ブリヂストン ツアーステージ 701R&コブラ S9-1 PRO-D ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


2009/08/03

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2009年08月03日
  

ブリヂストン ツアーステージ 701R&コブラ S9-1 PRO-D ドライバー

                 

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<左>PRO-D  <右>701R

今日は、この2本のドライバーを比較試打してみました。

試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ 701R と コブラ S9-1 PRO-D ドライバー です。



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<上>701R  <下>PRO-D



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<左>PRO-D  <右>701R

<右>701R のスペック

シャフトはディアマナ カイリ 70です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は68g、トルクは2.9、バランスはD2、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は324gです。


<左>コブラ S9-1 PRO-D ドライバー のスペック

シャフトは フジクラ ROMBAX 7C09 です。

ロフトは8.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはX、シャフト重量は73g、トルクは2.8、バランスはD3、キックポイントは元調子、クラブ総重量は326gです。



この2本のドライバーは、今年試打した中でとても好印象で、今年の私の中での『ドライバー・オブ・ザ・イヤー』候補です。


今日は、この『名器』ともいえる、2本のドライバーを試打して、いろいろと比較してみようと思いました。



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<左>PRO-D  <右>701R

素振りをしてみても、やはりどちらもとてもいい感じで振っていけます。


すごくタイミングが合いやすいですし、シャープに振っていけます。


どちらかというと、『コブラ S9-1 PRO-D ドライバー 』の方が、少し『しっかり感』があるようにも感じられました。



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701R


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PRO-D

ボールを前にして構えた感じも、さすがにどちらも珠玉の『構えやすさ』です。


どちらもすごくいい顔ですし、見ていて飽きません。


すごく『美しい顔』なので、なかなか甲乙つけられないのですが、、敢えていうなら『和風の桜』といった感じの『701R』と、『洋風のバラ』といった感じの『PRO-D』といったところでしょうか?


ふと、そんなことを考えていました。


『クラウンマーク』は、私はあっても無くてもいいのですが、どちらかというと無い物を使ってきたことが多いので、敢えて言うなら無くてもいいのかな・・・・?とも思いました。


しかし、これはやはり好き好きですし、この『クラウンマーク』があった方がセットアップしやすい・・・・。と感じておられる方も多いと思います。


この『構えやすさ』という点では、私は差を見いだすことができませんでした。


どちらも『ブリヂストン』『コブラ』という一流メーカーのイメージに合う、とても構えやすいドライバーだと思います。




試打を開始しました。

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<左>PRO-D  <右>701R

『球の上がりやすさ』という点では、少し『701R」の方だ・・・。と思いました。


しかし、これはスペック(特にロフト)などによるところも大きいと思うので、単純に比較はできませんが、もし同じロフトであったとしても、少し『701R』の方が上がりやすいのではないかな・・・・?と思いました。


どちらも、すごくいい感じで上がってくれますし、上がりすぎないので安心して叩いていけます。


叩いていくと、吹き上がったりするドライバーは、どことなく躊躇してしまうところもあるのですが、これらのドライバーはそういったことがありません。


ラウンドしていると、少しでも『不安要素』を無くしていきたいものですが、この2つのドライバーは、そういったことが簡単にできるような気がします。


余計な心配はしないで、あとは気分良く振り抜いていくだけ・・・・。といったシンプルな発想になれるところがすごくいいような気がします。



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<左>PRO-D  <右>701R

『打感』という点でも、やはりどちらもすごくいい感じの感触です。


この2本の打感は微妙にフィーリングが違うのですが、どちらもとても好感度の高い感触です。


すごくいい感じで打っていけるのですが、敢えていうなら『くっつき感の701R』、『弾き感のPRO-D』といったところでしょうか?


どちらかというと、『701R』の打感は、『昔からあった打感』で、『PRO-D』の方は『比較的新しい感覚の打感』といった感じがしました。


どちらも、何球でも打っていたくなる、好フィーリングのドライバーだと思いました。


この打感という点では、どちらも差をつけることができませんでした。



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<左>PRO-D  <右>701R

『安定性』という点では、若干『701R』の方かな・・・・?と思いました。


『コブラ』もすごくいいのですが、どちらかというと少し『ハンドルの遊びが少ない』感じがしました。


『より敏感にミスに反応するPRO-D』と、『若干間口の広い701R』といった感じがしました。


最初に『PRO-D』を打って、その後『701R』を打つと、『701R』がすごく易しく感じられますし、その逆で打ってみても、『PRO-D』のもつ『タイトさ』を感じつつも、それほど難しすぎる感じもしませんでした。


『PRO-D』も、やはり決して難しすぎるドライバーだとは思えませんでした。


それよりも、むしろ使うゴルファーを心地良くさせてくれるドライバーなのだと思いましたし、シビア過ぎる感じはしませんでした。



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<左>PRO-D  <右>701R

『操作性』という点では、やはりどちらもすごく扱いやすいドライバーです。


色々な球を楽しく練習できます。


どちらも『フックフェース』ではなく、どちらかというと私の好みの『開き顔』のドライバーだと思うのですが、すごく『球のつかまり』が良く、いい感じのドローボールを打っていくことも出来ました。


フェード系のボールに対する難易度も高くなく、『ドロー系』『フェード系』と、プレーヤーの持ち球のどちらにも対応できる『懐の深さ』のようなものが感じられます。


左右に曲げる練習はとても楽しいので、なかなか止まりません。


予定よりも球数がどんどん増えていきました。


どちらもすごく操作性が良いですが、敢えていうと、先ほども書きましたが『PRO-D』の方が、若干『ハンドルの遊び』が少ないドライバーだと思いますので、ミスには敏感に反応しやすい感じがします。


『701R』の方が、どちらかというと、多少『吸収力』がある・・・・。といいますか、『大らかさ』のようなものも感じました。


どちらも結構『スイートエリア』が広めだと思いましたし、それほど『シビア』過ぎる感じはしませんでした。



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<左>PRO-D  <右>701R

『クラブの長さ』という点では、左の『PRO-D』は『45インチ』ということで、右の『701R』が『45.25インチ』ということで、表示通り、まずます適正なのかな・・・・・。と思いました。


こうやって打ち比べていても、『701R』の方が長い・・・・。とは感じられませんでした。


今後はやはり『45インチ』が最低基準となり、少しずつ長さが長くなっていくのでしょうか?


ただ、昔の長尺と違って、今の長尺はかなり振りやすく、『安定性』も増してきているので、それほど難しさを感じることもなく打っていけるような気がします。



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<左>PRO-D  <右>701R

今日は、この素晴らしい2本のドライバーを試打してみて、改めてその良さを体感することができました。


今年上半期におけるとても印象深いドライバーですし、年末のMVP候補でもあります。(他にもまだありますが・・・・。)


『ツアステ』のドライバー(Xシリーズ)は、最近易しくなってきていて『敷居』が低くなり、多くの人が『Xシリーズ』を使えるようになってきたと思います。


それまでは『憧れ』でしかなかった存在が、自分にも手の届く距離にいる・・・。ということで、親しみやすさも増してきました。


この『701R』や『GRドライバー』などは、その最たるものだと思っております。


『基本性能の高さ』は持ちつつも、中級者から上級者の方まで、幅広く使っていけるドライバーだと思います。


ブランドイメージも向上したような気がします。


一方、『コブラ』の方も、これまではどちらかというと、『興味深いドライバー』と『扱いづらいドライバー』との差が極端だったようにも思えるのですが、今年のドライバーは傑作揃いだと思いました。


私の周りにも『コブラファン』が増えていますし、みんないいゴルフをしています。


この2本のようなドライバーに出会えると、ゴルフがこれまで以上に楽しくなってくるような気がします。


決して『易しすぎる』ドライバーではありませんが、日頃地道な練習を重ねておられる方には、すごくいいパフォーマンスを発揮してくれる『名器』だと思います。


今日でこの2本にどちらか優劣をはっきりとつけようかと思っていたのですが、今日はそれが出来ませんでした。


これからも試打を繰り返し、年末までには結果を出していきたいです。



                         
        

                         

コメント

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No title
ご無沙汰しています しんのすけ です。

この週末は全英女子の宮里選手と、サンクロレラの石川選手のおかげで賑やかなゴルフ界でしたね。
宮里選手も完全に世界TOPプレーヤーの仲間入りと言っても過言ではないですね。
彼女のスイングは大好きです。
つい力任せに球を打ちにいってしまう自分は、彼女のゆったりしたリズムで伸びやかに打つスイングは、参考にしたい部分が沢山有ります。
今回はマシュー選手の神懸り的なプレーに敗れはしましたが、近い内にメジャーのカップを手にする事を期待します。
一方石川選手は最終ホールで見事なバーディーフィニッシュと接線の中での自力優勝は、お見事としか言うより他に有りません。
全英予選落ち直後の試合で体力的精神的疲労は計り知れない物が有ったでしょうに。
もう王子という言葉が相応しくないほどの「強さ」を感じました。
そして競い合ったB・ジョーンズ選手。
ギャラリーのマナーに不快感を示すシーンもありましたが、最後に満面の笑みで石川選手の勝利を称えガッシリ抱きあうシーンは感動的でした。
17歳の少年から溢れ出る物が有るのは当然ですね。

これからますますゴルフ界も若い選手の活躍で盛り上がって欲しいものです。

それでは又次回更新を楽しみにしています。





全くの同感です
しんのすけ様。こんばんは。そしてお久しぶりです。
この度はコメントを寄せて頂きまして、誠にありがとうございます。

私もTVで宮里選手と石川選手を応援していました。

石川選手は何となく優勝しそうな感じがしていたので、冷静に観戦することができたのですが、宮里選手は必死で応援していました。

あともう少しといういうところで、ダブルボギーを叩いたときは少しガックリとしてしまいましたが、最後まで諦めずに必死で頑張る姿がとても印象的でした。

彼女も内心はがっかりとしたところがあったかもしれませんが、最後に笑顔を見せてくれていたので、すごく安心しましたし、彼女の精神的な強さを感じました。
来年以降のメジャーでもすごく期待がもてますね。

私もしんのすけ様同様、彼女のスイングはすごくリズムが良くて好きです。
あのゆったりとしたリズムはとても学ぶべき点が多いと思いますし、綺麗な『ドローボール』を打つ為に、理想的なスイングだと思います。

私は調子が悪くなると、ついついテンポが早くなってしまうことがあるのですが、彼女のように一定なリズムで打っていきたいと思っております。

石川選手も全英での経験がすごくプラスになっていると思いますし、素晴らしい17歳ですね。
私が17歳の時は、何も考えずただ毎日をダラダラと過ごしていたような気がします。

それに比べ、彼はとても立派だと思いますし、『大人』だと思います。

インタビューの受け答えなどを見ていても、すごく爽やかな気分になりますね。

しんのすけ様が仰るように、これからも益々ゴルフ界が盛り上がってくるといいですね。

もう少し国内の試合(特に男子)が増えてくれればいいと思います。
TVで観るのも楽しいですが、やはり実際に生で観戦すると、すごく勉強になることが多いですね。

これからも記事を更新していきたいと思いますので、よろしくお付き合い下さいませ。

それでは失礼致します。