クリーブランド RTX DEEP FORGED 2 ウエッジ - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2023年08月04日
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クリーブランド RTX DEEP FORGED 2 ウエッジ

                 

クリーブランド RTX DEEP FORGED 2 ウエッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
Cleveland RTX F-FORGED II ウエッジ です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は115g、バランスはD4、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は472g です。



正面
クリーブランドのニューモデルです。

毎回、クリーブランドのウェッジには楽しませてもらっていますが、今回のニューモデルにも大きな工夫が見られます。



側面
大きさは標準的ですが、『小顔感』はありません。

クリーブランドのウェッジはキャビティタイプもありますが、どちらかといえばフラットバックのイメージが強いです。

しかし、このウェッジはどちらかといえば『凸型キャビティ』といいますか、フラットバックに厚みを足したように見えます。



彫りの深さ
この角度から見ても美しく、機能性も高そうです。

釣りをされる方でしたら理解していただけると思うのですが、キスやカレイを釣る針は『流線型』が適していて、その形状がアイアンやウェッジなどと共通しているように昔から感じていたのですが、このウェッジもそんな印象をもちました。

『流れるような』形状が、良い印象を醸し出してくれます。



ヒッティング部分が肉厚
ヒッティング部分が肉厚になっていて、打感にも配慮されているのではないでしょうか?

こういった工夫は過去のモデルにも見られました。

RTX DEEP FORGED ウェッジはフェース中央付近が肉厚になっていますが、このモデルは厚みがトゥ側に伸びています。

これも流行なのでしょうか?

最近はアイアンでもトゥに重さを集めているものが多く見られるようになりました。

凸型キャビティに見えますが、真逆の『凹型』でなくて良かったと思います。

ウェッジに要らないのは『弾き感』です。

弾き感・スピード感は要りません。

これがあると、距離感が合わせづらくなります。

ヒッティング部分が肉薄になると弾き感が出てしまいますが、肉厚にしているのでそれが防げているのがいいです。

ボールに『当たり負け』しないスローボールが理想です。



DEEP FORGED 2
ヒール側には『DEEP FORGED 2』という文字があります。

厚みのある鍛造の2代目ということなのでしょうか?

意味がよく分かりませんが、おそらく大きな意味があるのだと思います。



トップライン
トップラインの厚みは標準的です。

このトップラインの形状や厚みは、これまでのモデルと共通しています。



ネック長さ
ネックの長さも、これまでと同じです。

顔だけでなく、この『後ろの部分』といいますか、ネックの長さや形状などもクリーブランドらしい特徴が見て取れます。

ホーゼルの微妙な『テーパー』。

ほぼストレートで、ほんのちょっとだけグースが利いている。

軟鉄らしい、独特の質感。

まるでデジャブのようです。



ソール幅
ソール幅は少し広く見えましたが、サンドウェッジということでいえば、標準的といえるでしょうか?

こうして見ても、ソール全体が丸みを帯びているのが分かります。



ソール形状
角度を変えてみても、やはり丸さが目立っています。

ダンロップのクラブといえば、『二分割ソール』のイメージがありますが、このウェッジはそこまでではありません。

しかし、かなり抜けが良さそうです。

バンスは通常よりも膨らんでいるので、『ややハイバンス』といったところでしょうか?

今は、これくらいのバンスが多いです。



リーディングエッジ
リーディングエッジは大きく削られておらず、軽く『面取り』されています。



トレーリングエッジ
逆にトレーリングエッジは丸みが強調されていて、多く見かけるようになりました。

ウェッジのフェースを開いて使いたい私はこのような工夫は大歓迎です。

『ソールのお尻』とでもいうべきでしょうか?

トレーリングエッジでタッチを出すように考えられているようです。

ウェッジはフェース面もそうですが、ソールでタッチを出していくクラブなので、ソール形状はとても重要で、けっして軽視できません。

ウェッジのソールをグラインダーで削ることに抵抗がある方は多いと思いますが、まずは使わなくなったウェッジのソールを削って、どうすれば一番自分に合うかいろいろと試してみると自分の傾向がつかめるので確実性が上がり、アプローチが楽しくなりますね。

人気のクラブではなく、『自分に合った』クラブを使うことが大切です。

私は昔からハイバンスタイプが苦手で、特にヒール側が膨らんでいるものには苦戦しました。



ミーリングあり
フェース面にはミーリングがあります。

近くでよく見ないと見えないような細かなミーリングではなく、ひと目で分かるほどはっきりしています。

クリーブランドのウェッジなので、これは予想していました。

クリーブランドウェッジのミーリングで良いのは、これだけはっきりしたミーリングでありながら、構えやすいということです。

フェース面を指で触ってみても、かなりザラザラしていますし、よく目立っていますが、構えたときにそれが邪魔に感じません。

これまでのミーリングとは、また違う形状になっていて、これもメーカーによる改善なのではないでしょうか?

まるで精密機械のようなミーリングです。

美しいですし、かなり手間が掛かっているだろうな・・・。と思いました。



装着されているグリップ
装着されているグリップはツアーベルベットで最高です。

アイアンやウェッジに最適なグリップで、おまけにバックラインが無いのが個人的にすごくいいな・・・。と思いました。

私はどの番手のクラブでも、グリップはバックライン無しを好んで使っています。

バックラインがあるから難しいということではないのですが、無いほうが昔からなぜかしっくりきます。

クリーブランドファンとしては、できればクリーブランドのロゴを見たかったです。



構え感
ボールを前にして構えてみても、『安定の構え感』といったらいいでしょうか?

クリーブランドらしい構えやすさがありながら、これまでと少し違うような感じがします。

細かな変化なのですが、少し違って見えました。

フェース面を斜めに使うイメージが出しやすいですし、逃がすイメージも自然と湧いてきます。

最近は『フルフェース』といいますか、『フルスコアライン』でトゥ側が膨らんだウェッジも見られるようになってきましたが、私はやはり、このようなオーソドックスなタイプが好きです。

そして『据わりの良さ』があって、さすがクリーブランドだな・・・。と思いました。

ストレートというよりは、ほんの少しだけグースが利いているので、構えやすいという方は多いのではないでしょうか?



開きやすさ
フェースも開きやすく、邪魔に感じるところはありません。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はソフトで、とても良いです。

ゴルフには『2つのbite(バイト)=噛む』があって、ひとつは芝がボールを噛んで止める。

そしてもうひとつはフェース面がボールを噛んで球持ちの良さとハイスピンを実現させる。

このウェッジはフェース面がよくボールを噛んで(食いついて)くれて、球持ちも最高です。

フェース面が滑ったり、肉厚が薄くて弾き感のあるようなウェッジでは、このようなフィーリングは味わえません。

『球持ちの良さ』は、ウェッジではとても大切な要素です。

ストロークをする以上、どのクラブで打ってもボールは前に飛ぶものですが、ウェッジではそれだけでは物足りません。

時には『真上に』。

そして場合によっては、『後ろ』に戻ってきて欲しいときもあります。

そのイメージが無いと寄せられないことがありますが、このウェッジはそういったことが出来そうです。



トゥ側
球は拾いやすく、出球のイメージも合いました。

58度のウェッジはロフトが寝ている分だけ、56度のウェッジよりもシビアさが増しますが、それを球持ちの良さでカバーしている・・・。という感じでしょうか?

コツン、コツンとボールが食いついて、インパクトからフォローにかけて運べる感覚がたまりません。



スピン性能
スピン性能はとても高くて、よく止まりました。

クリーブランドのウェッジは元々、ハイスピンタイプが多いですが、それがさらに進化しているようです。

角溝が禁止になっても、まだまだ高いスピン性能がメーカーの努力によって、実現できているんだな・・・。と思いました。

このハイスピンの大きな要因は間違いなく、フェース面にある、これまで見られなかったミーリングです。

今日も天気が良く、毎日うだるような暑さが続いていますが、試打しながら雨の日のラウンドをイメージしていて、このクラブなら雨で滑ることなく、ボールをきっちりと『乗せて』運べそうだな・・・。と思いました。

ルール適合モデルでスピン性能を第一に求めている方には、使ってみる価値があるのではないでしょうか?



バックフェース
『安定性』もいい感じで、シビアさは全く感じません。

オートマチックタイプというほどではないですが、普通に打っている限り、大きなミスにはなりにくいように感じました。

それはバックフェースの形状や、その他の工夫によるものなのでしょうか?

カッコいいウェッジですが、気難しいタイプではなく、比較的親しみやすいところが魅力的です。



距離感
『距離感』もよく合いました。

30Yや50Yはもちろん、最近は5Yのような短い距離のキャリーもよく試しているのですが、このウェッジは出球のイメージが出しやすく、スピード感も合いやすいのでシビアにターゲットの円を絞り込んで運んでいくことができました。

以前も書きましたが、ウェッジでは『ファストボール』ではなく、いかに『スローボール』でボールの勢いを殺していけるかが大きなポイントになってきますが、このウェッジはそれができています。

『飛ばさない』『飛びすぎない』性能も大切です。



操作性
『操作性』は抜群で、いろいろな球で運ぶことができました。

フェースの開閉も問題なく、ソールもよく仕事をしてくれました。

絶妙な安定感と操作性のバランスがとれたウェッジです。



試打後の感想


ヒール側
最近、ゴルフクラブについて、ニューモデルは登場しているけど、正直それほど進化といいますか、性能アップしていないな・・・。と思えるものが多いですが、このウェッジは確実に進化しています。

それは『スピン性能』です。

食いつきも良く、明らかにアップしています。



Cleveland RTX F-FORGED II ウエッジ
性能アップしていながら、顔や据わりの良さ・質感など、全体的なところもクリーブランドらしさが失われていないところがさすがだな・・・。と思いました。

メーカーによっては、ニューモデルが前のモデルと大きくかけ離れたものになっていて、これまでのファンを困惑させてしまっている・・・。ということも普通にあります。

それで、これまでのユーザーが離れていってしまう・・・。ということもありますが、このウェッジはこれまでのクリーブランドユーザーはもちろん、他のメーカーを使っておられる方も取り込んでいくのではないでしょうか?



Cleveland RTX F-FORGED II ウエッジ
それくらい、魅力的なウェッジです。

そして、さらに素晴らしいのが、これだけ高い性能や品質をもちながら、価格が標準的な幅に抑えられているということです。

最近はウェッジでも、かなり高価なものも見られるようになってきましたが、このウェッジは通常の価格帯で、かなりメーカーが努力しているのではないでしょうか?

ひょっとしたら、このウェッジは海外製で、それで安くなっているのかな・・・?と思い、店員さんに後から調べてもらったのですが、『日本製』ということでした。

『メイドインジャパン宮崎』でしょうか?

もちろん、かなりメーカーの努力もあったと思いますが、これだけ高性能・高品質で価格を抑えられたクラブが作れるのであれば、もうわざわざ海外で作ることも無いような気がします。

やはり『MADE IN JAPAN』は魅力的です。



Cleveland RTX F-FORGED II ウエッジ
クリーブランドは老舗メーカーであり、保守的なところもありますが、かなり革新的といいますか、他社との差別化が顕著に見られます。

それはやはりダンロップが買収してからではないでしょうか?

これまでスリクソンのウェッジが普通に売られていましたが、今はクリーブランドに一本化されています。

私は昔からクリーブランドのウェッジを使ってきましたが、昔を知る者として、最近のモデルのハイテク化が凄いな・・・。と思いながら、大切なところは変えずに残しておいてくれるところがすごく嬉しいです。

今日は楽しい時間を過ごすことができました。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         

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