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2023年09月24日
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GTD Black ice The MAXドライバー & CRAZY CRZ435 ドライバー

先日、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
打ち比べたドライバーは CRAZY CRZ435 ドライバー と

<上>FUJIKURA SPEEDER NX50 GTD
<下>CRAZY CB50W CRZ435
<左>GTD Black ice The MAX のスペック
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は53g、トルクは4.6、バランスはD0.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は301g です。
<右>CRZ435 ドライバー のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスは8.2、シャフト重量は74g、トルクは3.1、バランスはD3,キックポイントは中調子、バランスはD3、クラブ総重量は327gです。

GTDの高性能ドライバーと、マイドライバーであるCRZ435を打ち比べることにしました。
最新モデルが素晴らしいのはもちろんですが、昔のモデルでも素晴らしいものがたくさんあると、私はこれまで書き続けてきました。
それはアイアンなどもそうですし、一部のドライバーにも言えることです。
その代表格が、このCRZ435です。
発売されてもう10年以上経ちますが、今も輝きが失われず、売れ続けているロングセラーです。
地クラブメーカーということもあると思いますが、ここまでロングセラーというのはシャフトやグリップを除けば、ほぼ無いのではないでしょうか?
ドライバーのロングセラーというと、私はゼクシオをすぐに思い浮かべるのですが、それでも2年に一度モデルチェンジされます。
しかし、このCRZ435(JBEAM BM435)は10年以上売れ続け、メーカーとしてはこれほど嬉しいことは無いのではないでしょうか?
『使い続けることが何よりの証明』といいますか、私は今もこのドライバーを愛用しつづけていて、その性能に惚れ込んでいます。
毎年のように素晴らしいドライバーに出会いますが、それでも私のエースドライバーはこのCRZ435です。
飛距離性能が高いのはもちろんですが、操作性が抜群で、シャフトとの相性も良く、一球試打しただけで、買うと決めたモデルです。
対して、GTDのドライバーですが、こちらもとても素晴らしく、気に入っているドライバーです。
CRZ435と打ち比べてみたい・・・。と思えるドライバーは年間通して、それほど多くないですが、このGTDのドライバーはその数少ない秀作ドライバーです。

ディープとシャローという違いがあります。
どちらにも共通しているのは、『飛距離性能が凄い』ということです。

ネックは少しCRZ435のほうが長いですが、大きな違いはありません。
ウェイトを交換できるだけのCRZ435と、調整システムが搭載されているGTDという違いがあります。

<左>GTD <右>CRAZY
顔は人によって好みが分かれるところだと思います。
大顔タイプを好まれる方はGTDのほうがいいと思いますし、小ぶりなタイプを好まれる方はCRZ435がいいのではないでしょうか?
どちらも変なクセはありません。
普段、CRZ435を使っていて、それほど小顔感は感じないのですが、こうして他のドライバーを見比べてみると、小ぶりであることに気づかされます。
改めて、『その人に合った大きさ』というものがあって、大きければいいというものでもないのではないでしょうか?
通常の光沢タイプのCRZ435と、艶消しタイプのGTDという違いもあります。
最近はカーボンクラウンが多いですが、この2つのドライバーは違っていて、通常のクラウンです。
『真っ直ぐ』をイメージしやすいのはGTDのほうですが、曲線をイメージしていきたい私はCRZ435のほうがいいですし、『強い球』をイメージしやすいのもCRZ435です。

CRZ435

GTD Black ice The MAX
ボールを前にして構えてみると、CRZ435のほうが私の好みではありますが、それは大きさであったり、これまで得た成功体験の多さも関係しているのかもしれません。
大らかそうな雰囲気を醸し出しているのはGTDです。
打ち比べを開始しました。

『打感』は、CRZ435のほうが、私は好きです。
GTDのドライバーは初めて試打したときに、少し物足りなさを感じていたのですが、こうして打ち比べてみると、それがはっきりとしてきました。

『音』もCRZ435のほうが、私は好きです。

『球の上がりやすさ』という点では、明らかにGTDです。
これはロフトの違いもありますし、ヘッド形状の違いもあります。
そして装着されているシャフトも全くタイプが異なるので、正確はヘッドの比較ではないですが、もし同じロフト、シャフトであったとしても、この結果は変わらないと思います。

『安定性』もGTDのほうが優れています。
これは打つ前から予想できていました。
CRZ435は『反応のいいヘッド』。
GTDは『大らかで寛容なヘッド』です。

『飛距離性能』は、どちらもかなりのハイレベルで甲乙つけがたいですが、安定して効率よく飛ばしていけるのは、GTDだと思います。
大らかさの恩恵を受けやすく、幅広い層に支持されやすいのもGTDです。

『操作性』は明らかにCRZ435です。
CRZ435を初めて試打したときから、その操作性に魅了されていて、まさに『手の延長』として働いてくれる頼もしいドライバーです。
GTDはマニュアルタイプではなく、オートマチックタイプなドライバーです。
今は多くのゴルファーが『飛距離』はもちろん、それ以上に『大らかさ・寛容さ』を求めているのではないでしょうか?
そういった点でも、GTDは今のニーズに合致しているドライバーです。

こうして打ち比べてみると、いろいろな違いが見られました。
最新ドライバーの性能が素晴らしいのは勿論ですが、だからといって昔のモデルが必ず劣っているとはいいきれません。
それくらい、昔からハイレベルなクラブがたくさんあるということです。
むしろ、飛距離でいえば、『高反発時代』が最も熱かった時代なのかもしれません。
地クラブメーカーのレベルの高さを実感しましたし、これからも地クラブメーカーのクラブの良さを定期的にお伝えしていければいいな・・・。と思っています。
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