アキラプロダクツ ADR プレミアム ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。
モウダス
その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2010年12月18日
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アキラプロダクツ ADR プレミアム ドライバー

                 
アキラプロダクツ ADR プレミアム ドライバー  
今日はこのゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは アキラプロダクツ ADR Premium ドライバー です。



Fire Express LD60

シャフトは ファイアーエクスプレス LD60 です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは46.5インチ、シャフトモデルはType-K、シャフトフレックスはF1、シャフト重量は61g、トルクは3.9、キックポイントは中調子です。



正面

久し振りに出会った、アキラのドライバーです。


随分とご無沙汰のアキラのドライバーということで、かなり気分は高揚してきましたが、それと同等かそれ以上に『ファイヤーエクスプレス』の新しいシャフトに出会えたことがすごく嬉しく思いました。


ファイヤーエクスプレスというシャフトは私の中で、かなり優れた『飛距離系のシャフト』という認識があります。


それでいながら、安定性も高く、球もあがりやすいので、とても親しみやすい感じがしています。


いわゆる『カスタム系』といいますか、それほど多くは目にすることのないシャフトではありますが、間違いなく高品質・高性能なので、もっとたくさんのゴルファーが接することが出来たらいいな・・・。と思っています。


『LD』とは、おそらく『ロングディスタンス』のことだろう・・・。と簡単に予想がつきました。


私はいわゆる『長尺による飛距離系』のシャフトは、やや苦手にしているのですが、このシャフトの色を見ているだけで、すごく気分が乗ってきます。


この『ファイヤーエクスプレス』というシャフトは、かなり高価なシャフトではありますが、それに見合う性能を充分に持っていると思います。



LOW&DEEP

写真ではよく見えないのですが、

LOW&DEEP
CENTER OF GRAVITY DESIGN
TUNABLE WEIGHT SYSTEM

と記されています。


様々な工夫が施されているようです。



側面

ヘッド後方には、大きなポケットのような穴が空いています。


これまで、こういった感じのドライバーには出会った記憶がありません。


ヘッドの形状自体は、比較的まとまっているのですが、かなり独創性が感じられます。


こういったオリジナリティのあるクラブには、とても好きです。


個性的なクラブを目にすると、思わず手に取ってしまいます。



HEAVY WEIGHT PLATE

その『ポケットの入り口』付近には、『HEAVY WEIGHT PLATE』と記されています。


これによって、かなり重心深度が深く設計されていたりするのでしょうか?



凹み中のウェイト

『ポケットの奥』を見てみると、何やら2つのウェイトのような物が見えます。


これは交換できるのでしょうか?


こうして見る限り、交換できそうにも見えるのですが、もし交換できたとしたら、どんな感じになるんだろう?と思うだけでワクワクしてきます。



振り感

素振りをしてみた感じは、あまりいいフィーリングをつかむことが出来ませんでした。


かなり『長い』感じがしました。


タイミングがとりづらく、相当な工夫が必要だぞ・・・。と振りながら感じていました。


こちら側がかなりクラブに譲歩していかなければならないような感じがしました。


少し振り遅れる感じがし、もっと早く戻ってきてくれないかな?と思いました。



構え感

ボールを前にして構えてみた感じは、ヘッド自体の形状は比較的クセもなく、美しい感じがしましたが、ひと目で『フェース面が見え過ぎ』だと思いました。


かなり『ロフト』が寝ているようです。


このドライバーのロフトは『9.5度』ということなのですが、こうして構えてみても、確実に違うなあ、『9.5度の顔』ではないな・・・。と思いました。


『リアルロフト』と『表示ロフト』が違っていることは、もはや『常識』となっているところがありますし、昔からあることですが、あまりにもそれが違いすぎると、我々ゴルファーは迷ってしまいます。


勿論、計測の仕方など、様々な点でロフト角も異なってくるのかもしれませんが、そろそろ統一して欲しい感じがします。


『JIS(日本工業規格)』などで規格を例えば誤差『±0.5度以下』くらいに定めることは出来ないのでしょうか?


シャフトのフレックスなども、各メーカーバラバラですし、このロフトは『数値』で出してきているので、もっと厳密化して欲しい気もします。


私の周りにも多いですが、ロフトが『一桁台』のほうが飛ぶ・・・。と思っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしもそうではないですし、当たり前のことですが、使う人によって違ってくるので、正直に『二桁台』のロフトを表示して欲しいと思っています。


一桁台のロフトのドライバーを使いたい、購入したい・・・。などといった人間の心理なども大きく影響しているとは思うのですが・・・。



ヒール側

私は以前、あるメーカーのヘッド『ロフト10度(リアルロフト11度)』を手に入れ、それをクラフトマンに渡してシャフトを組んで貰おうとしたことがあるのですが、即座にクラフトマンから断られ、断念したことがあります。


彼に言わせれば、明らかに私には合っていないスペックのクラブを組むことは、いくら仕事でもしたくない・・・。というのが答えでした。


彼は私のスイングやクセなどをよく知っているので、いつも彼に任せていれば安心なのですが、その反面、私に合わないスペックのクラブは一切組み立ててくれません。


私は彼のそういった頑固さといいますか、『プロフェッショナル魂』に惚れ込んでいますし、普段は一緒にラウンドするゴルフ仲間でもあるのですが、彼をとても信頼し、リスペクトしています。


彼がいないと、私のゴルフライフは成り立ちません。


そういえば、私がまだビギナーの頃、かなりアンダースペックのクラブを練習場で遊びながら球を打っていたら、私の師匠にひどく叱られたことがあります。


それ以来、自分に合ったスペックのクラブを真面目に探すようになったような気がします。


ちょっと話が横に逸れてしまいましたが、このドライバーの『顔』を見ていたら、ふとそのような思い出が蘇っていました。


このドライバーの『リアルロフト』が実際に何度あるのかは、私は解りませんが、今度クラフトマンに計測してもらおうかな?と思いました。


しかし、このロフト表示については、大手メーカーなどでも実際に行われていることですし、むしろ『リアルロフト』でヘッドを製作しているメーカーの方が圧倒的に少ないと思います。


ただ、こうして構えてみても、フェース面がよく見え球が上がりやすそうな印象のドライバーのほうが安心して構えられる・・・。という方もとても多いと思いますし、そういった方々には、すごくいい感じ構えることができるのではないでしょうか?


私はこのようにフェース面が見えすぎると、


「球を上げたくない」


という意識が働き、つい無意識にフェース面を閉じ気味に構えたりして、結果『チーピン』を招いたり、右肩が前に出たりして『カット打ち』してしまう悪いクセがあるので、そこに注意しなければならないと思いました。


自然な感じで構えてみた感じは、それほど左へ引っ掛けそうな感じはないですし、とても優れているとは思ったのですが、私にとって楽に構えられる『顔』ではありませんでした。


ついつい細工をしてしまいそうな顔です。


構えた時に、楽で『自然体』で構えられるクラブがすごく好きなのですが、今日はいささか緊張しました。




試打を開始しました。

トゥ側

まず感じたのが、やはりその『球のあがりやすさ』というか、『弾道の高さ』です。


構えた時の印象そのままの、高すぎる弾道でした。


明らかに『一桁台』の高さではないですし、私はもっと低く低く抑えていきたいと思いました。


それに、この『ファイアーエクスプレス LD60』も、かなり弾道が高くなりやすいシャフトだと感じました。


このシャフトは中調子だということですが、先がビュンビュンしなる感じがしました。


勿論、同じシャフトでも、いわゆる『挿し方(例えば先詰め)』などでフィーリングもかなり変わってくるので、一概には言えませんが、私には弾道が高すぎて明らかに合っていないシャフトだと感じました。


叩いてはいきづらいドライバーに感じられました。



フェース面

『打感』はまずまず・・・。だと思いました。


ある程度予想していた感じでした。



打球音

『音』という点でも、不満を感じることは全くありませんでした。



バックフェース

『安定性』という点では、ややタイミングが合いづらかったせいか、少しブレる感じがしました。


大きく球が左右に散らばるという感じではなかったのですが、なかなか確実性を上げていくことが難しく感じられました。


ただ、左に引っかかりづらい感じがしたので、そこには好感を持つことが出来ました。


シャフトを変え、またもう少し長さを短くしたら、もっと安定性が増していくように感じられました。


何しろ、普段のスイングでは振らせてくれないドライバーなので、かなりこちらが譲歩した形となってしまいました。


コースで安心して振っていける感じはしませんでしたが、また違ったセッティングで臨めば結果も大きく変わってくると思いました。


スイートエリアも狭くは感じなかったですし、むしろ広めな感じがしました。


いわゆる『シビアなドライバー』ではないと思います。



飛距離性能

『飛距離性能』という点では、私ではこのドライバーの持つ高い性能を充分に発揮させることは出来ませんでした。


飛距離性能が劣っているとは決して思いませんでしたが、何しろ高く上がりすぎてしまい、それが大きな『ロス』につながってしまいました。


色々と『ティ』の高さを変えてみたりもしたのですが、私の打ち方ではどうしても高くあがっていきました。


球筋もやや左右にブレていく感じがあったので、『平均飛距離』という点で、かなりロスが出ていました。


もっとシャープに振り切れ、気持ちよく叩いていけるタイプのドライバーだったら、心置きなく『球をつぶしにいく』ことができたのですが、今日はずっと遠慮がちになってしまいました。



操作性

『操作性』という点でも、かなり苦戦しました。


なかなか思うようにはいかなかったですし、このドライバーも最近の主流でもある、『直進性』や『球のあがりやすさ』を追求しているドライバーなのだと思います。


なかなかインテンショナルなショットを打てる感じがしなかったですし、やや扱いづらい部類のドライバーだと思いました。


しかし、スペック(特に長さやフレックス等)を変えれば、結果も大きく異なってくるので、また違ったスペックのモデルに出会うことができたら、再びチャレンジしてみたいと思いました。



AKIRA ADR Premium ドライバー
 
久し振りに出会ったアキラのドライバーでしたが、今日はいい結果を残すことが出来ず残念です。


スペック的に私には合いづらいタイプではありましたが、悪い印象は全く残りませんでした。


むしろ、またチャレンジしてみたい・・・。という気持ちのほうが大きくなりました。


これからのアキラのクラブに注目していきたいです。

                         
        

                         

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