カタナ NEW SNIPER 4WD ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


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2010年12月12日
  

カタナ NEW SNIPER 4WD ドライバー

                 
カタナ NEW SNIPER 4WD ドライバー  
今日はこのゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは カタナ NEW SNIPER 4WD ドライバー です。



グラファイトデザイン ツアーAD カタナオリジナルカーボン

シャフトは グラファイトデザイン ツアーAD オリジナルカーボンシャフト です。

ロフトは10度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は52g、トルクは5.7、キックポイントは先調子、バランスはD2、クラブ総重量は284gです。



正面

久し振りに出会った、カタナのニュードライバーです。


この美しいゴールドは、とても印象的です。


カタナのドライバーは、どちらかというと『ソフトスペック』の印象が強いですが、『よく飛ぶ』というイメージが私にはあります。


そして、ただ飛ぶだけでなく、この高級感溢れるデザインはとても個性的で素晴らしいと思います。


今は、ヘッドの下半分がゴールド仕様になっているドライバーをよく見かけますが、『カタナ独特の美しさ』があると私は思っています。



側面

このドライバーも、ヘッド後方に4つのウェイトのようなものが見えます。


前のモデルにも付いていたので、それほど驚くことはありませんが、これによりかなり方向性などが良くなっているのだろうと思います。


SF映画やアニメに登場してくる宇宙船の噴射口みたいで、とてもカッコいいですし、よく飛びそうな印象を与えてくれます。


『SNIPER』(スナイパー)と聞いて、私はすぐに『ゴルゴ13』を思い出すのですが、デューク東郷のような正確無比なドライバーショットが打てたら、無敵だな・・・。と思いました。



美しいヘッド

この美しいクラウン部分のデザインも、とても個性的で優れていると思います。


他のメーカーのドライバーには、なかなか見られません。


こういった個性的なことは、どんどん実施して欲しいと思います。


今は、ゴルフクラブもなかなか個性的な物が見当たらないですが、こういった『一目見ただけで解るクラブ』は、とても素晴らしいことだと思いますし、どんどん増えて欲しいと思っています。


カタナは、これまでもこのような美しいデザインのクラブが多いので、今日は驚くことはありませんでしたが、こういったことは、これからも続けていって欲しいと思っています。



振り感

素振りをしてみた感じは、かなり『軽さ』と『長さ』を感じてしまいました。


このような長さや軽さは、これまでもたくさん経験しているので、上手く対応していかなければならないのですが、今日は少し苦手な感じがしました。


シャフトの戻りが遅く、上手くついてきてくれない感じです。


タイミングが合いづらい感じがしました。



構え感

ボールを前にして構えた感じは、さすがはカタナのドライバー・・・。といえるほど、品があって美しい顔をしていると思いました。


少しフェースが被っているようにも見えたのですが、それほど気になりません。


左へ引っ掛けそうな印象はありませんでした。


これまでの経験から、こういったタイプのドライバーは少しフェースが被っていないと、球がつかまりにくいのだと思います。


色々な球のイメージが浮かんでくる・・・。という感じではなかったのですが、特に違和感は感じませんでした。


軽量クラブなので、まずはこのドライバーの主張を聞いて、それからこちら側のイメージを出していければいいな・・・。と思いました。




試打を開始しました。

トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、かなりの『高弾道ドライバー』という感じがしました。


予め予想してはいましたが、実際にこの弾道を見ていると、もっと低く抑えたくなる衝動に駆られます。


同じ『ロフト10度』でも、昨日のロマロ Ray DRIVER 435LXとは、かなり性格が違うように感じられました。


勿論、シャフトなど様々な要素が絡み合ってきますし、『リアルロフト』が違っていたり、そもそもタイプの異なるドライバーなので、比較するのはあまり賢明でもないような気もします。


ただ、昨日のイメージがあまりにも鮮烈に残っているので、どうしてもその残像と比べてしまいました。


それほど『シャロー』過ぎないヘッドですが、とても楽に球を浮かせてくれるドライバーだと思います。



フェース面

『打感』は、はっきりとしている・・・。といいますか、少し硬めな感じがしました。


なかなかの手応えがある・・・。といえなくもないのですが、私はもっと『ソフト』な感じのほうが、好みなので、そういった意味では私にとってはベストとはいえないのかもしれません。


しかし違和感を感じてしまうような打感でもないので、それほど気にする必要もないように思いました。


最近はあまりにもたくさんの『高フィーリングドライバー』に出会ってきたから、こう感じるのかな?と思いました。


適度な『ソフト感』が感じられ、ボールがどの方向に飛びだしたのかを把握しやすい打感が好きです。



打球音

『音』は、やや大きめでしたが、それほど苦手に感じるほどでもありませんでした。


出来れば、もう少し『おとなしめ』の音でもいいかな?と思ったのですが、周りが気になってしまうほどでもなかったですし、特に大きな不満はありませんでした。


これくらいまでが限度かな・・・?と思えるような音の大きさでした。


最近の傾向として、『ヒッター向け』は音を小さめに、『スインガー向け』は音を大きめにしているような気もするのですが、こういったことはこのドライバーにもしっかりと当てはまっていると思いました。


私には、ちょっと音が大きすぎるように思えたのですが、これくらいの音に好感を持たれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?



バックフェース

『安定性』という点では、かなり苦戦してしまいました。


『タイミング』がずっとつかめずにいました。


左へいきづらいところには、すごく好感をもったのですが、なかなか球をまとめていくことが出来ませんでした。


左右に大きく曲がる・・・。という感じではなかったのですが、やや安定感を欠いてしまいました。


やはり叩いていくドライバーではないのだと思います。


時々、いい方向へ打っていくことが出来たのですが、それを続けていくことが困難でした。


このヘッドはかなり方向性に長けているようにも思うのですが、今日はこのシャフトがすごく難しく感じられました。


『軽さ』『軟らかさ』に加え、今日は『長尺の難しさ』を十分過ぎるほど体感しました。


『46インチ』という長さは、決して初めてではありませんが、今日の私は『この長さ』を持て余してしまいました。


『トルク』も、私にはかなり多すぎる感じがしました。


なかなかこちらの思いがヘッドにまで伝わっていかないと感じました。


安定した球を打てないので、かなり焦ってしまいました。



飛距離性能

『飛距離性能』という点でも、今日の私ではこのドライバーが持つ、高い性能を充分に発揮させてあげるのが、とても難しく感じられました。


方向性もマチマチでしたし、たまにいい方向へ打ち出せても弾道が高すぎたり、充分に『伸び』のある球を打つことが出来ませんでした。


せっかくクラブがいい性能を持っていても、テスターがダメだと、こんな結果になってしまうんだな・・・。と、私自身とてもガッカリしました。


私ではなかなかいい結果が得られませんでしたが、おそらく多くの方が、このドライバーの高い飛距離性能を実感されるのではないでしょうか?



操作性

『操作性』という点でも私にとって、かなりハードルが高い感じがしました。


普通に打っていくだけでも、方向性を保っていくことが難しいですが、とりあえず左右に曲げてみることにも挑戦し、一応は左右に曲げることが出来ましたが、とても実戦で使えるような球筋ではありませんでした。


多少フェースが被っているように見えましたが、思っていた以上に球が捕まりすぎないので、『フック系』というよりは、『スライス系』のほうが打ちやすく感じました。


『フッカー』である私にとっては、少し楽な気分で打てるドライバーだと思いますが、『スライサー』の方には、やや難しく感じられるかもしれません。


今日は思いっきり『カット』に打ってみたりしたのですが、よく右へ曲がってくれました。


スライスに悩んでおられる方には、『グースネックタイプ』の『4WD-G』のほうが、はるかに易しく感じられるのではないでしょうか?



ヒール側

今日は久し振りのカタナのドライバーの試打でしたが、なかなか思っていた結果が出せず、私自身の技術の未熟さを痛感しました。


このドライバーの性能が低いとは全く思いませんでした。


それよりも、こんな結果になったのは、私のせいだと思いました。


今日の私はとてもひどいスイングをしていました。


こんなスイングでは、このドライバーに対して失礼だと思ったので、予定よりも早く試打を打ち切ることにしました。



KATANA NEW SNIPER 4WD DRIVER

今日は、このドライバーに


「もっと練習しなさい・・・。まだまだ練習が足りませんよ・・・。」


と教えられているような気になりました。


また顔を洗って出直して、このドライバーに挑んでみたいです。


この記事を書き終えた後、普段の素振りを今日は倍の時間かけて行おうと思いました。
                         
        

                         

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