドライバーは昔に比べ、ティを多少低くしても、かなり拾いやすいドライバーが多いですが、このドライバーもそんな感じがしました。


意識的にやや下目にヒットしても、ドロップする感じはなく、球が充分浮いてくれました。


『ライナー性』の打球を打つことは、私の技量ではなかなか難しいですが、高弾道なキャリーは充分過ぎるほど稼いでいくことができました。



スペック

ヤマハのクラブのいいところだと思うのですが、シャフトに貼られているシールに、主なスペックはもちろん、適応するヘッドスピードが記載されています。


このドライバーの場合は『37~43』とあります。


こういったところは、多くのユーザーの目安になるのではないでしょうか?


勿論、これから練習を積んでどんどん伸びていく『43』と、そうでない場合の『43』では、同じヘッドスピードでも違いがあると思いますし、ヘッドスピードはあくまでも『目安のひとつ』にすぎません。


しかし、大きな指標であることに違いないですし、クラブを選ぶときの大切な要素です。



バックフェース

『安定性』という点では、なかなか高いものを感じました。


この『長さ』『軽さ』なので、最初はミスすることをある程度覚悟していたのですが、一球目から割といい球を打つことができました。


『球のつかまり』は当然良く、普通に打っている限りでは、なかなか曲がりづらい感じがしました。


特に右へ大きく曲がる感じはしませんでした。


ただ、振っていても、自分の感覚で振れている感じはしなかったので、どこか『よそ行き』といいますか『恐る恐る』といった感じで振っていることも事実でした。



飛距離性能

『飛距離性能』という点では、この長さや軽さ、軟らかさが充分スイングにマッチされる方には、かなりのパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか?


やはりシャフトが長いということは、飛距離においてとても有利に働くことは紛れもない事実です。


逆にデメリットとしては『ミート率の低下』や『操作性の低下』などが挙げられると思うのですが、最近はシャフトもかなり進化しているような気がしますし、昔のような難しさばかりが目立つようには感じませんでした。


1球目から、割といい感じで打っていくことができたことに対し、自分自身で少し驚いてしまいました。


ただ、今の私の未熟なスイングでは、まだまだこの長尺の良さをじゅうぶんに活かしきることができていないので、今後の課題だと思いました。



操作性

『操作性』という点では、扱いづらい部分がありました。


この長さだと、操作していくことは難しいと思いました。


練習場なので、ミスを怖がらずに打っていくことができますが、なかなか思うようにはいきませんでした。


昔の長尺はスライスしやすいものがとても多かったですが、このドライバーを始め、最近の長尺ドライバーは『球のつかまり』が格段に向上しているので、かなり直進性が増しているように思います。


スライス系はなかなか打ちづらい感じがしました。


しかしフック系は打てましたし、このまま続けるとかなりひどい球を打ってしまいそうなので、止めることにしました。


なかなかこちらの意図がつたわりづらい感じが、正直しました。



ヒール側

スペック的にいっても、私にはやや合いづらいドライバーだとは思いましたが、どちらかというと、いい印象のまま試打を終えることができました。


『難しい』とは解っていても、ついついトライしてみたくなるドライバーだと思いました。


それはやはり『ヤマハ』のクラブということもありますし、こういった美しいクラブは手にするだけでなく、ボールを打ってみたくなります。



YAMAHA inpresX Classic ST-Long DRIVER

ヒッタータイプの方には、かなり合いづらいドライバーだと思いますが、スインガータイプ(特にベテランゴルファー)の方には、かなり大きな武器になってくれるのではないでしょうか?


最近は敢えて『高反発ドライバー』を作っているメーカーもあるので、店員さんにこのドライバーは『ルール適合』か、そうでないのか尋ねてみると『ルール適合』という答えが返ってきたので、競技ゴルファーにも使っていけますし、適応するゴルファーはとても多いと思いました。



YAMAHA inpresX Classic ST-Long DRIVER

この美しい『風貌』と、黒いヘッドということで、かなりタフな印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは全くないと思います。


むしろ、かなりイージーに感じられる方が多いのではないでしょうか?


見た目は精悍でとてもカッコよくて美しいドライバーですが、とても親しみやすさをもったドライバーだと思います。



YAMAHA inpresX Classic ST-Long DRIVER

私の場合、ヤマハのクラブにはどれも、『カッコ良さ』『美しさ』という言葉がまず浮かびます。


それでいながら、かなりの創意工夫が組み込まれた『物理的な高性能』が感じられます。


私は特にアイアンが好きなのですが、これからもこういった優れたドライバーを発表して欲しいと思いました。


今はまだ真夏で、毎日暑い日が続きますが、これから秋に向けて気候が良くなると同時に、各社新製品をどんどん発表してくるので、今からとても楽しみです。


当然、ヤマハのニュークラブにも大いに期待したいところです。


このドライバーは『Classic』という名前が付いていますが、何故だろう・・・?と思わせるほど、最先端のクラブだと思いました。

                         
        

                         

コメント

非公開コメント