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2023年09月18日
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ブリヂストンゴルフ B-Limited 220MB アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ブリヂストンゴルフ B-Limited 220MB アイアン の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは33度、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

とてもカッコいい、BSのマッスルバックアイアンです。
今は様々なパーツが組み合わさった機能性の高いアイアンがたくさんありますが、このシンプルな美しさに魅了されてしまいます。
敬遠されることが多いマッスルバックですが、たくさんの魅力が詰まっているのも事実です。

ブリヂストンは定期的にマッスルバックを発売してくれている、数少ないメーカーで、このアイアンを見たときも、一瞬過去に試打したモデルかと思いました。

トップラインはいい感じです。

このシャープでカッコいいソールに見とれてしまいました。
ソールでここまで見とれたのはずいぶん久しぶりな感じがします。
ソール幅は標準で、今のアイアンの中ではやや狭いほうだと思いますが、すごくシャープで『削りすぎていない』のがいいです。
このソールの美しさは過去のモデルを凌駕していますし、今発売されている他のメーカーのアイアンも含め、ダントツではないかと思っています。

フェース面にミーリングは無く、ごく普通で、特に変わった工夫は見られません。
最近のブリヂストンのクラブはフェース面に独特なミーリングが施されていますが、その技術をアイアンには使用していないようです。
スコアラインは12本で『やや少なめ』といった印象ですが、メーカーによって、同じ7番アイアンでも本数に違いがあるのが興味深いです。

適度な重量感と粘りがあって、振りやすいです。
マッスルバックはその構造上、寛容さが乏しくミスにシビアなアイアンなので、適度な重量と粘りは欠かせません。
これがもし軽量で走るタイプのシャフトだと、かなり難易度が上がってしまいます。
軽量で走り系のシャフトは寛容さのあるヘッドだから使えるのではないでしょうか?
とはいっても『重い』『軽い』は人によって感じ方が違いますし、軽量シャフトでも重く感じる方もいらっしゃると思います。
私はずっとDGを使ってきたので、このシャフトを重いと感じたことは無く、これこそが標準で『基準』だと思っています。
軽量スチールが登場しはじめた頃、その軽さや暴れ感にかなり苦戦しましたが、今は経験値も増えて、それほど苦手意識はありません。
しかしDGのように適度な重量のあるシャフトだと、その重量に頼るといいますか、重力を利用して振っていけるので、こちらが楽できます。

至高の構え感です。
予想はしていましたが、その上をいっていました。
さすがはBSのマッスルといったところでしょうか?
昔からBSアイアンの顔は好きですが、このアイアンも素晴らしいですね。
適度に小ぶりなのもいいです。
人によって好みが分かれると思いますが、私は大顔タイプよりも小顔タイプのほうが好きで、その理由はいくつかあるのですが、そのひとつに『ボールが浮き上がるように大きく見える』というのがあります。
今回もそのように感じました。
ゴルフはいかに少ない打数でカップに沈めるかを競うスポーツなので、『ボールが主役』といえます。
そういうことでいうと、私たちプレイヤーや相棒のクラブは脇役になってしまうのかもしれません。
いくら飛ばしてもスコアカードに書くところはありませんし、いくらいいクラブを使っても、スコアには関係ありません。
いいクラブを使ったから、そのご褒美にワンストローク免除されるということもありません。
それとクラブが適度な大きさだと、いろいろな球筋がイメージできるというのも、好感を持つ理由のひとつでもあります。
ワンパターンにひたすら真っ直ぐの直線だけをイメージしたいという方もいらっしゃると思いますが、私は左右に曲げる曲線を常にイメージしていきたいです。
フェード系の球筋もイメージしますが、私はドロー系のイメージのほうが色濃く出やすいので、よほどのことがない限り、ドロー系で攻めています。
そういった点で考えてみても、このアイアンは大満足です。
リーディングエッジやトップラインの見せ方も素晴らしく、ネック周りもボテッとしていなくて、シュッとしています。
昔からある『グッドフェース』ですが、改めていい顔だな・・・。と見とれていました。
構えづらいアイアンだと緊張して肩に力が入ってしまうこともありますが、今日はとてもリラックスして肩の力も抜け、ワクワクするような気持ちで見つめていました。
人によって、クラブの『どこ』にこだわるか違いがあると思いますが、私は『顔へのこだわり』は絶対に捨てられません。
試打を開始しました

『打感』はとても素晴らしいです。
一球打って、思わず『エクセレント』と呟いてしまいました。
過去に何度も味わっている軟鉄マッスルバックの打感ではあるのですが、常に新鮮な気持ちになれます。
感触の柔らかさ。
球持ちの良さ。
さすがはマッスルバックです。
この打感を味わいたいからこそ、練習を重ねられますし、それが上達へとつながっていく・・・。という『好循環』がやってきます。
ラージサイズでミスに寛容なタイプだと、そこまでいかず、練習の密度も高くならないということもあるかもしれません。

『球のあがりやすさ』という点では、ある程度HSがある方のほうが合いやすいのは間違いありません。
お助け機能のようなものは感じられず、球が浮かない・・・。ということもあるかもしれません。
中空タイプだったら、見た目とのギャップであがりやすかったり、寛容だったり・・・。といったことがありますが、このアイアンにはそういった機能は感じられませんでした。

『安定性』という点では、マッスルバックらしく、かなりシビアで寛容さはほとんど感じられません。
寛容さを求めていきたいのであれば、やはり中空やキャビティのほうがいいような気がします。

『飛距離性能』は普通です。
今のアイアンの中では飛ばないほうだと思いますが、ロフトを立ててしまうと、また違う難しさが出てしまうので、マッスルバックはこれくらいが限界のような気もします。
『7』ではなく、『6』のほうがいいのでは?と思いましたが、今はロフトと番手との関係性が無くなってしまいました。
『操作性』は最高です。
適度に小顔で美顔。
これで操れないわけがない・・・。と思いながら試打していました。
左右にもすごく反応してきました。
ドライバーは、今はチタンが主役です。
なので、パーシモンの頃のような操作性は求められなくなりました。
しかしアイアンは違います。
昔のようなことが、今も出来るのです。
もちろん性能もアップしていますが、昔の良いところもしっかりと引き継がれているので、私のようなアイアン好きにはたまりません。
常に昔を思い出しながら練習しています。
このアイアンはクセが無いので、フェードヒッターの方にもドローヒッターの方にも相性がバッチリだと思います。
ただスイートエリアの広さを求めたい方や、曲線ではなく、真っ直ぐ飛ばしていきたい・・・。という方にも合いづらいところがあるかもしれません。
試打後の感想

どのメーカーのマッスルバックも素晴らしいものが多いですが、その中でもやはりBSは昔からいいな・・・。と思っていましたし、今回その思いがさらに強くなりました。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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