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2023年11月21日
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ダンロップ ゼクシオ エックス ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは XXIO X ドライバー です。

シャフトは Miyazaki AX-3 カーボンシャフト です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は44g、トルクは5.4、バランスはD3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は301g です。

ゼクシオXのニュードライバーです。
先日ゼクシオ13を試打しましたが、今回はその姉妹モデルです。
ダンロップ(特にスリクソン)は三兄弟のイメージが強いですが、ゼクシオは二兄弟でいくようですし、この2つのモデルで多くのゴルファーに適応できるからだと思います。
このクラブをひと目見て、すぐにゼクシオだと分かりましたし、前のモデルよりもデザインがすっきりしていてカッコ良くなっています。
最近はこの『すっきり』という印象が強いように感じますが、これからはその流れになっていくのでしょうか?

ソールには『EXPERIENCE THE DIFFERENCE』『REBOUND FRAME』と記載されていて、これは以前試打したモデルでも見たことがあります。
これまでの優れた技術がそのまま採用されているということなのだと思います。

ラージサイズのシャローヘッドです。
ただシャローなだけでなく、美しく気品があります。
この形状にするのにも、ミリ単位で細かな設計がされているのではないでしょうか?
ダンロップのクラブに『大雑把』『チープ』という言葉は似合いません。
これは昔からダンロップのクラブに接してきた私の実感です。

ソールにはウェイトがひとつだけ配置されています。
よく見ると、六角レンチでも交換できそうです。
他に色々な重さのウェイトが用意されているのでしょうか?
数字が刻印されていないので、重さは分かりません。

ネックの長さは標準的です。

ネックには調整システムが搭載されています。

試打するのは、この『STD LOFT』です。

-1 LOFT

STD FL

+1 LOFT
他に3つのポジションがありました。
先日試打した ゼクシオ13ドライバー には無かったので、大きな違いですし、これがあるかないかで購入の判断材料にしておられる方も多いのではないでしょうか?

フェース面も綺麗で、弾きが良さそうな雰囲気があります。

見慣れたシャロー形状で、『ゼクシオシャロー』といったところでしょうか?
このドライバーにも13同様、ヒール側に2つの突起物があります。
先日も書いた通り、空気力学によるものだと思うのですが、これがあるとの無いのとでは、どれだけ飛距離や安定性に違いが出るのか興味があります。
老舗メーカーで、世界のトップメーカーでもあるダンロップが採用しているので、大きな理由があるのだと思います。
しかし、飛ぶドライバーはこういったものが無くても、飛ぶというのも事実なのですが・・・。
ただ、少しでも飛距離や安定性向上の為にメーカーが研究を重ねて、それを製品化してくれることは、とてもありがたいことです。
常に手を抜いていないメーカー。
それがダンロップです。

顔はとても良くなっています。
前のモデルも良い印象をもっていますが、今回のニューモデルもいい感じです。
先日試打した13ドライバーよりも、私はこのXの顔のほうが好感が持てます。

素振りをしてみると、軽量感がありますが、これは想定内で何度も繰り返してタイミングを整えました。
Xはどちらかというと、スリクソン寄りのクラブかと思っているのですが、こうして素振りだけしていると、やはりゼクシオなんだな・・・。と思います。
『軽量+軟らかい』ということは絶対条件のようです。

装着されているグリップはシンプルなタイプで、XXIOのロゴがありません。
これも13と違うところです。
これにはどういったメーカーの意図があるのでしょうか?

ボールを前にして構えてみると、クセが無く、イメージが出しやすいので好感が持てました。
整った顔をしていますが、尖った感じは無く、丸みがあって易しそうな雰囲気を醸し出しています。
試打を開始しました

『打感』は柔らかくて好感が持てます。
フェース面の一部ではなく、フェース面の全体で振動を感じる・・・。といったらいいでしょうか?
ヘッド全体がバネのような印象をもちました。
実際にヘッドに触れてみると金属なので硬いのが分かりますが、打っているとすごく柔らかい物体のようです。
これがリバウンドフレームの効果なのでしょうか?

やや高めで小気味良い音です。
ゼクシオらしい音で、予想していました。
叩いていく・・・。というよりも、振り抜いていく・・・。というイメージに合う音だな・・・。と打ちながら思いました。
高音でやや大きめの音でありながら、それが下品でなく、むしろ上品で聞き応えのある音にまとまっているのがさすがです。

球はあがりやすくて、タフさは感じませんが、高~くあがるというよりは、少し抑えた感じのライナー系に近い感じです。
これは13とは違うところだな・・・。と思いました。
ヘッドの特性が活きているのでしょうか?
振り感はゼクシオだな・・・。と思いながら、実際に打ってみるとスリクソンドライバーに違い印象をもちました。
ちょっと振りにいくと、少し吹き上がる感じがしましたが、シャフトを替えれば、もっと強い球が打てそうです。

『安定性』はかなり高く、大らかさを感じました。
ヘッドのデザインや顔の良さから、精悍さがありますが、ヘッド自体は気難しくなく、大らかで寛容さがあります。
スイートエリアもじゅうぶん広く、ミスヒットにも負けず、そのままはじき返すような感覚です。
最初の数球は打点もブレてしまったのですが、それを感じさせないほどの直進性・曲がりにくさを感じました。
外見はシンプルですが、ヘッドの内部に新たな技術が組み込まれているのではないでしょうか?

『飛距離性能』という点では、スピンも掛かりすぎず、強い球が打てるので、ゼクシオの中でもトップクラスのポテンシャルをもっていると思います。
弾きが良く初速もありながら、球が無駄にあがりすぎず、効率よく飛ばしていけるタイプのドライバーです。
イージーなドライバーではありますが、できればHSが40以上あったほうがいいかもしれません。

『操作性』という点では、このドライバーのもつ大らかさが邪魔をしてしまい、やや苦戦してしまいました。
しかし言い換えれば、それほど曲がりにくいということです。
シャフトを自分に合うものにすれば、まさに『無敵』といえるほどの頼れる相棒になってくれるのではないでしょうか?
何球か打ち続けながら、まるでVTRを見ているかのような同じような弾道でした。
横(左右)もそうですが、縦(上下)も安定してまとまっていました。
横だけで無く、縦のスイートエリアも広くなっているのかもしれません。
試打後の感想

ゼクシオなので易しくて親しみやすいクラブなのは分かっていましたが、実際に打ってみると予想以上の易しさを感じました。
黒を基調としてカッコいいデザインでありながら、ハードルの高さを全く感じさせません。

今回試打したシャフトのスペックがSRということで、次回チャンスがあればSも試打してみたいです。
今日は私のコース仲間でありながら、人生の大先輩である方と一緒に練習場に来ていて、その方も打たれたのですが、やはり軟らかすぎるのと、シャフトのポイントがつかみづらい・・・。とおっしゃっていました。
しかし、これは『慣れ』ということが大きく関係してくるのかもしれません。

こうして見ていると、国内メーカーと海外メーカーの違いのようなものを感じました。
海外メーカーはとにかく派手といいますか、外側にいろいろな工夫が見られ、時にはゴチャゴチャしているように見えてしまいますが、国内メーカーはそれを内部にギュッと凝縮しているような気がします。
それはどちらがいいというものではなく、あくまでも好みの問題なのですが、私はすっきりしたヘッドが好きなので、このゼクシオエックスドライバーは好感を持ちました。

次回は違うシャフトでも試してみたいですし、おそらくカスタムシャフトも用意されているのではないでしょうか?
そして調整システムも使って、どのように弾道や球筋が変化していくのか検証してみたいです。

2年前に試打したモデルも良い印象が残っていますが、私は今回のモデルのほうが好きです。
スリクソンもいいですが、このゼクシオエックスも実戦投入してみたいと思わせてくれるクラブです。
改めて、ダンロップクラブのレベルの高さを実感しました。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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