Post
≪KAMUI KP-W07 WEDGE | HOME | マイアイアンでアプローチ練習をしました≫
2023年09月05日
PR
ブリヂストンゴルフ B1 ST ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ブリヂストンゴルフ B1 ST ドライバー です。

シャフトは VENTUS BS6 シャフト です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は60g、キックポイントは中調子、バランスはD3、クラブ総重量は308gです。

ブリヂストンゴルフのニュードライバーです。
先日B2を試打しましたが、今回は姉妹モデルのB1です。
姉妹モデルでも、デザインが大きく変わっているものもありますが、今回のモデルはとてもよく似ているので、性能的にも近いような気がします。

BSらしく、ヘッドは黒でシブいですが、ラージサイズでシャロータイプのヘッドです。
たくさんの付属物が付いていて、ハイテクタイプだということが分かります。
もし、これらのパーツが無かったら、重心位置はどこになるんだろう?と思いました。
これだけパーツが多く配置されていると、重心位置は外見だけでは判断できません。

バックフェースには大きなウェイトがひとつ配置されています。
『6』という数字があるので、6gということでいいのだと思います。
ネジを緩めて移動させるタイプではなく、一旦外して違う場所に取り付けるタイプだということが分かりました。
3カ所用意されています。
これをすることで、どれだけ球筋が変化するのでしょうか?
こういうシステムはとても素晴らしいですが、重心が変わり、それによって『芯』もズレてくることもありうるので、注意が必要です。

この『SP-COR』はずっと採用され続けています。
それだけ効果があるということなのではないでしょうか?

ネックは、やや短めですが、今のドライバーの中では普通といっていいと思います。
実際に見比べてみないと分からないのですが、先日試打したB2よりも少し短いような気がしました。
今度機会があれば、見比べてみたいと思います。

ネックには調整システムが搭載されています。

試打するのは、この『N』のポジションです。
ニュートラルやスタンダードが一番、そのクラブの性能を引き出しやすいポジションだと思いますが、これも個人差があって、『絶対』ではないので、いろいろと試してみるべきだと私は思います。

見慣れたシャロー形状です。
BSといえば、やはりツアステのイメージも強く、ディープでカッコ良くタフなドライバーが多かったのですが、最近では見かけません。
ディープバックを敬遠される方もいらっしゃると思いますし、今はシャローでも力強くハイパフォーマンスな物が多くなりました。

顔はなかなかいい感じです。
B2よりも、このB1のほうがクセがない感じで好きなのですが、これも好みが分かれるのでB2のほうが好きだという方も多いのではないでしょうか?

この斬新なフェース面も個性的です。
何度見ても凄いな・・・。と思ってしまいます。
トゥ側には『SLIPLESS BITE MILLING』という文字があり、以前B2を試打したときも、その通りだな・・・。と思いました。
かなり食いつき感があって、フェース面が『仕事』をしてくれているドライバーです。

装着されているグリップはこれまで試打したモデルと同じで、ソフトなフィーリングで好感が持てます。

素振りをしてみると、いい感じでした。
B2は軽量感があって、少し『揺れる』感じがしましたが、このモデルは結構耐えてくれて、振っていけます。
ヘッドだけの違いで、シャフトはあまり変わらないのかと思っていましたが、そうでも無いようです。
『振れる』タイプのドライバーだとは思いますが、重いとか硬いという印象はありません。

ボールを前にして構えてみると、好感が持てました。
最近は『つかまえ顔』が多いですが、このドライバーはそれほどでもありません。
バルジもいい感じです。
色を変えたりして、バルジでフックフェースには見えないようにして、実際のフェース面は左を向いている・・・。というドライバーも今は多くなりましたが、このドライバーはそれほど極端ではありません。
よく見てみると、フェース面が少し左を向いているように見えましたが、今のドライバーの中では結構抑えられているほうだと思います。
全体的に見れば、『ややつかまえ系』な印象もあったのですが、あまり見ないよう、ボヤけた感じでボールの先をイメージすることにしました。
先日試打したB2よりも、私はこのB1のほうが好きです。
試打を開始しました

『打感』はB2同様、ややしっかりめで、『食いつき感』がすごく感じられます。
これによって、球のつかまりも良くなっている感じで、無理にフックフェースにしなくてもいいんじゃないか?と思えるほどです。
『ライトな感覚』ではなく、しっかりとした『ヘビーな打感』といったところでしょうか?

『音』もB2同様、はっきりとした金属音です。
クラブの音には、しばらく余韻が残るものと、すぐに音が切れる小気味いいものがありますが、このドライバーは後者です。
球を打ちながら、この小気味よさをどう表現すればいいんだろう・・・?と思っていて、8分音符にスタッカートが付いた感じかな・・・?などと考えていました。
流れるような音ではなく、『粒』のような音といったほうがいいかもしれません。

『球のあがりやすさ』という点では、見た目よりもハードな設計になっていて、ちょっと意外でした。
かといって低弾道というほどではなく、中弾道といっていいと思うのですが、明らかにユーザーを限定しているように感じます。
HS40後半くらいは必要ではないでしょうか?
この弾道もB2と明らかに違います。
先日も書きましたが、食いつきがいいと、『スピン過多』になってしまわないか心配になるのですが、このドライバーには当てはまりません。
食いつきを良くしてスピンを減らすという発想なのではないでしょうか?
これまでは重心を浅くすることで、スピンを抑えることが多かったように思うのですが、このドライバーはまた違う着眼点で開発されたような気がします。
結構タフなドライバーなので、このB1よりもB2のほうが合いやすい・・・。という方が多いかもしれません。

『安定感』は高く、シビアさは感じません。
ラインも出しやすく、普通に打っている限り暴れることはないと思います。
それはこのヘッドもそうですが、装着されているシャフトも関係しているのは間違いありません。
ソールに組み込まれているウェイトはあくまでも、この『安定性』のためではないか?と思いました。

『飛距離性能』は高いです。
ただ先ほども書きましたが、人によって好みがはっきりと分かれます。
スピンが抑えられてロスを減らして飛ばしていける・・・。という方もいれば、逆にスピン不足でキャリーが出ず距離が出ない・・・。ということもあると思います。
低スピン性能が高いので、9.5度よりは10.5度のほうが飛ぶということもあるのではないでしょうか?
打ち出し角が抑えられているので、『レベル』というよりは、『ややアッパー』にヘッドを入れていきたい感じがします。

『操作性』はまずまずですが、どちらかといえば、安定性のほうが勝っているように感じました。
左右に曲げることもできましたが、ちょっとクセがあって、ナチュラルな感じはしませんでした。
球のつかまりがいいですが、かといってスライスは絶対に出ないというドライバーではなく、スライサーの方には少し難しく感じられる部分があるかもしれません。
そういった方には、やはりB2のほうが合いやすいと思いますし、ネックの調整システムを試す必要性も出てくると思います。
試打後の感想

BSらしく、カッコいいけど、今風のイージー系ドライバーだろう・・・。と、打つ前は予想していましたが違いました。
高~い弾道ではなく、やや抑えられたライナー系の弾道でした。
ボールが高く舞う弾道を好まれる方はとても多いと思いますが、私はどちらかというと、抑えた感じのライナー系が好きなので、このドライバーの放つ弾道は好感を持ちました。

ちょっとタイプは違うな・・・。と思いながらも、少し共通点も感じられるマイドライバーと機会があれば打ち比べてみたいです。
今日はショートアイアンとウェッジしか練習場に持ってきていなかったので残念です。

ゴルフクラブをたくさん試打していると、『既視感』を強く感じてしまうことも多いですが、今回のBSニューモデルは明らかに進化しています。
まだまだ色々な角度から改善の余地はあるんだな・・・。と思いました。

強く印象に残りましたし、また何度でも試したいドライバーです。
BSが昔のような『ギラギラするほどカッコいい』メーカーになって欲しいと、昔からのBSファンとしては期待します。
BSは時代を創ってきたメーカーのひとつです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント