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2011年01月06日
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キャロウェイ LEGACY APEX ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ LEGACY APEX ドライバー です。

シャフトは グラファイトデザイン SPEED METALIX です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は50g、トルクは6.0、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は298gです。

キャロウェイ レガシーシリーズの新しいドライバーです。
初めてレガシードライバーに出会った時は、とても日本的な感じがして印象的でしたが、それからかなり種類が多くなったことに気付かされます。
しかし、この美しいデザインはずっと継承されていて、そこにレガシーというブランドの『品の高さ』を感じます。
ブランドイメージがよく保たれていると思います。
こういったドライバーを手にするのは、ゴルファー冥利に尽きます。

『APEX』という単語の意味を辞書で調べてみると、『頂点』という意味だということが解りました。
とてもすごいネーミングだと思いました。
それだけ、このドライバーに自信があるということなのでしょうか?

これまでのレガシーシリーズの中では、おそらく最も『シャロー』なヘッドではないでしょうか?
初代モデルから、レガシードライバーは、それほど『ディープ』な感じのする物は『レガシーツアードライバー』以外、思い浮かばないのですが、今回のこの『APEX』は、もっともシャローな印象を受けます。
頂点というのは、決してディープなヘッドばかりでなく、このようなシャローなヘッドでも相応しい・・・。ということなのでしょうか?
それとも『易しさの頂点』という意味が含まれているのでしょうか?
このドライバーも、これまでのキャロウェイのドライバーらしい『I-MIX』というシステムが採用されています。
これにより、多くのゴルファーが自分専用に簡単に調整できることは、とても素晴らしいことです。
ほんの数年前までは、考えもしませんでした。

素振りをしてみた感じは、かなりシャフトが軟らかい感じですが、それほど遅れて戻ってくる感じはしませんでした。
軟らかめのシャフトではありますが、ある程度タイミングはとっていけそうな感じがしました。

ボールを前にして構えた感じは、やや『平べったさ』といいますか『シャロー感』を感じましたし、フェースが少し被っている感じがしましたが、こういった顔は初めてではないですし、それほど違和感は感じませんでした。
むしろ、レガシーらしい『品の良さ』を感じさせる構え感だな・・・。と感じていました。
このまま普通に打ってしまうと、おそらく左へ飛んでいきそうな感じがしたので、そこに十分注意を払っていこうと思いました。
色々と左右に曲げたりするイメージは湧かなかったのですが、まずは細工をせずに自然と振り切っていくことにしました。
試打を開始しました。

『打感の良さ』は、さすがはレガシーだな・・・。と思いました。
これまでのいい伝統が上手く引き継がれている感じがします。
このような上品な作りになっているドライバーなので、つい打感にも期待してしまいますが、予想通りのグッドフィーリングで、打っていて楽しくなってきました。
手に嫌な感触は全く残りません。
球をよく弾いてくれている感じがします。

『音』という点でも、とても好印象でした。
インパクトも緩みませんでしたし、気持ちよく何度も球を叩いていくことができました。

『球のあがりやすさ』という点では、私にとっては、かなり上がりすぎな感じがしました。
試打クラブには、ロフト『9.5度』と『10.5度』の二種類が用意されていて、私は迷わずこの『9.5度』のモデルをチョイスしたのですが、それでもこの『上がり過ぎ感』は否めませんでした。
この『球の浮きやすさ』は、こういった形状のドライバーの特徴的な部分だと思いますが、装着されている『SPEED METALIX』というシャフトも、かなり球を上げてくれるシャフトだと思いました。
私はついつい叩いていきたくなるので、このような結果になってしまいましたが、このドライバーは、やはりそれほど叩いていかないほうがいいのかもしれません。
スピン量も、かなり多いような気がしました。
練習場で吹いていたアゲインストの風に付き合っていまい、『吹き上がり感』を感じてしまいました。
ラウンド中でも、アゲインストの時には無理に叩いていってはいけない・・・・。というのは、ある意味『鉄則』だという気がしますが、今日はその格言を再確認した感じがします。

『安定性』という点では、かなりの高性能だと思いました。
おそらくこれまでのレガシードライバーの中で、最も『慣性モーメント』が大きいのではないでしょうか?
私は初代のレガシードライバーからずっと接しており、それほどシビアに感じたことはありませんが、人によってはシビアに感じられた方もいらっしゃると思います。
その美しいデザインなどから、レガシードライバーは、『上級者専用』というイメージを持っておられる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに美しいドライバーではありますが、決して上級者専用だとは思いません。
特にこのドライバーは、かなり敷居が低い感じがするので、このドライバーで『レガシーデビュー』されるのも、すごくいいのではないでしょうか?

『飛距離性能』という点では、これははっきりと好みが分かれるところだと思いますが、こういったドライバーを好まれる方にとっては、かなり大きなパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか?
正直申しまして、私ではこのドライバーが持つ高いポテンシャルを充分に発揮することは出来ませんでしたが、かなり幅広い層に受け入れられるドライバーだと思いました。
こういった『シャロー化』が進んで、しばらく経ちましたが、これからもこういったタイプのドライバーと、ある程度のディープヘッドが登場してくるような気がします。
私は吹き上がりを気にせずに、気分良く叩いていきたいタイプなので、今回のこの『APEC』というシャローヘッドドライバーは、少し合いにくい部分がありましたが、それでもいい印象はすごく残りました。
これから先、年月がずいぶんと経って、今のように叩いていくことが出来なくなったら、このようなグッドフィーリングのシャローヘッドドライバーを選択することは、とても意味があることだと思いました。
今の私にはまだ早いような気もしましたが、体力やスイングの変遷と共に、付き合っていきたいドライバーなのだと思いました。

『操作性』という点では、正直申しまして、なかなか上手くはいきませんでした。
勿論、全然左右に曲げられなかったというわけではなかったのですが、実戦で使えそうな軌道を描いていくことはなかなか出来ませんでした。
私が普通に打っていく感じだと、かなり弾道の高いフック軌道を描いていってしまいます。
『スイートエリア』も広い感じがしましたし、本来はかなり『直進性』に優れたドライバーなのではないか?と思いました。
日頃『球のつかまり感』が弱く感じておられる方には、かなり心強い相棒になってくれるのではないでしょうか?

今日は時間があまりなかったので、たくさんの球を打たなかったのですが、また出会う機会があれば是非とも試打したいドライバーです。
今年の『初試打』らしい、素晴らしいドライバーに出会えたことに嬉しく感じました。
昨年は、あまりにも素晴らしすぎるドライバーに数多く出会い、とても印象深い一年でしたが、今年もそんな一年になればいいな・・・。と思いました。
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