ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 905 ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


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2011年05月18日
  

ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 905 ドライバー

                 
ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 905 ドライバー 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 905 ドライバー です。



GRAPHITE DESIGN Tour AD DJ-7シャフト

シャフトは グラファイトデザイン TOUR AD DJ-7 です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は74g、トルクは2.9、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は321g です。



正面

ツアーステージらしい、とてもカッコいいドライバーです。


デザイン的には、『705シリーズ』とすごく似ているので、それほどニューモデルという感じはしなかったのですが、ヘッドの大きさが小振りで、すごくスッキリとしています。


ヘッドサイズが『400cc以上』になる前は、結構これくらいの大きさのドライバーがたくさんあったので、何だか懐かしくなってきました。


『400cc以下のドライバー』といえば、先月試打した ヨネックス EZONE タイプ 380 ドライバーをすぐに思い出すのですが、これからもこういった流れは続くのでしょうか?



ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 705 Type415 側面

X-DRIVE 705 Type415


ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 705 側面

X-DRIVE 905

こうして見ていても、『705』とすごく似ています。


『705』では赤い色だったところが、この『905』ではグレーといいますか、派手さを抑えたデザインになっています。


それ以外の『705』と『905』の違いは、ヘッドの大きさだけなのでしょうか?



顔

『顔』は、とても引き締まった感じで好感が持てます。


ツアステドライバーらしい、『男前のドライバー』だと思いました。



ヒール側

こうして見ていても、それほど『ディープ』なヘッドではないように思いました。


かといって、シャローな感じでは決してないので、『セミディープ』といったところでしょうか?


やや小振りなヘッドなので、もっと立体的なヘッドかと思っていたのですが、少し予想と異なる感じがしました。


しかし、叩いていけそうな雰囲気がすごく伝わってきました。



振り感

素振りをしていても、すごく安心して振っていくことができました。


適度な『重量感』と『しっかり感』がたまりません。


最近は、『特注品』とか『限定モデル』などでないと、一般的に市販されているクラブで、こういった『70g台』のシャフトが装着されたドライバーを振ることは珍しくなってきましたが、『60g台』では物足りなく感じておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


特に若くて体力に恵まれていながらも、まだキャリアが浅く、自分がどのようなクラブを使っていくべきかをつかんでおられない方は、『60g台』、場合によっては『50g台』のシャフトを使っておられる方がたくさんいらっしゃるように見受けられます。


『重いクラブ』というのは、いかにも『難しい』とか『上級者用』といったイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはなく、逆に自分のフィーリングよりも軽すぎたり軟らかすぎるクラブのほうが難しいことが多いです。


そういったことを考えてみても、このクラブは安心して振っていくことができました。


クラブに気を使いすぎることがないので、気分的にすごく楽でした。



構え感

ボールを前にして構えてみても、予想通りすごく構えやすくて見惚れてしまいました。


すごくいいイメージがどんどん出てきます。


構えづらかったり、違和感を感じてしまうと、頭の中が何だかモヤモヤしてしまうことがあるのですが、今日はとてもスッキリしていました。


色々なイメージが自然と湧き起ってきました。


左右どちらにも対応してくれそうな顔をしていますし、これまでの『705』の好印象のまま、すっきりした気分でアドレスが完了しました。




試打を開始しました。

フェース面

まず一球目から、その素晴らしい打感に思わず


「いいなあ・・・。」


と呟いてしまいました。


たった一球ですっかりテンションが上がってしまいました。


すごくいい打感を楽しめるドライバーです。


これまで出会ってきた、『飛距離を出せるドライバー』に共通したフィーリングです。


『クラブの飛距離性能』というのは、そのクラブ(ヘッド&シャフト)自体の性能の高さは勿論ですが、プレイヤーが持つスキルを余すことなく引き出してくれるクラブが優れたクラブだと私は思っているのですが、それには『打感』が良くないといけません。


妙に気を遣ったり、インパクトが減速してしまうようなドライバーではいいパフォーマンスを発揮できません。


そういった意味でも、このドライバーの打感の良さは素晴らしいと思いました。


すごく魅了されてしまいました。


練習することが楽しくなるドライバーです。



打球音

『音』も予想通り、すごくいい感じの音で、練習に集中することができました。


『ゾーン』を自然と作り上げていけそうな気がしました。


いい意味で周りに気を遣わなくていいドライバーです。



トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、こういった『重量感たっぷり』なスペックですし、スインガータイプの方には、合いづらいところもあるような気がします。


明らかにヒッタータイプの方を対象にしたドライバーだと思いますし、ある程度叩いていかないと高さを出しづらい・・・。と感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


『高弾道』と『中弾道』のどちらかといえば、明らかに『中弾道』ではありますが、先ほども書いた通り、それほど『ディープ』過ぎるドライバーではないですし、『タフ』過ぎる感じはしませんでした。


『705(415&455)』と、今回の『905』の中で、おそらくこの『905』が最もタフではないか?と思うのですが、それほど大きな違いはないような気がしました。


私は叩いていきたいタイプなので、こういった『叩けるドライバー』は大歓迎ですが、クラブに『球の上がりやすさ』を求めておられる方には、馴染みにくい部分があるかもしれません。


ただ、『タフさ』という点で考えてみれば、先日試打した フォーティーン DT111 ドライバーのほうが明らかに『タフ』だと思います。


最近は一時期に比べ、ずいぶんと『叩けるドライバー』が増えてきましたし、そういったドライバーを好まれる方には、この『X-DRIVE 905』というドライバーはすごく好感度が高いのではないでしょうか?



操作性

『操作性』という点では、かなりのハイレベルでした。


この『構えやすさ』『振りやすさ』から、かなり扱いやすそうな雰囲気が伝わってきてはいたのですが、実際に試打してみても、その通りの抜群の操作性をもったドライバーでした。


ドライバーに『操作性』よりも『直進性』を求めておられる方もたくさんいらっしゃると思いますが、そういった点で考えてみると、このドライバーはそういった方々のニーズには合っていないのかもしれません。


ただ、私は実際にコースにおいて、直進性が高くて『曲がりにくいドライバー』よりも、構えた時にイメージを出しやすく、自分の得意な持ち球の軌道を描きやすいドライバーに安心感をもつので、そういった意味でも、このドライバーは、まるで『大船に乗ったよう』です。


左右に曲げてみることも、すごく楽に行うことができました。


すぐにでもコースに持って行って、試してみたいドライバーです。



飛距離性能

『飛距離性能』という点でも、私はすごく魅力を感じました。


決して幅広い層を意識したドライバーではなく、むしろ『狭い範囲』を意識している感じのするドライバーです。


ゴルファー自身が持つスキルを問うてくる部分もあると思います。


『球のあがりやすさ・高弾道』と『直進性の高さ』で飛距離を稼いでいくタイプではありませんが、フィーリングが良くて、自然とゴルファー自身の『リミッター』を取り外してくれるドライバーだと思いました。


こういったドライバーを使い続けていると、自然とスイングも良くなってきて、結果的に飛距離も伸びていくような気がします。


『万人向け』でない分、その範囲内に入っておられる方には、すごく魅力的に感じられるドライバーといえるのではないでしょうか?



バックフェース

『安定性』という点では、こういった『小顔』なドライバーなので『スイートエリア』も狭く、いかにも難しそうな印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそれほどシビアな感じはしませんでした。


私は特にそうなのですが、ヘッドが大きくなればなるほど、打点もブレやすくて安定感を出しづらい・・・。と感じてらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?


ヘッドがある程度コンパクトなほうが、打点をまとめやすいことをこれまでも何度も経験しています。


『余分な遊び』の部分が無い方が、易しく感じることも多いです。


勿論、『ワイドスイートエリア』なドライバーではないですし、多少はシビアな部分もあるのかもしれませんが、難し過ぎるドライバーではないと思いました。


ある程度の親しみやすさは残してくれているドライバーだと思いました。



BRIDGESTONE TOURSTAGE X-DRIVE 905 DRIVER

昨年から今年にかけて、ツアーステージの素晴らしいドライバーに3つも出会うことができて、すごく嬉しく思っています。


この3つのタイプのドライバーは、『ツアステ』らしい、『高性能』と『高フィーリング』を併せ持つ素晴らしいクラブだと思いました。


最近は初めて手にしたメーカーのクラブなど、色々なタイプのドライバーに出会うことが多くなり、正直、私の中で『ツアーステージ』の印象が誕生時などと比べるとやや薄くなっていたのかもしれません。


しかし、特にこの『385cc』という『小顔ドライバー』に出会って、再びツアーステージが私の中で大きな存在感を示してきました。


はっきりいって、すごく購買意欲を刺激されました。



TOURSTAGE X-DRIVE 905 DRIVER

同じ『905』という名前が付いているアイアンを先日試打したばかりで、そのアイアンが『マッスルバック』だったことを考えてみても、このドライバーがどういう位置にあるドライバーなのかが解るような気がします。


今は易しいクラブが売れている時代なので、この『905』は、いわゆる『限定モデル』なのだそうで、メーカー側もそれほど大きな販売量を期待していないのかもしれません。


あまりたくさん作り過ぎて、在庫を余らせてしまうよりも、ある程度数を限定させたほうがいいのかもしれません。


しかし、こういったタイプのクラブを求めておられる方がたくさんいらっしゃるのも、これまた事実だと思います。


そのような方々には、すごくマッチしやすいのではないでしょうか?


こういった特に変なクセがなくて、『高フィーリング』で、しかもプレイヤーのスキルを量りやすいクラブを使い続けると上達も早いので、明日早速後輩たちに勧めてみようと思いました。


すごくいい印象が残ったドライバーです。

                         
        

                         

コメント

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いいドライバーです
こんにちは

以前ヨネックスのMBにコメントしたものです。
ドライバーは905とThe Craft 611で散々迷い、構え易さとロフトが若干寝て見えて安心感がある905に決めました。シャフトはFUBUKI k 63gです。
早速コースで打ちましたが中弾道で強いボールが出ます。もう慣れるまで少し練習が必要ですが自分としては
いいクラブと思っています。
余談ですが、The Craft 611をアドレスしたら昔の使っていた300SⅡを思い出しました。
こんばんは
AJ7様。こんばんは。golfdaisukiです。
再びコメントを寄せてくださいまして、ありがとうございます。

このツアステのドライバーも、ミズノのドライバーもすごくいいですよね。
迷われるお気持ちはとてもよく解ります。

私もこの2つのうちどちらかを選ぶとなると、すごく迷ってしまうようと思います。
この905ドライバーとFUBUKIはすごく相性がいいようですね。
AJ7様がナイスショットを連発しておられる情景が目に浮かぶようです。
私もこのドライバーを再び試打したくなりました。

ミズノの300SIIは一世を風靡したドライバーですね。
私の周りにも愛用者がたくさんいました。
大人気でしたね。

そうですか。The Craft 611と似ているのですか。
それは知りませんでした。
また昔の名器ドライバーに出会いたくなりました。

これからもコメントを寄せていただけるとたいへん嬉しく思います。
それでは失礼いたします。