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2023年04月30日
EPON EF-02D HT ドライバー

先日、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは EPON EF-02D HT ドライバー です。

シャフトは DEAD OR ALIVE 亞 A45 です。
ロフトは12度、クラブ長さは44.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は48g、バランスはC9、トルクは6.0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は298g です。

EPONの高級感溢れる『黒染め』ドライバーです。
以前、EPON EF-02D ドライバーを試打しましたが、その姉妹モデルであることは明らかです。
こうして見ていても、その違いが分かりません。

ラージサイズでシャロー感の強いヘッドですが、形は崩れていなくて高級感があります。
この質感の良さは『EPONならでは』といったところでしょうか?
質感が良くないとテンションが下がってしまいますが、今日は爆上がりです。

ヒール側

トゥ側
EPON EF-02D ドライバー同様、このドライバーの特徴といえば、やはりこのウェイトです。
ヒール側とトゥ側にそれぞれ2つずつ配置されています。
数字が刻印されていないので、重さは分かりません。

ネックの長さは標準的です。

ネックには調整システムが搭載されていて、EPON EF-02Dも同じシステムが採用されていました。

試打するのは、この『7』のポジションです。

1

3

5
他には1・3・5があります。

HTという文字があり、これは過去にもEPONのクラブで出会ったことがあり、ロフトが寝ているタイプであることが分かります。
これは『High Trajectory』の略で、『高弾道』という意味なのだということを、以前知人から教えてもらいました。

ソールにある、この大きな溝も特徴的です。

溝の深さも変わりません。

綺麗なフェース面も同じです。

形の整った、高級感のあるシャローヘッドです。

顔の印象も変わりません。
すごく柔和な印象です。

カーボンクラウンなのも一緒で、違いが見つけられません。
ロフト以外は全て同じなのかもしれません。

控えめなクラウンマークです。
以前も書きましたが、ここはEPONマークの『e』でもいいのではないでしょうか?

滑りにくく、ドライバーには適したグリップが挿してあります。

これまでヘッドの共通点ばかり目立ちましたが、『振り感』は明らかに違います。

装着されているシャフトが大きく関係しているのは間違いありません。
この『亞 A45 Flex-R by EPON』というシャフトはかなりの軽量で走り感があります。

ボールを前にして構えてみると、好感が持てました。
丸っこい顔で、愛嬌があります。
ロフト12度ということですが、フェースの見え方に違和感はありません。
普段、これくらいのロフトをよく目にしているからだと思います。
12度らしくフェース面がよく見え、球があがりやすそうです。
クセのない顔で、方向性への不安はありません。
試打を開始しました

『打感』はとても良く、適度にしっかりしていながら、硬くなく、心地よい感触が残りました。

小気味良い音で、とてもいい感じです。
気持ちよく振り抜いていくことができました。

球はとてもあがりやすくて、タフさは全くありません。
ロフトが12度ということは、ドライバーのロフトでもあり、ブラッシーにかなり近い感じがします。
パーシモンの頃は12度のドライバーなんて、たくさんありましたし、むしろ主流といえるほどでした。
それがいつの間にかロフトが立つようになり、10度未満の一桁ロフトが増えてきました。
それはやはり『木』から『金属』へと素材が大きく変わったことが大きいように思います。
このドライバーの弾道は高いですが、『上がって終わり』という弱々しい弾道ではありません。
初速が速く、球の伸び』があります。
『押しの利いた高弾道』という表現がピッタリだな・・・。と弾道を目で追いながら思いました。

『安定性』は高く、シビアさは全く感じません。
『点』ではなく、『面』で運んでいけるドライバーです。
あくまでも感覚的にですが、フェース面の約半分くらいがスイートエリアなのではないかな?と思えるほどの高い寛容さを感じましたが、それはロフトが寝ていることも大きく関係していると思います。
これまで『当たり負け』するようなドライバーにたくさん出会ってきましたが、このドライバーは当たり負けせず、ボールを力強く弾き飛ばしていくことができました。

『飛距離性能』は高く、ポテンシャルの高さを感じました。
しかも、そのビッグドライブを高確率で実現できるところが凄いです。
弾道がかなり高いので、もう少し低く抑えたほうが飛ぶように感じたのですが、この高弾道がちょうどいいという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

『操作性』という点では、普通です。
とにかくよく走るといいますか動くシャフトなので、あまり極端なことをしないほうがいいように感じました。
ヘッド自体もどちらかといえば『オートマ系』なので、この特長を活かしたほうがいと思います。
試打後の感想

ヘッドにいろいろな工夫が見られ、いわゆる『高機能性』ドライバーですが、美観が全く損なわれていません。
むしろ、かなり高級感があって所有欲を満たしてくれます。

私はどちらかというとAF-106のようなシンプルなヘッドが好きなのですが、複数のウェイトが配置されたり調整システムが搭載されたりするドライバーのほうが好きだという方には、魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?

カッコ良くて親しみやすく、打っていて楽しいドライバーです。
ロフト12度だから『寝過ぎ』と思われる方もいらっしゃると思いますが、実際に打ってみると、そんなマイナスは感じません。
むしろ程よい高さでちょうどいい・・・。という方は多いような気がします。
この弾道を見ながら、いかにこれまで12度前後のドライバーが『違うロフト(表示ロフト)』で流通していたか・・・。ということが分かります。

イージー系だと質感がもうひとつだったり、フィーリングが良くなかったり・・・。といったことがこれまでもたくさんありましたが、このドライバーは違います。
質感が良く、打感や音も素晴らしいので、打っていて楽しくなります。
ハードなドライバーではないので、気楽に打っていける・・・。というところも、このドライバーの長所です。

このドライバーのおかげで、楽しい試打ができました。
早速友人たちにも勧めてみようと思います。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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