ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 905 CB アイアン - ゴルフクラブ試打日記。
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2011年02月11日
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ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 905 CB アイアン

                 
ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 905 CB アイアン 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 905 CB アイアン の7番 です。



ダイナミックゴールド

シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は119g、バランスはD2、キックポイントは手元調子です。



正面

ツアーステージのニューアイアンです。


ツアーステージのニュークラブは毎年秋に発売されるイメージがあるので、この時期に新しいアイアンに出会えるとは思ってもみませんでした。


ツアステらしい、とてもカッコいいアイアンですし、軟鉄鍛造の雰囲気がすごく伝わってきます。


アイアンはやはりこの雰囲気が最高だな・・・。と私はつい思ってしまいます。


ピカピカ光る『ミラー仕上げ』のアイアンもいいですが、私はこういった光り過ぎない『艶消し』といいますか、『サテン仕上げ』な感じのアイアンが好きなので、この時点で既に『プラス5点』だと思いました。




彫りの深さ

最近主流ともいえる、『ポケキャビ』や『アンダーカットキャビティ』ではありません。


すごくシンプルな形状です。


『ポケキャビ』や『アンダーカットキャビティ』の優秀さはこれまでも実感しているのですが、私はこういったシンプルな形状のアイアンに魅力を感じます。


この形状ならば、使用後のメンテナンスも楽だな・・・。と思いました。


これまでたくさんの素晴らしい『ポケキャビ』や『アンダーカットキャビティ』に出会ってきましたが、正直いって購入意欲は殆ど湧いていません。


しかし、このアイアンにはすごく魅力を感じます。


『ツアステアイアン』でこの形とくれば、やはり『TS-201』が真っ先に思い出されます。



ソール幅

『ソール幅』は、ほんの少しだけ広めな感じがします。


しかし、打ちづらさを感じてしまうようなワイドソールではありません。


普段通りの打ち方が通用しそうなソール幅です。


タングステンなどの『異材』がコンポジットされているのかな?と思い、まじまじと見つめていたのですが、こうして見ている限りコンポジットされているようには見えませんでした。



ホーゼル長さ

ホーゼルの長さはそれほど長くは見えませんでした。


ツアステのアイアンで、しかも『Xシリーズ』なので、もっとロングホーゼルを予想していましたが、意外なほど短い感じがしました。


重心位置を程よく低くして、より幅広い層に対応できるようにしているのでしょうか?


ソール幅や、このホーゼルの長さを見ていても、これまでの『X-BLADE』とは、少しイメージの異なるアイアンだと思いました。


しかし、最近のX-BLADEは、易しいものが目立つので、そういった意味では、『今風(いまふう)のアイアン』といえるのかもしれません。



振り感

素振りをしてみても、すごくいいフィーリングが伝わってきます。


やはり私にはこのシャフトが一番易しいのだと、いつも感じています。


こちらが余計なことをしなくても、あとばすべてこのシャフトに任せていけるところがいいです。


長年の信頼関係がバッチリ築かれているように思います。


今日はいいアイアンに出会ったな・・・。


と素直に感じていました。



構え感

ボールを前にして構えてみても、『ツアステアイアン』らしい構えやすさです。


アイアンに限らず、ドライバーなど他のクラブにも言えることだと思いますが、こういった構えやすさも立派な『性能のひとつ』だと思います。


『慣性モーメント』などのように数値には表わしづらいかもしれませんが、とても重要な要素です。


最近は、こういった構えやすいアイアンが増えてきているので、私はとても嬉しく思っています。


やや低重心のアイアンだとは思いますが、『大顔』ではなく、程よい『小顔』になっていて、そこがまた魅力的に見えました。


すごくリラックスして構えることができました。




試打を開始しました。

バックフェース

『安定性』という点では、これまでの『X-BLADE』の中でも、かなり易しいほうなのではないでしょうか?


一球目から、すごくいい感じで打つことが出来ましたし、シビアな感じは全くしませんでした。


構えたときから、いいインスピレーションを感じていたのですが、すごく敷居の低いアイアンだと思いました。


このようなしっかりとしたシャフトが装着されているので、必ずしも幅広い層に受け入れられるとは思いませんが、他にも軽量スチールシャフトがラインアップされているそうなので、そちらを選べばかなり多くの支持を集めることができるのではないでしょうか?


見た目は、これまでのツアステアイアン同様、とてもカッコ良さが目立つアイアンではありますが、これまでにあまり感じられなかったような親しみやすさを感じました。


ミスに対して『シビア』というよりも、自然といいところに打点が集まりやすいアイアンだと思いました。


なので結果的に易しく感じたのかもしれません。


最近主流の『ポケキャビ』や『アンダーカット』にしなくても、こういった易しいアイアンは作れるのだと改めて感じました。



トゥ側

『球のあがりやすさ』という点でも、すごく自然な感じで好感を持つことができました。


ロフトも立っているほうではないですが、これくらいがすごくナチュラルな感じがします。


『ワイドソール』『ショートホーゼル』『タングステン等の異材充填』といった低重心でありながら、かなりのロフトが立っているアイアンにも、これまで数多く出会ってきましたが、私はこういったナチュラルなタイプのアイアンが好きです。


何より弾道がイメージできますし、自然と高さを揃えていきやすいところが大きな長所だと思います。


何と言っていいのか分かりませんが、『過ぎないアイアン』といったらいいでしょうか?


『低重心過ぎない』

『球が飛び過ぎない』

『余計な動きをしない』


そんなアイアンに信頼を寄せることができます。


そういった意味でも、このアイアンにはすごく好印象を持ちました。



BRIDGESTONE TOURSTAGE X-BLADE CB アイアン

ツアステアイアンということもありますし、この本格的な形状から、一見『タフ』に見えるかもしれませんが、実際はそれほどタフ過ぎる感じはしませんでした。


『アイアンの難しさ』というのは、マッスルバックのような『上下左右の芯の小ささ』を感じられる方も多いと思いますが、それ以外にも『球のあがりにくさ』というのがあるように思います。


アイアンでコントロール性を高め、スピンを効かせていくには、ある程度重心が高いほうが有利な一面もありますが、それは多くのゴルファーにとって、『敷居の高さ』を感じさせるのかもしれません。


その点、このアイアンはとても親しみやすさを感じられる方も多いのではないでしょうか?


まだキャリアの浅い、ビギナーの方には敷居が高いと感じられると思いますが、上級者の方はもちろん、中級者の方も是非試してみてはいかがでしょうか?



フェース面

『打感』という点では、軟鉄鍛造のあの独特の素晴らしい感触を楽しむことができました。


予想していた通りの『格別な打感』です。


この打感の素晴らしさは、これまでの『ツアステアイアン』と同様にとても好感を持つことができました。


ヒットポイントの後ろが肉厚になっていますし、『打感の厚み』を感じることができました。


ボールに『当たり負け』することもありませんし、インパクトから一気に持っていけます。


何球打っても飽きずに練習することができます。


自然と球数も増えてくるので、それが結果的に上達に結び付くように思います。


長く付き合っていけるアイアンです。


このアイアンの心地よい打感が私の脳をリフレッシュさせてくれるような気がしました。



操作性

『操作性』という点でも、すごく好印象でした。


左右どちらにも上手く対応してくれるアイアンです。


『グースネック』を好まれる方には、やや合いづらいかもしれませんが、私は昔からこれくらいグースが弱いほうが扱いやすいので、今日はとてもいい感じをつかむことができました。


こういった顔の良いアイアンだと、コースでライの悪い場面に遭遇しても、勇気を持って対処することができます。


これまでも、何度も経験してきました。


極論を言ってしまえば、アイアンの操作性は『顔の良さ』と『適度な重量感』『信頼できるシャフト』の三点に絞られるような気がするのですが、そういった点でも、このアイアンは充分合格点です。


それに加え、軟鉄独特の打感の柔らかさが、さらにボールをコントロールしやすくしてくれます。


このアイアンは『シビアさ』は全く感じませんでしたが、操作性の高さは、かなりのハイレベルだと思いました。



飛距離性能

『飛距離性能』という点では、私はごくノーマルな感じがして好感を持てるのですが、飛距離を最重要視しておられる方には、あまりいい結果は期待できないのかもしれません。


この『飛び過ぎないところ』に私は好感を持ちますし、コースでも試してみたいと思ってしまうのですが、物足りなく感じられる方もいらっしゃるかもしれません。


ドライバーと違い、アイアンは『ボールを確実に止めるクラブ』ですし、キャリーやランが多すぎるとスコアを作っていくことがとても困難になってきます。


特に今はグリーンが凍っていることも多いので、少しでも止めていきたいところです。


グリーンを直接狙ったら、そのままグリーンを大きく跳ねてしまって奥の林にボールが飛び込み『OB』という苦い経験をこれまで何度もしてきました。


やはりゴルフはスコアを考えたら、『手前から』が基本なのかもしれません。


手前と奥とでは、そのトラップの大きさの度合いがまるで異なります。


これからもストロングロフトアイアンは生産され続けると思いますが、その一方でこういったタイプのアイアンも増え続けると思いますし、私はこのようなタイプのアイアンを使い続けていきたいと思います。



ヒール側

このアイアンは、ツアステらしいところもありましたが、すごく親しみやすい感じがしました。


特別敷居が高いとは、全く思いませんでした。


ツアステアイアンに興味はあるけど難しそうなので、まだ使ったことがない・・・。


という方も実際多いと思います。


確かに誰にでも合うような敷居の低いアイアンだとは思いませんでしたが、決して打つ前から敬遠してしまうようなタイプのアイアンだとは思いませんでした。


スインガータイプの方よりは、明らかにヒッタータイプの方に合いやすいアイアンだとは思いますが、先ほども書きましたが、シャフトなどを選べばかなりフィットさせやすくなるのではないでしょうか?



X-BLADE 905 CB

私はもう何年もツアステアイアンを購入していませんが、このアイアンには購入意欲がすごく湧きました。


私のゴルフキャリアの中で、これまでキャビティよりもマッスルバックを使っていた期間のほうが長いですし、現に今でもマッスルバックの力を借りながらゴルフを楽しんでいます。


不思議と試合でいい結果を残せたり、ベストスコアを更新できたときは、必ずマッスルバックがキャディバッグの中に入っていました。


なので『ゲン担ぎ』というわけでもないのですが、今でも使い続けているような気がします。


しかし、易しいキャビティアイアンを諦めているわけでは決してありません。


特に今日出会った、この『X-BLADE 905 CB』のような易しくてしかも全体的にハイレベルなアイアンにはすごく興味があります。


フィーリングがとても良いので、今日はかなりたくさんボールを打ってしまいました。


私はこれまで大手有名メーカーのクラブを使い続けてきたのですが、ここ数年『地クラブ』と呼ばれるようなメーカーのクラブの素晴らしさをずっと体感し続けているので、今度ドライバーやアイアンを買い替えるときは、そういったメーカーのクラブにするような気がしていました。


しかし、このアイアンや、先月出会った『テーラーメイド TP MB アイアン スモーク』のような素晴らしいアイアンに出会ってしまうと、その決意が揺らぎます。


昨年もそうでしたが、今年もかなりたくさんのハイレベルなアイアンに出会えそうです。


『嬉しい悲鳴』といっていいのかもしれませんが、かなり迷ってしまいそうです。


私の心の中で、ある程度候補が決まってはいたのですが、また新たに候補が仲間入りしてしまいました。


迷ってしまうかもしれませんが、これもゴルフの大きな楽しみのひとつなので、もっともっと悩み続けていこうと思いました。


とても爽やかな気分のまま、練習場を後にすることができました。

                         
        

                         

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