マグレガー マックテック IH 101 アイアン - ゴルフクラブ試打日記。
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2010年12月17日
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マグレガー マックテック IH 101 アイアン

                 
マグレガー マックテック IH 101 アイアン 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは マグレガー マックテック IH 101 アイアン の7番 です。



マグレガー マックテック IH 101 アイアン NS PRO950GH

シャフトは NS PRO 950GH です。

ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.8、バランスはD1、キックポイントは中調子です。



正面

マグレガーの新しいアイアンです。


マグレガーのアイアンといえば、今年2月に試打した『NV-RED アイアン』がとても印象的ですが、早くも新製品の登場です。


デザインも似ている感じがしましたし、かなり凹んだ部分の多いキャビティアイアンということが共通点のようです。


前のモデルがとても印象深く、またとても気に入っているので、このアイアンにもすごく期待感が膨らんできました。



彫りの深さ

『彫りの深さ』は同じような感じですが、今回のニューモデルは、いわゆる『アンダーカット』が入っていないようです。


これくらい彫りが深くて易しい設計になっていれば、それほどアンダーカットにする必要はないのかな?と思いました。



ソール幅

『ソール幅』は、ごく標準的な感じがします。


少し広めに見えなくもないのですが、今のアイアンの中では、ごく普通な感じだと思います。




ネックの長さ

『ホーゼル』もきちんと長さがキープされていて、好感を持ちます。


操作性がとても大切なアイアンは、ホーゼルを短くして重心を下げすぎるよりも、このアイアンのように適度に残しておいてくれたほうが、扱いやすそうな印象を受けます。


この角度から見ても、このアイアンがとても美しいということが解ります。



構え感

ボールを前にして構えてみても、とても構えやすい顔をしています。


前のモデルの印象があるので、打つ前からある程度予想していましたが、予想通りの美しさです。


美しさと同時に、『易しさ』を感じます。


ミスに対しての『寛容さ』を、こうして構えていても感じることができます。


いい意味で『アバウト』に構えることができました。


色々なラインをイメージしてみようと思ったのですが、まずはこの易しさを感じながら打ってみよう・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面

まず感じたのが、その『素晴らしい打感』です。


イメージ通りの打感です。


優れた構えやすさを持った『顔』と、この美しいフェース面から紡ぎ出される打感は格別です。


とてもソフトでたまらない感触がしばらく手に残ります。


軟鉄鍛造の打感の良さが充分に味わえます。


こういった感触を楽しむことが出来れば、何球打っても飽きることがありません。


出来るだけ多くの方に、軟鉄鍛造の打感の良さを味わって頂きたいと私は常に思っています。


このアイアンは、かなり幅広い層のゴルファーにとって楽しめるアイアンだと思います。



バックフェース

『安定性の高さ』でも、かなり優れています。


何球打っても、シビアな感じは全くしません。


1球目からずっといい感じで球を打っていくことができました。


見た目通りの易しさだと思います。


『構え感』や『打感』は、かなり優れていながらも、『易しさ』という点でも、とても優秀なキャビティアイアンだと思いました。


こういった点は前のモデルと共通するところです。



トゥ側

『球の上がりやすさ』という点でも、すごく楽に球が上がってくれます。


見た目は本格的でカッコいいアイアンですが、それほど速いヘッドスピードを要してはいないようです。


かなり『敷居の低いアイアン』といっていいのではないでしょうか?


『フィーリング性能』と『親しみやすさ』がとてもレベルが高いアイアンだと思いました。



操作性

『操作性』という点でも、とてもいい感じをつかむことができました。


イメージした弾道に、そのままボールを乗せていける感じがしました。


私の感覚ですと、出来ればもう少し重量感などが欲しいところではありますが、おそらくこのアイアンのスペックが今一番支持されていると思うので、かなり多くの方に受け入れられるのではないでしょうか?


普通に打っている限り、それほど大きく球が曲がる感じはしませんでしたが、左右に曲げていくこともすごく容易に行うことができるアイアンだと思いました。



飛距離性能

『飛距離性能』という点では、私にとっては、かなり飛ぶアイアンだと思いますが、こういったアイアンを使い慣れておられる方にとってはそうでもないのかもしれません。


それくらい今は、『ストロングロフトアイアン』が市民権を得ていたような気がします。


いつもマイアイアンで練習する時は、実際のコースをイメージしながら球を打っていますし、ターゲットや軌道のラインなどを決めていますが、こういったアイアンの場合は、そういったことよりも、まず『飛ぶこと』を楽しむようにしています。


飛び過ぎるので距離感がなかなか合いませんが、今は7番アイアンでもこれくらい飛ぶようになってきているのだと思うようにしています。


あくまでも私の本音としてなのですが、こういったタイプのアイアンで7番アイアンでロフトが『36度』くらいにしてあると、かなり購入意欲が刺激されたように思います。


しかし、私のように思っておられる方は殆どいらっしゃらないと思いますし、今のままのほうが『売れる』ということに関してはベストのような気がします。



マックテック IH 101

コースを攻略していく上で、残った距離をできるだけ『短い番手』で打ったほうが有利・・・。というのは、ある意味正解だと思いますが、最近のこういったタイプのアイアン(このアイアンの場合)は、5番アイアンの性能をもった7番アイアンということなので、決して易しさだけでなく、違った意味の難しさも発生してくると思います。


ある程度経験を積んでこられ、日頃『タフ』なコースを回っておられる方などは、アイアンに飛距離よりも『距離感』を求めておられる方が多いのではないでしょうか?


いつものアイアンよりも『10ヤード以上飛ぶアイアン』よりも、10ヤード飛ばなくてもいいから、『同じところに落としていけるアイアン』のほうが安心して使っていけるのではないでしょうか?



ヒール側

『飛び性能』以外、私はこのアイアンに対して不満に感じることはありませんでした。


しかし、多くの方がアイアンにも飛距離を求めておられると思うので、このアイアンは、かなり多くの支持を得られるのではないでしょうか?



MacGregor mactec IH 101

前のモデルと大きく変わったところは殆ど見当たりませんでしたし、そのままのイメージで試打を終えることができました。


構えやすくて、打感も良くて、飛距離が出る・・・。


多くのゴルファーのニーズに合ったアイアンだと思います。


マグレガーで、先日『赤』『青』『黒』という三色のドライバーを試打したのですが、今回の新しいアイアンは、この『赤』と、まだ出会っていませんが『青』があるそうです。


もし、アイアンに黒が登場するとするならば、ひょっとすると『ハーフキャビティ』か、待望の『マッスルバック』ということになるのでしょうか?


そんなことを考えながら練習場を後にしました。
                         
        

                         

コメント

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No title
いつも楽しく拝見させていただいております!毎回ほんとに楽しみです。ところでこのアイアンはフェース面まで軟鉄みたいですが、それでこのロフト設定ということは球の高さが出ずに結局は飛距離が出ないんじゃないかと思っているんですが、試打してどうでした?たとえばNEWレガシーとかNEW X-BLADE GRなどと比べて。私は鳥かごでしか打っていないので、いまいち分からないんです。とても注目しているアイアンなのですが。
NEWレガシーやNEW X-BLADE GRが打てるのでしたら、ご心配は無用なのではないでしょうか?
くろ様。こんばんは!
この度はコメントを寄せて下さいまして、ありがとうございます。

さて、このアイアンについてご興味を持たれているようですが、とても素晴らしいことだと思います。

フィーリング性能と打ちやすさが上手く融合されたアイアンだと思います。


確かにロフトがかなり立っていますので、キャリーが出せずに、却って飛距離をロスしてしまうんじゃないか?とご心配になるのも、ごく自然なことだと思います。

しかし、敢えて私の感想ですと、そんな心配は『杞憂』ではないか?いうことです。

高さも稼げますし、かなり飛距離が稼げるアイアンだと私は思います。


球があがりにくいということは、全く感じませんでした。

ロフトがかなり立っているので、普段の感覚の7番アイアンの弾道の高さという感じではありませんが、とても『球が浮きやすい』アイアンという認識を私は持っています。


『弾道の高さ』は6番アイアン

『飛距離性能』は5番アイアン

しかし、『実際に彫られている番手の刻印』は7番アイアン


といった具合です。


装着されているシャフトも、『NS PRO』ということで、かなり球も上がりやすいと思います。

しかし、こういった感覚も『人それぞれ』なので、私が球が上がりやすいと感じていても、くろ様はそう感じられないかもしれません。


私は普段、弾道を低く抑えていきやすいダイナミックゴールドというシャフトを愛用しているので、そう感じるところも大きいのだと思うのですが、もしくろ様が日頃カーボンシャフトや軽量スチールを愛用しておられるのでしたら、また違った感覚を持たれるかもしれません。


私がこのアイアンを試打して感じたのは、スインガータイプの方でもじゅうぶんに使っていけるアイアンだということです。

くろ様がどのようなタイプの方なのか、私には解らないので、はっきりとは申し上げにくいのですが、ロフトが立っていることによる『高さ不足』で飛距離が出にくいということは、あまり気になさらないほうがいいのではないでしょうか?


アイアンショットで、しっかりとボールを上からヒットしておられたら、今回のようなご心配は無用だと思います。

既にご存じだとは思いますが、アイアンショットで、高さを出したいほど、上から打っていくほうが高さもスピンも出しやすいということです。


『横から拾う』といった感覚よりも、『上から潰す』といった感覚だと、ボールは上手く上がってくれるのではないでしょうか?


少なくとも私はビギナーの頃から、そういった感覚でアイアンを練習してきました。


このアイアンは、全くタフな感じがせず、また飛距離性能とフィーリング性能が、かなり優れたアイアンなので、私としては是非お薦めしたいアイアンだと思っております。



以上が私のこのアイアンに対しての感想なのですが、お力になれましたでしょうか?


これからもお時間がありましたら、また私の記事にお付き合い頂けると幸いに存じます。

それでは失礼いたします。
シャフトフレックスについて
ドライバーヘッドスピードで41~42ですが、シャフトフレックスをRにするかSにするか迷っています。
現在50歳ミズノJPX E600カーボンのSRを愛用していますが友人に借りての打感の柔らかさに惚れ、購入を検討しております。RはNS850になるところでどうなのかなっと分からなくなりました。ちなみに友人に借用したのはRでした。少し重量感が欲しいのですが、やはりRがベターなのでしょうか。
oyaji様。初めまして
oyaji様。初めまして。golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして誠にありがとうございます。

さて、今回はシャフトのフレックスについてご質問を頂戴しておりますが、やはりどうしても迷ってしまうものですね。
これまでカーボンを使っておられて、スチールシャフトに変えられるのは、なかなか勇気がいったことなのかもしれません。
ドライバーのヘッドスピードが41~42ということでしたら、『S』というのは、少しタフに感じられるかもしれません。

しかし、重要なのは『硬さ』というよりも『重量』のほうなのです。
私はこれまでも記事に書いてきましたが、自分の感覚よりも軽いクラブを使うことは決していいとは思っていません。
むしろ少し重いくらいのほうが後々考えてみるといいように思っています。

ただ、oyaji様はこれまでカーボンシャフトを使ってこられたので、その辺りの感覚が私にはつかみづらいところがあるのですが、『R』では少し重量感が足りないと感じておられるのでしたら、決して使われるべきではないと私は思います。
重量感の足りないクラブを使っていいことは何もありません。

『重いクラブ』というのは確かに、いかにも難しそうに感じられる方も多いと思うのですが、実際はむしろ逆でこの適度な重さが『安定性』をもたらしてくれたり、『重力』を味方につけやすいところもあるのです。
ゴルファーがするべきところを、重力が代わってやってくれることもあるのです。
特に繊細なフィーリングを要するアプローチなどは、そういったことが多いと私は思っています。
重力を味方につけられる人は、かなり得をしていると思います。

ただ、『S』だと重量的に良くても、硬いのではないか?と思われるのでしたら、ヘッドに鉛を張ったりしてバランスポイントを重くしてやると、シャフトの硬さのフィーリングも異なってくるので、試してみられるのもひとつの方法だと思います。

しかし、一番お勧めしたいのは、やはり『フィッティング』を受けられることです。
今は大手量販店でも工房があり、気軽にフィッティングを受けられるようになっていますね。

ですが、私がお勧めしたいのは、個人経営で技術も高くて信頼のできる工房でのフィッティングです。
信頼できる『クラフトマン』を味方につけると、これほど頼もしい仲間はいませんし、それ以後のゴルフライフがとても豊かになります。
クラブに対する悩みは、それからずっと解消されることになります。
あとは自分の技術を磨いていくことに集中できます。

アイアンは高価な買い物ですね。
是非ベストな選択をしていただきたいと思っております。

『NS850』以外にも、今はいいスチールシャフトがたくさんありますので、そういった豊富なラインアップの中から選ばれるのがいいのではないでしょうか?
繰り返しますが、重量感の足りないクラブ(シャフト)は、決して使うべきではありません。

以上が私の考えなのですが、お役に立てましたでしょうか?

それでは失礼いたします。
お礼
お忙しい中私の為に大変ご丁寧な師事をいただきましてありがとうございました。言葉足らずの質問で申し訳ありませんでしたが、私の意図をみごとに汲み上げてくださり的確になアドバイスを戴けましたことに感動いたしました。
是非納得できるクラブを・・・
oyaji様。こんばんは。golfdaisukiです。
ご自身にベストマッチした素晴らしいアイアンとシャフトに出会われますことをお祈りしております。

これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
marupiko様。はじめまして
marupiko様。はじめまして。golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せて下さいまして誠にありがとうございます。

さて、今回はこのマグレガーの2つのアイアンについてご質問を頂戴しておりますが、正直申しまして性能面での大きな違いは『無い』といっていいような気が私はしています。

デザインなど少し変わったところもありますが、それが性能に大きく関わってくるほどでもないと私は考えております。
かなり性格の似たアイアンだと思います。

なので、どちらを選ばれましても、かなりいい印象を持たれるのではないでしょうか?

そして逆にお聞きしたいと思います。
marupiko様はどちらのアイアンのデザインがお好きですか?と。
少々乱暴は言い方かもしれませんが、marupiko様のお好みのデザインのアイアンを選ばれることがベストなのではないでしょうか?

それともうひとつ、NV-REDはひとつ前の型なので、その分リーズナブルな値段になっているので、その分必然とコストパフォーマンスは高くなりますね。

どちらも打ちやすくてフィーリングも良く、すごく高性能なアイアンですが、もし私がこの2つのアイアンのどちらかを選ぶとすると、『NV-RED』だと思います。
それは特に大きな理由があるわけでもなく、バックフェースのデザインが好みだから・・・。というのが大きな理由ですし、実際に試打した期間は異なりますが、『NV-RED』を試打してた時のほうがテンションが高かったことを覚えているからです。

以上が私の考えなのですが、お力になれましたでしょうか?
これからもお時間がございましたら、また私の記事にお付き合いくださいませ。

それでは失礼いたします。