ブリヂストンゴルフ 233HF アイアン - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2023年08月23日
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ブリヂストンゴルフ 233HF アイアン

                 



ブリヂストンゴルフ 233HF アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
ブリヂストンゴルフ 233HF アイアン の7番 です。



SPEEDER NX BS40i
シャフトは SPEEDER NX BS40i です。

ロフトは28度、クラブ長さは37.5インチ、シャフト重量は48g、トルクは3.6、キックポイントは中調子、バランスはD0、クラブ総重量は357gです。



正面
ブリヂストンのニューアイアンです。

毎年ニューモデルを発表してくれるメーカーですが、今年は少し早いような気がします。



側面
外見はシンプルですが、いろいろな機能が組み込まれていそうです。



中空のような膨らみ
少し膨らんでいるので、おそらく中空だろうな・・・。と思いました。

私が初めて中空アイアンに出会ったのは、BS(TOURSTAGE TS-211という名前だったと思います)なので、中空アイアンといえば、BSのイメージが今も強く残っています。

7番アイアンという『通常の』アイアンだからでしょうか?

ユーティリティアイアンのように、プクッと膨れていません。



SP-COR
バックフェースには『SP-COR』という文字があります。

おそらくウェイトだと思いますが、ドライバーに採用されている技術をそのままアイアンにもってきているようです。



FORGED
トゥ側には『FORGED』の文字がありました。

何となくステンレスっぽい感じがしていたのですが、軟鉄が採用されているようです。

打感にもこだわっているということなのでしょうか?

軟鉄なのはいいけど、『見せ方』ってものがあるよな・・・。と思いながら見ていました。

性能とは直接関係ないことですし、細かいところかもしれませんが、もう少し質感を良くすることもできたのではないでしょうか?

ちょっと表現は良くないかもしれませんが、少しくすんでいて、チープに見えたのでテンションもあがりません。



彫りの深さ
中空の良さは、マッスルバックのような見た目でも、フルキャビティと同等の易しさがあることです。



トップライン
トップラインは少し厚く見えますが、今はこれくらいが普通といっていいかもしれません。



ソール幅
ソール幅は、ややワイドで重心が低そうです。



BRIDGESTONE GOLF 233HF IRON ソール形状
こうして見ても、トレーリングエッジ側が大きく削られているのが分かります。



ネック長さ
ネックは短めで、やや『寸胴タイプ』といいますか、『ずんぐりむっくり』に見えました。

こういったところはユーティリティっぽい感じがします。



ミーリング無し
フェース面にミーリングは見られません。

先日試打したドライバーのフェース面が、かなり独特だったので、アイアンにも採用されているかと思いましたが違いました。

アイアンにあの工夫は不要ということなのかもしれないですし、ルールによって厳しく制限されているので、なかなか手が付けられないのかもしれません。

以前も書きましたが、『ルール適合モデル』にどれだけの価値とニーズがあるでしょうか?

もちろん主流なのは適合モデルだと思いますが、競技に出場しているゴルファーよりも出場してないゴルファーのほうが多いですし、競技とは別のゴルフのためのクラブがあっていいように思います。

安全性や品質が確かであれば、問題ないと思いますし、そういうクラブの人気が高まり、規制が緩和されることがあるかもしれません。

USGAやR&Aはある一定の制限をかけるのは正しいと思いますが、ゴルファー人口を増やすことをもっと考えて欲しいです。

それには、これまでに無い、画期的で夢のようなクラブの登場が待たれます。

こんなことを思い、そして記事に書きながら、私はルール適合モデルしか購入しないというちぐはぐさもあるのですが・・・。



装着されているグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。

私が愛用しているツアーベルベットとは違いますが、このグリップもアイアンに適しています。



振り感
素振りをしてみても、軽量感があり、少し苦手意識が芽生えてしまったのですが、今はこれくらいが主流なので、試打を続けていく限り、慣れていかなければならないのかもしれません。

今はアイアンもスチール派よりも、カーボン派のほうが多くなったような気がします。

耐久性・そして設計自由度においても、スチールシャフトはカーボンシャフトには敵いません。

しかし、スチールシャフトも素晴らしいものがたくさんありますし、コスパの面ではスチールの圧勝です。

私はスチールしか使っていませんが、今のところカーボンにする理由が見当たりません。

スチールシャフトは古いという感覚をもっておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、昔のヒッコリーシャフトからすれば、かなり精度と性能があがり、今でも充分通用する魅力的な素材です。



構え感
ボールを前にして構えてみると、グースが結構利いているので、私の中ではユーティリティアイアンっぽく見えました。

ユーティリティアイアンは普通、『3』とか『4』という番手ですが、このアイアンは『7』です。

しかしロフトが28度ということなので、実質『5番アイアン』という認識をもって私は構えました。

メーカーが刻印する番手は全てが正しいわけではなく、あくまでも『メーカーの都合』によるものです。

本来は5番アイアンのロフトなのに、『7』と刻印するから飛ぶと錯覚しやすいということは、多くのゴルファーが知るところだと思います。

もちろんフェースの反発を高めたり、軽量化や長さを増してHSを上げたり・・・。という工夫はされていますが・・・。

グースネックを好まれる方にはとても構えやすいのではないでしょうか?

私はストレート系が好きなので、ちょっと頭の中がモヤモヤします。

トップラインの厚みは少し目立ちますが、カーブを描いて包み込むようになっていないのがいいです。

グースネックでトップラインが丸くなっていると、左に巻いてしまうイメージばかりが浮かんでしまいます。



試打を開始しました


フェース面
一球打って、やはり中空なんだな・・・。と思いました。

ヘッドを見たときから、中空だろうと思っていましたが、実際に打ってみて、それが確信に変わりました。

中空独特の厚みのない『ペチャッ』という打感だからです。

私がアイアンに求めたい打感とは大きくかけ離れていますが、この中空らしい打感を好まれる方も多いと思います。

特に中空アイアンでゴルフを始められた方は、馴染みがあって、手にフィットしやすいのではないでしょうか?

打感というのはあくまでも感覚の世界で、数値化しづらい部分です。

なので、どれが正解とはいいきれません。

中空の打感に慣れ親しんだ方は、これがベストなのだと思います。

私はゴルフを始めたときから、軟鉄のマッスルバックで、それを10年以上使い続けてきたので、その打感が体に染みついているのかもしれません。

今のマッスルバックよりもかなり芯が小さかったので、芯でヒットするのは難しかったのですが、それでも芯でとらえたときの感覚が素晴らしく忘れることができません。

そして、いろいろな気づきを与えてくれました。

いわゆるイージー系のアイアンだったら、ここまで打感に貪欲になっていなかったかもしれません。

このアイアンはすぐに中空だと分かる打感ではありますが、昔の中空よりも『ペチャッ』感が和らいだ感じがして、メーカーもかなり打感にこだわっているように感じました。

しかし、それでも私の中では物足りなさが出てしまいます。



トゥ側
球はあがりやすくて、タフな感じはしません。

私はグースタイプのアイアンやウェッジだと、ダフってしまうことが多く、今日もいきなりダフり気味に打ってしまったのですが、それでもボールは高くあがってくれました。

低重心ということもありますが、ソール形状がかなり工夫されていて、このあがりやすさにつながっているのだと思います。

このクラブはアイアンという立ち位置に居ますが、『ソールを使える』アイアンといっていいと思います。

昔の高重心アイアンのように、上からクリアにヘッドを入れていく必要がありません。

いい意味で、多少アバウトに打っていけるタイプです。



バックフェース
『安定性』も高く、ノーマルなフルキャビティを打っているような印象をもちました。

打感を犠牲にして、一番得られるもの・・・。

それは、この大らかさだと思います。

打感を犠牲と書きましたが、このアイアンはこれまでの中空よりは、かなりマイルドな感じがするので、そこまで犠牲になっているとは思えません。

見た目はマニュアル系のようでも、実際はかなり大らかなオートマ系アイアンです。



飛距離性能
『飛距離性能』は高く、完全に2番手以上は飛びます。

弾き感もあり、ボールが高くキャリーもしっかり出ていました。

力むことなく、しかも高い確率で軽く飛ばせるようになったのが、今のクラブの進化だと思います。

弾道としては、これまでの中空アイアンと変わらない感じがしますが、少し打感が良くなっているので、好感度は高くなりました。



操作性
『操作性』という点では、やや反応が鈍いところがあり、鋭く曲げるということは難しかったのですが、少し曲げることができました。

好みの顔をしたアイアンだと、いろいろと曲げたくなるのですが、今日はあまりそういう気持ちにはなれませんでした。

どうしてもダフるイメージが先行してしまい、そうならないようにすることに神経を使いました。

グースタイプだと、右に曲げるのが難しく感じるのですが、このようなグースで綺麗なスライスを打てる方は、かなり技術の幅が広いと思います。



試打後の感想


ヒール側
BSのアイアンということで期待大でしたが、私の好むタイプではありませんでした。



BRIDGESTONE GOLF 233HF IRON
せっかくのフォージドなのに、打感はもうひとつだな・・・。というのが率直な感想です。



BRIDGESTONE GOLF 233HF IRON
今年のBSアイアンはこれだけなのでしょうか?

他にラインアップされないのでしょうか?



BRIDGESTONE GOLF 233HF IRON
もしそうだとすると、ちょっと貧弱なラインアップになってしまいそうです。

おそらく、もう少しすれば、また違うモデルが発表されるのではないか?と期待しているのですが、どうなのでしょうか?



BRIDGESTONE GOLF 233HF IRON
昔、中空が出たときは人気がもうひとつでした。

もちろん、少しは売れたようですが、すぐに姿を消しました。

そして数年前から復活し、今に至ります。

メーカーも研究を重ね、様々な問題点を克服できたのかもしれません。

それとも、まだ道の途中でしょうか?

易しいのは歓迎できますが、私はやはり中空を購入することはこれからも無いな・・・。と思いました。



BRIDGESTONE GOLF 233HF IRON
BSアイアンは昔から男前が多いので、これからもそういうゾクゾクワクワクするようなクラブを発表して欲しいです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離・・・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         

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