ミズノ MP CRAFT T-1 と ホンマ アスポート ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

2009/08/13

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2009年08月13日
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ミズノ MP CRAFT T-1 と ホンマ アスポート ドライバー

                 

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<左>ホンマ アスポート   <右>ミズノ T-1

今日は、この2本のドライバーを比較試打してみました。

試打クラブは ミズノ MP CRAFT T-1 と ホンマ アスポート ドライバー です。



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<上>ミズノ T-1   <下>ホンマ アスポート




<右>ミズノ T-1のスペック

シャフトはQUAD 6 バットスタンダード です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.6、シャフト重量は63g、バランスはD1、クラブ総重量は316gです。




<左>ホンマ アスポート ドライバー のスペック

シャフトはARMRQ 62です。

ロフトは9度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.35、シャフト重量は65g、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は318gです。




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<左>ホンマ アスポート   <右>ミズノ T-1

ホンマのドライバーと、私のとてもお気に入りのミズノT-1を比較してみることにしました。


どちらも以前試打したことがあるのですが、私の中では『ホンマ』といえば、『ミズノ』という図式がどうしてもありまして、一緒に試打しました。


『R-1』『T-1』『S-1』という風に、最近はこの3種類をよく見かけるのですが、一番気に入っている『T-1』を私は迷わず選びました。



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<左>ホンマ アスポート   <右>ミズノ T-1

素振りをすると、私はかなり『ミズノT-1』の方が振りやすく感じました。


しっかりとした感じがして、テークバックしやすい感じの『T-1』に対し、『ホンマ アスポート』はややぶれそうな感じがしました。


タイミングも『T-1』の方が合いやすく、楽に振っていけます。


やはりこの『QUAD』シャフトはとても振りやすいな・・・・。と思いました。



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ミズノ T-1


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ホンマ アスポート

ボールを前にして構えた感じは、やはりオーソドックスな『ミズノT-1』の方が、かなりいいと思いました。


これまでも何度も試打してきましたし、そのいい記憶が鮮明にあり、楽な気分で構えることができます。


一方、『ホンマ アスポート』の方も、それほど構えづらくはありませんが、ヘッド後方が膨らんでいるのがやはり気になりました。


ホンマにはやはり『正統派』といいますか、『ホンマらしさ』を求めたい・・・・・。と構えながら思っていました。


『時代の流れ』も、勿論大切なのですが、それに迎合しすぎず、独自の路線を歩んで欲しい・・・・。と、つい思ってしまいます。




試打を開始しました。

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<左>ホンマ アスポート   <右>ミズノ T-1

『安定性』という点では、私は断然『T-1』だと思いました。


全く球が引っかかる感じがせず、かといってつかまりづらい感じもせずに、『ナチュラル』に打っていけます。


『直進性』が強いドライバーだと思いますが、その中でも、割と『フェード系』が打ちやすいのがすごく気に入っています。


最近の『直進性が強いドライバー』というのは、『シャローヘッド』+『フックフェース』というのが定番だと思うのですが、このドライバーはかなり『自然な仕上がり』になっていると思います。


私は『フッカー』なので、余計そう思うのかもしれませんが、この『フェード』の打ちやすさには、すごく安心感を感じます。


最近ラウンドしていても、『フェード系の重要さ・必要性』を強く感じますし、コースでもなるべく『フック一辺倒』で攻めていることも多いのですが、やはりそのホールのレイアウトによって『フェード系』が打てたほうが攻略が楽なことが多いです。


特に日本のコースは『スライサー』に易しい設計になっていることが多いので、余計そう思います。


極端な『フック』(チーピン)は助からないことが多いですが、『スライス』は意外と助かっていることも多いです。


この『T-1』を打ちながら、そんなことを考えていました。


一方、『アスポート』も、直進性が強いのですが、どちらかというと『つかまり系』』でありながら、『フェード系』の方が『ドロー系』も若干打ちやすく感じました。


どちらも『安定性』は高いと思ったのですが、『シャフトのしっかり感』とでもいいましょうか?


そんなところが私に合っているのか、『T-1』の方が、私には高く感じられました。


『T-1』は1球目からいい球を打つことができたのですが、『アスポート』は、やはり最初の数発は安定性にやや欠けてしまいました。


重量的には殆ど差がない2本のドライバーですが、今日は何故か『アスポート』の方が軽く感じられました。


『シャフトフレックス』も、同じ『S』ではありますが、『QUAD』の方が、しっかりとしている感じがしました。


今度『振動数』を計測してみたいです。



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<左>ホンマ アスポート   <右>ミズノ T-1

『球のあがりやすさ』という点では、どちらもすごくいい感じだと思いましたが、やや『アスポート』の方が弾道が高く感じられました。


私はやはり『程良い感じ』の『T-1』にすごく魅力を感じてしまいます。


このドライバーは何度試打しても、全く『ブレない』、すごくいいドライバーです。


これまで試打してきた中には、一度試打したら、もうあまり手にしたくないドライバーもありましたが、このドライバーは何度でも打ちたくなるドライバーです。


球があがりすぎるドライバーというのは、実戦でもやや不安を感じてしまうことがあるのですが、こういったドライバーにはそれが感じられません。


練習場の好フィーリングを、そのままコースで実現できるドライバーなのだと思います。


一方、『アスポート』は、実戦で使うにはもっと球数と時間が必要だと私は思いました。



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<左>ホンマ アスポート   <右>ミズノ T-1

『打感』という点でも、私は『T-1』の方が、はっきりいいと感じました。


『アスポート』の方も、『まずまず』といった感じなのですが、『T-1』の方が打点が一点に集まりやすいからでしょうか?


何度打っても続く、この好フィーリングに、私の手も喜んでいるようです。


打っていても、すごく心地良い感触が続きます。


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<左>ホンマ アスポート   <右>ミズノ T-1

『操作性』という点でも、私は『T-1』だと思いました。


『T-1』は、自然に打っていくなら『フェード系』が打ちやすいと思うのですが、今日は『ドロー系』も気持ちよく打つことができました。


『左への曲がり幅』が、かなり抑えられるので、私のような『チーピン恐怖症』には、すごく安心して打っていけるドライバーです。


こうして安定した『方向性』と、卓越した『操作性』が感じられると、自分のショットに自信がもてます。


一方、『アスポート』は、『スイートエリア』も広く、かなりの高性能だとは思ったのですが、こうして『T-1』と一緒に試打してみると、やはりそれほど『球を操作するタイプ』のドライバーではないような気がしました。


勿論、『ドロー』『フェード』も打てたのですが、この『軽さ』と、シャフトにやや不安定さを感じて、やや球が暴れてしまい、難しく感じられました。


それほどの大怪我はしないタイプのドライバーだと思いましたが、少し扱いづらさのようなものも感じてしまいました。



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<左>ホンマ アスポート   <右>ミズノ T-1

今日は『ホンマ』と『ミズノ』という、私にとっては『特別な』メーカーのドライバーを初めて同時に試打してみたのですが、それぞれ性格の違うドライバーですし、仕方がないとは思ったのですが、私の好みでいいますと『T-1』に軍配が上がりました。


勿論、『アスポート』も優れたドライバーだと思いますが、私は『前のモデル』の方が気に入っていて、もしそれを試打していたら、また違った結果になっていたと思います。


ミズノはしばらく新製品がでないのかもしれませんが、ホンマは近々新製品が発売されるそうなので、目にすることができたら、すぐにでも試打してみたいです。


『ホンマ』と『ミズノ』は、私がビギナーの頃からの長いお付き合いなので、『懐かしさ』もあって、どうしても『特別視』してしまうところがありますし、『神聖視』しているところもあると思います。


初めて手にしてからずいぶんと年月が経っていますが、この2つのメーカーに対する思い入れは全く変わりません。


この『職人気質』といいますか、『匠』の匂いのするクラブメーカーを私はこれからも注目していきたいです。

                         
        

                         

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