ルーツゴルフ Jyuraku アイアン - ゴルフクラブ試打日記。


2009/08/07

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2009年08月07日
  

ルーツゴルフ Jyuraku アイアン

                 
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今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ルーツゴルフ Jyuraku アイアン の7番 です。




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シャフトは Jyuraku シャフト です。

ロフトは29度、クラブ長さは37.5インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は52g、トルクは4.4、バランスはC8です。



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初めて試打する、『ルーツ』のアイアンです。


今まで、その名前は聞いていたのですが、こうして手に取って試打できるとは思っていませんでした。


この角度から見ても、かなり『彫りの深い』アイアンであることが解ります。



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『ソール幅』も、かなり広く、『アイアン』というよりは『ユーティリティ』といった感じがします。


一般的なアイアンの『薄いソール』には不安感を感じるが、この『厚み』には安心感を感じるという方もたくさんいらっしゃると思います。


かなり重心の低いアイアンだと思いました。


あまり目にしたことのないタイプです。



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素振りをしてみても、かなり軽く感じます。


自分にうまく打てるだろうか・・・・?と、やや不安に感じるほどの苦手なタイプのアイアンだと思いました。


『ホーゼル』のデザインが、とても高級感が感じられ、このアイアンもどちらかというと『エグゼクティブ世代』の方を対象としているのだと思いました。


私は出来るだけシンプルなデザインの方が好きなのですが、こうした高級感を感じられるセンスの良いアイアンも嫌いではありません。


ただ、自分が使うには、まだまだ先のことだな・・・・・。と、このアイアンを見つめながら思っていました。


試打アイアンの装着シャフトが『ダイナミックゴールド』だと、それほど素振りを多くしなくても割とすぐに打っていくことができるのですが、このアイアンはそういったアイアンとは相反するタイプだと思ったので、入念に素振りを繰り返しました。



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ボールを前にして構えた感じは、ヘッドの大きさを感じつつも、それほど構えづらい感じはしませんでした。


『グース』も目についたのですが、打ちづらさを感じるほどではありませんでした。


『ソールの厚さ』に、やや違和感を感じつつも、こうして構えてみると、なかなかの好印象だと思いました。




試打を開始しました。

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まず感じたのが、そのすごい『飛距離』です。


かなり飛ぶと思いました。


打つ前は上手く打てるか自信は無かったのですが、1球目から『ナイスショット』が打てたせいか、かなり遠くへ飛ばすことができました。


やはり私の感覚では、このクラブはアイアンというよりは、ユーティリティという感じです。


アイアンで打った感じの弾道ではなく、ユーティリティの感じに近い・・・・。と思いました。


はっきりいいまして、このアイアンは『飛び過ぎ』だと思いました。


アイアンは『飛ばす』というよりは、正確に自分の打ちたい距離を『刻む』為のクラブだと思うのですが、このアイアンにはそういった感覚がなかなか通用しない感じがします。


若い方には、あまり向かないアイアンだと、正直思います。


若いうちは、重量感のあるクラブをどんどん使っていった方がいいと思うのですが、その今まで使ってきたアイアンがきつく感じられるようになってきたら、このようなアイアンがいいパフォーマンスを発揮してくれるのだと思います。



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『打感』も、すごくいい感じだと思いました。


このようなアイアンだと、見ただけではなかなか『フィーリング面』は把握しづらいのですが、実際に打ってみると、かなり好印象だと思いました。


すごく『 ソフト 』な感じで、心地良い感じが残りました。


『スイートエリア』も、やはりかなり広めなのだと思いましたし、少々打点がズレたくらいでは、それがシビアには伝わってきませんでした。


なかなか『距離感』を把握しづらい感じはしたのですが、『打った時の打感の良さ』という点では、かなりの好印象でした。



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『球の上がりやすさ』という点でも、すごくよく上がりました。


ロフトがかなり立っていますが、その『ストロングロフト』があまり感じられません。


『軟鉄鍛造』で、適度なロフト設定になっている、『ノーマルアイアン』だと、『フェース面』でしっかりとボールを捉え(あるいは『リーディングエッジ』でボールの『赤道』をこする)、その『ギア効果』でボールにスピンをかけ浮かせていく・・・・・。という感じがするのですが、こういったアイアンだとその感覚はなく、『人工的に』といいますか、当たっただけで『必然的に』ボールが浮いてしまう感じです。


『ノーマルアイアン』ですと、打った時の『食いつき感』といいますか、程良い感じの『抵抗感』が感じられ、それがいい感じでボールを上げていける感じもするのですが、このアイアンはボールの前後にヘッドが通過しただけで、自然とボールが上がり遠くへ飛んでいくような感じがしました。


高弾道で遠くへ飛ばしていきたい方には、すごくマッチしているのではないでしょうか?


アイアンには『距離感』よりも、『飛距離』『あがりやすさ』を求めておられる方にもすごくいいパフォーマンスを発揮してくれるアイアンだと思います。



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『安定性』という点でも、1球目から運良く『ナイスショット』が打てたからなのか、私はなかなか高いものを感じることができました。


1球目から続けて、何球かはいい感じの球が打てていましたが、そう長くは続いていかないだろう・・・。と思っていました。


この『軽さ』や『バランス』だと、どうしてもヘッドを感じにくくなったり、『オーバースイング』になりそうな気がしていました。


『スイートエリア』の広さは感じつつも、それを上回る『自分のスイングの崩れ』が起きそうな予感がしていました。


しかし、それはこのアイアンのせいではなく、精度の低い私の未熟なスイングに大きな問題があるからだ・・・・・・・。と思いました。



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『操作性』という点では、やや苦戦してしまいました。


打つ前に想像していたよりは、はるかに操作しやすい感じもしていたのですが、普段のアイアンのような感覚が通じにくいところも正直感じました。


この大型ヘッドの割には、『球のつかまり』も良く、『フック』や『スライス』も打つには打てたのですが、やはりこのアイアンは『曲がりにくいアイアン』なのだと思います。


それと、やはりこういったシャフト(カーボンシャフト)では、私にはなかなか操作しやすい感じがしませんでした。


どこか、心の中に遠慮してしまう部分があるように感じていました。



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今回初めて出会った『ルーツ』のアイアンですが、また目にすることがあったら是非試打してみたいです。


打つ前に抱いていた印象よりも、いい感じがしました。


以前、何かの本でこのメーカーの記事を読んだことがあったのですが、その時に感じていたよりも、今回は好印象を得ることができました。


やはり実際に手にしてみると、色々なことを感じることができるのだと思いました。


私は今、そしてこれから将来も、おそらくこういったタイプのアイアンを使うことはないと思いますが、キャリアを重ねられ、だんだんと若い頃のクラブがきつく感じられるようになった方には、すごく楽に感じられるのではないでしょうか?


昔の距離を、またそれ以上の距離を楽に稼いでいくことのできるアイアンだと思いました。

                         
        
                         

コメント

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ROOTSのクラブ
golfdaisuki様

大阪kojiです。こんにちは。
今回のレポートも楽しく拝見しました。

私のホーム練習場では、よくROOTSゴルフが試打会を開いています。「アーメットの秘密」「飛び」などの言葉が入った幟が何本も立ててあります。
私はまだ試打したことはありませんが、今回のgolfdaisuki様のレポートを拝見すると、宣伝文句通りのかなり飛距離性能が有りそうですね。

私自身も、こういった易しいクラブの恩恵に預かるのはもっと先のことかな、と思っています。
まだ当面は今のクラブで奮闘し続ける覚悟です。

では失礼します。
ルーツはいいですね。
大阪koji様。こんばんは。
いつもコメントを寄せて頂きましてありがとうございます。

そうですか。大阪koji様の行かれている練習場ではこの「ルーツ」の試打会がよく行われているのですか・・・

とても羨ましいです。

今回は初めて試打をしたのですが、思っていたよりもすごくいい感じがしましたし、自分自身が使うことはおそらくないとは思いますが、会社の上司や先輩たちに薦めてみようと思いました。

やはり実際に試打してみないといろいろと解りませんね。

お互い、これからも「MPアイアン」を大切にしながら、ゴルフをエンジョイして参りましょう!

それでは失礼致します。