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2010年05月05日
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ツアーチャンプ XG Comp アイアン

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ツアーチャンプ XG Comp アイアン の7番 です。

シャフトは グラファイトデザイン AD-75 です。
ロフトは31度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は79g、キックポイントは中調子です。

初めて手にした『ツアーチャンプ』のアイアンです。
ドライバーは先日試打したばかりですし、よく覚えているのですが、アイアンがあるのは知りませんでした。
私の中では『ツアーチャンプ』といえば、『ドライバー』です。
それだけ、これまで印象深い素晴らしいドライバーを使い続けていたからだと思います。

『本格的なマッスルバック』ではなくて、今主流の『ポケキャビ』です。
とても易しさが滲み出ているような気がします。
それでいて、カッコ良さは決して失っていないアイアンです。
今では、これくらいの深い彫りは、もう当たり前のようになってきています。
メーカー問わず、すごく増えてきました。
こういった形状がとても易しさをもたらしてくれるのだと思いますし、それによって恩恵を受けるゴルファーも多いのだと思います。
『彫り』は結構深い感じがしますが、上品な感じのアイアンだと思いました。

このアイアンのバックフェース中央には、何やら丸いものが見えます。
こういった所を見ると、私はすぐにテーラーメイドのアイアンを思い出すのですが、このアイアンも同じような開発コンセプトになっているのでしょうか?
それともまた違った理由があるのでしょうか?

『ソールの幅』は、やや広めですが、最近のアイアンの中では、決して『ワイドソール』といった感じはしませんでした。
広すぎず、狭すぎず・・・。といったところでしょうか?
こうして見ていても、特に違和感を感じることはありませんでした。

『ホーゼルの長さ』という点でも、最近のアイアンの中でも『ノーマル』といっていいのではないでしょうか?
最近は、こういった感じのアイアンがすごく増えてきたような気がします。
難しすぎず、易しすぎず・・・。といったバランスが取れているような気がしました。

素振りをしてみると、かなり軽さが目立つアイアンではありますが、このスペックなので予め解っていたことではありました。
アイアンにカーボンシャフトというのは、やはり私には軽く感じてしまうのですが、意外としっかりとしている感じもしましたし、強い苦手意識は持ちませんでした。
ついつい上体だけで打ちにいってしまう、私の悪い癖が出ないように念入りに素振りをしました。
そして決して打ち急がないよう、ゆっくり振っていくことを心掛けていきました。

ボールを前にして構えてみると、日頃構え慣れている『シャープ』なアイアンとは、全く違った顔をしていると思いましたが、構えづらいアイアンではありませんでした。
見とれてしまうほどの美しいアイアンでは無いようにも、正直思えたのですが、決して難しく感じるような『構え感』ではありませんでした。
私の好みでは、もっと『小顔』で『シャープさ』が欲しいところですが、このアイアンの顔に好感を持たれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『グース』も、思っていた以上にきつくないですし、結構『イメージライン』を描きやすいアイアンだと思いました。
試打を開始しました。

『球のあがりやすさ』という点では、予め予想していた感じでした。
初めてこのようなアイアンに出会ったときは、どんな感じなのか予想出来ないところもありましたが、もうこれまでずいぶんと回数を重ねてきたので、かなり慣れてきた感じがしますし、『予想の範囲内』だと思いました。
とても楽に球があがりやすいアイアンだと思います。
このような形状のアイアンらしい、『イージーさ』を感じます。
全くタフなアイアンだとは思いませんでした。

『打感』は、まずまず・・・。といったところでしょうか?
決して大きな不満を感じるほどではなかったのですが、日頃使い慣れているアイアンとは、やはり違った感じがしました。
ただ、打感については、それぞれの好みによるところが大きいので、このアイアンの感触がいい・・・。と言われる方もたくさんいらっしゃると思います。
打っていて、心が揺さぶられるような感触では無かったのですが、まずまずの好印象を得ることが出来ました。

『安定性』という点では、最初の3球程は、やや乱れてしまいましたが、それはこの『軽量感』に、まだ対応できていないからだと思いました。
次第に球も安定してきて、やはりこういった形状のアイアンが持つ高性能を充分に感じ取ることが出来ました。
かなりの『ワイドスイートエリア』だと思いますし、シビアな感じは全くしません。
この安定性の高さは、かなりの高性能です。
アイアンにおいて、スチールシャフトではなかなかいい結果が得られにくい・・・。という方もいらっしゃると思いますし、そういった方には、このようなアイアンはかなりいい結果が期待できるのではないでしょうか?
『軽量感』と『安定感』が上手くマッチしているアイアンだと思いました。

『操作性』という点では、あまり扱いやすい感じはしなかったのですが、それほど難しく感じるほどでもありませんでした。
安定性が高いアイアンではありますが、曲げようと思えば、それなりに楽に曲げていける感じがしました。
こういったスペックのアイアンは、私はどちらかというと苦手にしているところがあるので、それほど敏感に反応してくれる感じはしなかったのですが、扱いづらく感じるほどでもありませんでした。
慣れればもっといい感じで打っていけるような気がしました。
しかし正直いって、この『軽さ』には、あまり慣れたくはない・・・。と思っていたので、あまり球数を多く打っていきたい感じはしませんでした。

『飛距離性能』は、かなり素晴らしいアイアンです。
最近の『ストロングロフトアイアン』らしい、優れた飛距離性能を持っていると思います。
この『ロフト』『カーボンシャフト』『長さ』が、飛距離を出すためにかなり有利に働いているような気がします。
このようなアイアンは、初めてではないので大きく驚くことはありませんが、間違いなくよく飛距離を稼いでいきやすいアイアンだと思います。
『ヒッタータイプ』の方よりも、『スインガータイプ』の方にマッチしているアイアンといえるのではないでしょうか?

このアイアンは、見た目がかなりカッコいいので、やや敷居が高そうな雰囲気も漂っていましたが、実際はとても打ちやすい『イージーアイアン』だと思いました。
日頃、アイアンでカーボンシャフトを使っておられる方には、かなり打ちやすく感じられるのではないでしょうか?
それほど多く目にすることはないアイアンですが、間違いなく幅広い層に対応していけるアイアンだと思います。
大手有名メーカーの『イージーアイアン』と肩を並べるほどの高性能を持っていると思います。

初めての『ツアーチャンプ』のアイアンでしたが、なかなかいい印象を持ったまま試打を終えることが出来ました。
これまでも書いてきましたが、私はゴルフを止めるまで『軟鉄鍛造』しか使わないので、それ以外のアイアンを購入することはありませんが、このようなタイプのアイアンもとても素晴らしいと思います。
ゴルフを始めたばかりの方には、この『打ちやすさ』が大きなメリットになると思いますし、ベテランゴルファーの方には、この『飛距離性能』が大きなメリットになると思います。
今の多くのゴルファーの意見を取り入れたら、このようなタイプのアイアンに辿り着くのではないでしょうか?
だから、このようなアイアンが多いのかもしれません。
今度出来れば『軟鉄鍛造』に出会いたいと思いましたが、こういったアイアンもまた手にしてみたいと思いました。
また目にすることがあれば、是非試打してみたいです。
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