Post
≪エポン AF-702 アイアン | HOME | ミステリー WNC-710 アイアン≫
2011年05月08日
PR
クレイジー CRZ 460 IP ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは クレイジー CRZ 460 IP ドライバー です。

シャフトは クレイジー ロンゲストヤード-01 Hot です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは46.25インチ、シャフトフレックスは8.2、シャフト重量は63g、トルクは4.5、キックポイントは中調子、バランスはD6.5、クラブ総重量は314gです。

クレイジーのニュードライバーです。
これまで『435』『450』の2つのドライバーに出会ってきたのですが、今回で3つめです。
全体的に『黒』のイメージが強いクレイジーですが、今回はまさにそのイメージのままの真っ黒なドライバーです。
ヘッド後方のウェイトのような物以外、黒以外の色がありません。

これまでの『435』『450』はウェイトが3つありましたが、今回はシンプルにひとつだけです。
435=JBEAM
450=George Spirits
ならば、今回の『460』は、どのメーカーとのコラボなのでしょうか?

このヘッド後方にあるウェイトのような物は、取り外しができそうです。
今、装着されているウェイトよりも重いウェイトに交換すると、より重心深度が増し、『球のあがりやすさ』や『直進性』が高まったりするのでしょうか?

これまではやや『ディープ』な印象があったクレイジーヘッドですが、今回はやや『シャロー』になっています。
これはユーザーの範囲拡大が目的なのでしょうか?
より敷居を低くして、もっと親しみやすくしているのでしょうか?

『顔』は、とてもスッキリとしていて好感が持てました。
どちらかというと『フェード』をイメージさせやすい、すごく安心できる形状になっています。
私がこれまで出会ってきたクレイジーのドライバーヘッドは、この『CRZ-460』で、まだ3つ目なのですが、どのヘッドもすごく美しい顔をしていて、好感が持てます。
やはり飛距離を稼いでいくクラブである、ドライバーの顔がいいと、ティグランドに立った時も安心感がまるで違います。
『ヘッドの大きさ』に安心感を感じるというよりは、私の場合は『ヘッドの美しさ・ナチュラルさ』に安心感を感じ、弾道のイメージを色濃くできるドライバーが良き相棒となってくれます。
やはりイメージできないと、なかなかいい確率が上がってきません。
そういった意味でも、このドライバーはすごくいい感じがしました。

素振りをしてみた感じは、やはりこの長さが少し気になるところではあるのですが、日頃『46インチ』のドライバーを使い慣れておられる方には、このドライバーの『46.25インチ』という長さは殆ど気にならないのではないでしょうか?
私が今使っているドライバーよりも、1インチ長いのですが、今日はその『1インチの長さ』を十分に感じました。
小気味よくシャープに振り切っていきたいと私はいつも思っていますが、今日はそれが少し難しく感じました。
しかし、大きな苦手意識を持つほどではありませんでした。
『長尺仕様』のシャフトは、これまでどちらかというとやや『ソフト過ぎる』感じの物が多かったのですが、この『Longest Yard-01 Hot』は、軟弱過ぎない『骨のある』高性能なシャフトだと思いました。
最近は46インチ以上のドライバーを試打することも多く、そのクラブによって苦手に感じたり、結構打ちやすく感じたり・・・。と印象は様々なのですが、今日はあまり苦手な感じはしませんでした。
シャフトも少し遅れ気味だったのですが、これは振っていきながら、すぐに修正できる範囲内だと思いました。
このシャフトのフレックスは一応『X』ということになるのだそうですが、それほど硬いという印象は持ちませんでした。
やはり『硬さ』というよりは、『長さ』のほうを強く感じました。

ボールを前にして構えてみると、すごくいい感じがしました。
この形状の美しさのおかげで、安心して構えることができます。
私の大好きなコーヒー(といっても殆どがインスタントですが)で例えると、『余計な雑味』が無くて、スッキリした感じ・・・。といったところでしょうか?
投影面積がやや大きくいので、どちらかというと『操作性』よりは『安定性』『球のあがりやすさ』を感じさせるヘッドです。
これまでの2つのモデルとは、少し異なったタイプのヘッドだと思いました。
『シャロー感』が強過ぎないので、叩いていくイメージも持ちやすい感じがしました。
色々な曲線をイメージしていく・・・。というよりは、真っ直ぐセンターに一本しっかりとしたラインをイメージして、そこに乗せていく感じが私には合っているように思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、まずまずだと思いました。
特に大きな不満はなかったのですが、これまで出会ってきた『CRZ435』や『CRZ450』の打感があまりにもいいので、このドライバーのフィーリングには正直少し物足りない部分を感じました。
これまでのクレイジーのドライバーとは、少しタイプが異なるドライバーだと思いました。
以前、JBEAMのドライバー(FX TOUR-425)でも経験してきたことなのですが、このドライバーもいわゆる『IP(イオンプレーティング)加工』しているから、このような打感なのかな?と思いました。
このドライバーの打感は決して硬いとは思わなかったのですが、IP加工されていない、ノーマルなタイプの『CRZ460』ならば、もっと打感がソフトなのではないか?と思いました。
今度機会があれば、是非チャレンジしてみたいと思います。

『音』も、まずまずだと思いました。
こちらの邪魔を全くしない音なので、好印象度は高いですが、やはりこれまでのヘッド(特にCRZ450)の素晴らしい音が耳に残っているので、それと比べると少し物足りないかな?と思いました。
しかし、スイングに影響を与えるような音ではないですし、周りを気にしなければならない音ではないので、練習に集中できるところがいいと思いました。
ただ、これまでの2つのヘッドと比べても、何となく『質感』といいますか、『グレード感』が違うような感じがしました。
このドライバーもかなり高価ですし、決してチープな感じはしませんでしたが、フィーリング面でいうと、私はこれまでの『CRZ435』や『CRZ450』のほうがいい印象を持ちました。

『球のあがりやすさ』という点では、かなり高性能です。
これまでのクレイジーのヘッドと大きく異なるところだと思います。
『435』も『450』も、明らかに『ヒッタータイプ向け』のヘッドだと思いますが、この『460』はスインガータイプの方にも打ちやすくなっているのではないでしょうか?
それほどタフなドライバーだとは思いませんでした。
明らかに幅広い層のゴルファーを意識しているような気がします。
あまり敷居を下げてしまうと、その『品質』や『グレード』などが下がってしまうことがこれまでも多々ありましたが、このドライバーにはそんな感じはしませんでした。
上手くバランスが取れているような気がします。
このドライバーに装着されている『ロンゲストヤード-01 Hot』というシャフトも、上手く球を上げてくれているように感じました。

『安定性』という点でも、この『長尺仕様』でありながら、なかなか優れていると思いました。
素振りをしている時に、この『長さ』をすごく感じていたので、最初のうちはやや球筋が乱れるのを覚悟していたのですが、思っていた以上に最初からまとめていくことができました。
ヘッド自体もシビアな感じは全くしなかったですし、シャフトも長尺でありながら、かなりブレを抑え込んでいける感じがしました。
このヘッドとシャフトで安心して叩いていける・・・。という方も多いのではないでしょうか?
私にはこのシャフトよりは、日頃使い慣れている『CB50(W)』のほうがまとめやすい感じがしましたが、それは人それぞれの好みやフィーリングによるところも大きいので、一概に言えないと思いました。
最近は、いわゆる『長尺ドライバー』に苦戦することもあったのですが、今日はそれほど難しいとは思いませんでした。
しかし、このシャフトのフレックスが少しでも落ちたりすると、また難易度が変わってくるような気もしました。

『飛距離性能』という点では、長尺ドライバーらしい、かなりの高性能な部分が伺えました。
やはり『長さ』というのは、大きな武器になると思いました。
特に『スインガータイプ』の方には、『長さ』というのが頼もしく感じられるのではないでしょうか?
ただ、正直申しまして、フィーリングだけでなく、この『飛距離』という点でも、私はこれまでの『CRZ435』や『CRZ450』のほうが、距離を稼ぎやすい感じがしました。
私は長尺を振り切れるだけの技術がまだなくて、対応できていないのがその大きな要因だと思いますが、やはり今使っているドライバーくらいがちょうどいいように思いました。
クレイジーの『ロンゲストヤード』というシャフトは、『飛ぶ』とかなり評判となり、私も実際に何度か試してみたのですが、私ではなかなかいい感じをつかむことができませんでした。
やはり『CB50』のほうが、気持ちよく振れるせいか、飛距離を稼ぎやすいと思いました。
シャフトは勿論、ロフトなど、その他のスペックも全て同じにして、打ち比べてみたら、おそらく私には『435』や『450』のほうがいい結果が得られやすいのではないかな?と思いました。

『操作性』という点では、この長さから見れば、なかなかいい感じがしました。
とりあえず左右に曲げてみることもできました。
こういった長さのあるドライバーでインテンショナルなショットを打つことは、ある意味『ギャンブルショット』的な部分もあるのですが、今日はそんな怖さを殆ど感じませんでした。
思い起こせば、私がゴルフを始めた頃は『43インチ』が主流でしたし、『44インチ』は長いと感じていました。
『45インチ』は、かなりの長尺だという認識がずっとありました。
しかし、その45インチも、今では全く長いほうではありません。
むしろ『短尺』に近いといえるかもしれません。
そういったことなどを考えてみても、人の感覚の変化も大きいと思いますし、それ以上に道具(特にこの場合はシャフト)の進化が大きいのだと思います。
しかし、ルールで長さも決められているので、これからもどんどん長くなっていくとは思えないですし、これくらいまでが限度なのかな?と思ってしまいます。
こういったドライバーの特性上、あまり任意に曲げていくのは自然ではないような気もしましたが、とりあえずは曲げてみることもできました。

今日はこのクレイジーのニュードライバーに出会うことができて、とてもいい一日でした。
全体的に『真っ黒』で、思わず『カラス』を連想してしまいましたが、『鷹』のような鋭さをもったドライバーだと思いました。
黒いヘッドなので、いかにも『難しそう』とか『タフそう』という印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそんなことはないドライバーだと思います。
見た目の印象以上に親しみやすさを持っていると思います。
『黒』という色は『重量感』を感じさせる色ではありますが、このドライバーはそれほど重いという感じはしませんでした。
これまでクレイジーのドライバーを使ってみたいけど、タフそう・・・。と敬遠してこられた方も、試してみられる価値は充分にあるのではないでしょうか?

久しぶりのクレイジーのニュードライバーでしたが、今日はずっと楽しむことができました。
比較的イージーなドライバーですが、決してイージー過ぎないところも気に入りました。
基本性能やフィーリングなど、あらゆる面で、私は『435』や『450』のほうが好感度が高いのですが、このドライバーにまた出会う機会があれば是非楽しみたいです。
私の周りにもクレイジーファンが増えてきているので、彼らにもこのドライバーのことを紹介してみようと思いました。
コメント
CZ460
いつも楽しく拝見させていただきております。
今回のCRZ460も試打日記に出てくればいいなあと期待しておりました。
今回のヘッドはガゼックス・カンパニー社のA.F.D プロスペック D-010のようです。A.F.DとははAlways Fine Distanceの略になっています。
一部掲示板ではCRZ435、450と比べると敷居が低くなているようなコメントがありましたが、長尺での飛びを意識したモデルなのでしょうね。
出来れば試打してみたいと思っているのですが、CRAZYショップまで出かけて行く必要がありそうなので少し悩んでいます。
震災を意識した自粛ムードもほぼ収まった感じですので絶好のゴルフシーズン楽しみたいものですね。
2011-05-12 08:25 老頭 URL 編集
教えて頂き、ありがとうございました
いつもコメントを寄せて下さいましてありがとうございます。
そしてお返事するのが遅れてしまい申し訳ありませんでした。
そうですか・・・。
このドライバーは、そのメーカーのヘッドなのですか・・・。
すごく勉強になりました。
私はそういったクラブ事情にはとても疎いので、すごく勉強になります。
あくまでも私の好みでは『435』や『450』のほうが圧倒的に好きですが、またこのドライバーを試打する機会があれば、またチャレンジしてみたいと思っております。
仰る通り、長尺仕様のドライバーだと思いますし、こういったドライバーが好きな方にはたまらない魅力があるのかもしれないですね。
気候的にもすごく良くなってきましたし、ラウンドするのが楽しい季節になってきましたね。
私も心の中では、ゴルフをしてもいいのだろうか・・・?という葛藤と常に戦っているところではありますが、あまり自粛しすぎるのも良くない・・・。とTVで言っていたので、私もそうすることにしました。
これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2011-05-15 23:20 golfdaisuki URL 編集