プロギア 0 TOUR ウェッジ - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2023年10月12日
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プロギア 0 TOUR ウェッジ

                 

プロギア 0 TOUR ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
PRGR 0 TOUR ウェッジ です。



DiamanaTM FOR PRGR FOR WEDGE
シャフトは Diamana FOR PRGR FOR WEDGE です。

ロフトは56度、クラブ長さは35.5インチ、トルクは2.4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は415g です。



正面
とてもカッコいいプロギアの新しいウェッジです。

プロギアのクラブは高い機能性をもちながら、決してデザインも手を抜いていない印象があります。

信頼できる『発見=技術』と、使いやすいデザイン・・・。

これもプロギアのイメージです。

私は以前、TRウェッジを数年使っていたことがあり、良い思い出がたくさんあるので、プロギアのウェッジにはいつも興味をもっています。



側面
大きさや形状はオーソドックスタイプで、奇をてらったところは見られません。



彫りの深さ
キャビティタイプになっていますが、何と言いますか、『嫌みが無い』形状に見えました。

それはどういうことかといいますと、『フィーリングが犠牲になっていない』ということです。

つまり易しさを追求する余り、形が崩れたり打感が悪くなったりしていなさそう・・・。ということです。



トップライン
トップラインは綺麗で、厚みも適正です。

トゥからヒールにかけて一定ではなく、少しトゥ側のほうが少し厚く見えましたが、こういったことは過去にも見られました。

『ミリ単位』で重量計算がされているのでしょうか?



ソール幅
ソール幅は標準ですが、普段ワイドソールを使っておられる方は、少し狭く見えるかもしれません。



ソール形状

ソール形状
ソールは丸っこくて滑りも良さそうな感じがします。

接地面積が少なそうに見えますが、いわゆる『下駄履きソール』とは違いますし、バンスは標準的です。

最近はハイバンスタイプを試打することも多かったのですが、このウェッジは違いました。



リーディングエッジ
リーディングエッジは丸みを帯びていますが、リーディングエッジだけが大きく削られているというよりは、ソール全体が丸みを帯びている・・・。という印象です。



トレーリングエッジ
トレーリングエッジも丸みを帯びていて、抜けが良さそうな印象を受けました。



ネック長さ
ネックは適度な長さがあって、好感が持てます。

最近はこれよりも少し短いものが多かったように思うのですが、やはりウェッジはこれくらいの長さがあったほうがいいような気がします。

ショートネック=易しい。

ロングネック=難しい。

というイメージをもっておられる方がいらっしゃるかもしれませんが、実際はそんなことはなく、ロングだからこそスピンが安定して掛けやすくなるので、それを体感されると、ロングの優位性を認識しやすくなるのではないでしょうか?

練習を積んで技術を高めることも大切ですが、自分に合ったクラブを選ぶことは、それと同等かそれ以上に重要なことだと思います。



FORGED
ホーゼルには『FORGED』の文字がありましたが、この質感を見ていれば軟鉄鍛造だろうな・・・。と思っていました。



ミーリング無し
フェース面にミーリングは見られませんが、指で触ってみると、少しザラザラしていました。

細かなサンドペーパーをかけて少し整えた感じ・・・。といったらいいでしょうか?

少しザラザラしてはいますが、他のメーカーのウェッジのように、『ギザギザ感』やザラついた感じはありません。

できれば、もうちょっとPRGRらしい工夫が欲しいな・・・。と思いました。



装着されているグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで大好きなタイプです。

ウェッジはフェースを回して(開閉して)使うことが多いからでしょうか?

バックラインはありません。

一時期、ウェッジでもバックライン有りが多かったように思うのですが、逆に今は無しのほうが多くなったような気がします。

バックライン有りを好まれる方は不満が残るかもしれませんが、私はどの番手のクラブでもバックライン無しを使っているので、好感が持てました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、とてもいい感じです。

クセの無い、クラシカルな雰囲気があります。

ストレートネックでヒール側がボテッとしていなく絞り込まれていて、シュッとしています。

トップラインの見せ方もいい感じで、『逃がし系』の顔です。

今はセミグース形状でトップラインが丸みを帯びていて、『つかまえ系』の顔をしているウェッジも多くなりましたが、私はそういうウェッジは使えません。

試打することはあっても、相棒に迎えることはできません。

『引っかかる』『左に巻き込んでしまう』『つかまり過ぎてしまう』ウェッジは、私には難しすぎます。

ロフトの立ったアイアンよりは、ウェッジはロフトが寝ているウェッジは曲がりにくく、打ち出し方向から大きく逸れにくいですが、それでも最初からミスしてしまうと、良い結果は得られないので、やはり顔の良さは妥協できません。

難しいクラブというのは、『芯の小さいクラブ』ではなく、『構えづらいクラブ』です。



開きやすさ
『開きやすさ』もいい感じですが、少し削りたいところがあるな・・・。というのが率直な感想です。

大きく削るというよりは『少し触る』くらいの削りなのですが、ちょっと不満がありました。

ただそれは、プロギアウェッジに大きなものを求めているからであって、そうでないとここまでこだわらないのかもしれません。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はマイルドな感じで、当たりが優しい感じです。

キャビティバックタイプではありますが、それが打感においてマイナスに作用していません。

キャビティではあっても、適度な肉厚がキープされているからだと思います。

ただ、私はやはりここの部分はフラットか、逆に『凸型』を求めてしまいます。

ドライバーのような飛距離を出すのが目的のクラブはもちろん、最近はアイアンも飛距離を出すようになっていて、それらに共通しているのは『高速感』です。

つまり弾きが良くて、『球乗り感』が殆ど無いということです。

『ファストボール』ではなく、『スローボール』で勝負していきたいのがウェッジで、そういった意味でも、このウェッジは好感が持てました。

球の乗りが良く、フォローで距離感を出していけるタイプです。



トゥ側
ストレートネックなので、球を拾いやすく、出球のイメージも合いやすいです。

私はストレートネックの拾いやすさを好んでいますが、かといって『出っ歯過ぎる』のは好きではありません。

最近、『出っ歯』タイプのウェッジも見かけるようになりましたが、あまり好きになれず親近感がもてずにいます。

しかし、このウェッジは出っ歯タイプではなく、ちょうどいい塩梅なので好感度がさらにアップしました。

ボールに接触する場所とタイミングが常に一定・・・。

そんなイメージをもちながら、球と戯れることができました。



スピン性能
『スピン性能』はとても高いです。

これは予想していたよりも、ハイレベルでした。

これはネックの長さもあると思いますが、フェース面の細かなザラザラ感も関係しているのかもしれません。

球の乗りが良くて、一瞬グッと押してスピンを掛けていく・・・。という感じです。



バックフェース
『安定性』もなかなかいい感じで、気難しさのようなものはありません。

キャビティになっているのが多少影響しているのかもしれませんが、この外見の美しさからくるハードルの高さはなく、むしろ親しみやすい印象をもちました。

名前に『TOUR』と入っているので、ツアーモデルなのでしょうか?

昔のツアーモデルはかなりハードルが高く、シビアな物が多かったように思いますが、今は親しみやすいイージー系が求められる時代で、メーカーもそれに合わせているのかもしれません。



距離感
『距離感』も合わせやすいタイプだと思いますが、私にはちょっと軽すぎるタイプなので、最初の数球は少しばらついてしまいました。

こういうクラブを試打すると、いかに私がマイウェッジの重さに頼り切って球を運んでいるのかが分かります。

ちょっと例えが違うかもしれませんが、『日本を飛び出して海外に行くことによって、改めて日本の良さを再認識する』といったところでしょうか?

重力に任せて、私のやることは多くありませんが、こういう軽量タイプだと、少しやり方が変わってきます。

このままでもいい・・・。という方も多いと思いますが、私はやはり違うシャフトで試してみたいと思いましたが、試打クラブはこれ一本しか無かったので、今回は仕方ありません。

今大人気のモーダスを挿しているモデルもあるということなので、もしそれを試打することができれば、是非トライしてみたいです。



操作性
『操作性』は高く、いろいろな細工をすることができます。

オーソドックスな形状と大きさによる『操りやすさ』と、キャビティによる安定性・・・。という、『いいとこ取り』のウェッジといってもいいのではないでしょうか?

だからといって、ミスに対しての寛容さが目立つ、オートマチックタイプというよりは、どちらかというとマニュアルタイプといっていいと思います。



試打後の感想


ヒール側
久しぶりのPRGRウェッジですが、やはりいいな・・・。と思いました。



PRGR 0 TOUR WEDGE
このクラブを最初見たときから、形の美しさと質感の良さが際立っていて、思わず手に取ってしまいました。



PRGR 0 TOUR WEDGE
安定性やスピン性能など、機能性を保ちながらも、打感などのフィーリングも決して疎かにしていません。



PRGR 0 TOUR WEDGE
機能とフィーリングの両立・・・。

これはメーカーにとって難しいことなのかもしれませんが、それを追求するのがプロギアらしいところです。



PRGR 0 TOUR WEDGE
このバランスの良さに、思わずニッコリしてしまいました。

練習場だけならまだいいのですが、ラウンドしている途中、突然『ノーカン』になってしまうことがあります。

これはメンタル的なものだと思うのですが、それは突然襲ってきて、感覚が出せず『だいたい』で打つしかなく、縦の距離が合わない・・・。ということが起きてしまい、自分ではどうすることもできません。

時間の流れと共に、その『嵐』が過ぎ去るのを待つしかありません。

そういったときに、このウェッジのような『カッコ良くて易しい』ウェッジだと、ミスを最小限に収めることができるのかな・・・。と思いました。



PRGR 0 TOUR WEDGE
違うシャフトでも試してみたいですし、コースでも試してみたい、魅力的なウェッジです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         

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