jBEAM ZY-9 ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2023年10月19日
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jBEAM ZY-9 ドライバー

                 

jBEAM ZY-9 ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
jBEAM ZY-9 ドライバー です。



FUJIKURA SPEEDER
シャフトは FUJIKURA SPEEDER です。

ロフトは10度、シャフトフレックスはS、クラブ長さは45.5インチ です。



正面
黒を基調とした、JBEAMのドライバーです。

黒は重厚感を醸し出すので、JBEAMにはピッタリの色です。



側面
かなり厚みのあるヘッドで、これもJBEAMらしさがあります。

特にソールが盛り上がっているように見えて、タンカーなどの大型船の船底を連想しました。



ソールのウェイト

ソールのウェイト
ソールには大きなウェイトが3つ配置されていて、この位置は珍しいような気がしますが、メーカーの深い研究によって、この位置がベストだという結論が出たのではないでしょうか?



ネック長さ
ネックの長さは標準的で、調整システムは搭載されていません。



セミディープバック
ディープバックが当たり前だった頃からすると、『セミシャローバック』といっていいと思いますが、今のクラブはシャローが当たり前なので、『セミディープバック』といえるでしょうか?

厚みがあると感じる方もいらっしゃると思いますが、私は『ややシャロー』に見えてしまいます。



顔
JBEAMらしい、丸っこい顔をしていて、この顔は馴染み深いです。

数少ない『顔を守っている』メーカーといっていいと思います。

今は多くのメーカーが、いろいろなタイプの顔を作っていますが、JBEAMには大きな変化は見られません。

もちろん違うタイプの顔もありますが、この顔が『伝統』だと思います。

シャロー系の大顔タイプを好まれる方には、親しみづらいところがあるかもしれません。



フェース面のミーリング
フェース面には綺麗なミーリングがありました。

これもJBEAMでは見慣れた工夫です。



振り感
しっかりしていて、素振りをしていても、タイミングが取りやすいです。

やはり、こういうタイプのヘッドには、しっかりめのシャフトが合っているような気がします。

気のせいか、『空気を切り裂く音』が、いつもよりも少し(半音くらい)高いような気がしました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、好感が持てました。

必要最低限のことしか手を施していなくて、後はプレイヤーに任せてくれている感じがいいです。

何でもかんでも『至れり尽くせり』というクラブではなく、プレイヤーの感性を大切にしてくれているように感じました。

クセの無い丸顔で方向性への不安はありません。

小顔には見えませんが、『塊感』があり、やや低めでライナー系の弾道がイメージできました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は良いです。

打つ前は多少硬いのかな?と思っていましたが違っていて、適度にソフトで、弾き感もあります。

シャローフェースには無い、ディープフェースだからこそ感じられるフィーリングなのですがインパクトの瞬間、フェース面がボールを一瞬吸い込んで、そこから一気に吐き出して飛ばすという、いわゆる『トランポリン効果』のようなものが感じられました。

もちろんルールではトランポリン効果は違反になっていて、あくまでも私がそのように感じるだけです。

そして、このドライバーはSLEルールに適合しています。



打球音
『音』も好感が持てました。

はっきりした音ですが、大きすぎず高すぎず嫌な感じは全くありません。

しっかりと『叩かせてくれる』音です。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、見た目通り、かなりタフなドライバーに仕上がっていて、明らかにハードヒッター向けです。

弾道もやや抑えられていて、とにかくスピン性能が抑えられていて、吹き上がるのではなく、『グーンと前に伸びていく』ような弾道です。

ある程度のHSが必要なのは間違いなく、ロフトやシャフトなどにもよりますが、最低でもHS40後半以上は必要になってくるのではないでしょうか?

かなりタフなドライバーなので、人によって好みが分かれると思います。



バックフェース
『安定性』は予想していたよりも高く、『つかまりの良さ』を感じました。

これまで、このようなタイプは『叩けるけど右に行きやすい』タイプが多かったように思うのですが、このドライバーはとにかくよくつかまります。

私がフッカーだからそう感じたのかもしれませんが、明らかにこれまでの感覚とは違いました。

ソールに組み込まれているウェイトが大きな役目を果たしていて、重心距離を短く設定できているのでしょうか?

小顔タイプのドライバーではないですが、小顔タイプのようなつかまりの良さを感じました。

フェースが右に逃げません。



飛距離性能
『飛距離性能』は、かなり優れていて、叩けば叩くほど、その期待に応えてくれるドライバーです。

弾道が力強くライナー系で、なかなか落ちてきません。

ドライバーの弾道にもいろいろなタイプがありますが、このドライバーの放つ弾道は『大砲系弾道』といっていいでしょうか?

弾道を目で追いながら、そのように感じていました。

試打をしていて、『二種類の惚れる』があるのですが、それは『クラブに惚れる』のと、『弾道に惚れる』です。

今回は後者で、この弾道を打たせてくれるドライバーがとても魅力的に感じました。

幅広い層ではなく、かなりターゲットを絞っていますが、元々JBEAMはそういう傾向があるので、ゼクシオのような幅広い層から支持されるわけではないけれど、ピッタリと合致する方から熱い支持を集めているのだと思います。



操作性
かなりぶっ叩いていきながら、できれば真っ直ぐに飛ばしていきたいタイプだと思うのですが、一応左右へも打ってみました。

先ほども書きましたが、見た目よりもかなり球がつかまってくれるので、スライサーの方にも親しみやすいドライバーだと思います。

特に極端なフックフェースは苦手だけど、球がしっかりつかまってくれ、安心して叩けるドライバーが欲しい・・・。という方には、魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?

一応右にも少し曲げることができましたが、普通に打っている限り、右にフケる球は出にくいです。

このオーソドックスな顔で、これだけつかまりのいいドライバーはなかなか見られません。

これはウェイト以外にも、つかまりが良くなるような工夫がヘッド内部にもされているのではないでしょうか?



試打後の感想


ヒール側
最近のドライバーはかなり工夫されていて、見た目と実際の性能のギャップが大きいものが増えてきました。

それはいい意味で易しくなっているのですが、このドライバーは見た目通りです。



jBEAM ZY-9 ドライバー
クセの無い顔をしていますが、球のつかまりがかなり良く、見た目と違うので、そういう意味ではクセのあるドライバーといえるのかもしれません。

しかし、このクセは多くのスライス系ハードヒッターから支持されるのではないでしょうか?



jBEAM ZY-9 ドライバー
見た目通り、かなり硬派なドライバーです。



jBEAM ZY-9 ドライバー
ディープで骨太なドライバーでありながら、球がつかまりやすいところが一番印象に残りました。



jBEAM ZY-9 ドライバー
イージー系&シャロー系ドライバーが多い中、このドライバーは『異端』といえるかもしれませんが、このようなタイプを好まれる方はたくさんいらっしゃると思います。

特に今のドライバーは『叩けないものが多い』と感じておられる方は多いのではないでしょうか?

そういった方々に、是非試していただきたいドライバーです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         

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