ヤマハ インプレスX D460 POWER DRAW ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2010年11月12日
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ヤマハ インプレスX D460 POWER DRAW ドライバー

                 
YAMAHA inpres X D460 POWE DRAW 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ヤマハ インプレスX D460 POWER DRAW ドライバー です。



orbit TBX-511D(Draw Impact Design)

シャフトは orbit TBX-511D です。

ロフトは10度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は48g、トルクは5.1、バランスはD0、キックポイントは先&元調子、クラブ総重量は291gです。



正面

ヤマハの新しいドライバーです。


いつも思うことですがヤマハのクラブは、かなりカッコいいです。


このシンプルで美しいデザインは、『センスの良さ』『品質の高さ』を感じさせます。


思わず手にとって眺めてしまいました。


クラブが美しいと、自然とそこへ吸い寄せられていく感じがします。



側面

今回は特にその思いが強く感じられました。


この落ち着いたセンス溢れるデザインと共に、ソールの『ギザギザ』のようなものが、とてもカッコ良く見えます。


おそらく『空気力学』等に基づいて設計されているのだろう・・・。と思ったのですが、それ以上に視覚による効果が大きい気がします。


いつも思うことですが、こういった美しいクラブをこれから振るんだ・・・。と思うだけで、気分が高まります。



POWER DRAW

ところが『POWER DRAW』と書かれてあります。


何となく、『アレ?もしかして・・・。』と思ったのですが



構え感

やはり、かなりの『フックフェース』でした。


正直言って、かなり難しそうな印象を持ちましたが、ここでひるむわけにはいきません。


以前なら、こういった形状のクラブは打つ前から敬遠してきたところがありますが、今は少しでも慣れることができるよう積極的に試してみるよう心掛けています。


いい結果が得られるか得られないか、試してみないと解りませんし、例え上手くいかなくても何か得られるものがあるような気がしています。


ちょっと前まで、こういったはっきりとしたフックフェースはたくさんありましたし、特別珍しい感じもしません。


ただ、最近はなるべくフックに見えないようにメーカーが工夫してある物が多いですし、フックフェース以外のところで球をつかまりやすくしているドライバーが多いような気がします。


そういった意味では、このドライバーは少し珍しい感じもしますが、これほどのはっきりとしたフックフェースでも苦手意識を感じておられない方も多いと思いますし、それどころかこういった顔を好まれる方もたくさんいらっしゃるのだと思います。


もし、これがパーシモンだったら、間違いなくヤスリでトゥ側を削って『オープン気味の顔』にするんだけどなあ・・・。などと考えていました。


しかし、ヘッドの素材がメタルやチタンになってからは、そのような工夫が出来ません。


その為の最近の『チューニング機能』のような気がします。


こうして構えてみても、かなり投影面積が大きいですし、球がよくあがってくれそうな印象があります。



振り感

素振りをしてみても、シャフトがよくしなってくれますし、全体的に軽さが強く感じられます。


私にはやや難しいスペックだとは思うのですが、ヘッドとシャフトのマッチングはすごくいいようです。


『出来るだけタメて、一気に振り下ろす』といった感じで振っていけないのですが、何とかタイミングだけでもつかもうと、素振りを繰り返しました。


ヘッドがビュンビュンと『動いてくれる』ので、タイミングさえ合えば、かなりいい感じでインパクトを迎えられそうな気もしたのですが、私の再現性の低いスイングでは、あまり高い確率を望むことは出来ないような気がしました。


叩いていくと、まず間違いなく何らかのミスを誘発しそうだったので、タイミング重視で振っていくことを意識しました。


スペック的にドンピシャ合っているシャフトだと『インパクト』を意識しなくてもいいですが、こういったシャフトだと、どうしても気になってしまいます。


それと、これだけ『被っている』のだから、かなり『カット目』にヘッドを入れていかなければならない・・・。などと思いながら素振りを繰り返しました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』という点では、さすがはヤマハらしい高フィーリングです。


適度な手応えを感じながらも、決して嫌な衝撃が残る感じではありませんでした。


『くっつき感』というよりは、明らかに『弾き感』が強い感じがしますが、こういった感触は初めてではないので、特別珍しい感じはしませんでした。


『フックフェース』だからでしょうか?


すごく球がつかまった感触をつかむことが出来ます。


日頃、スライス系の球を打っておられる方で、これまであまりつかまった感触を味わったことがない方も、このドライバーで球をつかまえた感触を味わうことができやすいのではないでしょうか?



打球音

『音』も、すごくいい感じです。


『構え感』は、私にはやや合いづらい感じがしたのですが、この音にはとてもいい印象を持ちました。


安心して振り抜いていくことが出来ます。


方向性は度外視して、気持ちよく球を『ヒット』していくことが出来ました。


フィーリング性能も、決して手を抜いていない感じがしたので、よく研究されているなあ・・・。と思いました。



ヘッド後方

『安定性』という点では、なかなか私の意図するラインに乗せていくことが出来ませんでしたが、このドライバーの性能が低いとは決して思いませんでした。


インパクトの感触からも、このドライバーの『スイートエリア』も結構広い感じがしましたが、いかんせん私が打つと、全てといっていいほど、球が左しか行きませんでした。


絶対に右へ行かない感じなので、そういった意味では『安定している』といえるのかもしれませんが、今の私の低いレベルでは実戦で使えるような球を打つことがかなり難しく感じられました。


しかし、これまでも同じようなタイプのドライバーがありましたし、いわゆる『ハイドロー設計』といっていいのだと思います。


かなり球がつかまるので、自然と『スライス』も抑制してくれると思います。



トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、かなり期待できます。


すごく高性能な高弾道ドライバーといっていいと思います。


日頃、ドライバーのキャリーをもっと伸ばしたい方や『球の浮きやすさ』を求めておられる方にも、すごくいい印象を持たれると思います。


ただ、『フッカー』の方には、かなり難しく感じられるかもしれません。


本来、フェード系のほうがドロー系よりも少し弾道が高くなりやすいと思うのですが、このように弾道の高いドローボールが楽に打てるのですから、技術の進歩はとても凄いものがあります。


といっても、私が打つと、『ドロー』ではなく、『大フック』なのですが・・・・。



操作性

『操作性』という点では、私には難しく感じられました。


かなり『カット』にヘッドを入れていても、なかなか右へ曲がってくれません。


真っ直ぐ系の球すら打ててない感じがしました。


しかし、私がこの球で右へ打てるようになってくると、かなり肩の開きが早くなりスイングがいい方向へは向かわないようにも思えたので、あまり追求しすぎないようにしました。


フッカーである私にはかなり扱いづらい部分も正直言って感じたのですが、おそらく多くの方がこのドライバーで力強く捕まった球を打っていかれると思います。


最近は、見た目はそれほど『フック系』でなくても、つかまりのいいドライバーが増えてきました。


しかし、それではまだ球のつかまりが弱い・・・。と感じておられる方には、このようなドライバーはとても大きな力を発揮してくれるのではないでしょうか?


ハイドロー設計といっても、明らかに『ヒッタータイプ』の方には合いづらいドライバーですし、『スインガータイプ向け』のドライバーだと思います。



飛距離性能

『飛距離性能』という点でも、私ではあまりいいパフォーマンスを発揮することが出来なかったのですが、このようなタイプのドライバーが合う方には、かなり期待できるのではないでしょうか?


私のようなフッカーには、かなり扱いづらいドライバーだと思いますし、はっきりとスライサーの方に合っているドライバーだと思います。


こういったところは、これまでのドライバーと同じだと思います。


『ハイドロー』。


我々アマチュアゴルファーの憧れの軌道ですし、距離も出て、見ていてもとても美しい弾道です。


昔、ある有名な選手が、ややオープンスタンスでハイドローを打っていたことがあり、私も真似してみたことがあるのですが、とても難しくてスイングを崩してしまいそうだったので、すぐに止めてしまったことを思い出しました。


今日は一番左の打席で練習したので、ボールが全て左のネットに当たってしまい、このドライバーの飛距離性能を計りづらい感じがしました。


他の打席が空いていれば良かったのですが、今日はずっと『満席状態』だったので移動するわけにもいかず、左のネットに当たってばかりいる打球を目にしながら、自分自身の対応能力の低さを痛感していました。



ヒール側

こうして見ていても、かなり美しいヘッドです。


『ハイドロー設計』でなければ、私にとってもっと打ちやすくなっていただろう・・・。と思いましたし、反対の『ローフェード設計』というのは無いのだろうか?などと変なことを考えていました。


『オープンフェース』で『ロフト』が立っていて、『ディープヘッド』で、おまけに手元調子で硬めのシャフトが刺さってあればそう呼ばれるのかもしれない・・・・。と思いました。


しかし、そういったドライバーは昔からありましたし、一般的にはまず受けないと思うので、メーカーも今はあまり発表しないのかもしれません。


今は『球のつかまり』で飛ばす時代なのだと思います。


『反発係数』や『シャフトの長さ』など、ルールで上限が定められていて、『低スピン』も、そろそろ限界に近づいている今とあっては、少しでも球がつかまったほうが飛距離を稼ぎやすいと思います。


最近のドライバーを試打していて、このことを強く感じます。


昔のように右へプッシュしやすいドライバーは最近はすごく少なくなってきたような気がします。


このドライバーのように極端なフックフェースでなくても、今は多くのドライバーの球のつかまりが良くなってきたように思います。



ヤマハ インプレスX D460 POWER DRAW ドライバー
 
日に日に寒さが強くなってきますが、こうしたニュークラブに出会える今は、我々ゴルファーにとって、とても楽しいシーズンです。


練習場へ向かう足取りがいつもよりも倍くらい軽いです。(いつもすごく軽いのですが・・・、。)


今回試打したこのドライバーは、私にはかなり難しいドライバーでしたが、違ったタイプのドライバーもラインアップされているようなので、次回はそちらを是非試してみたいです。


こうした美しいクラブを使っているだけで、こちらまで美しさを分けて貰っているような感じさえしてきました。


また新しいクラブに出会うことを楽しみにしながら、練習場を後にしました。

                         
        

                         

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