カタナ SNIPER X ドライバー エメラルド ゴールド と イオンスポーツ GIGA グランドスラム ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


2009/08/05

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2009年08月05日
  

カタナ SNIPER X ドライバー エメラルド ゴールド と イオンスポーツ GIGA グランドスラム ドライバー

                 

カタナエメラルドゴールド&イオン 01
<左>イオン    <右>カタナ

今日は、この2本の高級感溢れるドライバーを比較試打してみました。

試打クラブは カタナ SNIPER X ドライバー エメラルド ゴールド と イオンスポーツ GIGA グランドスラム ドライバー です。



カタナエメラルドゴールド&イオン 03
<上>カタナ    <下>イオン




カタナエメラルドゴールド&イオン 02
<左>イオン    <右>カタナ



<右>カタナ SNIPER X ドライバー エメラルド ゴールド のスペック

シャフトはグラファイトデザイン オリジナルカーボンシャフトです。

ロフトは10度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.8、シャフト重量は52g、バランスはD1、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は286gです。



<左>イオンスポーツ GIGA グランドスラム ドライバー のスペック

シャフトはフジクラ ランバックス プレミアムカーボン です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は53g、トルクは4.7、バランスはD0、キックポイントは先調子、クラブ総重量は297gです。


 


どちらも『ゴールド』が目立つ、とても『きらびやかな』ドライバーです。


このような『ゴールド』のドライバーは、『高級感』が感じられ、『価格が高そう』というイメージがありますし、『高反発』の印象があります。


しかし、左の『イオン』は『高反発仕様』ですが、右の『カタナ』は『ルール適合モデル』です。


どちらも『アスリートモデル』というよりは、『富裕層モデル』といえるドライバーなのだと思います。


先日、比較試打した『 ブリヂストン ツアーステージ 701R 』と『 コブラ S9-1 PRO-D 』を車で例えた場合『 ハードトップ 』だとすると、この2本は明らかに『 セダンタイプ 』だと思います。



カタナエメラルドゴールド&イオン 07
<左>イオン    <右>カタナ

どちらも『クラウン』部分のデザインがとても綺麗です。


『レッド』と『グリーン』という違いはあるものの、とても美しいカラーリングです。


私はどちらかというと『単色』が好きなのですが、こういった美しさにこだわったヘッドは『国産メーカードライバー』の良いところだと思います。


クラブのどこから見ても、高級感を感じます。


美しさを感じつつも、この色づかいはヘッドを大きく見せて、それによる『安心感』を演出しているのでしょうか?


『黒一色』だと、ヘッドを大きく見せない効果があり、それが私には良く感じられるところなのですが、やはり大きく見えた方が『安心感』を感じられる方もたくさんいらっしゃるのだと思います。



カタナエメラルドゴールド&イオン 10
<左>イオン    <右>カタナ

素振りをしてみても、やはりどちらも私にとっては、かなり『軽いドライバー』です。


軽い力でビュンビュン、シャフトがよくしなります。


スペックが違うので仕方ないのですが、『イオンスポーツ』の方が、シャフトが軟らかく感じますし、ややタイミングが難しい感じがしました。


『カタナ』の方が、約10g軽い仕様になっていますが、こうして振っていてもそれほどの違いは感じられませんでした。


ドライバーで『300g以下』というのは、私にはかなり軽く感じられますし、自分の感覚が通じない感じがして、少し難しく感じてしまいます。


どちらも以前試打したことがありますし、その時『カタナ スナイパー X ドライバー エメラルド ゴールド 』はすごくいい印象が残っています。



カタナエメラルドゴールド&イオン 12
カタナ


カタナエメラルドゴールド&イオン 13
イオン


ボールを前にして構えた感じでは、私は『カタナ』の方が構えやすく感じられました。


『イオン』の方も、なかなかいい感じなのですが、こうして比べてみると、やや『カタナ』に軍配があがる感じがしました。


どちらも私の苦手とする『フックフェースドライバー』ではありますが、他のメーカーのドライバーに見られたような、極端な感じにはなっていないので、まずまずの構えやすさだと思いました。


大型ヘッドにしては、球がつかまりそうだ・・・・。と、いう感じがどちらもして、大きく左へ引っかけそうな『マイナスイメージ』はあまり感じられませんでした。




試打を開始しました。

カタナエメラルドゴールド&イオン 04
<左>イオン    <右>カタナ

『球のあがりやすさ』という点では、明らかに『イオン』だと思いました。


どちらも私にとっては、かなりの『高弾道ドライバー』なのですが、『イオン』の方が球の高さが明らかに高い感じがしました。


私にとっては、正直いいましてどちらも『上がり過ぎ』なのですが、やや『イオン』の方が『打ち出し角度』も高いような気がします。


それはもちろん『ロフト設定』や『シャフト』などのスペックによるところが大きいのだと思いますし、『中弾道』というよりは、明らかに『高弾道』で攻めていくべきドライバーなのだと思います。


練習場の『ゴムティ』の高さを低くして、何とか『ライナー性』の低い球を打ってみようとしたのですが、なかなか思うようにはいきませんでした。


どのように打っても、自然と球が上がっていく感じがしました。


どちらも、とても球があがりやすいドライバーなので、日頃『高さ不足』に悩んでおられる方には、とてもいい感じで打っていけるドライバーだと思います。



カタナエメラルドゴールド&イオン 05
<左>イオン    <右>カタナ

『安定性』という点では、私は明らかに『カタナ』の方だ・・・・。と思いました。


どちらもすごく球がつかまりやすくて、いわゆる『フック系ドライバー』、『スライス撲滅ドライバー』といえると思うのですが、その曲がり幅は『カタナ』の方が揃えやすい感じがしました。


『カタナ』は『ドロー』から『フェード』の範囲で比較的、『ストレート系』に近い感じで揃えていきやすいのに対し、『イオン』は私が打つと『フック一辺倒』といった感じがしました。


『直進性』という点では、明らかに『カタナ』だと思いました。


ただ、これは『フッカー』である、私の感想なので、日頃『スライス』に悩んでおられる方には『イオン』の方がいい・・・。と感じられる方も多いと思います。


どちらも、かなり右へのミスを減らしてくれるドライバーであることに間違いありません。



カタナエメラルドゴールド&イオン 06
<左>イオン    <右>カタナ

『打感』という点では、私は『カタナ』の方がいい感じだと思いました。


『カタナ』の方が、ややソフトだと思いましたし、打った後にいい余韻が残ります。


『イオン』の方も、適度な『しっかり感』を感じられ、なかなかいい感じだったのですが、私の好みでいいますと、『カタナ』の方が好感触でした。



カタナエメラルドゴールド&イオン 09
<左>イオン    <右>カタナ

『音』という点では、明らかに『カタナ』だと思いました。


これはもう、かなりはっきりしています。


初めて『イオン』のドライバーを試打したときに、その音の大きさに驚きつつも、それほど極端に嫌な感じはしなかったのですが、こうして比べてみるとその差は歴然です。


『カタナ』の小気味よい音が私には合っている・・・。と思いました。


今日は練習場で結構人が多かったのですが、周りに振り向かれたりしないかな・・・・?と、少し気になってしまいました。


集中力も少し散漫になってきたような気がしました。


そういえば、こうして練習していても、最近はこのような『甲高い音』をほとんど聞かなくなりました。


ちょっと前までは、よく聞こえていたのですが、やはり甲高い音はあまり支持されていないのでしょうか?


この『イオンの音』が好きだ・・・・・。といわれる方もいらっしゃるとは思いますが、私はやはり『カタナ』の音の方がいい感じがしました。



カタナエメラルドゴールド&イオン 11
<左>イオン    <右>カタナ

『操作性』という点でも、私は『カタナ』だと思いました。


先ほども書きましたが、どちらも『フック系ドライバー』ですし、『スライス』を打つのがかなり難しいドライバーだと思います。


かなり『カット目』に入れてみると、『カタナ』の方はやや『フェード気味』な球を何とか打つことができたのですが、『イオン』ではなかなかそれが上手くいきませんでした。


今日はどうやっても、右へ曲がる球が打てませんでした。


それどころが『ストレート系』すら打つことが出来ませんでした。


今日の私にとっては、この『イオン』は、『左への一方通行ドライバー』といった感じがしました。


この『フックフェース』でも、もう少しシャフトに『しっかり感』があると、また違った結果になったのだろうとは思ったのですが、このシャフトになかなか馴染むことができず、今日は苦戦してしまいました。



カタナエメラルドゴールド&イオン 08
<左>イオン    <右>カタナ

『飛距離性能』という点でも、私は明らかに『カタナ』だと思いました。


この高性能は初対面の時の印象から、まったく揺らぐことがありません。


かなりのポテンシャルを秘めています。


見た目、飛びそうなドライバーですし、実際に打ってみると予想通り、かなりの『飛びドライバー』なのだと強く感じます。


一方、『イオン』の方も、いかにも『弾き』が良さそうで、飛びそうな外見ではありますし、『ルール度外視』の『高反発ドライバー』なので、その『飛距離性能』には『お墨付き』がついているのだと思うのですが、私には『カタナ』の方がいい感じがしました。


私はいわゆる『ヒッタータイプ』で、強く叩いていきたいタイプなのですが、これらのドライバーに合わせ、やや『緩めて』みたりしたのですが、やはり結果は変わりませんでした。


私の鈍い感覚では、この『イオンの高反発性能』をそれほど強く感じることができませんでした。


『弾き感』といったところでも、『カタナ』がそれほど劣っているようにも思えませんでした。


『方向性』や『球の上がりすぎ』といったところから、『飛距離性能』という点でも、『カタナ』に軍配が上がりましたが、『トランポリン効果』という点でも、それほど『イオン』の方が大きいとは、正直感じられませんでした。


しかし、それは『イオンの弾き性能』が決して小さいのではなく、『カタナの弾き性能』が『ルールギリギリ』で、かなり高いからなのだろう・・・・。と打ちながら感じていました。



カタナエメラルドゴールド&イオン 14
<左>イオン    <右>カタナ

『長さ』という点では、スペック上ではどちらも同じ『46インチ』ということになっていますが、こうして並べてみると、明らかに違います。


誤差がなるべく生じないよう、練習場の壁に立てかけて見比べてみたのですが、やはり『カタナ』の方が明らかに長いです。


『1インチ=2.54センチ』ということですが、どう見ても『1センチ以上』は違っていました。


『誤差』とはいえないレベルだと思います。


こうしてみても、やはり各メーカーによって、スペックの表示は『マチマチ』なのだな・・・・・。と思いました。


どちらが表示通りでないのかは解りませんが、やはりある程度は統一して欲しい感じがします。


やはりカタログデータだけ見るよりも、実際にこうして手にしてみないと解らないことも多いのだな・・・。と改めて思いました。


今日、こうしてこの2本を比較してみて、私には『 カタナ 』の方がいい印象を持ったのですが、この『 イオンスポーツ GIGA グランドスラム ドライバー 』に魅力を感じられる方も多いと思います。


私の周りではまだ、このドライバーの『高音』を聞くことがないのですが、いずれ聞こえてくるようになるのかもしれません。


この『イオン』は私にはやや難しく感じられるドライバーでしたが、『カタナ』は第一印象通りの好感触でした。


また機会があれば、この2本を試打してみたいです。

                         
        

                         

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