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2009年08月16日
ダンロップ スリクソン Z-TX アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ダンロップ スリクソン Z-TX アイアン の7番 です。

シャフトはダイナミックゴールドです。
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は119g、トルクは1.2、バランスはD2、キックポイントは手元調子です。

スリクソンのニューアイアンです。
『軟鉄鍛造』の風合いが感じられる、とても美しいデザインのアイアンです。
シャープで『切れ味の鋭さ』を感じさせるアイアンです。
こういったシャープな感じのアイアンは、いかにも難しそう・・・・・。と敬遠される方もいらっしゃるとは思いますが、最近のアイアンはかなり色々な工夫が施されていますし、昔のアイアンほどの『シビアさ』は無いと思います。

『彫りの深さ』は中くらいかな・・・・・?などと考えていました。
カッコいいデザインですが、このバックフェースのデザインにも何か意味があるのでしょうか?
店員さんの説明によると、このアイアンは『トゥ』と『ヒール』にそれぞれ『タングステンウェイト』が組み込まれているのだそうです。
そうすることによって、『慣性モーメント』が高められているのだと思いました。
こういった形状を見ながら、
「もうダンロップは『マッスルバック』を作らないのかな・・・?確かに『マッスルバック』は『売れにくい一面』はあるかもしれないけど、『限定』でもいいから発売して欲しいなあ・・・・・。」
と思いました。
昔から数々の『名器』を世に生み出したダンロップです。
その『開発ノウハウ』は心得ていると思います。
このアイアンは確かにシャープではありますが、昔の『マッスルバック全盛』の時代では、『キャビティエリア』の広い、『易しいアイアン』に属すると思います。
昔は、こういった形の『入門用』『中級者用』アイアンといったものがたくさんあったように思います。

『ホーゼル』の長さも、かなり長めだと思いますし、この長さからある程度『ターゲット』は絞られているのかもしれない・・・・・。と思いました。
ある意味、『スタンダードアイアン』といえるのだと思います。
このホーゼルの長さに、私は『扱いやすさ』を感じるのですが、逆に難しそうな印象を持たれる方もいらっしゃるのだと思います。
『ダウンブロー』が要求されると思いますし、それが苦手な方は『ショートホーゼル』『スルーボア』を選んでおられるのかもしれません。

ボールを前にして構えてみても、予想通り『美しい顔』でとても構えやすく感じました。
シャープな印象を持つのですが、どことなく『丸み』を感じて、シャープさの中に『マイルドさ』を持ち合わせているような感覚も持ちました。
何一つ、マイナス的な要素が感じられず、すごくいいイメージが湧きます。
構えているだけで気分が落ち着きますし、打ち急ぐことなくいいリズムで打っていけそうな気がしました。
こういった『構えやすいアイアン』というのは、『フック』『スライス』ラインといった『曲線的なイメージ』をすごく抱きやすくて好きなのですが、このアイアンもそういったことを感じさせながら、どことなく『直線的なイメージ』も持つことができました。

素振りをしてもこれまで通り、すごくいい感じです。
何の不安も感じませんし、楽な気持ちでスイングできます。
これまでの慣れた感覚で振っていけるので、かなりショットの成功確率が上がりそうな予感がしました。
試打を開始しました。

『球のあがりやすさ』という点では、予想通りすごくいい感じだと思いました。
いつもの感じの高さだと思います。
すごく『ナチュラル』な気がします。
『ソール』部分に充填されている『タングステンウェイト』による『低重心化』が、どれほど進んでいるのか解らず、その効果によるものなのかは、はっきりしませんでした。
おそらく『ウェイト』が無くても、いい感じの上がりやすさだと、これまでの経験上感じます。
いずれにしても、決して不自然な感じではなく、今までの感覚のままいける『常識的なあがりやすさ』だと思います。
かなりの創意工夫が施されていても、それが『適度な範囲内』に設定されているのだと思います。

この『ソール幅』も、適正だと思います。
日頃、『ワイドソールアイアン』に慣れておられる方は、これくらいの『ソール幅』だと、不安に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、慣れるとこれくらいがちょうどいいように感じられる方も、きっと多いのではないでしょうか?
今はたくさんのメーカーがあり、それぞれの『開発コンセプト』など、いろいろあるとは思いますが、全メーカー共通して、このような『スタンダード』なものは、メーカー関係なく、『基準になるべきもの』だと思います。
私はこれからも、こういったアイアンをずっと使っていきたいと思います。
あまり余計な機能が付きすぎていると、たくさんの服を着て、『着ぶくれ』したままマラソンを走るようなものかもしれません。
せっかくの機能を使うことなく、却ってそれが邪魔になってしまうこともあるように思います。
『必要最小限』のもので、コースに挑みたい・・・・・。と、私は常に考えています。

『打感』は、やはりとても素晴らしいの一言です。
最近は、こういった素晴らしいアイアンに出会える機会が増えたような気がしますし、私的にはすごく嬉しく思えます。
これまで色々なアイアンに出会ってきましたが、『軟鉄鍛造』の打感に勝るものはありません。
私の後輩達にも『軟鉄鍛造』を薦めていますし、私自身も『軟鉄鍛造』をこれからもずっと使い続けていきたいと思っております。
『ロフト設定』も、比較的『適正』ですし、『ダイナミックゴールド』と、『軟鉄鍛造』ということで、この初めて出会ったアイアンでも、すごく『距離感』が出しやすく感じます。
写真には、はっきり写っていませんが、このアイアンもこれまでのスリクソンのアイアンに見られてきた『ミーリング加工』が施されています。
こうすることによって、『スピン』が安定し、打感も良くなるのだそうです。
それは、これまでのスリクソンアイアンの実績が物語っていると思います。
スリクソンの高い技術力が、活きているように感じます。

『安定性』という点でも、私はとてもいい感じだと思いました。
やはりこの左右の『タングステンウェイト』が効いているのでしょうか?
『ジャストミート』できたときは勿論、少しずれてもヘッドがブレたり、『当たり負け』せずにボールをラインに乗せていけます。
私は打っていて、やはりこのウェイトは『低重心』というよりも、『左右のブレ』に有効なのだと感じました。
こういったタイプのアイアンにしては、『慣性モーメント』は比較的大きめだと思いますし、決して『シビア』な感じはしません。
『マッスルバック』を普段使い慣れている方でしたら、すごく『イージー』に感じられるのではないでしょうか?
昔のアイアンによく見られた、『ワイドスイートエリア』だけど、『打感』が物足りなくて、『ボールの推進力』も弱い・・・・。といったマイナス的な感じもしませんでした。
ただ、やはりこの外見のイメージ通り、決して易しすぎるアイアンではありません。
むしろ『タフ』に感じられる方も、きっと多いのではないでしょうか?
『左右』は勿論、『上下』のズレに対しても、ミスをすれば、それなりの答えを用意しているアイアンだと思います。
ある程度の『ミート率』と『パワー』は要求されると思います。
ただ、私はこのシャフト(ダイナミックゴールド)に仕事をしてもらう感じで、任せていけるので、すごく安心して振っていけて余計な力が入らず、それがいい結果につながっているような気がします。
『軽量スチール』や『先調子』『カーボンシャフト』だと、どうしても球が予想以上に散らばりやすく、球の飛ぶ方向の『スプレー範囲』を少し大きめに設定しなければいけませんが、このシャフトだとこの『重量感』『粘り感』がそれを抑制してくれる感じがするので、やはり手放せません。
打った後もボールの方向が気にならないので、私の悪い癖である『ヘッドアップ』を抑えることができます。
このアイアンは今日、初対面ですが、何年も使い慣れたアイアンのようにも感じられますし、きっとずっと使い続けても飽きることが無いんだろうなあ・・・・・。と思います。

『操作性』という点でも、やはり満足できるレベルにあると感じました。
何の不自由も感じません。
すごく打っていて楽しくなってきます。
『ルンルン気分』という言葉は、今では『死語』になっているのかもしれませんが、打ちながらこの言葉を思い出しすほど楽しくなってきました。
真剣に練習しつつも、どこか『鼻歌』を唄っているような、楽しい気分になってきます。
山にハイキングに行って、頂上に到達して美しい景色を眺めながら、美味しい水を飲むような感じでしょうか?
すごく爽快な気分です。
『フック』や『スライス』も楽に打っていけましたし、弾道が不自然に上がりすぎないので、『距離感』もすごく合わせやすいです。
こういったアイアンで、たとえミスショットが出たとしても、それは明らかに自分のスイングに問題があるに決まっているので、比較的修正ポイントを早く見つけ出すことができます。
スイングが崩れるのを最小限に抑えてくれるアイアンだと思います。
こうした優れたアイアンを使っていると、上手になることはあっても、下手になることはないように思います。

『飛距離性能』という点では、やはり『標準的』なのだと思います。
勿論『ストロングロフトアイアン』に比べると、明らかに『飛ばない』というよりは、『飛距離を敢えて抑えている』といった表現の方が正しいと思いますし、
ここ最近、驚くような『飛ぶアイアン』に何本か出会ってきたのですが、やはり私にはこういったアイアンの方が安心して打てます。
マイクラブと比べると少し距離が出ているようにも感じますが、これくらいは『許容範囲』といった感じがしました。
イメージする軌道に乗って、予想範囲内のところへボールを運んでいってくれるので、すごく楽な感じがします。
やはり飛び過ぎるアイアンはコントロールが難しいので、私には合わないような気がします。
アイアンにも『飛び』を求めておられる方もたくさんいらっしゃると思いますが、そういった方々にはやはり合わないのかもしれません。
しかし私は普段、後輩達に
「アイアンは『飛距離』よりも『距離感』『止め感』の方が大切だから、それが合うアイアンを選んだ方がいいよ・・・・。」
と言っているので、たくさんいる『上達思考の強い』後輩たちに、このアイアンを薦めてみようと思いました。
きっと彼らも気に入るだろうと思いました。

最近は、このような『ナチュラル』で『スタンダード』なアイアンが復活してきたようにも感じますし、逆に『ワイドソール』『グース大』『超・ストロングロフト』といったアイアンもよく見ます。
『二極化』が以前よりも、進んでいるのでしょうか?
なかなか新しいものに馴染めない、『対応能力』の低い私は、どうしてもこのアイアンのような『前者』を選ぶのですが、やはりそれは『人それぞれ』なのだと思います。
私はゴルフを始めた頃から、こういったアイアンしか使ってこなかったので、どうしても『ハイテク過ぎるアイアン』を使うのに、少しためらってしまいます。
ショップに行っても、メーカーはそれほど問わないのですが、このような『オーソドックス』なアイアンばかり探しているような気がします。
何球打っても、やはり不満が出てきません。
試打を繰り返しながら、私は昔の『キャビティアイアン』を時々思い出していたのですが、やはり今の方が格段に進歩していると思います。
打ちやすくて、『マッスルバック』にそれほど見劣りしない『打感の良さ』を感じますし、『ボールの勢い』もいい感じです。
『ドロー系』『フェード系』、どちらの方でも、すごく楽に打っていけるアイアンだと思います。

ある程度の『技術』は要求されるかもしれませんが、日頃地道に練習しておられる方は、こういったアイアンで、日頃の練習の成果を試してみられるのもいいのではないでしょうか?
決っして『難しすぎる』感じはしないと思います。
このアイアンは確かに『プロ・上級者モデル』なのかもしれませんが、昔と違い、今はそういったモデルでも、すごく『敷居が低くなった』といいますか、『親しみやすさ』を感じます。
勿論、実際にプロが使うモデルというのは、微妙に調整されていたり、見た目は殆ど一緒でもかなり違ったスペックになっていることが多いのも事実だと思います。
そのことを踏まえても、やはり最近はプロも易しいクラブを使う傾向にあるのだと思います。
それは高い『フィーリング性能』を持っていることが前提ですが・・・・・・。
今日はとても暑い一日でしたが、気持ち良い汗をかくことができ、練習場で飲むアイスコーヒーがとても美味しかったです。
このアイアンを50球程打った後、バンカーとアプローチグリーンで2時間ほど練習し、密度の濃い練習を行うことができました。
今度は練習場だけでなく、実戦でもこのアイアンを使いたいです。
とてもいい気分で練習場を後にすることができました。
コメント
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2009-08-29 09:58 中島 URL 編集
中島様。初めまして。
この度は私の記事を読んで下さり、又、コメントを寄せて頂きまして誠にありがとうございます。
現在、アイアンの購入をご検討中のようですが、このアイアンに着目しておられるあたり、かなり『クラブを選ぶ眼』をお持ちの方なのだと推測されます。
ゴルフ歴半年で、このアイアンを検討されていて、周りの方が仰る気持ちも解らないではありません。
「初心者には無理だ。」はともかく、「生意気だ。」という意見には首をかしげてしまいます。
クラブを選ぶのに『生意気』というのはないと思うのですが・・・・。
確かにこのアイアンは、初心者の方を対象として作られていませんし、ある程度の『スキル』や『経験』が必要となってくるのだと思います。
クラブを選ぶにあたり、人それぞれいろいろな意見があるのは当然のことだと思いますし、「初心者には初心者用クラブを・・・。」という説も、ある意味正解で大多数の意見だと思います。
しかし、『初心者用クラブ』とはいったいどんなクラブのことをいうのでしょうか?
軽くて、ヘッドが大きい・・・。そんなクラブのことをいうのでしょうか?
『初心者』といっても、『人それぞれ』ですし、スイングやクセなどは『千差万別』です。
一般的は、初心者のうちはそれに見合う『易しいクラブ』を使って、上達した時にまたクラブを買い換えれば良い・・・・。という考え方も確かにある意味正解だと思います。
全て100%正しいとは思いませんが、かなり『的を得ている』意見なのだと思います。
しかし、疑問が残ります。
最初は欲しくもない『易しいクラブ』をわざわざ購入して、上達したらまた欲しかった『難しいクラブ』を購入すべきなのでしょうか?
あまり経済的とはいえないのかもしれません。
『上達志向』の強くない方でしたら、私もそれがいいのだと思います。
『付き合い程度』でゴルフをされる方でしたら、そういった『易しいクラブ』を購入すべきなのだと思います。
しかし、中島様は違います。
頂いたコメントを拝見しますと体格的にも恵まれ、そして何よりも大切な『上達志向』をはっきりとお持ちです。
これはゴルフが上手くなるには『必要不可欠』ですし、この心があればその恵まれた体格と共に『鬼に金棒』です。
上手くならないはずがありません。
私事で恐縮なのですが、以前から記事などにも書いております通り、私はゴルフを始めたときから『本間ゴルフ PP-727 ツアーモデル』という『マッスルバック』アイアンを購入し、10年以上アイアンを変えずにひたすら練習しました。
今ではなかなか見られないほどの『高重心アイアン』ですし、かなり『芯』も小さいです。
はっきりと『精度の高いダウンブロー』が要求されるアイアンです。
『レベルブロー』という意識では、全くボールを上げることができない、まさに『ハード』なアイアンでした。
私はゴルフを始める時に、妥協したくなかったので、『初級者用』というよりは『上級者になってからでもずっと使っていけるアイアン』を購入しようと決めていました。
そして、私の先輩が『ことある事』に
「本間のPPシリーズがすごくいいんだよ・・・。これが欲しいんだよなあ・・・。」
と言っていて、私はそれなら最初からこのアイアンを購入して長く使っていこう・・・。と思っていました。
だから、他のアイアンには見向きもしませんでしたし、難しくてミスショットを連発しても、このアイアンは正しいのだからショットが悪いのは自分のスイングのせいだ・・・。という思いがあったので、そのミスショットの分析がしやすかったですし、迷いも少なかったような気がします。
おかげで、ずいぶんと自分の技量も上がってきたと思いますし、今となっては正解だったと私自身思います。
ゴルフの格言の中に
『コースがゴルファーを育ててくれる、クラブがスイングを教えてくれる』
というのがあるのですが、まさにその通りだと思います。
ある程度の『シビアさ』をもったクラブの方が、より敏感に反応してくれるので、ミスの原因を的確に教えてくれるような気がします。
『易しすぎるクラブ』というのは、少々ミスしてもそれがわかりづらいですし、ミスをしだすとなかなかそれが直らずに『スランプ』が長くなるような気がします。
なので、あまり『初心者』だから『初心者用』と決めつけるのはどうかな・・・?と思ってしまいます。
それにもし、ご自分が納得しないクラブを購入してしまったらどうでしょうか?
ミスショットをしたときに、おそらくクラブのせいにしてしまうことも多くなるのではないでしょうか?
スイングだけを分析すればいいものを、クラブまで入れてしまうとかなり迷いが生じてきますね。
それに周りに言われて、自分が欲しいクラブでないものを購入しても、きっと愛着が湧かないのではないでしょうか?
ゴルフが上手くなるには、クラブに愛着を持つことはとても重要です。
自分が選んだ好きなクラブでゴルフをするから、より楽しくなるのだと思いますし、少々難しいクラブでも、もっと練習してこのクラブを使いこなせるようになるぞ・・・。と前向きになれますよね。
そうなると、どんどん『上達』という階段を上り続けることができるのではないでしょうか?
私は中島様がどのようなタイプの方なのかが解らないので、全てを言い当てるのは難しいことなのですが、少なくとも私の後輩に同じような人が何人もいて、彼らにアドバイスを求められたときは、その人なりの個性を見て、アドバイスをしているつもりです。
その時に私は『上達志向』の強い人には、決して『妥協しないクラブ選び』を薦めています。
中島様と同じような悩みをもった人もいましたが、私は決して『易しすぎるクラブ』や『初心者用クラブ』は薦めませんでした。
もっと先を見据えたクラブ選びを薦めました。
それが結果的に良かったのだと思いますし、その『上達志向』の強い後輩たちは今でも確実に進歩していて、2年足らずで『シングル』になった人たちもたくさんいます。
みんな確実にコツコツと毎日練習をしていますし、何より自分が欲しかったクラブだからこそ愛着も湧き、上達につながったのではないでしょうか?
クラブを選ぶことはとても大切なことですがそれと同等に、いやそれ以上に練習を積んでゴルファー自身のの『スキル』を上げることが重要なのかもしれませんね。
私のように全くの初心者が『高重心マッスルバック』というのは、ちょっと極端な例かもしれませんが、その時代は『マッスルバックが当たり前』でしたし、『キャビティ』もありましたが、みんなあまり使いませんでした。
その頃に今のこの『Z-TX』アイアンがあったら、決して『上級者用アイアン』という位置づけではなかったと思います。
むしろ『中級者用の易しいキャビティ』という位置づけになるのではないでしょうか?
易しいクラブがたくさんある今だからこそ、このアイアンは『プロ・上級者用』の位置づけになっているのだと思いますし、昔を経験している私にとっては、決して敷居が高すぎる感じはしません。
人の技量はそれほど変わらないのに、その時代によって『上級者用』『中級者用』『初級者用』という『位置づけ』は変化してくるものなのかもしれませんね。
中島様は、毎日欠かさずにクラブを振っておられるようですし、このアイアンで上手くなりたい・・・。と書いておられ、私はそれがとても素晴らしいことだと思っております。
そういったお気持ちをずっと長く続けていくことができるのでしたら、私はこのアイアンをお薦めしたいと思います。
おそらく確実に、そして『最短距離』で上達していかれることでしょう。
そして、シャフトはなるべく『ダイナミックゴールド』をお薦めしたいと思います。
まだじゅぶんお若い方ですし、体力的にも恵まれておられるようなので、このシャフトの方が確実に良い結果が得られるような気がします。
まだ経験が浅い方ですので仕方ありませんし、今はミスばかりが目立ってしまうこともあるのかもしれませんが、決してご自身のことを低く見ないで頂きたいと思います。
「上手くなる」と思えば、誰でも上手くなるものだと思いますし、「もうダメだ。上手くならない。自分には無理だ・・・。」などといった『ネガティブ』な事を脳の思考回路に入れてしまうとピタリと上達しなくなるものです。
そして「いつか上手くなる・・・。」では実際はあまり上手くならないと思います。
「いつまでに上手くなる。」というように『期限』を決めて具体的な目標を持たれた方が、脳もそれを意識するので、結果が良いような気がします。
例えば、『スライス』を今週中に直す・・・・。とか、今日は100球のうちにミスを5球以内にする・・・。など色々と具体的に、そしてある程度『プレッシャー』をご自身にかけて練習されますと、より効果的だと思います。
そして練習場での一球一球を大切にされ、コースで打っているようにイメージしながら練習されますと、実戦でもそれが役に立ちます。
決してご自身に限界を作らないで頂きたいと思います。
ゴルフはこれでいい・・・・。というものは存在しないと思います。
私自身、ある程度の経験はあっても、まだまだ下手くそなゴルファーなのですから。
最後にアイアンが上手くなるのに練習場での練習方法としてお薦めしたいのが、『ハーフショット』です。
いわゆる『9時から3時まで』の位置での『ハーフスイング』で球を打って頂きたいと思います。
練習場ではどうしても『フルショット』したくなると思いますが、『フルショット』の練習は思ったよりも効果が薄いものです。
この『ハーフショット』の練習はかなり効果的ですし、『ショットの精度』を高めていくには『もってこい』の練習方法です。
『ミート率』も良くなってきますし、『ボールを運ぶ』という意識もしやすくなると思います。
ミスショットの分析もしやすくなります。
どうかこの練習も取り入れて頂きたいと思います。
そして何よりも大切なのが、これまでもたくさん書いてきましたが、『毎日の素振り』です。
これに勝る練習はありません。
クラブを振るのも良い方法ですが、私がお薦めしたいのがやはり『バット素振り』です。
この素振りの利点はこれまでもたくさん書いてきたので、ここでは省略しますが、これを続けてこられた方は確実にかなり速いペースで上達しています。
私は是非、『ハーフショット』と共にお薦めしたいと思います。
以上が私の意見なのですが、お力になれましたでしょうか?
これからの中島様のご活躍をお祈りしております。
そしてこれからもお時間がありますときは、また私の記事にお付き合い頂けますと、大変幸せでございます。
それでは失礼致します。
2009-08-30 01:46 golfdaisuki URL 編集
僕も同じように悩みました。
また、golfdaisuki様、いつも楽しく拝読させていただいております。
私も3年前に、いわゆる初心者セットでゴルフをはじめました。
しかし、golfdaisuki様もおっしゃるように、クラブに愛着が湧くこともなく、ともすると、ゴルフに対しての熱意も低下してしまうこともしばしばでした。
しかし、一念発起をし、アイアンセットを買い替えてからというもの、熱意が右肩上がりに上昇し続けています。
やはり、クラブへの愛着というものはとても大事だと思いますし、今ある向上心にも大きく影響を与えると思います。
正直に申し上げると、買い替え直後のラウンドでは、結果が散々ではありました。ですが、その原因が自分のスイングにあることが明白であったため、修正には時間がかからなかったのではないかと、今では思います。
このクラブが難しいと感じる期間は、これからのゴルフ人生においては、おそらく「ほんの一瞬」だと思います。中島様の判断力と、クラブを選ぶ力を信じられたらいいのではないかと思います。
以前に、golfdaisuki様にアドバイスをいただいた者として、「生意気」にもご意見を述べさせていただきました。
長文・駄文、失礼致しました。
2009-08-31 12:44 べっくん URL 編集