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2023年05月19日
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EPON EF-02I AW

先日、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは EPON EF-02I の AW です。

シャフトは N.S.PRO 950GH neo です。
ロフトは49度、クラブ長さは35.25インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は94.5g、バランスはD0.5、トルクは1.9、キックポイントは中調子、クラブ総重量は438.5g です。

黒染めがカッコいい、エポンのアプローチウェッジです。
アプローチウェッジを試打する機会はなかなか無いので、とても嬉しく、そしてテンションもあがります。
単なる黒染めではなく、『Diamond-Like Carbon』仕上げとなっていて、耐摩耗性・低摩擦性に優れているのだそうです。
こういった美と耐久性ということを同時に実現させているのがエポンらしいな・・・。と思いました。

エポンのウェッジはシンプルなものが多い印象ですが、このウェッジにはいろいろな工夫が見られます。

まずは、このトゥ側にある、ウェイトが2つのウェイトです。
重さは分かりませんが、フェース中央よりもトゥ側でヒットする方は多いので、このウェイトはとても理にかなっているのではないでしょうか?
トゥ側にミスヒットするとインパクトの瞬間、ヘッドが当たり負けしてブレてしまうことがありますが、ウェイトがあることで、それが軽減されそうです。


先日試打した7番アイアン同様、バックフェースにはカーボンのような模様が見られます。
カーボンが貼り付けられているのでしょうか?
そして、これにはどのような効果が期待できるのでしょうか?

彫りはそれほど深くないですが、一応キャビティタイプのウェッジといっていいと思います。

トップラインはトゥ側がヒール側に比べ、かなり厚くなっています。
やはりトゥ側に重心をもってきているのでしょうか?

ネックの長さは標準的で、ロングというほどではありません。

ホーゼルには『FORGED』の刻印があります。
エポンのフォージドということで、さらに好感度が上がりました。

ソール幅は標準的です。
このソールを見ても、やはり美しいな・・・。と思いました。

ソールは全体的に丸みを帯びていて、とても綺麗です。
自然な『滑り』をイメージさせるソール形状で、好感が持てます。

リーディングエッジは大きく削られているということはなく、ソール全体が丸みを帯びています。

トレーリングエッジも同様です。
こういったところを見ると、AWはウェッジでありながら、アイアンの要素も色濃く残っている印象があります。

フェース面にミーリングはなく、とてもシンプルで綺麗です。
このフェース面だけを見ても、アイアンやウェッジに力を入れているメーカーと、そうでないメーカーが見分けられますが、エポンは前者です。
エポンのクラブにチープさは似合いません。

スコアラインの一番下が白く塗られています。
これによって、アライメントの精度があがるという方は多いのではないでしょうか?
私はこの工夫は不要ですが、多くのメーカーが採用しているということは、それだけニーズがあるのだと思います。

装着されているグリップは、これまで試打したクラブと同じ、エポンオリジナルグリップです。
EPONのロゴが入っているので、テンションもあがります。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じではありますが、トップラインが全体的に丸いので、ここがもうちょっと直線的だといいな・・・。と思いました。
少しグースが利いていますが、気になるほどではありません。
私はグースネックが苦手で、グースの強いウェッジだと拾いづらそうな感じがしますし、ダフるか逆にトップするイメージが湧いてくるのですが、このウェッジはそれほどきつくないので、普通に打っていけそうです。
黒染めの効果なのでしょうか?
このシブくて落ち着いた感じがたまりません。

フェースを開いて構えてみたのですが、まずまずです。
少しヒールがあたる感じがしましたが、AWはSWほど大きく開いて構えることは少ないですし、あまり気にする必要はないのかもしれません。
それでも私は結構開いて使うことが多いので、もしマイクラブであれば、少し削ると思います。
試打を開始しました

『打感』はソフトで好感が持てました。
外観の美しさとマッチしたグッドフィーリングです。

球はあがりやすくて、イメージも出しやすいです。
少しグースが利いていて、日本のメーカーに多いタイプなので、ジャパニーズウェッジの易しさを感じました。

スピン性能はなかなか良くて、ボールの乗りもいいです。
強烈なスピンが効いてギュッと止まるというよりは、安定したスピンでキャリーとランを計算しやすいと感じました。
SWではなく、AWをピッチショットで使っておられる方はたくさんいらっしゃると思います。
SWはロフトが寝過ぎているので、結構シビアなところもありますし、技術も要求されますが、AWは少し立っていて易しさがアップします。
カップまでの距離が近ければ近いほど、ロフトの立ったクラブのほうが易しくなりますし、ボールを飛ばすにはロフトが立っているほうが有利で、まるで真逆のような場面で同じことがいえるのがゴルフの不思議なところです。
ロフトが49度ということで、私の感覚ではAWというよりはPWに近い印象をもちました。
PW=48度
AW=52度が、私の感覚です。
最近はアイアンのロフトが立っているので、ウェッジのロフトバリエーションが豊富になりました。

『安定性』は高いです。
トゥ側のウェイトが効いているのか、ヘッドがブレにくいです。
トゥ側でヒットしておられる方はたくさんいらっしゃると思いますが、当たり負けすることなく、またコスり球にもなりにくいウェッジだと思います。
ただ易しいというだけでなく、『美しさ』も兼ね備えているのが大きなポイントです。

操作性は、なかなかいい感じです。
整った顔と、扱いやすいソール形状のおかげで、いろいろな球を打つことができました。
オートマ系の大らかさがありながら、いざというときはマニュアル系の顔ももつ、オールマイティなウェッジです。

『距離感』も出しやすくて好感が持てます。
グリーン周りのアプローチもいいですし、AWは『100Y以内』を完璧に狙っていくクラブなので、その距離感も合わせやすいです。
100Yを打つには普通にもっていたら少しオーバーしてしまったので、少し短く持って、スイング弧を小さくしてコントロールして打っていったのですが、いい感じで合わせていくことができました。
打感がいいので、タッチを出しやすいのがいいです。
試打後の感想

今はウェッジが別売りとなっているのが当たり前となってきました。
SWだけでなく、AWやPWもアイアンとは別のメーカーや、同じメーカーでも違うモデルを使っている・・・。という方は少なくないのではないでしょうか?

しかし、セッティングの面で理想をいえば、やはり同じメーカーの同じモデルを使うのがベストだと思います。
それを無くし、ウェッジに特別感を出させたのは、やはりフォーティーンのMT28が出現してからではないでしょうか?
当時はまだ角溝が禁止されていませんでしたし、ノーメッキも流行っていて、ウェッジだけは別メーカーという流れが一気に加速していきました。

もちろんそれ以前にも別メーカーのウェッジを使うことはありましたが、それが大きな動きとなったのは、MT28がきっかけだと思います。
時代を作ったウェッジといっても過言ではありません。

しかしウェッジだけ違うメーカーにしたからといって、ゴルフが良くなるかは、また別問題です。
『顔の流れ』が重要だからです。
アイアンの顔と同じ流れのウェッジを使うべきだと私は思います。
人によっては、アイアンはグースのきついモデルを使っているけど、ウェッジはストレートで小ぶりという方がいらっしゃいます。
またその逆のパターンもあります。
もちろん、その人の感性によるもので、それでいいのであれば全く問題ないのですが、多くの方には合っていないのではないでしょうか?

そういう意味でも、EPON EF-02I を使っておられる方には、AWをこのまま使っていただきたいな・・・。と思いました。
見た目カッコいいウェッジですが、気難しさは全くなく、むしろかなり親しみやすいウェッジになっています。
先ほども書きましたがウェッジをフェースセンターではなく、トゥ寄りで打っておられる方はたくさんいらっしゃると思います。
そういった方々には、とても扱いやすいウェッジなのは間違いありません。

とてもイージーなウェッジでありながら、EPONらしい美しさがあり、打っていて楽しくなるウェッジです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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