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2011年01月28日
リンクス BOMBA ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは リンクス BOMBA ドライバー です。

シャフトは MOTORE BOMBAカーボンシャフト です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.5、キックポイントは先中調子、バランスはD1、クラブ総重量は298gです。

久しぶりに出会った、Lynxのゴルフクラブです。
Lynxは、とても歴史のあるメーカーですし、私もまだキャリアが浅い頃、懐かしい思い出があります。
Lynxといえば、私はフレッド・カプルス選手やアーニー・エルス選手を思い出しますし、彼らに憧れ、アイアンやキャディバッグを買いたかったのですが、お金が全然足りずに、手袋と靴下だけ買って帰ったという思い出があります。
特にアーニー・エルス選手が宮崎のダンロップフェニックスで初優勝したのが確か1993年だったと思うのですが、その時のインパクトはとても強く、彼の流れるような美しいスイングと共に、Lynxがとても輝いていました。
TVで観戦しながら、いつかLynxのクラブを購入したい・・・。と思うようになりました。
ダンロップフェニックスはアーニー・エルス選手を筆頭にリー・ウェストウッド選手やパドレイグ・ハリントン選手などのように、この大会に優勝した後、メジャーを制したり、ワールドランキング1位になったりと、かなりゲンのいい大会だと思います。
私も直に観戦したことがありますが、あの臨場感はたまりません。

以前は今のようにメーカーがたくさん無くて、Lynxの商品もショップでよく目にしていました。
しかし、最近はあまり見かけることがなくなったので、すごく寂しい感じがします。
Lynxのウェッジやアイアンはとても有名で、昔からよく目にしていましたが、ドライバーはかなり久しぶりのような気がします。
当時はアイアンやウェッジに興味があったので、その頃のドライバーのことは殆ど記憶に残っていません。
なので今日、久しぶりにドライバーを目にすることができて、すごく新鮮な気持ちになりました。
ソール形状が少し変わった感じがしますが、おそらく何か意味があるのではないでしょうか?
この段差を見て、『棚田』を思い出しました。
昨年、一泊二日の小旅行に出かけた時に、美しい棚田をたくさん写真に収めたので、その記憶が蘇ってきたのかもしれません。
ヘッド全体もかなり丸っこい形状に見えましたが、特別変わっている感じはしませんでした。

こうして見ていても、とてもオーソドックスな感じの顔をしているので、とても好感が持てました。
奇をてらったところがないので、すごくいい感じです。
実質『初めて』といっていい、リンクスのドライバーですが、すごく親しみやすい感じがして、親近感が湧いてきました。

素振りをしてみた感じは、まずまずだな・・・。という感じでした。
振ってみる前は、もう少しタフな感じを予想していたのですが、意外とソフトな感じがしました。
メーカーの特徴がよく分からないので、手探りしながら感覚をつかんでいっているような感じです。
おそらくヒッタータイプの方に向けて作られているんだろうな・・・。
と思いながらも、それほどタフさは感じられませんでした。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい構えやすさだと思いました。
とてもノーマルな感じがして、違和感などは感じませんでした。
惚れ惚れしてしてまう・・・。とか、ずっと見つめていたくなる・・・。といった形状でもないような気もしたのですが、大きなマイナス材料はありませんでした。
少しフェースが被っているようにも見えたのですが、これくらいならば『許容範囲内』だと思いましたし、特に難しく感じることもありませんでした。
試打を開始しました。

『球のあがりやすさ』という点では、まずまず叩いていけるモデルだと思いました。
最近は球が上がりすぎてしまうドライバーが多い中、このドライバーは結構抑えられているので、好感を持つことができました。
私は叩いていって、ボールと一緒に日頃のストレスも練習場で発散させて帰宅したい・・・。と考えているので、このドライバーは、そういった意味ではとてもいい効果を発揮してくれました。
スインガータイプの方には、結構タフに感じられるような気もします。
今はどちらかというと、といいますか、かなりスインガータイプのドライバーが多いような気がしますが、このドライバーは、はっきりとした『ヒッタータイプドライバー』だと思いました。
最近は球が上がりすぎるドライバーが多くて、なかなか自分に合うドライバーが少ない・・・。
と感じておられる方もいらっしゃると思いますが、このドライバーはそういった方々が試してみられる価値のあるドライバーといっていいのではないでしょうか?

『打感』は、なかなかいい感じでした。
硬い感じはしなかったのですが、特別極上な感じでもないような気もしました。
もう少し『クリア』な感じがあってもいいのかな?と思いました。
まずまずの及第点だと思いました。

『音』も特別大きすぎず、違和感を感じませんでした。
比較的耳に『優しい音』だったので、躊躇することなく叩いていくことができました。
強く印象に残るような『聞きごたえのある音』だとは、正直あまり思いませんでしたが、こちらの邪魔を全くしないところに魅力を感じました。

『安定性』という点では、最近のワイドスイートエリアのドライバーと比べると、比較的広すぎない感じがするのですが、それほどシビアな感じはしませんでした。
あまり細かいことを気にせずに、気持ちよく振っていけるドライバーだと思います。
ただ、ある程度の『ミート率』は要求してくるドライバーだと思いますし、ドライバーには『ミスに対する許容性の広さ』を求めれおられる方には、やや合いづらく感じられるかもしれません。
決して『上級者専用モデル』だとは思いませんでしたが、ある程度のスキルは必要となってくるのかもしれません。

『飛距離性能』という点では、まずまず・・・。だと思いました。
決して飛距離性能が劣っているドライバーだとは思いませんでしたし、むしろ高性能なほうだと思いますが、これまでかなりハイレベルなドライバーにたくさん出会ってきているので、そういったことを考えると、それほど驚くような感じはしませんでした。
あくまでも感覚的なのですが、もっと気持ちよく叩いていくことが出来れば、まだまだ距離を伸ばしていけそうな気がしました。
『標準的な感覚』のドライバーで打つ時の『リミッターの目盛』を『100』とすると、爽快感が感じられるドライバーは『120』にも『150』にも、またそれ以上に伸ばされます。
それが結果的に飛距離の伸びにもつながっていくことを経験上感じているのですが、今日は『100』を大きく超えることはありませんでした。
このドライバーはとても高性能だとは思いましたが、まだまだ改良の余地は残されているような気がしました。

『操作性』という点では、特に扱いづらく感じる部分もなく、左右どちらにも対応してくれるドライバーだと思いました。
見た目の良さが、そのまま操作性につながっているように感じられました。
少しフェースが被っている感じもしましたし、球がつかまりやすいドライバーだと思いましたが、引っかかりすぎる感じがなかったので、特に難しく感じることはありませんでした。

今日は久しぶりにリンクスのクラブに出会うことが出来て、とても嬉しい日になりました。
約20年前にタイムスリップしたような感じがしましたし、懐かしく思いました。
あの頃、どんなことを考えながらゴルフをしていたんだろう・・・?などと考えていました。
おそらく今と大きく変わっていないような気がしますし、『エンジョイゴルフ』は昔からのポリシーだったような気がします。
ただ、昔は『スコアメイク』のことなど全く考えず、いくら『OB』を打とうと、ドライバーはいつも『フルショット』、グリーンを狙うときは、いつも『ピンデッド』というように、いつも理想的なことばかりを考えていたような気がします。
しかし、今はあの頃と比べると、少しは頭も使うようになりましたし、それがゴルフの楽しさを倍増させてくれたような気もします。
つくづくゴルフは『頭脳ゲーム』だと思いますし、『メンタルスポーツ』の最たるもののひとつだと思っています。

今日出会った『BOMBA』というドライバーは、フィーリング的なことも含めて、全体的にやや物足りない感じもしたのですが、とても懐かしい感じがして、いい気分に浸っていました。
まだ打ち足りない感じがしたので、また出会うことがあれば、是非試打してみたいです。
次回試打したら、おそらくもっと親近感が湧くかもしれません。
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