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2023年05月10日
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JP Golf Japan BLACK POLISH RED LOGO HIGH BOUNCE

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JP Golf Japan BLACK POLISH RED LOGO HIGH BOUNCE です。

シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR105 です。
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、フレックスはS、バランスはD1.5、キックポイントは元調子、クラブ総重量は451g です。

シンプルでカッコいい、JP Golf Japanのウェッジです。
昨日はミドルバンスを試打しましたが、今日はハイバンスタイプのウェッジを試打することができました。
私はこのメーカーのことを全く知らなかったのですが、昨日試打して好感を持っています。
『JP』という文字が大きく出ているので、最初は日本のメーカーで日本製をアピールしているのかな?と思っていました。
ゴルフクラブに限らず、全ての製品において、メイドインジャパンは日本国内のみならず、世界中で高い評価を得ているからです。
なので、日本の地クラブメーカーだろうと思っていました。
ただ、質感といいますか、メッキのタイプなども含めて、ひょっとしたら日本のメーカーではなく、海外のメーカーで、日本仕様だから『JP』にしているのかな?という思いもありました。
日本仕様だから『JP』。
アメリカ仕様なら『US』。
英国仕様なら『UK』・・・・。と予想を立てていました。
しかしそれは違っていて、このメーカーの代表である、ジェームス・パトリック氏という方のイニシャルのようです。
『キャロウェイ』『スコッティキャメロン』『クリーブランド』など、海外メーカーで人名が使われていることは普通にあります。
日本も『三浦技研』を筆頭に『藤本技工』や『チームヨシムラ』『マスダゴルフ』などが浮かびます。

昨日試打したミドルバンスタイプと同様に、適度な大きさと整った形。
綺麗な質感は共通しています。
ミラー仕上げのようになっていますが、サテン仕上げや黒染めもカッコいいだろうなぁ・・・。と思いました。
銅メッキも良さそうです。
昨日と同じく、このウェッジも『ワンピースタイプ』ではなく、複数のパーツが組み合わさっているのが分かります。
ある海外メーカーは、このような『接合部分』の仕上げが雑で、ムラが目立つことがあるのですが、このウェッジにはそれがありません。
すごく丁寧に仕上げられているのが分かります。
クラブの性能とは直接関係ないかもしれませんが、私はこういったところが気になりますし、ゴルフクラブを買うことは高い買い物になるので、絶対に無視できないところです。

昨日も思ったのですが、トゥ側にある、この3つの〇は何でしょうか?
単なるデザインに過ぎないのか、それともウェイトなのか分かりませんが、見た目のインパクト大です。

この丸っこいバックフェースも特徴的です。

トップラインもすごく綺麗で魅力的です。


この独特なロフト表示(FIFTY8)も、昨日経験しました。
ロフトを数字だけでなく、文字で表現するというアイデアが素晴らしいです。
ただ、実用性を考えると、シンプルに数字だけをトゥ側に刻印したほうがいいとは思うのですが・・・。

このソール幅も昨日のモデルと変わらないようです。
バンスだけが違うのかもしれません。

ソールにある、このデザインが特徴的で、昨日見たときは少し驚きました。
この発想は私にはなく、斬新で素晴らしい個性です。

ネックの長さや太さも昨日と変わらないように見えます。
私はこの角度(後ろ姿)に注目していて、魅力的なクラブとそうでないクラブに分かれます。
このウェッジはなかなかいい感じです。
この光沢感のあるメッキも素晴らしいですが、先ほども書きました通り、黒染めにしたり、サテン仕上げやカッパーも面白いのではないか?と思いました。
ただ、これはエンドユーザーである私が勝手に思っていることであり、メーカー側は大変です。
ミズノなどのように、受注生産はやっていないのかな?と思いましたが、海外メーカーなので、おそらくやっていないと思われます。

昨日と同じく、ホーゼルには『PREMIER』の文字が刻まれていて、本当にプレミア感があります。
こうして見ているだけでも贅沢だな・・・。と感じさせるウェッジです。

逃がすイメージも出しやすく、惚れ惚れするほど、いい顔をしています。
昨日と同じ顔で、ミドルバンス・ハイバンスでも顔は変えていないようです。
メーカーによっては姉妹モデルであっても、顔を変えてくることもあるので、顔には注目していました。
日本の『和顔』も素晴らしいですが、このような洋顔もすごく魅力的です。
ティアドロップ型といっていいと思います。
グースかストレートか・・・。ということも大切なのですが、私はトップラインのトゥからヒールにかけての『絞り込み』にすごく注目していて、このカーブが中途半端だと少し好感度が下がりますが、この顔は大満足です。
カッコいいなぁ・・・。男前だなぁ・・・。と思いながら見ていました。
試打する前の楽しい時間です。

フェース面にミーリングが施されています。
ただ、これは近くでよく見ないと分からないほど細かなミーリングで、それほど『凹凸感』もきつくありません。
昨日のモデルと同じく、半円を描いているようなミーリングですが、途中から『網目』のようになっているのが珍しいな・・・。と思いました。
おそらく、これにもメーカーの狙いがあるのではないでしょうか?
指で触れてみたのですが、少しザラザラしていましたが、それほど強烈なザラザラ感ではありません。

装着されているグリップも昨日と同じく、かなり個性的です。
これほど見た目にインパクトがあるグリップは、そうそう出会えません。
私が愛用しているツアーベルベットのようなソフトフィーリングやしっとり感は無いですが、グリップ力があって滑りにくくなっています。
このグリップに好感を持たれる方は多いのではないでしょうか?

ボールを前にして構えてみると、最高です。
見とれてしまうほどの美顔です。
頭の中がクリアになるとか、右脳が刺激されるとか、この顔を見ているだけでもいろいろな反応が私の中で起こっています。
本当に人間は視覚に頼って生きているんだな・・・。と思いました。
いいイメージが湯水のように湧いてきて、至福の時間です。
先日、私は温泉に行き、たまたま露天風呂が私ひとりで辺りは静寂に包まれ、月を眺めながら、すごく贅沢だな・・・。と思ったのですが、このクラブを構えて、その贅沢な時間を思い出しました。
何と言いますか、もうこれは理屈ではない、感覚的なものです。

フェースを開いて構えてみると、バンスが利いたのか、少しリーディングエッジが浮きましたが、これくらいリーディングエッジが浮くほうが、ソールを使うイメージが出しやすい・・・。という方は多いのではないでしょうか?
バンスはジーン・サラゼンさんが開発したというのは有名な話で、それは特にバンカーで威力を発揮するものであり、通常のアプローチでは逆に邪魔に感じることもありました。
昔のバンスはとにかく難しかったです。
ただ単に『膨れているだけ』といったものも少なくなく、当時はまだ今のように研究が進んでいなかったのだと思います。
ただ時は流れて研究が進み、バンカーでもグリーン周りのアプローチでもバンスが活躍してくれるようになりました。
それで私のバンスへの苦手意識はかなり軽減されました。
昔のバンスはとにかく『跳ねる』一辺倒でしたが、今は『綺麗に滑ってくれるバンス』へと進化しました。
ただ、私はフェースを開いて使うことが多く、それほど大きなバンスの膨らみを必要としていないので、このハイバンスタイプよりは、昨日のミドルバンスタイプのほうが、私には合っているような気がします。
ノーマルバンス(10度前後)やローバンス(8度以下)だと、フェースを思いっきり開いて構えられるのですが、バンスが利いているタイプは開くにしても『小さめ』で、あまり冒険はしたくないです。
これは人によって好みが分かれるので、どれが正解というものはなく、自分に合うものを選ぶべきで、今は優れたクラブがたくさんあるので、恵まれた時代なのは間違いありません。
試打を開始しました

『打感』はソフトで、とても心地よいです。
昨日と同じで、とても楽しめました。
『浸透する打感』といったらいいでしょうか?
通常のクラブだと、打感はフェース面の表面だけだったりするものが、このウェッジはバックフェースまで『貫通』していくように感じられました。
フェース面全体に『分散』するのではなく、『集中型』だから、こう感じるのかもしれません。
ソフトでありながら、ボヤけたところはなく、クリアでボールの質感を感じられる打感です。

球も拾いやすく、いい打ち出しで飛んでいきました。
フルショットでもSWらしいあがり方をしてくれましたし、30Y以内のアプローチでもしっかりと出球の高さをキープできました。
昔のハイバンスタイプのウェッジはせっかくいい顔をしていても、バンスが邪魔をして球を拾いづらく感じることがあったのですが、このウェッジにはそれがありません。
むしろ、このバンスを使って、『ソールを滑らせる』イメージで、いいコンタクトができる・・・。という方が多いのではないでしょうか?
ウェッジのアプローチで、一番失敗の少ない打ち方です。

『スピン性能』も高く、安定しています。
このままでも、かなり高いスピン性能だと思いますが、スピンだけを求めるのであれば、もっとミーリングを工夫して、『食いつき』を良くすれば、さらにスピン性能はあがるのではないか?と思い、☆4つです。
とはいっても、いわゆる『激スピンタイプ』はスピンが掛かりすぎてしまって、距離のコントロールが難しかったり、スピンが思ったほど掛からなかったり・・・。と安定感に欠けるものもあったので、これくらいがいいのかもしれません。
スピンの掛かりすぎを嫌がる方は多いと思います。
強烈なバックスピンで球が戻るというよりは、『計算しやすい止めやすさ』があるほうがスコアメイクにおいて有利なのは間違いありません。
実際のラウンドでも、「スピンが掛かりすぎるなよ・・・。そのまま止まってくれよ・・・。」と願うような場面は多く、スピンの掛かりすぎで痛い目に何度も遭いました。
そういうことも含めて、このウェッジの安定したスピン性能は実戦的で好感が持てます。

とてもカッコいいウェッジですが、気難しさのようなものは全く無く、むしろかなり親しみやすいです。
いい顔をしているのでイメージが出しやすいというのがとても大きいと思いますし、ヘッド自体も動きが安定していてインパクトでブレる感じはありません。
ロフトが寝ているウェッジはミドルアイアンのようにスライスが出るということにはなりにくいですが、私は自分が構えたラインよりも左へ行くのがすごく嫌です。
それはライ角も大きく関係しているので、私が使うアイアンやウェッジは全てライ角を調整して決して左に行かないようにしています。
そういったこともあり、アイアンだけでなくウェッジでも軟鉄しか使わないですが、このウェッジもライ角の調整はしやすそうです。

『距離感』も合いやすいです。
出球の高さのイメージが出しやすく、球持ちがいいので、インパクトだけでなく、その先のフォローで距離感を作っていけました。
ウェッジはある意味、特殊なクラブです。
ドライバーやFW、そして今ではアイアンまでもが『飛距離』を追求して作られています。
しかしウェッジは違います。
飛んではいけないのです。
飛ばしすぎない『リミッター』が装着されてなければいけません。
もちろん車のような機械的なものがあるわけではなく、ウェッジのリミッターはやはり『厚みのある打感』と『球持ちの良さ』ではないでしょうか?
そして、スピードボールではなく、スローボールを打てる操作性。
それが無いと、実戦では勝負になりません。
実際は違いますが、あくまでもイメージとして、インパクトからフォローにかけて振り抜いていく過程で、ボールが遅れて飛び出す感覚・・・。を持ちたいと思っています。
特にロブ系のショットではそのイメージを持っています。
ヘッドが先で、ボールは後です。
実際はボールが速く飛び出していくのですが、遅れて飛び出す感覚をもつためには、球持ちのいいウェッジが欠かせません。
そういった意味でも、このウェッジは魅力的です。

ハイバンスタイプではありますが、操作性を邪魔することはありませんでした。
フェースの開閉を使って、いろいろと遊ぶことができましたが、先ほども書きました通り、私には昨日のモデルのバンスのほうが合いやすいような気がします。
これは好みの問題であり、どちらがいいというものではありません。
試打後の感想

見た目はとてもシンプルですが、かなりのハイテクが詰まっているようです。
しかし、そのハイテクを感じさせないデザインに好感を持ちます。

見た目はすごくシンプルで、ハイテクタイプではないように見せながら、実は見えないところに様々な工夫が施されている・・・。
そのようなクラブはとても魅力的ですし、ありがたいです。

このウェッジを最初見たときは、個性的でカッコいいデザインだな・・・。見た目のインパクトもあるな・・・。
と思っていたのですが、かなりの技術が注ぎ込まれているようです。

昨日のウェッジと、このウェッジの違いはバンス以外何か無いかな・・・?と探りながら試打していたのですが、違いを見いだすことはできませんでした。
強いてあげるなら、ミーリングの模様くらいでしょうか?
それ以外にももっとたくさんあるのかもしれませんが、私はそれに気づけませんでした。

また何度も試打したい、魅力的なクラブです。
ついつい没頭してしまい、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
やはりゴルフクラブの試打は楽しいですね。

これからも、JP Golf Japanには注目していきたいと思います。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
JP Golf Japan 公式ホームページ
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