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2023年07月11日
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MUQU Indutry Design アイアン SUS303 & EPON AF-Tour アイアン

<左>EPON <右>MUQU
先日、この2本のアイアンを打ち比べました。
打ち比べたアイアンは MUQU Indutry Design アイアン SUS303 と EPON AF-Tour アイアン です。

<上>Dynamic Gold EPON
<下>Dynamic Gold120 MUQU
<左>EPON AF-Tour アイアン のスペック
ロフトは36度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはX100、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は445g です。
<右>MUQU Indutry Design アイアン SUS303 のスペック
ロフトは32度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは中調子、クラブ総重量は437g です。

どちらも素晴らしいアイアンです。
この2本のアイアンを打ち比べてみたいと思いました。

EPONのクラブを手にすると、いつもシャキッとするといいますか、背筋がピンと伸びるような感覚がありますが、MUQUもカッコ良くて、なかなか出会う機会が無いので、嬉しさも倍増します。

マッスルバックとノーマルキャビティの違いがありますが、どちらも美しくて目の保養ができました。
こうして見ているだけで、心が癒やされますね。

<左>EPON <右>MUQU
トップラインはどちらもいい感じですが、EPONのほうが薄いので私は好きです。

<左>EPON <右>MUQU
ネックの長さはほぼ変わりません。

<左>EPON <右>MUQU
ソール幅は、MUQUのほうがワイドです。

<左>EPON <右>MUQU
ソール形状は結構似ていて、どちらも丸みを帯びています。

<左>EPON <右>MUQU
こうして顔を見比べてみると、MUQUのほうが大きいことが分かりました。
とはいっても大顔というほどでもなく、形の整った美顔です。

MUQU Indutry Design アイアン SUS303

EPON AF-Tour アイアン
どちらも、とても構えやすいです。
あえて言うなら、私はEPONのほうが好きですが、大きさによる安心感を得たい方は、MUQUのほうがいいかもしれません。
試打を開始しました。

<左>EPON <右>MUQU
『打感』はEPONのほうが柔らかくて好きです。
これは素材による違いや、バックフェースの形状などが大きく関わっているのかもしれません。
どちらもかなり美形のアイアンではありますが、打感は結構差がついていました。

『安定性』は、キャビティということもあり、MUQUのほうが優れています。

<左>EPON <右>MUQU
あがりやすさでは、少しMUQUかな?と思いましたが、EPON AF-Tourのナチュラルな上がり方が大好きです。
『ノーマルロフト』らしい、ボールの乗りやすさ・つかまりやすさがあり、『めくれる』ような上がり方はたまりません。
これが本来の7番アイアンの弾道だと私は想っています。
今はほとんどのアイアンのロフトが立ちすぎて、このような弾道が見られなくなりました。
その代わりに、信じられないような飛距離をもたらしているので、どちらがいいか、人によって判断が分かれるところだと思いますが、私はノーマルロフトを支持します。
アイアンの『番手ずらし』をして、それがスコアに直結するとは思えません。
ロフトを立てずに飛距離を出せるのであれば、それこそ『リアル飛び系アイアン』といっていいと思います。

<左>EPON <右>MUQU
『飛距離性能』は明らかにMUQUのほうが上回っています。
MUQUも、今のアイアンの中では、それほど飛び系だとは思いませんが、こうしてベーシックタイプアイアンと打ち比べてみると、その差は明らかです。

<左>EPON <右>MUQU
『操作性』はEPON AF-Tourのほうが上回っています。
操る楽しさを与えてくれるアイアンですね。
発売から、かなりの年月が経っていますが、今でも廃番にならずに売れ続けている理由が分かるような気がします。
このような『ナチュラルロフト』のアイアンを存続させるべきだと思っています。
全てのアイアンが『飛距離最優先』に向かっていくのはいかがなものでしょうか?
メーカーは『売れるクラブ』しか作らないので、アイアンに飛距離が求められている以上仕方ないことだと思いますが、飛距離よりも距離感を大切にしているゴルファーも一定数いると思うので、AF-Tourのようなアイアンを残して欲しいと思っています。

<左>EPON <右>MUQU
誰が使っても飛ぶクラブで飛ばすのではなく、飛ばないとされるクラブで飛ばすというのも、ゴルファーのロマンではないでしょうか?
最新のクラブではなく、10年以上昔のクラブで同伴者をアウトドライブする。
クラブだけでなく、ボールでも最新のボールではなく、昔の古いボールでライバルをアウトドライブする。
そういったこともカッコいいな・・・。と思います。
ゴルファーにとって、最高の道具は『自分自身』です。
体格や身体能力など、持って生まれたものもあると思いますが、日頃のトレーニングでかなりカバーできますね。
ゴルフクラブにはUSGAやR&Aが定めたルールで、『性能の上限』が定められていて、もうこれ以上は望めないところまできていますが、プレイヤー自身の成長に制限は掛けられません。
ウェイトトレーニングをしてはダメ。
素振りをしてはダメ。
瞬発力や持久力をつけてはダメといえないのです。
ゴルフを生業としているプロでさえ毎日トレーニングをしながら、試行錯誤しているのだから、私たちアマチュアゴルファーが自分自身のもつ能力を最大限に生かし切れていないのは明らかです。
これはほぼ100%のゴルファーに言えることではないでしょうか?
プレイヤー自身が最高の道具なのです。

<左>EPON <右>MUQU
この極上アイアンの打ち比べということで、とても贅沢な日でした。
MUQUの良さも感じましたし、改めてEPONの魅力にも浸ることができました。
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