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2010年04月25日
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テーラーメイド BURNER SUPERLAUNCH アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド BURNER SUPERLAUNCH アイアン の7番 です。

シャフトは NS PRO950GH です。
ロフトは33度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.9、バランスはD2、キックポイントは中調子です。

テーラーメイドの新しいアイアンです。
いつも思うことではありますが、毎年これだけたくさんの新製品を出してくれるのは、とてもありがたいことです。
思いがけないときに、テーラーメイドのニュークラブに出会えます。
今日はクラブの試打をするつもりはなかったのですが、こうしてまた新しいクラブを見てしまうと、思わず手に取ってしまいます。
他のメーカーでは、これほど早いサイクルで新製品は出ないですし、それだけテーラーメイドは『商品の回転』も早いと思います。
ひとつのモデルが市場に出回っている期間も、他のメーカーよりは短いような気もします。

『LAUNCH』という言葉を辞書で調べてみると、色々な意味が出てきたのですが、一番合っていそうな言葉は『打ち上げる』という意味でした。
『SUPER』は、素晴らしい・・・。といった意味があるので、直訳すると『すばらしく打ち上げる』という意味でいいのでしょうか?
よく飛びそうなネーミングです。

かなり『彫り』も深いです。
テーラーメイドのバーナーアイアンといえば、最近では バーナーフォージドアイアン をすぐに思い出すのですが、このアイアンはまた違った形をしています。
見るからに『打ちやすさ』『ミスに対する許容量の大きさ』を感じます。
初めてこのようなアイアンを見た時は少し驚きましたが、今ではすっかり『市民権』を得ていると思います。
テーラーメイドの『バーナー』という『ブランド』は、本格的なデザインの物から、このような思い切ったデザインの物まで、かなり『幅広い』というイメージがあります。
それはアイアンにもドライバーにもいえることです。
なので幅広い層に支持されているのでしょうか?

『ソール幅』も、しっかりとあります。
かなりの『低重心』を感じさせます。
これくらい幅広いほうが安心する・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
明らかに『バーナーフォージドアイアン』とは、違ったジャンルのアイアンだと思いました。
これまでも書いてきましたが、アイアンには『鋭く切る』というイメージが欲しいのですが、このアイアンにはそういったイメージは持ちにくい感じがします。
しかし、このような『ワイドソール』なアイアンも昔からありましたし、上級者の方からビギナーの方まで使用者はとても多いです。

『ホーゼルの長さ』も、それほど長くはありません。
『ネック』というくらいだから本来は『首』を意味しているのだと思うのですが、私はこの『ネック部分』を人間の『足』のように感じているところがあって、『ロングネック』だと思わずカッコいいなあ・・・。と思いますし、これまでの経験からすごく扱いやすそうな感じがします。
ネック部分がある程度長いほうが、『スピン』を掛けやすい感じがしています。
『溝規制』がスタートしているので、ますますアイアンには他の部分で『スピン性能』を求めていかなければなりません。
それには、ある程度『高重心』なほうがいいような気がします。
低重心は、確かに球があがりやすい・・・。などのメリットがありますが、どうしても『スピンがほどけやすそう』なイメージを持ってしまいます。

素振りをしてみた感じは、これまでの『NSアイアン』と何ら変わらないような気がしました。
これくらいの軽さがちょうどいい・・・。と感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
今の『標準仕様』といえるスペックだと思います。
一応『ダイナミックゴールド』がラインアップされているかどうか、店員さんに尋ねてみたのですが、このアイアンは『NS PRO』か『カーボンシャフト』になっているそうです。
これからも『NS PRO』が主流の時代が続くのでしょうか?
『NS PRO』も確かに素晴らしいシャフトですが、『ダイナミックゴールド』が無理なら、せめて『K's Tour Lite』がラインアップされると嬉しいな・・・。と思いました。
私は『手打ち』にならないよう、入念に素振りを行いました。
決して上体だけで打ちにいってはいけない・・・。と自分自身に言い聞かせました。

ボールを前にして構えた感じは、想像通りの『顔』でした。
『グース』も効いていますし、『トップライン』も厚く、ヘッド全体もやや大きい感じがします。
海外メーカーらしい形状のアイアンだと思います。
私はもっと『スッとした感じ』のアイアンを好むのですが、このアイアンの顔も昔から見慣れていましたし、決して構えづらくて打ちづらい・・・。とは思いませんでした。
このアイアンの顔に『安心感』をもたれる方もたくさんいらっしゃると思います。
それほど繊細で色濃いイメージは出していけませんでしたが、大きな違和感を感じることはありませんでした。
試打を開始しました。

『球のあがりやすさ』という点では予想通り、かなりの『高弾道』です。
見たままの高性能・・・。といったところでしょうか?
弾道の高さを目にしても、全く驚くこともなく、予想通りの感じだな・・・。と思いました。
この『低重心設計』が、かなり効いている感じです。
ロフトが多少立ってはいますが、それを全く感じさせません。
私はどちらかというと『グースネックアイアン』を苦手としていて、これまでダフったり引っ掛けたり・・・。と色々なミスを繰り返してきました。
多少球も拾いづらい印象を持っています。
しかし、今日はそんな『予め予想できるミス』は、あまり目立ちませんでした。
店員さんの説明によると、このアイアンの『ソール』は、『マルチ・ファンクショナル・ソール』というのだそうで、これにより、かなり『抜け』が良くなっているのだそうです。
だから今日は打ちやすく感じたのでしょうか?
ただ、やはり『練習場のマット』の上からでは、よく解らないので、実際に芝の上で確かめてみたいと思いました。

『打感』はなかなかいい感じでした。
思っていたよりも好感が持てました。
いつも使い慣れているアイアンとは異なりますが、このアイアンの打感に大きく不満を感じることはありませんでした。
まずまずいい感じでフィーリングを出していくことが出来ました。
形状的には、かなり『思い切った』形になっていますが、それほど『アバウト』過ぎる感じはしませんでした。
『ノーカン』で打たなくても済みそうです。

『操作性』という点では、まずまず・・・。だと思いました。
左右に曲げることも、それほど苦にはならなかったですが、慣れていくにはもっと球数と時間が必要だと思いました。
やはりもっと繊細で色濃いイメージを描いていけるアイアンのほうが、『操作性』は増していくような気がしました。
しかし、これはあくまでも私の感じ方なので、このアイアンの『構え感』でいいイメージを出していける方もたくさんいらっしゃると思います。

『安定性』という点では、かなり秀でていると思います。
見た目通りの高性能です。
全くシビアな感じはしません。
このアイアンは、いい意味での『アバウトアイアン』だと思いました。
適当に・・・。というと表現が悪いかもしれませんが、細かく気を使うことなく『だいたいの感じ』で打っていくと結果がいいような気がしました。
少々打点がブレても、それを感じさせない『大らかなアイアン』だと思います。
スイングの精度を高めたり、ある程度上達を目指していくのであれば、もっと『シビアさ』が必要ではないか・・・?とつい思ってしまうのですが、このような『イージーアイアン』でゴルフをエンジョイされるのもとてもいいことだと思います。
このような『易しい設計』になっているので、どうしても『ビギナー用アイアン』と見てしまいそうになりますが、ビギナーの方だけでなく、中級者・上級者の方まで幅広い層に対応しているアイアンだと思います。

『飛距離性能』という点でも、かなり優れていると思いました。
名前通りの高性能アイアンです。
アイアンに『打ちやすさ』『飛距離性能』を求めておられる方はたくさんいらっしゃると思いますが、このアイアンはまさにそのような方々にピッタリのアイアンだと思います。
私の感覚では明らかに『一番手以上』飛びますし、このビッグキャリーは、かなり大きな武器になってくれると思います。
私のホームコースは『砲台グリーン』や『ポテトチップスグリーン』など、かなり難しくて『飛距離性能』よりも『距離感』や『スピン性能』がよりアイアンに求められるので、なかなかこういったタイプのアイアンを使いづらい感じもします。
しかし、このようなアイアンのほうが、グリーンを攻めやすい・・・。と感じておられる方もたくさんいらっしゃると思います。

このアイアンは、かなり『機能重視タイプ』のアイアンだと思うのですが、それほど構えづらくはなかったですし、その『程良い感じ』に好感を持てました。
機能だけを追求して、『感性』を無視したようなクラブを昔はよく目にしてきましたが、最近のクラブはあまり多くありません。
一瞥(いちべつ)しただけで、打たずに返却してしまったクラブも、これまでたくさんありました。
しかし、最近はこのアイアンも含め、かなりいい感じになってきているような気がします。

アイアンに『飛距離性能』や『ミスに対しての許容量の大きさ』などを求められている方は勿論、まだゴルフを始めたばかりで、とにかく『易しいアイアン』が欲しい・・・。といった方にも、このアイアンはとてもマッチしているのではないでしょうか?
こういったアイアンでゴルフをエンジョイしながら、上達を目指していかれるのもとてもいいことだと思います。
打ちやすいアイアンではありますが、昔のように決して『カッコ悪いアイアン』ではないですし、キャディバッグに入っていても『見栄え』すると思います。
テーラーメイドのカッコいいイメージと、このアイアンはとてもマッチしている感じがしました。
正直いいまして、私がこのアイアンをコースで使うことは、おそらく無いと思いますが、決してこのアイアンの性能が低いからではありません。
むしろ、かなりの高性能です。
しかし、この『高性能』が私を躊躇(ちゅうちょ)させるのです。
私が臆病で度胸がないから、このようなタイプのアイアンをコースで使えないのだと思います。
もっと高性能過ぎないで、こちらのフィーリングを出していけるようなアイアンで勝負したい・・・。といつも考えています。
ちょっとした矛盾を感じながら、今日は試打を終えることにしました。
新年度が始まり、また新たな後輩たちに巡り会うことが出来、彼等がゴルフを始めたい・・・。といったら、このアイアンを勧めてみようかな・・・?と思いました。
コメント
ご無沙汰しています。
ご無沙汰しています、以前アイアンの懐の件で
2度も質問させて頂きその度にご丁寧なアドバイス
をして頂き有難う御座いました。
その後ロイコレ、三浦と検討しましたが、私の予算の
都合上、断念しました。(いつかはと思っております。)
今回も本文とは違い申し訳ありませんが何卒、ご教授
して頂ければ幸いです。
現在、X-BLADE 2005、X-BLADE CB2008のどちら
を購入するかで迷っております。先程もX-BLADE CB
の過去の記事を読ませて頂きほぼX-BLADE CBの
購入と思っておりますが、この優柔不断男にアドバイス
を頂けますと幸いです。
何卒、宜しく御願い致します。
2010-04-27 15:23 所長代理 URL 編集
ご無沙汰しております
今回もアイアンについてのご質問を頂戴しておりますが、どちらも素晴らしいアイアンですね。
迷われるのも当然かと思われます。
さて、今回は逆にこちらから質問させて頂きたいのですが、きっとどちらも試打されたと思うのですが、所長代理様はどう感じられたのでしょうか?
そして『アイアンの顔』ともいうべき『バックフェースのデザイン』は、どちらがお好みなのでしょうか?
あまりにもアバウト過ぎるように感じられるかもしれませんが、『バックフェースのデザイン』で選ぶことも『アリ』なのです。
『X-BLADE 2005』とは、おそらく『マッスルバック』のことだと思うのですが、マッスルバックをお使いになりたいのでしたら、『X-BLADE 2005』を選ばれるのもいいと思います。
しかし、かなり『タフ』なアイアンであることは間違いありません。
今回は、私はどちらのほうがいいですよ・・・・。とは言いづらい部分があることをご理解願えないでしょうか?
私がどちらかを選択するよりも、所長代理様が選ばれたアイアンが『ベスト』なのです。
それを迷っているから質問しているんだよ・・・。と思われるかもしれませんが、いかんせん、このような状況ではこちらとしてもなかなか明確にお答えしづらい部分があります。
ただ、もし私がどちらかを選ぶとするならば、迷わずに『X-BLADE CB2008』を選ぶと思います。
どちらも高性能なアイアンなので、敢えて易しいものを選ぶような気がします。
クラブを選ぶことは、ゴルフをしていく上でとても大切なことですし、時には迷いや悩みが生じてしまうかもしれません。
しかし、そこにはゴルフという、この上ない楽しいスポーツを行う上で避けて通れないことだと思います。
私はクラブを選ぶときに、深刻に悩んだことや迷ったりしたことはなく、いつも楽しんでいますし、候補が数本あっても常に『ベスト1』を心の中で決めています。
なので、どのクラブを購入しても、全くといっていいほど後悔をしたことがありません。
どれも愛着ある物ばかりです。
クラブを選ぶことも大切ですが、それから先がもっと大切なのではないでしょうか?
どうクラブと付き合っていくか・・・?ということが、これからの素晴らしいゴルフライフを歩まれるうえで重要になってくるのではないでしょうか?
『構えた時の顔』や『振りやすさ』で選ぶのも『アリ』です。
メーカーが公表している、細かい数値や宣伝文句などは気にしすぎないほうがいいと思います。
ご自身が気に入られたものが『ベスト』なのです。
以上が私の考えなのですが、ご理解頂けましたでしょうか?
せっかくコメントを寄せて下さったのに、お力になれずに申し訳ありません。
これからもよろしかったら、私の記事にお付き合い下さいませ。
それでは失礼致します。
2010-04-28 01:20 golfdaisuki URL 編集
今回も宜しく御願い致します。
お言葉に甘えて今回も宜しく御願い
致します。
試打の感想ですがX-BLADE 2005マッスルバックですが
打感がやわらかくボールにスピードがあるように
思えました。見た目も懐が少なく良い感じですが
ミスヒットには敏感でした。
(縦の距離のばらつきがありました。)
X-BLADE CB2008は打感がぼやける感じがしました。
ボールの勢いもゆっくりな感じですが距離は出てました。
見た目の点も懐がきになります。
(縦のばらつきは殆どありません)
打感や見た目のMBか見た目はいまいちだが結果
(スコアー)がついてくるCBか悩むところであります。
両方のメリット、デメリットがあり、正直選びがたいです。
御存知だとは思いますが懐の見た目重視で
バックデザインは気にはなりませんがどちらかと
言えばCBが良く思えます。
アドバイスを頂戴できれば幸いです。
2010-04-28 21:13 所長代理 URL 編集
ご自身がどのように感じておられるのでしょうか?
アイアンについて、まだ迷っておられるようですね。
どちらも素晴らしいアイアンなので、仕方のないことかもしれません。
『打感』や『構えた時の顔』『距離感』など、アイアンを選ぶ時の基準は色々とあると思いますが、それ以外にも、購入するに当たって『愛着が持てるか』ということがとても大切になってくるのではないでしょうか?
今の段階で、どちらに愛着を持てそうですか?
前にも書かせて頂きましたが、私はどちらのほうがいい・・・。というお返事は遠慮させて頂きたいと思っております。
あくまでも所長代理様が決められるべき問題だと思っているからです。
失礼ながら、所長代理様は最終的な答えを安直に求めすぎておられるのではないでしょうか?
自分以外の誰かに答えを出すことを委ねておられるのではないでしょうか?
所長代理様が使われるクラブです。
所長代理様が選ばれるべきなのだと思います。
2つのアイアンを試打されていて、それぞれ『打感』や『距離感』『ミスに対するシビアさ』など違いを色々と感じておられるようで、それを踏まえてご自身で検討されるのがよろしいのではないでしょうか?
両方とも素晴らしいアイアンなので、どちらを選ばれても、きっといい結果が待っていると思います。
と同時に、あちらにしておけば良かったんじゃないかな・・・?と思われる日も必ず来ると思います。
大切なのは、ご自身が選ばれたクラブをいかに大切に愛着を持って使い続けていくか・・・。ということではないでしょうか?
他人から勧められたクラブで愛着が湧くでしょうか?
少なくとも私は湧きません。
自分自身で選び、惚れ抜いたクラブだからこそ使っていて嬉しいですし、ゴルフが楽しいのだと思います。
私も今、色々なアイアンを物色中ですが、どれも素晴らしいアイアンばかりで、目移りしてしまっているところもあります。
しかし、人に意見を求めることはありません。
あくまでも自分自身の感覚で決めていますし、このアイアンを使ってどのようなゴルフになるか・・・?という近い未来を想像し、楽しみながら選んでいます。
どちらのアイアンにするか・・・。ということも勿論大切ですが、時には所長代理様ご自身に『自問自答』されることも大切になってくるのではないでしょうか?
この『ゴルフクラブ試打日記』という記事を書いていると、時々同じようなご質問を頂くことがあります。
幸い、私は色々なクラブと出会えてきたお陰か、『自分なりの物差し』は持っているつもりです。
なので、自分自身のクラブを選ぶ時には、迷ったり悩むことはありません。
経験の浅い、初心者の時から迷わずにクラブを購入してきました。
しかし、色々なクラブに出会う機会が少ない方が多いことも承知しています。
ゴルフクラブは高価な物ですし、決して『衝動買い』は出来ない代物(しろもの)ですね。
所長代理様を筆頭に、みんな真剣だからこそ悩まれるのだと思いますし、こんなゴルフのことをまるで解っていない私のようなド素人にも意見を求めてこられるのだと思います。
なので、こんな私でよろしければ、出来るだけお力になりたい・・・。とは思っておりますが、何もかも私が答えてしまうのはいかがなものか・・・。と思っています。
人の意見はあくまでも『参考程度』にとどめておいて、ご自身が選ばれることがベストだと私は思います。
以前も書きましたが、クラブを選ぶことも大切ですが、それから先がもっと大切になってくるのかもしれませんね。
以上が私の考えなのですが、お力になれましたでしょうか?
文中に失礼な表現がありましたら、お詫びいたします。
それでは失礼致します。
2010-05-01 02:56 golfdaisuki URL 編集