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2023年07月10日
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ONOFF LABOSPEC RB-247K アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ONOFF LABOSPEC RB-247K アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO 950 neo です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフト重量は97g、シャフトフレックスはS、トルクは1.7、キックポイントは中調子 です。

とてもカッコいいポケキャビです。
私はポケットタイプよりも、『通常の』といいますか、シンプルなキャビティアイアンが好きなのですが、このアイアンはひと目見て、カッコいいな・・・。と思いましたし、さすがセンスのいいオノフだ・・・。と感心しました。
ポケットにすることで、様々な恩恵が受けられますが、その最たるものが『易しさ』です。
しかし、易しさはあっても、不格好でカッコ良くないアイアンはたくさんありました。
易しさを追求しながら、いかにカッコ良くオシャレで所有欲を満たしてくれるかが勝負だと思うのですが、このクラブのデザイナーはとてもセンスが良くて優秀だと思います。

メカニカルなデザインです。
アイアンをよく、『怪獣』に例えることがあるのですが、このアイアンは『メカゴジラ』だな・・・。と思いました。
子供の頃、映画館でゴジラ対メカゴジラを観て、メカゴジラの強さ・カッコ良さに惹かれながらも、やはりゴジラを応援していました。
ゴジラは街を破壊しますし、必ずしも正義の味方ではないのですが、それでもゴジラが好きでした。
金属の体に様々な武器が備わっている人工物よりも、主な武器は口から吐き出す放射熱線と尻尾くらいしか無い、シンプルさにも惹かれていたのかもしれません。
周りにはキングギドラ派やガメラ派・モスラ派などがいましたが、私はずっとゴジラ派です。
ゴジラとウルトラマンが戦ったら・・・。
ゴジラとゼットンやレッドキングが戦ったら・・・。などと、子供の頃はこんな妄想ばかりしていました。
ポケキャビをこれまでたくさん試打してきましたが、ここまで美しくできるものだな・・・。と感心しました。

全体的に、やや厚みのある形状です。
こういったところはポケキャビらしく、マッスルバックのようなシャープさはありません。
軟鉄ということですが、ステンレスのような質感です。
軟鉄はその名の通り、軟らかくて、微調整しやすいイメージがありますが、このアイアンは少し硬くて冷たい印象をもちました。
ピカピカ光るミラー仕上げでないのはいいのですが、できればもう少し仕上げが美しいとさらに好感度があがるのに残念です。

彫りの深さはたっぷりあり、見るからに易しそうです。
こういうアイアンを見ると、『慣性モーメント』という言葉を思い出します。

鎧をまとったようなアイアンだな・・・。と思いました。

トップラインは少し厚めです。
これくらい厚みがあると、構えたときに少し気になるかもしれないな・・・。と思いました。

ネックは短めですが、今はこれくらいが多いです。

ホーゼルにある、このONOFFのロゴがカッコ良く、オノフのセンスの良さが見られます。

ソール幅は標準的です。

ソール形状は標準的で、バンスの効きが強調されています。

リーディングエッジの削りが目立ちます。
逆目のライでも、上手く抜けてくれそうですし、こういうアイアンも多くなりました。

フェース面には細かなミーリングがあります。
スコアラインと平行ではなく、斜めに刻まれています。

ONOFFのロゴがある、この赤いグリップがとてもカッコいいですね。
赤なのでよく目立ちますが、グリップにこの色を採用している方は多く、ゴルフ場や練習場でも普通に見かけます。

素振りをしてみた感じはまずまずです。
軽量タイプではあるものの、頼りなさはなく、普通に振ることができました。
私はもう少し重量感が欲しいですが、最近はこのシャフトをよく見かけるので、今年の流行はこれでしょうか?

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
クセがなく、ラインもイメージしやすいです。
これまでのポケキャビの顔ではなく、ノーマルキャビティのようで、この構えやすさにメーカーがかなりこだわったのではないでしょうか?
試打を開始しました

『打感』はソフトというよりは、やや『しっかりめ』で、これは予想通りでした。

球はあがりやすくて、イージーです。
タフさは全く感じません。

『安定性』は最高レベルに高く、ブレに強いアイアンです。
この『鈍感さ』は明らかに武器になります。
バックフェースのデザインを見ていたときから、かなり慣性モーメントが高いだろうと予想していましたが、それ以上に高い感じです。
ミスヒットによる、フェース面のブレ・乱れがほとんどなく、フェース中央でヒットしたように球筋は安定していました。
いわゆる『巨大』なアイアンで、このような『大船に乗ったような気持ち』になれるのは分かるのですが、この標準的な大きさと美顔で、ここまで安定性を出すのは凄いです。
カッコいいアイアンでありながら、寛容さはトップクラスなので、多くの支持を集めるのではないでしょうか?

『飛距離性能』は、かなり優れています。
一球目はちょっとミスヒットしたので、これは飛んでいないだろうな・・・。と思い、弾道を目で追ったのですが、ボールは真っ直ぐ、そして予想よりもかなり遠くで着地しました。
とてもカッコいいですし、アスリート向けのアイアンのようにも見えるのですが、この飛距離性能の高さはイージー系と変わりません。
今はアスリート向けのアイアンでも飛距離が出るように開発されているのでしょうか?
キャリーもしっかり出せますし、重心が低いせいか、それほど打ち込まなくてもボールは自然とあがってくれるので、ダウンブローが苦手な方にも親しみやすいのではないでしょうか?

『操作性』は、まずまずです。
カッコいいオートマチック系アイアンですが、顔がいいので、多少は曲げられるだろうと思っていました。
結果、思っていたよりは大きく曲げることが難しかったのですが、左右にも少し曲げられました。
いい意味で、慣性モーメントが邪魔をしています。
かなり真っ直ぐに近い感じで飛んでいくので、ストレート系の球筋の方はもちろん、ドロー系やフェード系が持ち球の方にも合いやすいのではないでしょうか?
試打後の感想

カッコ良くて易しい・・・。
これが、このアイアンに対する私の印象です。

カッコいいですが、気難しさは全くありません。
アイアンに易しさを求めたいけど、ラージサイズやボテッとしたアイアンは苦手で、オーソドックスなタイプが好きだ・・・。という方には、かなり相性がいいのではないでしょうか?

このアイアンと相性が良くない方は、
1.ラージサイズを好まれる方。
2.強いグースを好まれる方。
3.イージー系のアイアンが苦手な方。
4.オートマチック系ではなく、マニュアル系で自在に球筋を操りたい方。
5.アイアンで飛びを求めていない方。
6.アイアンの素材はステンレスでないと嫌だという方。
7.海外メーカーのクラブしか使いたくない方。
です。

私はあまりポケットキャビティに魅力を感じていないのですが、このようなカッコいいポケキャビなら、アリかな・・・。と思いました。
私には打感がもうひとつなのと、飛びすぎるので、実戦で使うことは無いと思いますが、もっと打感が良くなって、『ノーマルロフト』になると、相棒に迎えたくなるかもしれません。
ただ、おそらくアイアンはもう、昔のロフトには戻らない(戻れない)のではないか?と思っています。
アイアンの『番手ずらし』はこれからも続くように思います。
このアイアンは7番アイアンですが、もし『6』と刻印されていたら、『やや飛ぶ』アイアンだな・・・。という印象です。
私たちゴルファーはメーカーの数字に影響され過ぎています。
なので、これからはウェッジのように、ロフト表示して欲しいですし、それが自然の流れではないでしょうか?
アイアンだけ、番手の数字が刻印されていても、意味がありません。

オシャレで実用的なデザインです。
見た目の良さと、実用性のバランスが上手くとれていて、さすがオノフだと思いました。

これからもオノフには期待していきたいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離・・・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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