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2010年12月16日
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プロギア iD 435 ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは プロギア iD 435 ドライバー です。

シャフトは M-43 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは44.75インチ、シャフトフレックスはM-43、シャフト重量は64g、トルクは3.7、キックポイントは中調子、クラブ総重量は316gです。

先日試打した『iD 455』同様、とてもシンプルな形状になっています。
今は、こういったデザインは少数派のような気もしますが、『iD 455』が、とても好印象だったので、このドライバーにも自然と期待が膨らみます。

この『小振り感』がたまりません。
このような大きさのほうが、私は『ナチュラル感』といいますか、扱いやすい感じがして好きです。
今は『400㎤以下』のヘッド体積のドライバーを見かけることがないですし、おそらくこれからもあまり登場はしてこないように思いますが、小さいほうが大きいときには感じられなかったメリットも生まれてくると思います。
何より、アイアンとのマッチングが良くなります。
ドライバーは空中に浮いている球を打つクラブなので、多少大きくても使えますが、地面にある球で様々なライから打たなくてはならないアイアンでは、あまり大きすぎると却って難易度が増します。
なので、アイアンはそれほど大きいヘッドは見かけないですし、そういったクラブとのバランスをとっていくには、やはりドライバーもある程度の大きさにとどめておいたほうがいいような気が私はします。

店員さんの説明によると、このドライバーは『iD 455』よりも『叩けるモデル』になっているのだそうですが、こうして見ていても、それほど『ディープ』には見えませんでした。
ロフトが10.5度ということもありますし、それほどタフ過ぎない設計になっているのでしょうか?

素振りをしてみた感じは、なかなかの振りやすさだと思いました。
適度な重量感が感じられるのはとてもいいと思いましたが、もう少しシャフトにしっかり感があると、もっとタイミングが取りやすい感じがしました。
しかし、それほど大きな違和感は感じなかったですし、むしろシャープに小気味よく振り抜いていける感じがしました。
最近ではまず見なくなった『45インチ未満』のクラブです。
少しでも飛距離を伸ばすために『長尺化』が進んでいる現在で、この『短尺』は、私個人的にはとても好感が持てました。
多少短くても、気持ちよく振り抜けた時の球というのは、とてもよく飛んでいるものです。
『ミート率の低下』も防げます。
シャフトが多少軟らかくても、あまり長すぎなければ、すぐに対処していけそうな気がしました。

ボールを前にして構えてみても、すごく心地いい感じです。
左へ引っかかりそうなイメージが全く湧いてこないですし、適度に右に逃がしていけそうなところにすごく魅力を感じます。
色々な球のイメージを頭に描いていくことが出来ました。
とても心の安定が保たれている感じがします。
『TR DUO』を数年間使用していたので感じるのかもしれませんが、プロギアのドライバーはもっと『シャープ』で『鋭角的』なイメージをもっていたのですが、このドライバーはとても丸みを帯びていますし、シャープというよりは『マイルド』な感じがしました。
『タフ』な感じは一切伝わってきませんでした。
これは気持ちよく一気にフィニッシュまで振り抜いていくことが出来そうだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、思っていたよりも『しっかり感』を感じました。
打つ前はもう少しソフトな感じかと思っていたので、少しイメージと違っていました。
しかし、全く不満には感じませんでした。
むしろとても好感が持てる感触です。

『音』も、決して大きすぎず、いい感じで耳に届いてきて、気持ちよく打っていくことが出来ました。
さすがはフィーリングにこだわるプロギアだな・・・。と思いました。
最近試打したドライバーの中で、『音』という点でとても気に入っているのは『ロマロ』のドライバーなのですが、このドライバーの音も、全く不満はありません。

『操作性』という点では、かなり扱いやすいタイプのドライバーだと思いました。
私のようにフェースローテーションを使っていきたいタイプにはとても易しいドライバーだと思います。
左右に打ち分けていくことも、とても容易に出来ました。
決して右には行かない・・・。といった一方にしか飛ばないドライバーではありませんが、この扱いやすさは多くのゴルファーに支持されるのではないでしょうか?
特に私のように左へ打ちたくない者にとって、こういったタイプのドライバーは、とても易しいといえます。
今は『操作性』よりも『安定性』がより多く求められている・・・。と以前書いたことがありますが、それでもやはり『操作性の良さ』を求めておられる方はたくさんいらっしゃると思います。
このドライバーは、そういった方々にとって、とても打ちやすく感じるのではないでしょうか?

『球のあがりやすさ』という点でも、打つ前に想像していた感じでした。
これまでこういったタイプのドライバーに数多く接してきているので、そのイメージを持っていたのですが、その『想像の範囲内』にあるドライバーだと思いました。
先日試打した『iD 455』と違って、明らかに『ヒッタータイプ』向けのドライバーだと思うのですが、それほどタフ過ぎるドライバーではないと思いました。
決して『ハードヒッター限定』という感じもしなかったですし、結構幅広い層に受け入れられるのではないでしょうか?
このロフト(10.5度)やシャフト(M-43)を見ても、それほどタフすぎる設定にはなっていないですし、このスペックが適しておられる方がとても多いと思うので、試してみる価値が大きいドライバーだと思います。

『安定性』という点では、それほど大きなミスを容認してくれるドライバーだとは思いませんでした。
むしろ多少『シビア』に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、こういった感じのドライバーは昔からたくさんあったので、それほど違和感や難しさを感じにくいのではないでしょうか?
『スイートエリア』も、今のドライバーの中ではそれほど広いほうではないのかもしれませんが、こういった感じのほうがフィーリングが出しやすい方も多いような気がします。
私は『気持ちヒール気味』に打っていきたいほうなのですが、今日はそういった感じで球を打っても、いい方向へボールを運んでいくことが出来ました。
私個人的には、とても敷居の低いドライバーだと思いました。

『飛距離性能』という点でも、すごくいい印象を持ちました。
このシンプルなヘッドからは想像もできないような様々なハイテクが組み込まれているのだと思いますが、そういった『物理的な性能』に加え、やはり『気持ちよく叩いていける』ところに大きなメリットがあるのではないでしょうか?
この試打ドライバーは私にとって、やや『ソフトスペック』と言えなくもないのですが、スイングにブレーキが関わらず、気持ちよく叩いていくことが出来たので、いい結果につながったような気もします。
『球に気合いが乗る』といったらいいでしょうか?
今日はとても心地いい練習が出来ました。
こういったタイプのドライバーを探しておられる方にとって、この試打クラブのスペックでは、やや球が上がりすぎる感じを持たれる方も多いと思うので、そういった方々には、もっとロフトの立ったモデルをお勧めしたいと思います。

いつも、色々なクラブを試打していて、どれも勿論初対面で、時にはまるで打てないクラブに出会うこともありますが、今日はとても初対面とは思えないような『親しみ』を感じました。
このドライバーは『iD 455』同様、フィーリングやデータを重視して開発されているそうで、とてもプロギアらしいと思います。
しかし、それよりも、こういったフィーリングのドライバーは昔からたくさん経験しているので、とても懐かしい感じがしました。
毎年引っ越しをしてきている人が、数年前に住んでいた家の近くを通りかかった感じ・・・。
といったらいいでしょうか?
私はこれまでたくさん引っ越しを経験しているので、ふと、そんな感じがしました。
今日も昨日同様、とても寒くて最初は体がかなり縮こまっていましたが、この素晴らしいドライバーのおかげで、体も温まりとても楽しい練習をすることが出来ました。
また何度でも試打して楽しみたいドライバーです。
コメント
No title
毎日違うクラブを打っていて自分のクラブのスイングはおかしくなりませんか?
相当の達人ですね(*^_^*)
このホームページを参考にクラブ選びの基礎としています。これからも楽しい試打日記期待しています。
2010-12-17 00:11 komadeji URL 編集
komadeji様。はじめまして
この度は私の記事を読んで下さり、またコメントを寄せて下さいましてありがとうございます。
私は日頃、色々なクラブを試打していますが、勿論まるでフィーリングが合わなかったり、難しく感じるクラブはたくさんあります。
その時には、その都度正直に記事に書いているつもりです。
しかし、中には『ドンピシャ』といえるようなクラブに出会えることも少なくないので、そういったクラブに出会えた時は、とても楽しい時間を過ごすことができます。
色々なクラブを試打していて、自分のクラブのスイングがおかしくなることは殆どありません。
それはこれまで色々なクラブにたくさん接してきた『経験値』も大きいと思うのですが、それ以上に帰宅してからの『毎日の素振り』があるからだと思います。
これで、自分自身の『スイングの核』をいつも確認できているからだと思います。
これからもお時間のありますときは、また私の記事にお付き合い頂けると幸いです。
それでは失礼いたします。
2010-12-18 00:00 golfdaisuki URL 編集