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2011年06月19日
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JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460RIII

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460RIII です。

シャフトは QUADRA ファイヤーエクスプレス65 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は67g、トルクは3.8、キックポイントは先中調子 です。

プロシードの新しいドライバーです。
昨年 PROCEED TOUR CONQUEST 460RII Deep という素晴らしいドライバーに出会い、その好印象は今でも全く色あせていません。
なので、今日はその後継モデルに出会うことができ、自然とテンションが上がってきました。

前のモデル同様、とても高級感が感じられますし、美しいヘッドだと思いました。
前のモデルはトゥ側とヒール側が大きく凹んでいたのがすごく特徴的だったのですが、今回のこのニューモデルにはそれが見られません。

しかし、今回はウェイトのようなものが取り付けられています。
それほど大きいウェイトではないですが、これにより慣性モーメントが高められているのでしょうか?

前のモデル同様、『DEEP GRAVITY STRUCTURE』と表記されています。
この意味は前回と同じだと思うのですが、ゴルフクラブ(特にドライバー)には、様々な工夫や技術が説明された単語が並べられていることも多く、それを知ってしまうと、どれも欲しくなってしまいます。
しかし、実際に試打してみて、その工夫の効果があまり実感されないことも多いのですが・・・。
最近は、どちらかというと、何も書かれていないシンプルなヘッドのドライバーに魅力を感じます。
それは一昨年に初めて出会ったエポンのドライバーの影響が大きいのだと思います。

『顔』はとても整っていて、好感が持てました。
どちらかというと、やや投影面積が大きく感じられ、昨年のモデルと違うところだと思いました。
昨年のモデルは、名前の通り、かなりのディープヘッドドライバーでしたが、このドライバーはどちらかというと『シャロー感』が感じられます。
これはどちらがいい・・・。というものではなく、ゴルファー各々の好みでいいのだと思います。
昔のシャローヘッドドライバーは、あまり頼れるものが少なかったのですが、最近のシャローヘッドドライバーは頼りになるものが結構あるので、このドライバーも楽しみな気がしました。

素振りをしてみても、なかなかいい感じだと思いました。
シャフトはやや軟らかい感じがしましたが、全体的に軽すぎることもなかったですし、タイミング良く振っていくことができました。

ボールを前にして構えてみても、すごくいい印象を持ちました。
とても整った顔をしているので、余計な雑念が生まれてきません。
ただ、あくまでも私の好みでいえば、もう少し『立体感』が欲しいと思いましたし、もっと『小顔』だと、より安心感が大きかったような気がします。
しかし、大きく見えるヘッドの方が好みだという方もたくさんいらっしゃると思いますし、このドライバーは、そういった方の為に作られたているのだと思います。
こうして構えてみる前は、多少フェースが被っているのかな?と思っていたのですが、実際はそうでもなかったので、すごく安心して構えることができました。
大型ヘッドが好きだけど、『異形』や『フックフェース』は苦手・・・。と感じておられる方には、かなり好感度の高いヘッドといえるのではないでしょうか?
試打を開始しました。

『打感』は、とても好感をもつことができました。
最近、よく感じられる打感だと思います。

『音』も、結構はっきりしていましたが、決して耳障りではなかったですし、嫌な感じは全くしませんでした。
インパクトが緩むこともなかったですし、周りが気になることもありませんでした。
叩きに行っても不快に感じることはありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点でも、優れていると思いました。
この形(ややシャロー)と、ロフト(10.5度)らしい球のあがりやすさでしたし、装着されているファイヤーエクスプレスが球をよく上げてくれているように感じました。
昨年のモデルはもう少しタフな感じで『叩き甲斐』があったのですが、このドライバーはそういった意味でいうと、一般的に少し敷居を低くしたのかな?と思いました。

『安定性』という点では、まずまずだと思いました。
正直、最初の4球はフックボールを打ってしまったのですが、それは最近また私の悪いクセのひとつである『フック病』が顔を出してきたからでした。
最近、大きなフック病は顔を出さなかったので安心していた部分があったのですが、やはりスイングが緩んでしまうとそれがすぐに結果となって表れてしまいます。
こんなスイングでは、このクラブに申し訳ないと思い、一旦クラブを置いて素振り用バットで、もう一度スイングを整えてから試打をしました。
今度は、いい感じでイメージラインに乗せていくことができました。
しかし、このヘッドよりもシャフトが少しソフト過ぎる感じがして、少しまとめづらいところもありました。
できればS以上で試してみたいと思いました。
このヘッドはそれほどシビアな感じはしなかったですし、とても親しみやすい部類に属すると思います。

『飛距離性能』という点では、この『力強いキャリー』と、『球のつかまりの良さ』が大きな特長で、かなり高いパフォーマンスが期待できると思いました。
フックフェースではないですが、思っていたよりも球がつかまりやすくて、右に抜けていく感じがしませんでした。
グーンとキャリーを伸ばしていけるドライバーだと思いました。
スインガータイプの方にも、すごく打ちやすいと感じられると思いましたし、かなり幅広い層に対応しているドライバーだと思いました。

『操作性』という点では、今日は少し難しく感じてしまいました。
左右に曲げてみることもトライしてみましたが、なかなか大きく曲がってくれません。
見た目の印象通り、『直進性』が勝っているドライバーだと思います。
打出し方向さえ間違えなければ、コースでもそれほど大きなミスにはつながりにくいドライバーだと思います。
『ライン出し』に集中できるドライバーといっていいのではないでしょうか?

私はまだ『JUSTICK』というメーカーのクラブを手にした経験が少ないのですが、とてもいい印象を持っています。
特に昨年出会ったドライバーには魅了されています。
今年のモデルである、このドライバーと昨年のモデルでは、私は昨年のモデルのほうが魅力を感じていますが、このドライバーも好感を持ちました。

今、加速している『長尺化の波』に、私はもうひとつ乗り切れていないのですが、これからもどんどんこういった波は続いていくのではないでしょうか?
ヘッドスピードを上げるのに、最も効果的なのはシャフトを長くしてヘッドスピードを上げることだと思いますし、最近はその長尺用のシャフトの充実ぶりが凄いです。
ヘッドよりもシャフトのほうが、まだまだ多くの可能性が残されていると思いますし、これから先がとても楽しみです。

このドライバーにも、かなりの可能性を感じましたが、私がコースで使うのは、正直少し怖い気がしました。
それはこのドライバーが劣っているのでは決してなく、私自身がまだ長尺を使いこなせるほどのスイングを作れていないからです。
今日はまずまずいい内容の試打ができたのですが、これがコースでも全く同じように振れるか?というと若干の不安がよぎります。

ただ、以前も書いたのですが、クラブの長尺化に『ゴルファー自身』というよりも、『練習場』が対応しきれていないところがあると思います。
私が通っている昔ながらの練習場は、打席ごとの間隔が決して充分とはいえず、こういった長いクラブを振るときは怖いところがあります。
なので、私は長尺ドライバーを振るときは、左右に人がいない打席を選びます。
それと『左右の間隔』もそうですが、『天井の高さ』も不十分なところがあるので、フォローでヘッドが屋根にぶつかってしまう練習場が今でもあります。
練習場がこういったところを改修していくのには、莫大な費用がかかると思いますし、なかなかすぐには解決できない問題だと思います。
特に全自動打席の練習場はかなり難しいと思います。
そういったこともあり、私はまだまだこういった長尺ドライバーを購入することはないと思いますが、もっとスイングの精度を高めていくことができ、長さに不安のない練習場だったら、これからも試していきたいです。
コメント
No title
地クラブに興味を持って2年位です。
色々使ってみましたが、プロシードのR2が良い結果が出ているので,R3に大変興味があったのですが、情報が無くこまっていました。
大変解りやすい情報で助かりました。
これからも宜しくお願い致します。
あつかましいお願いですが、カムイKP-Xの試打の感想も機会があれば宜しくお願いします。
2011-06-20 22:11 バーディPAPA URL 編集
これからもプロシードのドライバーには要注目ですね
私の記事を読んでくださり、ありがとうございます。
今回のこのプロシードのドライバーも、いい印象を持ちましたが、私は昨年のモデルのほうが合いやすい感じがしました。
カムイKP-Xというドライバーは私はまだ出会ったことがないのですが、もし試打することができれば、記事に書かせていただきたいと思いますので、そのときはよろしくお付き合いくださいませ。
この度はどうもありがとうございました。
それでは失礼いたします。
2011-06-23 00:21 golfdaisuki URL 編集