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2011年04月07日
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ロイヤルコレクション NEW TRC ユーティリティ

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション NEW TRC ユーティリティ です。

シャフトは グラファイトデザイン Tour AD U-75 です。
ロフトは20度、クラブ長さは40.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は76g、トルクは3.2、バランスはD3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は358gです。

ロイヤルコレクションの新しいユーティリティクラブです。
一昨年に前のモデルのユーティリティに出会って以来、このTRCユーティリティには、すごく魅了されているのですが、今回のこのニューモデルもデザインがすごく似ています。
とてもカッコいいですし、使いやすそうな雰囲気が漂っています。
全体的に見ても、前のモデルと大きく変わったところはないような気がします。

やはり一番の大きな違いは、以前試打したフェアウェイウッド同様、この『ツインレールキャビティ』と呼ばれる部分でしょうか?
いわゆる接地面積を小さくすることによって、抜けを良くする・・・。ということだと思います。
こういった『抜けの良さ』というのは、ロフト角やライ角などと違って数値に表わすことは難しいと思うのですが、少しでも性能が良くなるのでしたら、大いに歓迎したいところです。

素振りをしてみても、ユーティリティの中では、かなりしっかりとしていて、振りやすく感じました。
私の感覚ではユーティリティクラブは『飛ばす』クラブではなく、『狙う』とか『運ぶ』といったクラブなので、余計に『しっかり感』が欲しいところです。
そういった意味でも、このクラブにはすごく好印象を抱きました。
シャフトが違うからでしょうか?
前のモデルよりも振りやすく感じました。

ボールを前にして構えてみても、予想通りすごく構えやすく感じました。
前のモデルよりも、少し『面長』になったかな?と思ったのですが、すごく構えやすくてセットアップが一度で決まりました。
いわゆる『ヘッドの据わり』もいいクラブだと思いました。
昔から、こういったユーティリティには、『グース型』が多いですが、私はこういった『ストレート系』のほうが構えやすく感じますし、ラインも出しやすくなるので好きです。
いいイメージが浮かびました。
気のせいか、ボールとヘッドがお見合いをしながらニコニコしているように思えてきました。
とても相性が良さそうな感じがしました。
これから打つショットの成功度の高さが伺えるような気がしました。
試打を開始しました。

まずは、やはりその『打感の良さ』をすごく感じました。
ロイコレらしい素晴らしい感触です。
これだからロイコレのクラブにはいつも魅了されてしまいます。
ロイコレのクラブとの付き合いも結構長いですし、この素晴らしい感触だと、ボールをいちいち目で追わなくても、だいたいどのような弾道で飛んで行ったのかが予測できますし、方向性もすごく把握しやすいです。
打感の悪いクラブだと、ボールの行方がすごく気になりますが、ロイコレのクラブにはそういった不安感を持ったことは一度もありません。
打感はボールのコントロール性を大きく左右しますが、このユーティリティクラブには、すごくいい感じがしました。

『音』も予想通り、すごくいい印象を持ちました。
落ち着いて何球でも打っていられます。

『球のあがりやすさ』という点でも、すごくいい感じです。
前のモデルの良さをそのまま引き継いでいる感じもしますが、若干前のモデルよりもハードルは下がったのではないでしょうか?
ユーティリティクラブの中でもそれほど『シャロー』な感じはしませんでしたが、球がすごく上がりやすいと感じました。
見た目の印象よりも、敷居が低い感じがするので、幅広い層に受け入れられるのではないでしょうか?

『安定性』という点でも、シビアな感じはしません。
だからといって、どのようなミスに対しても受け入れてくれるようなクラブではないと思ったのですが、難し過ぎる感じは全くしませんでした。
この装着されているオレンジ色のシャフトとの相性もすごくいいと思いました。
構えた時に、大きな曲がりというよりは、どちらかというと、やや直線に近いラインを感じていたのですが、実際に打ってみても、かなりラインを出していきやすい感じがしました。
実戦で使っても大けがをしにくいクラブだと思いました。

『飛距離性能』という点でも、すごくいい感じです。
『確実性の低い一発の飛び』というよりは、明らかに『確実性の高い安定感のある飛び』を実現できるクラブだと思いました。
こういったところは前のモデルにも感じていたところです。
パー5のセカンドショットなどでも、すごく活躍してくれそうです。
グリーンを狙う以上、いくら飛んでも狙いやすくなければ、意味がありませんが、このクラブはすごく狙っていけるので、とても魅力を感じました。
『アグレッシブゴルフ』は、いつの時代もゴルフの醍醐味の一つです。
しかも、今は昔よりも確実性が格段アップしていて、いわゆる『ギャンブルショット』と呼ばれるようなショットはしなくなりました。
その大きな要因のひとつに、このような素晴らしいクラブがたくさん登場してくれたおかげだと思います。

『操作性』という点でも、なかなかいい感じでした。
なかなか左右に大きく曲げる感じではなかったですし、どちらかといえば、曲がり幅の小ささで勝負できるクラブのように思いました。
すごく安心できるクラブだと思いました。
『球の曲げやすさ』という点では、、おそらく前のモデルのほうではないかな?と思いました。
なかなか大きなミスにはつながりにくいので、かなり実戦的なクラブだと思いました。

『打ちやすさ』を追求しながら、構えやすくて美しいクラブを作るのは、これまで他のメーカーのクラブにたくさん出会ってきて、結構難しいことなのではないかな?と思うことがよくあります。
しかし、この難しいことをこうやって、いとも簡単にやってのけるところがロイヤルコレクションの素晴らしいところだと思います。
このユーティリティクラブはロイコレらしい美しさを継承しながら、前のモデルよりは少し敷居も低く下げられているのではないでしょうか?
『易しさ』と『美しさ』がうまく両立できているクラブだと思いました。

こういったいいクラブに出会ってしまうと、ついつい球数が多くなってしまいますし、予定よりも長い時間楽しんでいました。
最初から親しみやすい感じがしていましたが、球数をこなせばこなしていくほど、もっと親近感が湧いてきました。
今はユーティリティクラブを購入する予定はないのですが、とても購買意欲を刺激されてしまいました。
また何度も試打を楽しみたいです。
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