MUQU Industry Design SUS303 & 三浦技研 MB-5003 - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2023年07月28日
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MUQU Industry Design SUS303 & 三浦技研 MB-5003

                 
MUQU Industry Design #7 SUS303 & 三浦技研 MB-5003
<左>MB-5003  <右>MUQU

先日、この2本のアイアンを打ち比べました。

打ち比べたアイアンは
MUQU Indutry Design アイアン SUS303三浦技研 MB-5003 アイアン です。



Dynamic Gold & Dynamic Gold120
<上>Dynamic Gold   MB-5003
<下>Dynamic Gold120 MUQU





<左>三浦技研 MB-5003 アイアン のスペック

ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはX100、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は445g です。





<右>MUQU Indutry Design アイアン SUS303 のスペック

ロフトは32度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは中調子、クラブ総重量は437g です。




正面
三浦技研とMUQUという、贅沢で珍しい組み合わせです。

この2つの美しいアイアンを打ち比べてみることにしました。

ゴルフクラブはゴルフボールを打つための道具ではありますが、『美しさ』という性能も重要だと思います。

石器時代から人類が道具を作って狩りをし、そして15世紀にスコットランドでゴルフの元となった遊びが羊飼いによって生まれ、木製ヘッド・ヒッコリーシャフトなどから、現在のクラブに進化しましたが、アイアンについては、細かな進化はあるかもしれませんが、大元の部分はこれ以上変わらないような気がします。

歴史が長ければ長いほど道具は洗練され、無駄なものがそぎ落とされていきますが、この2つのアイアンを見ていると、まさにそうだな・・・。と思えてきました。

不格好にしようと思えば、いくらでもできますが、目で見て美しいということでいえば、もうこれ以上は望めないような気がします。

美しさも性能の一部であり、構えたときの安心感やイメージの出しやすさがショットの成否を決めるといっても過言ではありません。

構えづらいクラブはボールが、どこへどんな高さで飛んでいくかも分からず、『行き先はボールに聞いてくれ』状態になってしまいます。

それではスコアメイクは難しいですね。



側面
<左>MB-5003  <右>MUQU

三浦技研とMUQU。

どちらも大手メーカーではないですが、三浦技研はOEMもやっていますし有名で、MUQUも歴史が浅いとはいえ、素晴らしいクラブを世に送り出しています。

メーカーの企業としての規模と、製品(クラブ)の性能や質は比例しません。

契約プロが使っているような、大手有名メーカーのクラブしか使いたくないという方も一定数いらっしゃると思いますが、私は特にこだわりが無いですし、むしろ地クラブメーカーのクラブにはすごく惹かれます。

それは、この三浦技研やMUQUなど、素晴らしいメーカーがたくさんあるからです。

こうして見るだけで、気持ちが和みます。

私はクラブに関しては、すごく『面食い』なのかもしれません。



彫りの深さ
<下>MB-5003  <上>MUQU

マッスルバックとキャビティという違いもあり、彫りの深さは全く違います。



トップライン
<左>MB-5003  <右>MUQU

トップラインは、MB-5003のほうが細いです。



ソール幅
<左>MB-5003  <右>MUQU

ソール幅も、MB-5003のほうが狭いです。



ネック長さ
<左>MB-5003  <右>MUQU

ネックの長さも、MB-5003のほうが長いです。



ソール形状
<左>MB-5003  <右>MUQU

ソール形状はクラシカルなタイプのMB-5003と、現代風といいますか、大きな工夫が見られるMUZUといったところでしょうか?



顔
<左>MB-5003   <右>MUQU

『顔』は明らかに違います。

MB-5003のほうが小ぶりです。

MB-5003は、いわゆる『小顔』の部類に入るので、苦手意識や不安感をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。



MB-5003 構え感
MUQU Industry Design SUS303

MUQU Industry Design SUS303 構え感
MB-5003

どちらも、とてもいい顔をしているので構えやすいです。

しかし、MB-5003は私にとって『理想形』なので、比べるのが酷かもしれません。

MUQUも構えやすいですが、見とれたり安心感が、より大きいのはMB-5003です。



MUQU Industry Design SUS303 & 三浦技研 MB-5003
<左>MB-5003  <右>MUQU

『打感』は明らかにMB-5003のほうがソフトです。

MUQUもいい感じではありますが、こうして打ち比べてみると違いがはっきりしていました。

軟鉄とステンレスという素材の違いもあるというのもあると思いますが、私の経験上、ステンレスもマッスルバックであれば、かなり打感が肉薄するように感じます。

キャビティにして薄くなると素材の違いがはっきりしてくるように感じています。

『球当たりの柔らかさ』『球持ち感』という点でも、MB-5003のほうが私は好きです。



MUQU Industry Design SUS303 & 三浦技研 MB-5003
<左>MB-5003  <右>MUQU

『球のあがりやすさ』という点では、いい勝負ですが、ややMUQUのほうが『お助け機能』があるのかな?と思いましたが、ほぼ変わりません。



『安定性』という点では、明らかにMUQUのほうが優れています。

キャビティの特性が感じられました。



MUQU Industry Design #7 SUS303 & 三浦技研 MB-5003
<左>MB-5003  <右>MUQU

『飛距離性能』は、ややMUQUです。

『操作性』は、MB-5003のほうが長けていて、自分の持ち球で勝負していけます。

MUQUも扱いやすく、悪くは無いですが、『操作性の王様』といっていい、MB-5003と比べるのは、他のアイアンも含め、ちょっと酷なのかな?と思いました。



ヒール側
<左>MB-5003  <右>MUQU

どちらもタイプが違うので、性能の違いは見られますが、それで優劣がつくというものでもありません。

あくまでも性質の違いであって、キャビティを好まれる方でしたら、MUQUのほうがいいと思いますし、小顔やマッスルバックを好まれる方であれば、MB-5003は、かなり夢中になれるアイアンといっていいのではないでしょうか?

この素晴らしいアイアンのおかげで、楽しい時間を過ごすことができました。
                         
        

                         

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