ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II LS ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2023年10月09日
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ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II LS ドライバー

                 



ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II LS ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II LS ドライバー です。



Diamana ZX-II50 カーボンシャフト
シャフトは Diamana ZX-II50 です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は47g、バランスはD2、トルクは5.9、キックポイントは中調子、クラブ総重量は300g です。



正面
スリクソンのニュードライバーです。

とはいっても、過去に試打したモデルとデザインが全く同じなので、どこが新しいのだろう?と思っていました。



LS

LS
すると、『LS』の文字が見えて、ああ、やっぱりニュータイプなんだな・・・。ということが分かり、これまでの経験から、おそらくロースピンモデルなのだろうと予測が立ちました。



側面
大きさや形状は、これまでのモデルと同じようですが、実際に見比べてみると、細かな違いがあるのかもしれません。



ソールのウェイト
ソールのフェース寄りに、ウェイトが配置されています。

ロースピンモデルなので、おそらく浅重心になっているのだと思いますが、ウェイトはそれほど大きくありません。

使う人に合わせる為に、いろいろな重さが用意されているのでしょうか?



ネックの長さ
ネックは見慣れた長さです。



ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。



STD LOFT
試打するのは、この『STD LOFT』です。



フェース面のデザイン
フェース面のデザインは過去のモデルと同じで、いかにも弾きが良さそうな雰囲気があります。



スリクソンシャロー
スリクソンシャローといっていいでしょうか?

見慣れた形状です。

スリクソンはディープのイメージが昔からありますが、今は見られなくなりました。

シャローで力強い球を打てるようになりましたし、何よりディープは敬遠されやすいのかもしれません。



顔
『顔』はちょっと独特で、正直あまり好みではありません。

ただ、これは以前試打したモデルと同じような感じがします。

丸型ではなく、『トライアングルヘッド』です。

操作性の高さをイメージしたいのであれば、丸顔のほうがいいと思いますが、このような三角形顔は直進性をイメージさせます。

艶消しになっているのが、いいな・・・。と思いました。

最近はカーボンクラウンが流行っているので、このドライバーもそうなのかな?と思い、近くで見てみましたが、カーボンの模様は見られなかったので、おそらくカーボンではなく、フルチタンだと思います。

プロギアのTR DUOの大ヒットによって、各メーカーカーボンクラウンを採用しましたが、ゼクシオなどダンロップのドライバーはフルチタンにこだわっていたようで、カーボンクラウンは見られませんでした。

ただ単に他社の後追いをしたくないというだけでなく、フルチタンの優位性を示し、メーカーとしてのプライドも垣間見えたような気がします。



装着されているグリップ
装着されているグリップは普通といいますか、『可もなく不可も無く』というタイプです。

最近、他のメーカーでも、このグリップをよく見かけるようになったので、これが今年の流行なのでしょうか?

SRIXONファンとしては、できればSRIXONのロゴが入って欲しかったのですが、コスト削減などもあるのかもしれません。



振り感
素振りをしてみると、予想以上に軽量感があって、シャフトも軟らかめです。

昔のロースピンモデルはシャフトも結構しっかりしていたものが多かったように思いますが、今はバリエーションが豊富になって、ヘッドを少しハードにした分、シャフトに親しみやすさを求めたのかもしれません。

ヘッドのロースピン性能はともかく、この振り感でハードに感じられる方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?

ロースピンモデルというと、ハードヒッター限定というイメージがありますが、こうして振っている限り、そういった印象はありません。



INTER NATIONAL FLEX CODE
シャフトの先端近くに『INTER NATIONAL FLEX CODE』があるのに少し驚きました。

ダンロップのクラブなので、これはお馴染みなのですが、MIYAZAKIシャフトだけに採用されているのかと思っていたからです。

装着されているシャフトは三菱ケミカル株式会社のディアマナなので、インターナショナルフレックスコードがあるのが意外ですが、このシャフトが純正ということなのでしょうか?

どちらにせよ、シャフトのフレックスを数値化することはとてもいいことだと思います。

ただ単に『L』とか『R』『SR』『S』『X』『XX』・・・。と表示されていても、硬さに対する感じ方は個人差が大きいので数値化して、誰にでも公平に認識しやすい表現のほうがいいと思っているからです。

ずいぶん前から、『軟らかすぎるS』が多すぎます。

これは私だけがそう感じているのかな?と思い、友人たちにも尋ねてみたのですが、みんなそのように感じていたとようです。



構え感
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずです。

顔として見ていたときよりも、こうしてボールと一緒に構えてみたほうが、クセが小さくなったような気がします。

ただ見とれることも無く、淡々とした感じで見ていました。

方向性への不安も無いですし、三角顔なので、『顔の上下二分割にするイメージ』といったらいいでしょうか?

真っ直ぐ飛ぶイメージが浮かび、曲線はイメージしづらいです。

グリーンに近づけば近づくほど、イメージは色濃く厳密に描いていく必要がありシビアさも増しますが、一番遠い場所から打つティショットはある程度『アバウト』に打っていくことができるので、このような大らかさのある顔は理にかなっているのかもしれません。

私は出来ることならば、曲線をイメージしたいのですが、今日は直線で、そのまま『ぶっ叩く』イメージで打つことにしました。

私の中での『スリクソン顔』はもっと美顔なのですが、このドライバーは違っていて、これも時代の流れなのでしょうか?

今のスリクソンドライバーは充実していますが、できれば私が昔愛用していた『ZR-30』の復刻版といいますか、改良版が出てくれることを期待しています。

ラージサイズの人気が高いと思いますが、全てのゴルファーがラージサイズを求めているわけではないので、アイアンとの大きさのバランスがとれた、小ぶりなタイプも復活して欲しいです。

日によって、ドライバーの調子はいいけど、アイアンが悪い・・・。またその逆・・・。という場合は、ひょっとしたらドライバーとアイアンのヘッドの大きさが合っていないのかもしれません。

アイアンの大きさは昔からそれほど変わっていないのに、ドライバーだけがどんどん大きくなって、ルールギリギリの460ccが殆どです。

460ccが最適なサイズということではないですし、人の感覚が敏感なので、違和感を覚えるのも当然のことだと思います。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はとても素晴らしいです。

この柔らかくて心地良い打感は予想通りで、過去にも経験したことがあります。

柔らかいのですが、芯がボヤけたところもなく、ボールの質感もはっきりと感じ取ることができました。

『吸い付くような打感』といったらいいでしょうか?

インパクトの直線で、まるでボールがヘッド(フェース面)に吸い寄せられていくような印象を持ちました。

その吸い寄せられたところから、一気に解き放たれるような感覚です。

何球打っても、この『吸い寄せられるような感覚』は続きました。



打球音
『音』も素晴らしいです。

やや大きめではっきりした音ですが、大きすぎず高すぎずインパクトも緩みません。

それどころか、とても心地良くインパクトを迎えることができて、ストレスフリーで打っていくことができました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、LSという名前の通り、スピンは少なめで、前に進む力がとても強いです。

私は昔から『スピン過多』で距離を大きくロスしていたので、吹き上がる弾道が好きではないのですが、このドライバーのようにスピンが少なめの弾道は大好物です。

今はこんなに簡単にクラブがスピンを減らしてくれるのだから、昔のように練習場の閉店時間ギリギリまでスピンを減らすように工夫していたのは何だったんだろう・・・?と思ってしまいます。

メーカーの深い研究によって技術が進み、クラブが仕事をしてくれるようになり、プレイヤーの仕事が減り、良い意味でオートマチック的なクラブが多くなりました。

LSモデルとはいっても、構えたときにここまでのロースピンをイメージしていなかったので、少し意外な感じがしましたし、普段9度や9.5度を使っておられる方も、まずはこの10.5度で試してみられるのがいいのではないでしょうか?

ただ、装着されているシャフトがちょっと頼りない感じがして、高さのバラツキが多少出てしまいました。

ヘッドの性能とシャフトの特性が合っていないように感じ、それが残念です。



バックフェース
『安定性』は高く、大らかさがあります。

顔のイメージ通り、方向性は安定していて、シビアさは感じません。

高さのバラツキは多少ありましたが、方向性は安定していました。

顔の感じよりも、球がつかまり過ぎないので、スライサーの方は、ひょっとしたら右に少し抜けやすくなるかもしれません。

しかしネックの調整システムを使えば、ある程度カバーできるのではないでしょうか?



飛距離性能
『飛距離性能』はロースピンモデルなので、かなり好みが分かれると思います。

できればHSが45以上はあったほうがいいかもしれません。

そうでないと、スピンが少なすぎてキャリーが出せないような気もします。

ロフト10.5度のモデルではありますが、『軽く打っていきたいタイプ』のドライバーではなく、『しっかりと打っていきたいタイプ』のドライバーだと思います。

HS45以上の方。しっかり叩いて飛ばしていきたい方には、とても心強い相棒になってくれるのではないでしょうか?

10.5度のロフトで、やや高めの打ち出しをキープしながら、スピンが抑えられているので、かなりのアドバンテージがあるように思います。



操作性
『操作性』はまずまずです。

どちらかといえば、オートマチックタイプだと思いますが、決して『曲がりにくい』ドライバーではありません。

先ほども書きましたが、スライサーの方には、つかまりが弱く、少し右に流れるかもしれません。

それはロースピンモデルの特性といったらいいでしょうか?

ただ私はフッカーなので、しっかりとつかまってくれました。

できればシャフトをもう少ししっかりした物に変えたら、もっと方向性が高まると思います。

ヘッドの特性に合わない、少し『動きすぎる』シャフトです。



試打後の感想


ヒール側
名前の通り、かなりロースピン性能が高く、人によって『合う合わない』はあるものの、ポテンシャルが高いのは間違いありません。

ノーマルモデルのZX5の物足りなかったところを、上手く補ったような印象を受けました。



DUNLOP SRIXON ZX5 Mk II LS DRIVER
一時期、ロースピンモデルが流行って、それが行きすぎたところがあって、日本人には合いづらいこともあり、次第に少なくなったような気がしていました。



DUNLOP SRIXON ZX5 Mk II LS DRIVER
同じロースピンモデルでも、海外メーカーと国産メーカーでは微妙な違いがあるように感じます。

文字通り、国産メーカーは私たち日本人の特性を充分理解し、日本人に合ったモデルを作ってくれているのではないでしょうか?



DUNLOP SRIXON ZX5 Mk II LS DRIVER
アメリカなど、海外で流行ったものが必ずしも日本でヒットするとは限りません。

最初はよく売れても、すぐに人気が低迷する・・・。ということは昔からあることです。

そういった意味でも、ダンロップはさすが老舗メーカーで、データの蓄積も充分で、日々研究開発に臨んでいるのだと思います。

聞くところによると、スリクソンのドライバーは評判が良く、とても売れているのだそうで、実際に打ってみるとそれも納得できました。

私は以前試打したノーマルモデルよりも、このLSのほうが打感も含めて好きです。



ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II LS ドライバー
今はキャロウェイやテーラーメイドなど海外メーカーの人気が凄いですが、国内メーカーも負けていません。

これからもスリクソンには期待しています。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         

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