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2010年08月12日
パワービルト エアフォースワン 777トリプルセブン ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは パワービルト エアフォースワン 777トリプルセブン ドライバー です。

シャフトは フジクラ Motore テクノロジー です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は52g、トルクは5.1、キックポイントは先中調子です。
今、NHKで『夫婦ゴルフのすすめ』というゴルフレッスン番組が月曜日の22時から放送されています。
この番組は、とても解りやすいレッスンで有名な青山薫プロが出演されています。
ビギナーの方から上級者の方まで、参考になることがとても多いと思います。
以前も書きましたが、私は以前、他局の青山薫プロのレッスン番組を観て、すごく参考になりましたし、今でも強く記憶に残っています。
録画したDVDを友人にも見せたところ、スランプから立ち直った人もいます。
ゴルフには数え切れないほどたくさんの理論や考え方などがあると思いますし、たくさんの素晴らしいレッスンプロがいらっしゃいます。
そんな素晴らしいレッスンプロの中でも、青山薫プロはとても素晴らしい方の一人だと思っております。
これから番組がどのように進んでいくのかは私は解りませんが、もしお時間のある方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?
きっと、これから先のゴルフライフに役立つことがたくさんあると思います。

さて、このドライバーは、パワービルトのニュードライバーです。
今年の3月にパワービルトのドライバーを試打して以来のニュークラブです。
前回試打した『エアフォースワン ドライバー』は、名前はとてもカッコいいと思っていたのですが、クラブ的には私には難しいタイプのドライバーでした。
私にとって、かなり扱いづらいタイプだった・・・。という印象が今でも残っています。

私はパチンコを全くやらないので、よく解りませんが『777』という、とても縁起のいい数字が刻まれています。
パチンコをやられる方にとっては、たまらない数字なのではないでしょうか?
この数字を見ていたら、つくづくパワービルトは『ネーミング上手』だな・・・・。と思いました。

このドライバーも、前回の『エアフォースワン』同様、ヘッド内部に窒素が重点されているようです。
学生の頃、化学の時間に『すいへーりーべーぼくのふね・・・・』といいながら元素記号を覚えていたのが思い出されます。
大気中に最も多いのも『窒素』だと学びました。
それまではずっと『酸素』が一番多いのだろうと思っていて、すごく意外だったのでよく覚えています。
そんな懐かしい記憶が、この『NITOROGEN』という文字を見ていたら蘇ってきました。

最近のドライバーらしく、ヘッド後方が伸びていますし、どことなく『トライアングルヘッド』に見えなくもないですが、それほど強い拒絶反応は持ちませんでした。
これくらいまでならば、『異型ヘッド』とは呼べないくらいに抑えられていると思います。
これまでの経験から、あくまでも『機能性を重視』した設計になっていると思うのですが、出来るだけ『違和感』や『構えづらさ』といったものを排除しているような気がします。
こういった形のドライバーにも、これまで数多く出会ってきているので、それほど強く驚く感じもしなかったですし、正直いってそれほど新鮮みもなかったような気もします。
やはり今は、メーカー名は違えど、かなり似た形状のクラブばかりを見かけるような気がします。
昔ほど『メーカーの個性』といったものが感じにくくなっているのかもしれません。

かなり平べったい形状のヘッドです。
こういったところも、これまでたくさん出会ってきたような気がします。
このような形状のドライバーに初めて出会ったのは、確か『コブラ』だったように思うのですが、その時はすごく驚きましたが、今では全く驚きません。
かなり『スタンダード』になってきているような気がします。
こうして見ているだけで、このドライバーの性能やクセのようなものがつかみやすい感じがします。

素振りをしてみても、予想通りの『軽量感』と『柔らかさ』です。
最初の頃は、こういった感じのドライバーをずいぶん持て余してきたような気もするのですが、最近は少しずつ対応できているような気がします。
クラブによってスイングを変えるべきではない・・・・。と自分自身にいつも言い聞かせているのですが、こういったクラブには、つい『よそ行きのスイング』をしてしまっている感じがします。
必ずしも、私にとって『ベストマッチ』とはいいづらい部分があるような気もするのですが、私自身の『対応能力』を上げていくには、こういったクラブをどんどん振っていくことも意義あることなのだと思いました。

ボールを前にして構えた感じは、ちょっと『フックフェース』に見えたのですが、それほど気になり過ぎることはありませんでした。
こういった形状のクラブを構えると、私は無意識に少し右を向いて構えたくなります。
右から大きく回して戻していきたい・・・。という心理がはたらくようです。
間違っても『チーピン』を打たないように、引っ掛けないように・・・などと余計なことを考えてしまいます。
自分自身の防衛本能がはたらいているのかもしれません。
構えたときは、なるべく余計なことを考えずに、そのクラブの『美顔』を眺めながら、いいイメージを出していきたい・・・。と普段は思っているのですが、なかなかそうはさせてくれないクラブもやはりあります。
このドライバーは、それほど強い苦手意識は持たなかったのですが、いいイメージが次から次へと沸き上がってくるような感じでは正直言ってありませんでした。
しかし、苦手だからとずっと逃げてばかりいては、いつまでたっても克服することは出来ないので、今日はいいチャンスだと思いました。
自分の殻を一枚破る為には、こういったクラブの力を借りなくてはいけないような気がしました。
店員さんの説明によると、このドライバーのヘッド体積は『430cc』なのだそうです。
そういわれてみるまで、気付きませんでした。
ルールギリギリの『460cc』だと、何の疑いも持たずに思っていました。
それくらいヘッドが小さく見えませんでした。
『残りの30cc分』は何処へ行ったのでしょうか?
試打を開始しました。

『球のあがりやすさ』という点では、この形状らしい予想通りのあがりやすさでした。
これまで出会ってきた同様のドライバーとあまり変わらないような気がします。
中にはもっとしっかりとしたスペックのドライバーもありましたが、このドライバーは、かなり『ソフト目』に仕上がっていると思います。

シャフトに貼られているシールを見ると、このドライバーはヘッドスピードが『35~39』の方を対象に作られているようです。
私にはなかなか合いづらいスペックにはなっていますが、思っていたよりも打ちづらくは感じませんでした。
高く上がりすぎる感じは、なかなか抑えていくことが出来ませんでしたが、まだまだ修行が足りないのだと思いました。

『操作性』という点では、正直言って難しい感じがしました。
なかなか自分のイメージに合うボールを打つことが出来ませんでした。
色々な『ライン』には乗せづらい感じがしました。
『若干のフックフェース』が効いているのでしょうか?
右へスッポ抜ける感じはあまりしませんでした。
時々トゥ寄りでヒットしてしまうこともあったのですが、意外と曲がりが小さく感じられました。
自分のイメージした曲線を描いてくタイプのドライバーではない・・・。と打つ前から思ってはいましたが、やはり実際に打ってみてそういった感じがしました。
しかし、このドライバーは最初から私のようなタイプに合わせて作られているわけではないですし、こういったドライバーに好感を持たれる方もたくさんいらっしゃると思います。

『打感』は、まずまず・・・・。だと思いました。
フェースがよく弾いてくれる感じがしましたし、硬すぎない感触なので、球数を多く打ってもストレスに感じることはありませんでした。
感触だけで、どこでヒットしたかは解りづらい部分もあったのですが、球筋が大きく乱れる感じもしなかったので、これくらいでちょうどいいのだと思いました。
『ワイドスイートエリア』ドライバー独特の感触だと思いました。
いい意味での『大らかさ』があるドライバーだと思いました。

『音』も、思っていた以上に大きすぎず、好感を持てました。
全くストレスを感じません。
周りに人がたくさんいても、気になることはありませんでした。

『安定性』という点では、これまでのこういったドライバー同様、好印象でした。
私は打点が結構ブレてしまったのですが、思っていたよりも弾道には影響がありませんでした。
打ち出し方向さえ間違わなければ、ある程度の方向性は約束されているような気がします。
余計な『サイドスピン』が掛かっていて、途中から曲がり出す感じもしませんでした。
『直進力』の高いドライバーだと思います。

このシャフトが、私には難しく感じられました。
私は叩いていきたいタイプなので、このシャフトは慣れるまでに少し時間がかかるような気がしました。
強く叩きにいけばいくほど、『切り返し』のタイミングが取りづらく感じてしまいました。
自分でも上体が緊張しているのが解ったので、もっとリラックスして打つようにしないといけないと思いました。

『飛距離性能』という点では、今の私の未熟な腕では、このドライバーの高いパフォーマンスを充分に発揮することが出来ませんでした。
弾道の上がり過ぎを抑えることも出来ず、球が途中から失速してしまっているような感じがしました。
『伸びのある球』を打つことは容易ではない感じがしました。
このドライバーの大きな特長のひとつである、『窒素充填』の効果も、私の鈍い感覚では感じ取ることが出来ませんでした。
しかし、このドライバーがターゲットとされてあるヘッドスピードの方には、かなりの効果が感じられるのではないでしょうか?
前のモデルも同じように『窒素充填』でしたし、続けるということは、それだけ効果があるからだと思います。
先ほども書きましたが、今はクラブの個性があまり感じられなくなったような気がします。
そういった点で考えてみても、こういったメーカー独自の工夫は、とても面白いと思います。

ヘッドの中に気体を充填する・・・。ということは、『メタル』の時代からありましたし、決して目新しい感じは正直言ってしないのですが、メーカー毎の個性を求めたい私としては、これからもこういった工夫が続けて欲しいと思っています。

こういったとてもカッコよくてセンスのあるデザインをしているので、次回はもっと『叩ける』ドライバーにも出会ってみたいと思いました。
『スインガータイプ』のドライバーもいいですが、『数量限定』でもいいから『ヒッタータイプ』のドライバーにも出会ってみたい・・・。と、昔からパワービルトと関わりを持つ私は思ってしまいました。
今年、2本目のパワービルトのドライバーでしたが、前回の『エアフォースワン』よりも、こちらの『777』のほうが私は好感を持ちました。
それは主に『構え感』と『音』が、今回のほうが良くなっているような気がするからです。
前回よりも、今回のほうが私は好感度がアップしているので、次回作にも大いに期待できる気がしました。
コメント
素振りについて
大分、腰の調子も良くなってきたようで何よりです。
私の方は完全にとは行きませんがゴルフを行なうには支障ない程度を維持しています。
ところで先日ご教示頂きました素振りですが、以前はHSを上げるために力一杯振り回していました。
これは逆効果で最後まで切れる程度の速さの素振りが効果あるのではと思う今日この頃です。アプローチを行う時の素振りのイメージでしょうか。
ユッタリと振る感覚を身に付けコースでも実践できるようになりました。
「飛ばしたい」という欲を「何処まで排除できるか」。排除できたときに初めて全身を使ったスイングが出来るような気がします。硬直した腕では大きなスイングアークは生まれないからです。
最近は訳あってコースに出られる機会も少なくなってしまいましたが、ここ3回のスコアはとても安定し、必ずどちらかのハーフで30台がでます。
昨日も2ヶ月振りのコースでしたが80で回ることが出来ました。
まだはじめたばかりですが、シャフトだけの素振りも実践しています。惰性をつけずに行なうためで体軸でスイングできるのではと勝手に想像しています。
個人的なことで大変長くなってしまい申し訳ありませんでしたが、素振りは一番の練習になると分かりました。
まずはお礼と報告で御座います。
まだまだ、暑い日が続きますが体調にご留意下さいませ。
それでは失礼致します。
2010-08-14 13:31 WATANABE URL 編集
毎日とても暑いですね
この度はコメントを寄せて頂き、ありがとうございます。
おかげさまで私の腰の具合もだいぶ良くなってきました。
WATANABE様もどうかご無理をなさらないでください。
私自身も、もっと色々と練習をしたいのですが、今は自重しています。
完全に不安がなくなったら、それこそ『全開』でゴルフをエンジョイしたいと考えております。
WATANABE様は内容の濃い練習と、充実したラウンドを重ねておられるようですね。
私はまだ今月はラウンドする予定はありませんが、来月には『解禁』したいと考えております。
これからもまだまだ暑い日が続きますが、お互いゴルフをエンジョイしていきましょう!
それでは失礼致します。
2010-08-15 19:42 golfdaisuki URL 編集